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怖面なんて言ってごめんなさい!!
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酔っ払いと私達は2階に上がり空いている部屋へと入る。
「まあ座れ」
部屋に設置してある椅子に座りながら酔っ払い・・・・ギルドマスターがそう言って来たので私達も空いている椅子へと座る。
「あの・・・・私何もしてないよ?」
私が怖面のギルドマスターに恐る恐るそう言うと、ギルドマスターが笑いながら口を開く。
「くくく!!そんなに警戒するな、此処に来てもらったのはあそこで話すとと目立ちすぎるから此処に来てもらったのだ」
「ん?何で目立つの?」
私がそう言うとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「魔術大学セルストーレのオリハルコンのペンダント持ちが辺境に来たなんて仕事終わりの探索者にしてみりゃいい話のネタなんだよ、それにお嬢ちゃんがワイバーンやロックドラゴンを討伐したんだろう?絶対に酔っ払いの探索者に絡まれる」
あ!ギルドマスターは私の事を心配してここに連れてきてくれたんだ?怖面なんて言ってごめんなさい!!
「ありがとう」
私が頭を下げるとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「お嬢ちゃんはアグリに移住する為に来たのか?それとも観光か?」
「移住だね、ここで暮らしながら魔術の研究をしたいと思ってるんだ」
私が即答するとギルドマスターが少し考えてから立ち上がり口を開く。
「お嬢ちゃんの名は何という?」
真剣な顔でそう聞いてきたので私は口を開く。
「フローリア・ランズ 13歳」
私の歳を聞いて少し驚いた顔をしたけど真剣な顔に戻り口を開く。
「少し待ってろ」
そう言って部屋を出て行った。
「なんなんだろうね?」
フィーリアさんに視線を向けてそう聞くとフィーリアさんも首を傾げていた。
そんな時ガレスさんが口を開く。
「なあ・・・俺は何でここに居るのだ?俺はくる必要がないよな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・私の付き合いで来たってことで」
まあ馬車から降りてギルドに一緒にはいった事で同行者って思われたんだろうね、ドンマイ!!
「まあいいじゃない、リアのお陰でギルドマスターと面識が出来たんだから」
マリーさんが苦笑しながらそう言うとガレスさんが溜息をつき何も言わなくなった。
そしてそのあと5分ほどしてからギルドマスターが部屋に戻って来た。
「待たせたな、ほれ受け取れ」
私に向けて何か小さなものを放り投げて来たので私はそれを慌てて受け止めそれを見る。
「これって」
「そうだ、ギルドカードだ、ランクはC」
「ん?」
おかしくないかな?確か最低ランクってFのはず・・・・って言うか確か、ギルド登録って年齢制限がなかったっけ?
「あれ?私は13歳で年齢制限に引っ掛かるんじゃ?」
私がそう言うとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「年齢制限があるのは制限が作られる前に死亡率が高かったのが10から15歳までに登録した子供達だったのだ、それで15歳という制限が作られた、お前の場合はワイバーンとロックドラゴンを討伐出来る実力があるから特別措置だ」
「って言うか私は探索者になりたいとは言ってないよね?」
「これからここで暮らすんだろう?だったら持ってても損はないだろう」
確かにそうだ、でも貰えるのはありがたい。
「助かるよ、さっき魔術の研究をしたいって言ってけどどうやって研究資金を貯めようか考えてたんだ、これなら1年くらいワイバーン狩りをすれば暫くは引き篭もれると思う」
「は?ワイバーン狩り?」
何故驚くのギルドマスター?それとガレスさん、マリーさん、フィーリアさん?何で3人揃って深い溜息をつくの?私変な事は言ってないよね?
「まあ座れ」
部屋に設置してある椅子に座りながら酔っ払い・・・・ギルドマスターがそう言って来たので私達も空いている椅子へと座る。
「あの・・・・私何もしてないよ?」
私が怖面のギルドマスターに恐る恐るそう言うと、ギルドマスターが笑いながら口を開く。
「くくく!!そんなに警戒するな、此処に来てもらったのはあそこで話すとと目立ちすぎるから此処に来てもらったのだ」
「ん?何で目立つの?」
私がそう言うとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「魔術大学セルストーレのオリハルコンのペンダント持ちが辺境に来たなんて仕事終わりの探索者にしてみりゃいい話のネタなんだよ、それにお嬢ちゃんがワイバーンやロックドラゴンを討伐したんだろう?絶対に酔っ払いの探索者に絡まれる」
あ!ギルドマスターは私の事を心配してここに連れてきてくれたんだ?怖面なんて言ってごめんなさい!!
「ありがとう」
私が頭を下げるとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「お嬢ちゃんはアグリに移住する為に来たのか?それとも観光か?」
「移住だね、ここで暮らしながら魔術の研究をしたいと思ってるんだ」
私が即答するとギルドマスターが少し考えてから立ち上がり口を開く。
「お嬢ちゃんの名は何という?」
真剣な顔でそう聞いてきたので私は口を開く。
「フローリア・ランズ 13歳」
私の歳を聞いて少し驚いた顔をしたけど真剣な顔に戻り口を開く。
「少し待ってろ」
そう言って部屋を出て行った。
「なんなんだろうね?」
フィーリアさんに視線を向けてそう聞くとフィーリアさんも首を傾げていた。
そんな時ガレスさんが口を開く。
「なあ・・・俺は何でここに居るのだ?俺はくる必要がないよな?」
「・・・・・・・・・・・・・・・えっと・・・・私の付き合いで来たってことで」
まあ馬車から降りてギルドに一緒にはいった事で同行者って思われたんだろうね、ドンマイ!!
「まあいいじゃない、リアのお陰でギルドマスターと面識が出来たんだから」
マリーさんが苦笑しながらそう言うとガレスさんが溜息をつき何も言わなくなった。
そしてそのあと5分ほどしてからギルドマスターが部屋に戻って来た。
「待たせたな、ほれ受け取れ」
私に向けて何か小さなものを放り投げて来たので私はそれを慌てて受け止めそれを見る。
「これって」
「そうだ、ギルドカードだ、ランクはC」
「ん?」
おかしくないかな?確か最低ランクってFのはず・・・・って言うか確か、ギルド登録って年齢制限がなかったっけ?
「あれ?私は13歳で年齢制限に引っ掛かるんじゃ?」
私がそう言うとギルドマスターが苦笑しながら口を開く。
「年齢制限があるのは制限が作られる前に死亡率が高かったのが10から15歳までに登録した子供達だったのだ、それで15歳という制限が作られた、お前の場合はワイバーンとロックドラゴンを討伐出来る実力があるから特別措置だ」
「って言うか私は探索者になりたいとは言ってないよね?」
「これからここで暮らすんだろう?だったら持ってても損はないだろう」
確かにそうだ、でも貰えるのはありがたい。
「助かるよ、さっき魔術の研究をしたいって言ってけどどうやって研究資金を貯めようか考えてたんだ、これなら1年くらいワイバーン狩りをすれば暫くは引き篭もれると思う」
「は?ワイバーン狩り?」
何故驚くのギルドマスター?それとガレスさん、マリーさん、フィーリアさん?何で3人揃って深い溜息をつくの?私変な事は言ってないよね?
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