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謎が解けた!!
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「でも私は『出世』とか関係ないんで」
私がそう言うと皇后様が少し驚いた顔をした後嬉しそうな顔になり笑い出した。
「え?私変な事言った?」
セレーナさんを見ながらそう言うとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「リアちゃんは変な事は言ってないわ、リリアが笑っているのは貴女の事を気に入ったって事なのよ」
え?皇后様って認めた人間の事を笑うの?意味が分からないんだけど?
「悪かったフローリア、君を馬鹿にするつもりは無い」
皇后様がそう言って来たので私は頷き口を開く。
「気にしてないからいいですよ」
皇后様はその言葉を聞き微笑みながら口を開く。
「それは良かった、1つ頼みがあるフローリア。何か面白い話をしてくれないか?」
え?いきなり面白い話をしろって言われても・・・と考える私を見てシアが口を開く。
「だったらアグリでのキルアスキルとのやり取りを話せばいいわ」
「え?あの話でいいの?なら話すけど面白くないかもよ?」
私はそう前置きをした後に口を開き【悠久の森】であった出来事を話しはじめた。
「って事があったんです、その後にシアが訊ねて来て再会したんだ」
「アッハッハッハ!!キルアスキルも運がなかったな!!」
私の実験結果を聞き爆笑する皇后様と『クスクス』と上品に笑うセレーナさんを見ながら私は口を開く。
「どうやら喜んでもらえたみたいだね」
満足してもらえたようなので良かった!満足してくれたんだから帰っていいよね?と思っていると皇后様が真剣な顔になり口を開く。
「もう一つ聞かせてくれるか?【無詠唱】に関してだ」
私はその言葉に首を傾げる。
「【無詠唱】を思いついたのは何がきっかけなのだ?それが知りたい」
真剣な顔でそう聞いて来たので私は皇后様の目を真っ直ぐ見ながら口を開く。
「『魔術師の限界は【詠唱破棄】なのか?』って思ったんだ、それがきっかけ」
私がそう言うと皇后様は目を閉じ私の答えを口にして頷く。
「なるほど、あと叶うなら私にも【無詠唱】を見せて欲しい」
目をキラキラさせながらそう言ってくる皇后様を見て私は自分の周囲に【アイスエッヂ】を使い氷のナイフを浮かべそれを回転させて遊ぶ。
それを見た皇后様は驚いた顔で口を開く。
「聞くのと実際に見るのは全然違うな・・・・判ってはいたが実際に見ると驚きしかない、しかも完全に使いこなしている」
私はその言葉に苦笑しながら口を開く。
「使いこなせていない物を人に見せるなんて事はしませんよ、恥ずかしすぎる」
『使いこなせていない』ってのは未熟って自分で言ってるって事だからね!私にはそんな恥ずかしい事は出来ません!!
私が即答すると皇后様が微笑み口を開く。
「まあこれで大体聞きたい事は聞けたわ、これからはお茶とお菓子と話を楽しもう」
え?今までの話って情報収集なの?え?と混乱していたらセレーナさんが微笑みながら口を開く。
「聞いてよリリア!!今家にリアちゃんが泊ってるのだけれども、もうねリアちゃんが本当に可愛いの!!特に寝顔が!!」
いきなり何を言い出すのセレーナさん?特に『寝顔』って・・・やっぱり私が寝てる時に何かやったの?あ!!もしかして私が寝てる間にドレスのサイズも測ったのか!!謎が解けた!!
私達は夕方になるまで様々な話をしてお茶会はお開きになった。
「では皇后様、これで」
お茶会の主催者である皇后様にそう声を掛けて立ち上がる。
「今日は楽しかったわフローリアまた話をしよう。それとセレーナ、前に話してたとこで確認したい事があるから少し残ってくれ」
「わかったわ、アインちゃん悪いけどシアちゃんとリアちゃんの護衛をお願いね」
「お任せください」
私達は皇后様とセレーナさんを残してその場を後にした。
私がそう言うと皇后様が少し驚いた顔をした後嬉しそうな顔になり笑い出した。
「え?私変な事言った?」
セレーナさんを見ながらそう言うとセレーヌさんが微笑みながら口を開く。
「リアちゃんは変な事は言ってないわ、リリアが笑っているのは貴女の事を気に入ったって事なのよ」
え?皇后様って認めた人間の事を笑うの?意味が分からないんだけど?
