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良し釣れた!!
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私はアインハルト兄さんが納得してくれたのを見てから、黙って私達のやり取りを見ていた受付嬢のセスナさんに視線を向けて口を開く。
「セスナさん、手続きをしてくれるかな?Sランク探索者2人をアインハルト兄さんが雇うから」
セスナさんが笑顔で頷いた後に何かに気がついたように首を傾げて口を開く。
「リアちゃん?今『Sランク探索者2人をアインハルト兄さんが雇うから』と言ってたけど3人の間違えよね?」
セスナさんにそう言われ私は首を左右に振り口を開く。
「間違えじゃないよアゴットとレティシアのぶんの手続きでいいんだ」
アインハルト兄さんが驚いてあたしを見て何かを言おうとした時にセスナさんが口を開く。
「貴女の手続きは?」
その言葉に私は苦笑しながら口を開く。
「友達の部下を助けたいだけだから手続きはしないよ、私はただ友達が悲しく顔を見たくないだけだからね」
シアが私に『貴女のお陰で私の部隊とアインハルトの部隊に被害がは出る事は無かったわ本当にありがとう』って言った時本当に部下の事を大切に思ってるのがわかったので、今回の活性化で部下が帰ってこれなくなったらシアが物凄く悲しむと思うんだよね、だから私もその拠点に行く事にはしたけど私とアインハルト兄さんだけだと少し厳しいと思いアゴットとレティシアに声を掛けた。
でもアゴットとレティシアはそれには関係ないからしっかりと仕事としてついて来て貰うって事にしたかったんだよね。
「それはダメだよリア、君も探索者として行くのならお金をしっかりと受け取るべきだ」
アインハルト兄さんが真剣な顔でそう言って来るけど私は苦笑しながら口を開く。
「なら問題はないよ、私はシアの友達としてシアの友達を助けに行くんだから・・・・・友達を助けるのにお金をもらうって変でしょ?」
私がそう言うとアインハルト兄さんは頭をガシガシってかきながら口を開く。
「まったくリアは変わらないなぁ・・・言い出したら聞かない」
アインハルト兄さんがそう言うとそれを聞いたセスナさんが苦笑しながら口を開く。
「リアちゃんは此処に来てからもずっとそうしてきたから変わりようがなかったんですよ」
・・・・・・・ねえアインハルト兄さんとセスナさん?何で2人で見つめ合って『貴方も苦労してきたんですね、わかります!!』みたいになってるの?ねえ?
「まあ今は急ぐからセスナさんお願い」
出来るだけ早くあの場所に行きたい、あそこはアグリから30分位の場所にあるからね。
それくらいなら持ち堪えられると思う。
「わかりました少しお待ちください」
そう言ってセスナさんが手続きを始めたのを見てから何も知らされてないレティシアに事情を説明する。
「え?私寝てたかったのに・・・・500万リエンは嬉しいけど今は寝てたい気分なんだけどなぁ・・・」
まあレティシアのその言葉も想定内なんだけどね。
「アインハルト兄さんは伯爵家の5男なんだけど・・・・・アインハルト兄さんに頼めば滅多に手に入らないお酒が手に入るかも・・・・・・」
私がそう言うとさっきまでダルそうだったレティシアが目を見開きアインハルト兄さんに詰め寄り口を開く。
「受けるわ!!!ねえアインハルトさん!!今回の依頼料の500万リエンを使って取り寄せてもらいたいお酒があるのよ!!しかも貴族間でしか販売されてないお酒なんだけど!!!」
良し釣れた!!
「セスナさん、手続きをしてくれるかな?Sランク探索者2人をアインハルト兄さんが雇うから」
セスナさんが笑顔で頷いた後に何かに気がついたように首を傾げて口を開く。
「リアちゃん?今『Sランク探索者2人をアインハルト兄さんが雇うから』と言ってたけど3人の間違えよね?」
セスナさんにそう言われ私は首を左右に振り口を開く。
「間違えじゃないよアゴットとレティシアのぶんの手続きでいいんだ」
アインハルト兄さんが驚いてあたしを見て何かを言おうとした時にセスナさんが口を開く。
「貴女の手続きは?」
その言葉に私は苦笑しながら口を開く。
「友達の部下を助けたいだけだから手続きはしないよ、私はただ友達が悲しく顔を見たくないだけだからね」
シアが私に『貴女のお陰で私の部隊とアインハルトの部隊に被害がは出る事は無かったわ本当にありがとう』って言った時本当に部下の事を大切に思ってるのがわかったので、今回の活性化で部下が帰ってこれなくなったらシアが物凄く悲しむと思うんだよね、だから私もその拠点に行く事にはしたけど私とアインハルト兄さんだけだと少し厳しいと思いアゴットとレティシアに声を掛けた。
でもアゴットとレティシアはそれには関係ないからしっかりと仕事としてついて来て貰うって事にしたかったんだよね。
「それはダメだよリア、君も探索者として行くのならお金をしっかりと受け取るべきだ」
アインハルト兄さんが真剣な顔でそう言って来るけど私は苦笑しながら口を開く。
「なら問題はないよ、私はシアの友達としてシアの友達を助けに行くんだから・・・・・友達を助けるのにお金をもらうって変でしょ?」
私がそう言うとアインハルト兄さんは頭をガシガシってかきながら口を開く。
「まったくリアは変わらないなぁ・・・言い出したら聞かない」
アインハルト兄さんがそう言うとそれを聞いたセスナさんが苦笑しながら口を開く。
「リアちゃんは此処に来てからもずっとそうしてきたから変わりようがなかったんですよ」
・・・・・・・ねえアインハルト兄さんとセスナさん?何で2人で見つめ合って『貴方も苦労してきたんですね、わかります!!』みたいになってるの?ねえ?
「まあ今は急ぐからセスナさんお願い」
出来るだけ早くあの場所に行きたい、あそこはアグリから30分位の場所にあるからね。
それくらいなら持ち堪えられると思う。
「わかりました少しお待ちください」
そう言ってセスナさんが手続きを始めたのを見てから何も知らされてないレティシアに事情を説明する。
「え?私寝てたかったのに・・・・500万リエンは嬉しいけど今は寝てたい気分なんだけどなぁ・・・」
まあレティシアのその言葉も想定内なんだけどね。
「アインハルト兄さんは伯爵家の5男なんだけど・・・・・アインハルト兄さんに頼めば滅多に手に入らないお酒が手に入るかも・・・・・・」
私がそう言うとさっきまでダルそうだったレティシアが目を見開きアインハルト兄さんに詰め寄り口を開く。
「受けるわ!!!ねえアインハルトさん!!今回の依頼料の500万リエンを使って取り寄せてもらいたいお酒があるのよ!!しかも貴族間でしか販売されてないお酒なんだけど!!!」
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