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アインハルト兄さんが怒ってる!!
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アグリを出て約3時間・・・馬車の中でシアと話しをしていたらぶわっと嫌な予感が体中に駆け巡り急ぎ馬車を出て空を見上げると私達の馬車集団目がけて急降下してくるワイバーンが見えたので私は口を開く。
「【エアブレイド】」
私の【エアブレイド】は狙い通り逸れる事無くワイバーンの首を撥ね、それを見てホッと一息ついて周囲を見ると全員がワイバーンの存在に気がつき馬車を下りた後に私をガン見していた。
「え?どうしたの?何かあった?」
私がそう言うとマリーさんが苦笑しながら口を開く。
「相変わらず凄いわねリア・・・・って言うか何でワイバーンが襲ってくるって分かったの?私が気がつかなかったわよ?」
「え?なんかぶわっと嫌な感じがして空を見たらワイバーンが見えたから首を撥ねたんだよ」
私がそう言うとシアが思いっきり深い溜息をつき口を開く。
「相変わらずなのねリア」
「何が相変わらすなのよ?それは再開した時にわかってたでしょ?」
私がそう言うとシアが苦笑しながら口を開く。
「さっきの出来事でしみじみと理解したわ」
意味が分かりません!!と思っているとマリーさんとフィーリアさん苦笑しながら口を開く。
「私はワイバーンの存在に気が付かなかったわ」
「私もよ・・・リアちゃんが気がつかなかったら確実に深刻な被害が出ていたでしょうね」
そう言ってワイバーンを見た2人の言葉に他の探索者達も頷く。
「え?たまたまだよ」
私がそう言うとワイバーを見ていた皆が思いっきり溜息をつき私はそれを見て口を開く。
「皆だってあるでしょ?」
私の言葉にまたも全員で溜息をつき何とも言えない空気になった時に周囲を警戒していたガレスさんがシアに視線を向けて口を開く。
「周囲に魔物の気配はない、おそらくあのワイバーンだけだ」
その言葉を聞き頷いたシアは口を開く。
「では先に進みましょう」
私達は旅を再開する。
その日はもう魔物に襲われる事も無く野営をし交代で見張りをし夜を過ごし、そして旅を続けた。
そして何も起こらずに8日経ち旅を続けていたのだが周囲を警戒していた探索者が『盗賊だ来た!!全員戦闘態勢!!』って言葉に全員が気を引き締め各々の武器を手に取る。
「アインハルト、騎士達の指揮は任せるわ。魔術師部隊は構成員達の乗っている馬車を中心に結界を張るわよ!この騒ぎで構成員を逃がすなんて事をしたら後で師団長からキツイ訓練が待ってると思いなさい!!」
シアはそう言った後に渡しに視線を向けて口を開く。
「ねえリア?あの盗賊共に貴女の拘束魔術を使えないかしら?」
その言葉に私は少し考えてから口を開く。
「出来ない事な無いけどあまりや気が進まないかな?アレを使った後に蔦を全部処理するのは時間が掛かりすぎるよ?放置して行くわけにもいかないよね?」
ここは【悠久の森】の中じゃないからそのまま放置って訳にはいかないんだよねそれにあれは引きはがすのも面倒だったからかなりの時間を無駄にする事になるんだよね。
「ならリアはこのまま馬車にいて、何かあったら手を貸して」
シアはそう言って部下と共に結界を張る為に準備を始めた。
そして馬車の外では盗賊共と接敵したのか騒がしくなった。
探索者達と騎士達が盗賊達と戦い始めてすぐに盗賊の1人が口を開く。
「さっさと降参すれば命だけは助けてやるぞ?」
そう言った盗賊の首を撥ねながらアインハルト兄さんが盗賊共を睨みながら口を開く。
「なめるな盗賊・・・・我等騎士団が降参する?・・・・あり得ぬ!!」
・・・・・・・・・・うわぁ・・・・アインハルト兄さんが怒ってる!!
「【エアブレイド】」
私の【エアブレイド】は狙い通り逸れる事無くワイバーンの首を撥ね、それを見てホッと一息ついて周囲を見ると全員がワイバーンの存在に気がつき馬車を下りた後に私をガン見していた。
「え?どうしたの?何かあった?」
私がそう言うとマリーさんが苦笑しながら口を開く。
「相変わらず凄いわねリア・・・・って言うか何でワイバーンが襲ってくるって分かったの?私が気がつかなかったわよ?」
「え?なんかぶわっと嫌な感じがして空を見たらワイバーンが見えたから首を撥ねたんだよ」
私がそう言うとシアが思いっきり深い溜息をつき口を開く。
「相変わらずなのねリア」
「何が相変わらすなのよ?それは再開した時にわかってたでしょ?」
私がそう言うとシアが苦笑しながら口を開く。
「さっきの出来事でしみじみと理解したわ」
意味が分かりません!!と思っているとマリーさんとフィーリアさん苦笑しながら口を開く。
「私はワイバーンの存在に気が付かなかったわ」
「私もよ・・・リアちゃんが気がつかなかったら確実に深刻な被害が出ていたでしょうね」
そう言ってワイバーンを見た2人の言葉に他の探索者達も頷く。
「え?たまたまだよ」
私がそう言うとワイバーを見ていた皆が思いっきり溜息をつき私はそれを見て口を開く。
「皆だってあるでしょ?」
私の言葉にまたも全員で溜息をつき何とも言えない空気になった時に周囲を警戒していたガレスさんがシアに視線を向けて口を開く。
「周囲に魔物の気配はない、おそらくあのワイバーンだけだ」
その言葉を聞き頷いたシアは口を開く。
「では先に進みましょう」
私達は旅を再開する。
その日はもう魔物に襲われる事も無く野営をし交代で見張りをし夜を過ごし、そして旅を続けた。
そして何も起こらずに8日経ち旅を続けていたのだが周囲を警戒していた探索者が『盗賊だ来た!!全員戦闘態勢!!』って言葉に全員が気を引き締め各々の武器を手に取る。
「アインハルト、騎士達の指揮は任せるわ。魔術師部隊は構成員達の乗っている馬車を中心に結界を張るわよ!この騒ぎで構成員を逃がすなんて事をしたら後で師団長からキツイ訓練が待ってると思いなさい!!」
シアはそう言った後に渡しに視線を向けて口を開く。
「ねえリア?あの盗賊共に貴女の拘束魔術を使えないかしら?」
その言葉に私は少し考えてから口を開く。
「出来ない事な無いけどあまりや気が進まないかな?アレを使った後に蔦を全部処理するのは時間が掛かりすぎるよ?放置して行くわけにもいかないよね?」
ここは【悠久の森】の中じゃないからそのまま放置って訳にはいかないんだよねそれにあれは引きはがすのも面倒だったからかなりの時間を無駄にする事になるんだよね。
「ならリアはこのまま馬車にいて、何かあったら手を貸して」
シアはそう言って部下と共に結界を張る為に準備を始めた。
そして馬車の外では盗賊共と接敵したのか騒がしくなった。
探索者達と騎士達が盗賊達と戦い始めてすぐに盗賊の1人が口を開く。
「さっさと降参すれば命だけは助けてやるぞ?」
そう言った盗賊の首を撥ねながらアインハルト兄さんが盗賊共を睨みながら口を開く。
「なめるな盗賊・・・・我等騎士団が降参する?・・・・あり得ぬ!!」
・・・・・・・・・・うわぁ・・・・アインハルト兄さんが怒ってる!!
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