上 下
11 / 61

美人さんになってるはず!!

しおりを挟む
ロックドラゴンとの戦闘の後は強い魔物と遭遇する事は無く旅は進み目的地である辺境都市アグリが視認できる距離まで来る事が出来た。



「おお!!あれがアグリ!!」



辺境都市と言われるだけありかなり大きい!それと【悠久の森】の近くって事もあり辺境都市を守るように都市の周りにはかなり頑丈そうな防壁しっかりと存在感をアピールしている。



「リアちゃんが一緒にいてくれたから無事に着く事が出来たわありがとうね」



アグリをガン見していたらマリーさんが真剣な顔でそう言って来たので私は苦笑しながら口を開く。



「そんな事は無いよ、マリーさん、フィーリアさん、ガレスさんがいたから無事に着く事が出来たんだよ」



実際ほとんどの魔物は3人が倒してくれたんだしね!



「いいえ・・・私達はリアちゃんがいなければワイバーンに遭遇した時に死んでいたわ、本当にありがとうね」



私の言葉にフィーリアさんが首を左右に振りそう言って来た。



「そうだな・・・・お前がいなければ俺達は死んでいた・・・・それは認める」



あれ?ガレスさんまでそんな事を言うんだ?



「まあ私もそのおかげで研究資金をゲット出来たから気にしないで」



私がそう言うとフィーリアさんが少し考えこんでから口を開く。



「ねえリアちゃんって13歳って言ってたわよね?」



「うん」



「ならまだ探索者としてギルドに登録はしてないわよね?」



「うん」



ギルドに登録できるのは15歳かあらと決まっているのだ、これは初心者の死亡率を減らす為に定められた決まりになってる。



「あのね・・・言いずらいんだけど・・・探索者登録してないと買い叩かれる可能性があるわよ」



え?



「そんな事があるんだ?」



フィーリアさんから齎された意外な情報にそう聞くとフィーリアさんが頷き口を開く。



「稀に地方のギルドであるのよ」



「なら悪いんだけどギルドまで付き合って欲しんだけど」



高く売れるのに越した事は無いからねフィーリアさんかマリーさんに代わりに売ってもらえばいいや。



「わかったわ、どうせアグリに着いたらギルドに顔を出そうと思っていたし」



「助かるよ」



これで暫く過ごす為のお金に困る事は無い・・・・と思う!!









それから何事も無く夕方にはアグリに着く事が出来た。



「賑わってるね」



無事にアグリに着き防壁門をくぐり待ちの中に入ると夕方と言う時間帯のせいか人々の行き交いとても賑やかだm本当に王都と変わりないくらいの人がいる。



「アグリには魔物を倒す為に集まる探索者やその事によって売りに出される素材を求める商人・・・・その人達相手に商売をしようとする商人・・・・本当に様々な人が集まるからね」



マリーさんの説明を聞きながら待ちの中心地にあると言いうギルドに向かってるとが店が並ぶ中心街にな3階建ての大きな建物があり、そこに探索者らしき人達が頻繫に出入りしているのが見える。



「あそこ?」



「みたいね、いくわよ」



私達4人はそのままギルドへと入った。



ギルドに入った途端凄い喧噪に思わず立ち止まりその声の持ち主たちを探すとギルドの運営している酒場

のほうに今日の仕事を終えた探索者たちが酒を呑みながら騒いでいるのが見えた。



私達はそれを見た後受付に向かい、あいている美女受付嬢に声を掛ける。



「いらっしゃいませ、どのようなご用件でしょうか?」



受付嬢って美人さんが多いよね!私も18歳位になればきっとこのお姉さんのような美人さんになってるはず!!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

わがまま令嬢の末路

遺灰
ファンタジー
清く正しく美しく、頑張って生きた先に待っていたのは断頭台でした。 悪役令嬢として死んだ私は、今度は自分勝手に我がままに生きると決めた。我慢なんてしないし、欲しいものは必ず手に入れてみせる。 あの薄暗い牢獄で夢見た未来も、あの子も必ずこの手にーーー。 *** これは悪役令嬢が人生をやり直すチャンスを手に入れ、自由を目指して生きる物語。彼女が辿り着くのは、地獄か天国か。例えどんな結末を迎えようとも、それを決めるのは彼女自身だ。 (※内容は小説家になろうに投稿されているものと同一)

