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吹き飛ばしたように見えるはずだから大丈夫!!
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私はそれを見てソアの背に隠れるようにした後にシアに声を掛ける。
「シア右手を突き出して!」
シアは私の言葉に驚きながらも右手を突き出す。
「【エアバースト】」
その言葉を唱えると駆け寄って来た襲撃者たち8人が腹部に何かぶつけられた様に体をくの字のように体を曲げながら後ろにふき飛んで行った。
「良し!!」
この状態ならシアが魔術を使って襲撃者たちを吹き飛ばしたように見えるはずだから大丈夫!!と思っていたらシアが前を見ながら口を開く。
「ねえリア?あれは何?【エアバースト】なんて魔術は聞いた事が無いんだけど?」
あ!確かに【エアバースト】って魔術は無いんだよねと思い口を開く。
「【エアバーストド】は【エアブレイド】を改造して作った魔術だよ、【エアブレイド】は単体戦専門だけど【エアバースト】は1対多数を想定して作った魔術だよ、イメージとしては騎士がかぶるヘルムあるじゃん?あれくらいの大きさの空気の塊を敵にぶつけるイメージね」
それを聞いたシアは深い溜息をついた後口を開く。
「さすが・・・と言うしかないわね・・・・これ・・・改造って言うよりもう別物の魔術よ・・・・・まあこの事は後で話しましょう、リア【エアバースト】はまだ使えるわよね?」
「もちろん」
「なら私が手を向ける方向へ使って、アインハルト質の援護をしたいのよ」
「わかったよ」
私はシアの右手が向けられる方向にいる襲撃者達に向かい【エアバースト】を放ち続け・・・・戦いは始まってから20分もせず戦闘は終了した。
「部隊の半分は息のある者を集めよ!!死んだふりをしてる者もいるかもしれんから気をつけよ!!残りの半分はそのまま警戒態勢!!」
アインハルト兄さんがそう指示出しながら自分も倒れてる襲撃者達に歩み寄り息がるかどうかを確認し始める。
私はそれを見た後シアに視線を向けて口を開く。
「シア怪我人がいるかどうか確認して、怪我人がいればレティシアに頼めば完全に直してくれるから」
風雨の魔術師の回復魔術よりもレティシアの回復魔術の方が効きがいいんだよね、だからこそ【酔いどれ聖女】って言われてるんだ。
「わかったわ、リアはこのまま警戒していてくれるかしら?いざって時はさっきみたいにしていいから」
「わかった」
シアは私の返事を聞いた後に騎士達の方に走って行った。
「集まってもらった所で早速ミーティングを開始しよう」
戦闘終了から約20分くらい経ってからアインハルト兄さん、シア、探索者達のリーダー、騎士隊の副隊長、魔術部隊の副隊長。私。レティシアが集まった所でアインハルト兄さんがそう言って先程の襲撃の後に簡単な情報を収集してくれたのでその情報の共有とこれからの事を話しあう。
「まず襲撃者の総数は90人・・・・死者46人、重、軽傷者が44人。そしてこちらは軽傷者が9人・・・もう怪我人はレティシア殿に癒してもらっている。そして・・・・この襲撃者達は・・・・・やはりキルアスキルの構成員だ」
ああやっぱりそうだったんだ?でもこんなことに時間をかけずに他の事をやればいいのになぁ。
「まだ詳しくは聞き取りをしていないがまだキルアスキルの襲撃があると思っていた方がいいと思う、なので今後も警戒して進む必要がある」
アインハルト兄さんがそう言うとギレスさんが手を挙げて口を開く。
「生き残った者達はどうする?連れて行くのか?」
その言葉にアインハルト兄さんは頷き口を開く。
「そのつもりだ、元から捕らえた構成員の乗っている馬車に押し込むつもりだ。そしてウルミアで約半分をウルミアの防衛隊に渡して残りは帝都に連れて行く」
