辺境の最強魔導師   ~魔術大学を13歳で首席卒業した私が辺境に6年引きこもっていたら最強になってた~

日の丸

文字の大きさ
上 下
5 / 168

やっぱり子供扱いされてる!!

しおりを挟む
私が驚いているとフィーリアさんが苦笑しながら口を開く。



「まさか後輩だったなんてね、しかも私よりも優秀とか・・・・本当にびっくりよ」



そう言われて私は口を開く。



「フィーリアさんも探索者って言ってましたよね?」



私がそう言うとフィーリアさんが頷き口を開く。



「私は国に声を掛けられる程優秀では無かったから探索者として頑張って行こうと思って卒業してすぐに探索者になったのよ、そしてやっとBランクまで上がる事が出来たのよ」



毎年セレストーレから卒業生がでていくけど、全員が国の機関に入る事は出来ないから入れなかった人は別の仕事を探すしかない、その中で最もなりやすいのが探索者という職業だ。

その中でBランクまで上がるのは凄いと思う。



「じゃあリアちゃんもアグリに行って探索者になるの?」



マリーさんが真剣な顔でそう聞いてきたので私は少し考えて口を開く。



「私はアグリで魔術の研究をしたいんです、でもその前に少しお金を貯めなきゃいけないから少しの間探索者をやるかもしれないです」



もしかしたら別の事でお金の都合がつくかもしれないから何とも言えないんだけど。



などと話をしていたら馬車がとまった。



「すまねえが魔物が来た、探索者は対応をしてくれ」



御者さんがそ声をかけてきて、剣を持った男性とマリーさんとフィーリアさんが馬車を下りて行った。



探索者が乗合馬車に乗る時の料金は取られる事は無い、その理由は無料にする代わりに危険が迫った時に対応して貰う事になってるからだ、

だからマリーさん達は魔物と戦う為に外に出たのだ。

私はマリ―さん達の戦いを見る為に馬車の後ろから顔を出して周囲を見渡すと少し離れた場所で緑色の体をした魔物・・・・・・・・・ゴブリン5匹と戦っていたけどあっけなく戦いが終わった。



「お待たせ」



戦いを終えてマリーさんとフィーリアさんがニコニコしながら馬車に乗り込んで来てすぐに私に視線を向けて微笑む。



「ご苦労様です」



私がそう言うとマリーさんが苦笑しながら口を開く。



「別に疲れてないわ、相手がゴブリンだからね」



私はその言葉を聞き口を開く。



「マリーさんって剣士だったんですね」



さっきの戦いではマリーさんが剣で戦いフィーリアさんが魔術で援護している感じだった。



「そうよ私が前衛でフィーリアが後衛なのよこのスタイルで何とかBランクまで上がったのよ」



そんな話をしていたら馬車が動きだし私達はウルミアに向かい旅を再開する。











「ここがウルミア・・・・・」



王都を出て約1ヶ月予定通り私達はウルミアに着くことが出来た。



「リア、こっちだよ」



物珍しく周囲をキョロキョロ見ているとマリーさんが手を振り私の名を呼んで呼んできた。

この一ヶ月でマリーさんとフィーリアさんとは物凄く仲良くなった。



「マリーさん、どうしたの?」



「アグリ行きなんだけどあと10分で出る奴がある、どうする?」



「乗りましょう」



少しでも先に進んでおいた方がいいと判断してそう言うとマリーさんとフィーリアさん笑顔で頷きマリーさんが私の右手をフィーリアさんが私の左手を握り歩き出した。



「え?2人供なんで私の手を引くの?子供じゃないんだよ?」



「はいはい」



「うふふふふ」



やっぱり子供扱いされてる!!



こうして私達はウルミア滞在は僅か20分でアグリ行きの馬車に乗り旅を再開した。

しおりを挟む
感想 60

あなたにおすすめの小説

婚約破棄?一体何のお話ですか?

リヴァルナ
ファンタジー
なんだかざまぁ(?)系が書きたかったので書いてみました。 エルバルド学園卒業記念パーティー。 それも終わりに近付いた頃、ある事件が起こる… ※エブリスタさんでも投稿しています

妹が聖女の再来と呼ばれているようです

田尾風香
ファンタジー
ダンジョンのある辺境の地で回復術士として働いていたけど、父に呼び戻されてモンテリーノ学校に入学した。そこには、私の婚約者であるファルター殿下と、腹違いの妹であるピーアがいたんだけど。 「マレン・メクレンブルク! 貴様とは婚約破棄する!」  どうやらファルター殿下は、"低能"と呼ばれている私じゃなく、"聖女の再来"とまで呼ばれるくらいに成績の良い妹と婚約したいらしい。 それは別に構わない。国王陛下の裁定で無事に婚約破棄が成った直後、私に婚約を申し込んできたのは、辺境の地で一緒だったハインリヒ様だった。 戸惑う日々を送る私を余所に、事件が起こる。――学校に、ダンジョンが出現したのだった。 更新は不定期です。