「悪かったフローリア、君を馬鹿にするつもりは無い」
皇后様がそう言って来たので私は頷き口を開く。
「気にしてないからいいですよ」
皇后様はその言葉を聞き微笑みながら口を開く。
「それは良かった、1つ頼みがあるフローリア。何か面白い話をしてくれないか?」
え?いきなり面白い話をしろって言われても・・・と考える私を見てシアが口を開く。
「だったらアグリでのキルアスキルとのやり取りを話せばいいわ」
「え?あの話でいいの?なら話すけど面白くないかもよ?」
私はそう前置きをした後に口を開き【悠久の森】であった出来事を話しはじめた。
「って事があったんです、その後にシアが訊ねて来て再会したんだ」
「アッハッハッハ!!キルアスキルも運がなかったな!!」
私の実験結果を聞き爆笑する皇后様と『クスクス』と上品に笑うセレーナさんを見ながら私は口を開く。
「どうやら喜んでもらえたみたいだね」
満足してもらえたようなので良かった!満足してくれたんだから帰っていいよね?と思っていると皇后様が真剣な顔になり口を開く。
「もう一つ聞かせてくれるか?【無詠唱】に関してだ」
私はその言葉に首を傾げる。
「【無詠唱】を思いついたのは何がきっかけなのだ?それが知りたい」
真剣な顔でそう聞いて来たので私は皇后様の目を真っ直ぐ見ながら口を開く。
「『魔術師の限界は【詠唱破棄】なのか?』って思ったんだ、それがきっかけ」
私がそう言うと皇后様は目を閉じ私の答えを口にして頷く。
「なるほど、あと叶うなら私にも【無詠唱】を見せて欲しい」
目をキラキラさせながらそう言ってくる皇后様を見て私は自分の周囲に【アイスエッヂ】を使い氷のナイフを浮かべそれを回転させて遊ぶ。
それを見た皇后様は驚いた顔で口を開く。
「聞くのと実際に見るのは全然違うな・・・・判ってはいたが実際に見ると驚きしかない、しかも完全に使いこなしている」
私はその言葉に苦笑しながら口を開く。
「使いこなせていない物を人に見せるなんて事はしませんよ、恥ずかしすぎる」
『使いこなせていない』ってのは未熟って自分で言ってるって事だからね!私にはそんな恥ずかしい事は出来ません!!
私が即答すると皇后様が微笑み口を開く。
「まあこれで大体聞きたい事は聞けたわ、これからはお茶とお菓子と話を楽しもう」
え?今までの話って情報収集なの?え?と混乱していたらセレーナさんが微笑みながら口を開く。
「聞いてよリリア!!今家にリアちゃんが泊ってるのだけれども、もうねリアちゃんが本当に可愛いの!!特に寝顔が!!」
いきなり何を言い出すのセレーナさん?特に『寝顔』って・・・やっぱり私が寝てる時に何かやったの?あ!!もしかして私が寝てる間にドレスのサイズも測ったのか!!謎が解けた!!
私達は夕方になるまで様々な話をしてお茶会はお開きになった。
「では皇后様、これで」
お茶会の主催者である皇后様にそう声を掛けて立ち上がる。
「今日は楽しかったわフローリアまた話をしよう。それとセレーナ、前に話してたとこで確認したい事があるから少し残ってくれ」
「わかったわ、アインちゃん悪いけどシアちゃんとリアちゃんの護衛をお願いね」
「お任せください」
私達は皇后様とセレーナさんを残してその場を後にした。
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