ウルミアもいきなりキルアスキルなんて厄介者を押し付けられて迷惑だろうけど仕方ないよね。
「シア右手を突き出して!」
シアは私の言葉に驚きながらも右手を突き出す。
「【エアバースト】」
その言葉を唱えると駆け寄って来た襲撃者たち8人が腹部に何かぶつけられた様に体をくの字のように体を曲げながら後ろにふき飛んで行った。
「良し!!」
この状態ならシアが魔術を使って襲撃者たちを吹き飛ばしたように見えるはずだから大丈夫!!と思っていたらシアが前を見ながら口を開く。
「ねえリア?あれは何?【エアバースト】なんて魔術は聞いた事が無いんだけど?」
あ!確かに【エアバースト】って魔術は無いんだよねと思い口を開く。
「【エアバーストド】は【エアブレイド】を改造して作った魔術だよ、【エアブレイド】は単体戦専門だけど【エアバースト】は1対多数を想定して作った魔術だよ、イメージとしては騎士がかぶるヘルムあるじゃん?あれくらいの大きさの空気の塊を敵にぶつけるイメージね」
それを聞いたシアは深い溜息をついた後口を開く。
「さすが・・・と言うしかないわね・・・・これ・・・改造って言うよりもう別物の魔術よ・・・・・まあこの事は後で話しましょう、リア【エアバースト】はまだ使えるわよね?」
「もちろん」
「なら私が手を向ける方向へ使って、アインハルト質の援護をしたいのよ」
「わかったよ」
私はシアの右手が向けられる方向にいる襲撃者達に向かい【エアバースト】を放ち続け・・・・戦いは始まってから20分もせず戦闘は終了した。
「部隊の半分は息のある者を集めよ!!死んだふりをしてる者もいるかもしれんから気をつけよ!!残りの半分はそのまま警戒態勢!!」
アインハルト兄さんがそう指示出しながら自分も倒れてる襲撃者達に歩み寄り息がるかどうかを確認し始める。
私はそれを見た後シアに視線を向けて口を開く。
「シア怪我人がいるかどうか確認して、怪我人がいればレティシアに頼めば完全に直してくれるから」
風雨の魔術師の回復魔術よりもレティシアの回復魔術の方が効きがいいんだよね、だからこそ【酔いどれ聖女】って言われてるんだ。
「わかったわ、リアはこのまま警戒していてくれるかしら?いざって時はさっきみたいにしていいから」
「わかった」
シアは私の返事を聞いた後に騎士達の方に走って行った。
「集まってもらった所で早速ミーティングを開始しよう」
戦闘終了から約20分くらい経ってからアインハルト兄さん、シア、探索者達のリーダー、騎士隊の副隊長、魔術部隊の副隊長。私。レティシアが集まった所でアインハルト兄さんがそう言って先程の襲撃の後に簡単な情報を収集してくれたのでその情報の共有とこれからの事を話しあう。
「まず襲撃者の総数は90人・・・・死者46人、重、軽傷者が44人。そしてこちらは軽傷者が9人・・・もう怪我人はレティシア殿に癒してもらっている。そして・・・・この襲撃者達は・・・・・やはりキルアスキルの構成員だ」
ああやっぱりそうだったんだ?でもこんなことに時間をかけずに他の事をやればいいのになぁ。
「まだ詳しくは聞き取りをしていないがまだキルアスキルの襲撃があると思っていた方がいいと思う、なので今後も警戒して進む必要がある」
アインハルト兄さんがそう言うとギレスさんが手を挙げて口を開く。
「生き残った者達はどうする?連れて行くのか?」
その言葉にアインハルト兄さんは頷き口を開く。
「そのつもりだ、元から捕らえた構成員の乗っている馬車に押し込むつもりだ。そしてウルミアで約半分をウルミアの防衛隊に渡して残りは帝都に連れて行く」
ウルミアもいきなりキルアスキルなんて厄介者を押し付けられて迷惑だろうけど仕方ないよね。
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