微妙なバフなどもういらないと追放された補助魔法使い、バフ3000倍で敵の肉体を内部から破壊して無双する

こげ丸
ファンタジー
「微妙なバフなどもういらないんだよ!」 そう言われて冒険者パーティーを追放されたフォーレスト。 だが、仲間だと思っていたパーティーメンバーからの仕打ちは、それだけに留まらなかった。 「もうちょっと抵抗頑張んないと……妹を酷い目にあわせちゃうわよ?」 窮地に追い込まれたフォーレスト。 だが、バフの新たな可能性に気付いたその時、復讐はなされた。 こいつら……壊しちゃえば良いだけじゃないか。 これは、絶望の淵からバフの新たな可能性を見いだし、高みを目指すに至った補助魔法使いフォーレストが最強に至るまでの物語。

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜

望月かれん
ファンタジー
 中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。 戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。 暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。  疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。 なんと、ぬいぐるみが喋っていた。 しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。     天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。  ※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。

【完結】特別な力で国を守っていた〈防国姫〉の私、愚王と愚妹に王宮追放されたのでスパダリ従者と旅に出ます。一方で愚王と愚妹は破滅する模様

岡崎 剛柔
ファンタジー
◎第17回ファンタジー小説大賞に応募しています。投票していただけると嬉しいです 【あらすじ】  カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。  聖女の名前はアメリア・フィンドラル。  国民から〈防国姫〉と呼ばれて尊敬されていた、フィンドラル男爵家の長女としてこの世に生を受けた凛々しい女性だった。 「アメリア・フィンドラル、ちょうどいい機会だからここでお前との婚約を破棄する! いいか、これは現国王である僕ことアントン・カスケードがずっと前から決めていたことだ! だから異議は認めない!」  そんなアメリアは婚約者だった若き国王――アントン・カスケードに公衆の面前で一方的に婚約破棄されてしまう。  婚約破棄された理由は、アメリアの妹であったミーシャの策略だった。  ミーシャはアメリアと同じ〈防国姫〉になれる特別な魔力を発現させたことで、アントンを口説き落としてアメリアとの婚約を破棄させてしまう。  そしてミーシャに骨抜きにされたアントンは、アメリアに王宮からの追放処分を言い渡した。  これにはアメリアもすっかり呆れ、無駄な言い訳をせずに大人しく王宮から出て行った。  やがてアメリアは天才騎士と呼ばれていたリヒト・ジークウォルトを連れて〈放浪医師〉となることを決意する。 〈防国姫〉の任を解かれても、国民たちを守るために自分が持つ医術の知識を活かそうと考えたのだ。  一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。  普通の女性ならば「私と婚約破棄して王宮から追放した報いよ。ざまあ」と喜ぶだろう。  だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。  カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。  些細な恨みよりも、〈防国姫〉と呼ばれた聖女の力で国を救うために――。

レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル 異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった 孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。 5レベルになったら世界が変わりました

追放された薬師でしたが、特に気にもしていません 

志位斗 茂家波
ファンタジー
ある日、自身が所属していた冒険者パーティを追い出された薬師のメディ。 まぁ、どうでもいいので特に気にもせずに、会うつもりもないので別の国へ向かってしまった。 だが、密かに彼女を大事にしていた人たちの逆鱗に触れてしまったようであった‥‥‥ たまにやりたくなる短編。 ちょっと連載作品 「拾ったメイドゴーレムによって、いつの間にか色々されていた ~何このメイド、ちょっと怖い~」に登場している方が登場したりしますが、どうぞ読んでみてください。

聖女の力を隠して塩対応していたら追放されたので冒険者になろうと思います

登龍乃月
ファンタジー
「フィリア! お前のような卑怯な女はいらん! 即刻国から出てゆくがいい!」 「え? いいんですか?」  聖女候補の一人である私、フィリアは王国の皇太子の嫁候補の一人でもあった。  聖女となった者が皇太子の妻となる。  そんな話が持ち上がり、私が嫁兼聖女候補に入ったと知らされた時は絶望だった。  皇太子はデブだし臭いし歯磨きもしない見てくれ最悪のニキビ顔、性格は傲慢でわがまま厚顔無恥の最悪を極める、そのくせプライド高いナルシスト。  私の一番嫌いなタイプだった。  ある日聖女の力に目覚めてしまった私、しかし皇太子の嫁になるなんて死んでも嫌だったので一生懸命その力を隠し、皇太子から嫌われるよう塩対応を続けていた。  そんなある日、冤罪をかけられた私はなんと国外追放。  やった!   これで最悪な責務から解放された!  隣の国に流れ着いた私はたまたま出会った冒険者バルトにスカウトされ、冒険者として新たな人生のスタートを切る事になった。  そして真の聖女たるフィリアが消えたことにより、彼女が無自覚に張っていた退魔の結界が消え、皇太子や城に様々な災厄が降りかかっていくのであった。

処理中です...