公爵令嬢はアホ係から卒業する

依智川ゆかり
ファンタジー
『エルメリア・バーンフラウト! お前との婚約を破棄すると、ここに宣言する!!」  婚約相手だったアルフォード王子からそんな宣言を受けたエルメリア。  そんな王子は、数日後バーンフラウト家にて、土下座を披露する事になる。   いや、婚約破棄自体はむしろ願ったり叶ったりだったんですが、あなた本当に分かってます?  何故、私があなたと婚約する事になったのか。そして、何故公爵令嬢である私が『アホ係』と呼ばれるようになったのか。  エルメリアはアルフォード王子……いや、アホ王子に話し始めた。  彼女が『アホ係』となった経緯を、嘘偽りなく。    *『小説家になろう』でも公開しています。

思わず呆れる婚約破棄

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある国のとある夜会、その場にて、その国の王子が婚約破棄を言い渡した。 だがしかし、その内容がずさんというか、あまりにもひどいというか……呆れるしかない。 余りにもひどい内容に、思わず誰もが呆れてしまうのであった。 ……ネタバレのような気がする。しかし、良い紹介分が思いつかなかった。 よくあるざまぁ系婚約破棄物ですが、第3者視点よりお送りいたします。

たまに目覚める王女様

青空一夏
ファンタジー
苦境にたたされるとピンチヒッターなるあたしは‥‥

何かと「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢は

だましだまし
ファンタジー
何でもかんでも「ひどいわ」とうるさい伯爵令嬢にその取り巻きの侯爵令息。 私、男爵令嬢ライラの従妹で親友の子爵令嬢ルフィナはそんな二人にしょうちゅう絡まれ楽しい学園生活は段々とつまらなくなっていった。 そのまま卒業と思いきや…? 「ひどいわ」ばっかり言ってるからよ(笑) 全10話+エピローグとなります。

【完結24万pt感謝】子息の廃嫡? そんなことは家でやれ! 国には関係ないぞ!

宇水涼麻
ファンタジー
貴族達が会する場で、四人の青年が高らかに婚約解消を宣った。 そこに国王陛下が登場し、有無を言わさずそれを認めた。 慌てて否定した青年たちの親に、国王陛下は騒ぎを起こした責任として罰金を課した。その金額があまりに高額で、親たちは青年たちの廃嫡することで免れようとする。 貴族家として、これまで後継者として育ててきた者を廃嫡するのは大変な決断である。 しかし、国王陛下はそれを意味なしと袖にした。それは今回の集会に理由がある。 〰️ 〰️ 〰️ 中世ヨーロッパ風の婚約破棄物語です。 完結しました。いつもありがとうございます!

ドアマットヒロインはごめん被るので、元凶を蹴落とすことにした

月白ヤトヒコ
ファンタジー
お母様が亡くなった。 それから程なくして―――― お父様が屋敷に見知らぬ母子を連れて来た。 「はじめまして! あなたが、あたしのおねえちゃんになるの?」 にっこりとわたくしを見やるその瞳と髪は、お父様とそっくりな色をしている。 「わ~、おねえちゃんキレイなブローチしてるのね! いいなぁ」 そう、新しい妹? が、言った瞬間・・・ 頭の中を、凄まじい情報が巡った。 これ、なんでも奪って行く異母妹と家族に虐げられるドアマット主人公の話じゃね? ドアマットヒロイン……物語の主人公としての、奪われる人生の、最初の一手。 だから、わたしは・・・よし、とりあえず馬鹿なことを言い出したこのアホをぶん殴っておこう。 ドアマットヒロインはごめん被るので、これからビシバシ躾けてやるか。 ついでに、「政略に使うための駒として娘を必要とし、そのついでに母親を、娘の世話係としてただで扱き使える女として連れて来たものかと」 そう言って、ヒロインのクズ親父と異母妹の母親との間に亀裂を入れることにする。 フハハハハハハハ! これで、異母妹の母親とこの男が仲良くわたしを虐げることはないだろう。ドアマットフラグを一つ折ってやったわっ! うん? ドアマットヒロインを拾って溺愛するヒーローはどうなったかって? そんなの知らん。 設定はふわっと。

無能なので辞めさせていただきます!

サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。 マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。 えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって? 残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、 無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって? はいはいわかりました。 辞めますよ。 退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。 自分無能なんで、なんにもわかりませんから。 カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。

処理中です...