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6年間アグリに引きこもって研究してましたから!!
しおりを挟む「どう言う事?」
シアにしては珍しくハッキリと言わないのは何でだろう?
「私が師団長に事の経緯を全部話したらこういわれたの・・・・・・・『全員が怪我をする事なく任務が達成されたと判断する、捕まえたキルアスキルの構成員全員を連れて王都に帰還するように。それとライナシア、フローリアに約束より一年早いが王宮魔術師団に入団するように言ってくれ』・・・・・・と」
「え?私宮廷魔法団に入るなんて一度も言ってないよ?何で入る事になってるの?」
私が首を傾げそう聞くとシアは少し困ったよな顔をした後に口を開く。
「多分『20歳までは働く気は無いから入らない』って言葉を『20歳になったら入る』と受け取ったんじゃないかしら?オリアニア様はとても楽しそうに言って来たわ」
「ねえシア・・・・・これって私・・・入らなきゃいけない流れ?」
冷や汗を流しながらそう聞くとシアが何とも言えない顔で口を開く。
「・・・・・・・・・・断るならオリアニア様に直接言った方がいいわ、でないとオリアニア様が此処に乗りこんでくると思う」
うゎぁそれは嫌だ!!
「別に私一人入らなくったって変わらないと思うのに何でそこまで入れたがってるの?今の宮廷魔術師団ってそんなに人材不足なの?」
私の言葉にシアが溜息をつき口を開く。
「今の宮廷魔術師団の実力は過去最高と言われてるわ」
「ん?だったら何で私を入れたがってるの?意味が分からないんだけど?私が入っても変わらないじゃん?」
私がそう言うとシアが微笑み口を開く。
「そんな事は無いわよ?貴女は【奇跡の120期】の首席なのよ?オリアニア様は絶対に魔術師団に入れたがるでしょうね」
ん?
「何その【奇跡の120期】って?」
聞いた事のない言葉に私は首を傾げそう聞くとシアが真剣な顔で口を開く。
「私達レスティオール120期卒業生の一部の人達の事をそう呼んでる人達がいるのよ、理由はレスティオールで私達と一緒に切磋琢磨したの同期達・・・・・・それもリアや私と一緒に魔術を修めた人達が卒業後に其々の場所でその能力をもって結果を出していき有名になった時に有名になった魔術師が120期卒業生だと判りそう言われ始めたのよ」
へえ皆其々臨んだ場所で結果を出してるんだね、それが聞けてとても嬉しい!!
「それで貴女は【奇跡の120期】の首席でしょ?それは誰が聞いても入れたがるでしょう?」
「私は皆みたいに結果を出してないんだけどな?」
なにせ6年間アグリに引きこもって研究してましたから!!と思ってそう言うとシアが深い溜息をつき口を開く。
「あのねぇリア?『結果を出してない』?貴女半年でSランク探索者になってるでしょ?出してるじゃない・・・・結果を」
「あ」
確かにそうとも言える!!でもあれは研究資金とマイホーム資金を貯める為に頑張った結果なんだよね、そのついでに自分の使える魔術を使い魔物を倒しつつ実戦経験と実戦で魔術を使う事で魔術を磨き上げてたんだ、これぞ一石二鳥!!
「まあでも私は王宮魔術師団には入らないよ?もう暫くは引き篭もれるほどお金も貯めたし、魔術の研究してすごす気だよ」
それにもうSランク探索者なんだから研究資金がなくなればサクッと貯められるからね。
「ねえリア」
私の言葉にシアが少し考えから真剣な顔で口を開く。
「一度アクセリアに来ない?」
ん?なぜそうなる?
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