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またね!!
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「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ満足!!」
私に抱きついていたシアが私から離れてスッキリした顔で口を開く。
「たまには王都に顔を出しなさいね?それと何かあったらルナード伯爵家を頼りなさい、うちの家族全員が貴女の事を気に入ってるから絶対に力になってくれるわ」
え?そうなの?確かにシアの家に遊びに行った時はよくしてくれたけどまさか気に入られてるとは思わなかった、でもだからこそ甘えちゃいけないと思うんだ。
「それは悪いよ、私だって一人前の魔術師だよ?しっかりと対応できるよ」
そう言うとシアが私の両肩を『ガシッ!』と掴み思いっきり揺さぶながら口を開く。
「一人前って言ってもまだリアは13歳でしょ!!しかもこんなに可愛いのよ?どこかの変態に攫われるかもしれないじゃない!!」
・・・・・・・・・・・シアさん?貴女変な本を読みすぎだよ?13歳の小娘相手に発情するような奴はいないでしょ?・・・・・・・・・・・・・いないよね?
「私の戦闘能力はシアも知ってるでしょ?大丈夫だよ」
魔術大学には魔術師として知識とそれを生かす戦い方をとことん習う、だから必然的に首席の私の能力も高い事になる。
「それはわかってるけど心配な物は心配なのよ!それに貴族が絡むと能力とかは無意味になる事もあるから」
平民が貴族と絡む事なんて殆どないとおもうんだけどなぁ。
「お嬢様迎えに参りました、それとフローリア嬢卒業おめでとうございます」
シアと話していたらシアのお迎えであるルナード伯爵家の馬車がきて馬車の扉が開き高齢の執事が出て来てシアに迎えの挨拶をしたあと私を見て微笑みながらそう言って来た。
「ありがとうギレスさん、、これまでお世話になりました」
私はギレスさんに頭を下げながらそう言うとギレスさんが微笑み口を開く。
「いえいえ私も貴女と過ごすのが楽しかったですよ、こう言っては変ですが孫の相手をするみたいで楽しかったです」
そう言われて苦笑しながら口を開く。
「迎えも来たからこれで行くよ、もし王都に来た時は顔を出すよ」
私がそう言って歩き出そうとするとシアが抱きついて来て口を開く。
「また会いましょう」
「うん」
私もシアに抱きつき・・・そして離れる。
「またね!!」
私はシアと別れて乗合馬車の集まる乗り合い場へと歩き出す。
シアと別れて30分・・・やっと目的地である乗り合い場につく事が出来た。
「さて・・・・・・すいません」
私は周囲を見渡して人のよさそうな乗合馬車の御者に話を掛け、その御者さんが私を見て微笑み口を開く。
「ん?何だいお嬢ちゃん?」
優しそうなおじさんに当たったと思いホッとしながら口を開く。
「辺境都市アグリに行きたいんだけど、どうすればいいの教えて欲しいんだけど」
シアには『まだ決めてない』と言ってたんだけど本当は行先は決めていた。
「お嬢ちゃん一人で行くのか?お父さんやお母さんは?」
私は首を左右に振り口を開く。
「私一人で辺境都市アグリに行くんです、親はいません」
そう言うと心配そうに私を見て何かを言いたそうなおじさんを見て私は首元にぶら下げているネックレスを引っ張り出しておじさんに見せる。
「これは・・・・・・」
おじさんに見せたネックレスは白銀の金属で羽ばたく鷹が模られたものが同じ白銀の鎖でつながれているネックレスだ。
私に抱きついていたシアが私から離れてスッキリした顔で口を開く。
「たまには王都に顔を出しなさいね?それと何かあったらルナード伯爵家を頼りなさい、うちの家族全員が貴女の事を気に入ってるから絶対に力になってくれるわ」
え?そうなの?確かにシアの家に遊びに行った時はよくしてくれたけどまさか気に入られてるとは思わなかった、でもだからこそ甘えちゃいけないと思うんだ。
「それは悪いよ、私だって一人前の魔術師だよ?しっかりと対応できるよ」
そう言うとシアが私の両肩を『ガシッ!』と掴み思いっきり揺さぶながら口を開く。
「一人前って言ってもまだリアは13歳でしょ!!しかもこんなに可愛いのよ?どこかの変態に攫われるかもしれないじゃない!!」
・・・・・・・・・・・シアさん?貴女変な本を読みすぎだよ?13歳の小娘相手に発情するような奴はいないでしょ?・・・・・・・・・・・・・いないよね?
「私の戦闘能力はシアも知ってるでしょ?大丈夫だよ」
魔術大学には魔術師として知識とそれを生かす戦い方をとことん習う、だから必然的に首席の私の能力も高い事になる。
「それはわかってるけど心配な物は心配なのよ!それに貴族が絡むと能力とかは無意味になる事もあるから」
平民が貴族と絡む事なんて殆どないとおもうんだけどなぁ。
「お嬢様迎えに参りました、それとフローリア嬢卒業おめでとうございます」
シアと話していたらシアのお迎えであるルナード伯爵家の馬車がきて馬車の扉が開き高齢の執事が出て来てシアに迎えの挨拶をしたあと私を見て微笑みながらそう言って来た。
「ありがとうギレスさん、、これまでお世話になりました」
私はギレスさんに頭を下げながらそう言うとギレスさんが微笑み口を開く。
「いえいえ私も貴女と過ごすのが楽しかったですよ、こう言っては変ですが孫の相手をするみたいで楽しかったです」
そう言われて苦笑しながら口を開く。
「迎えも来たからこれで行くよ、もし王都に来た時は顔を出すよ」
私がそう言って歩き出そうとするとシアが抱きついて来て口を開く。
「また会いましょう」
「うん」
私もシアに抱きつき・・・そして離れる。
「またね!!」
私はシアと別れて乗合馬車の集まる乗り合い場へと歩き出す。
シアと別れて30分・・・やっと目的地である乗り合い場につく事が出来た。
「さて・・・・・・すいません」
私は周囲を見渡して人のよさそうな乗合馬車の御者に話を掛け、その御者さんが私を見て微笑み口を開く。
「ん?何だいお嬢ちゃん?」
優しそうなおじさんに当たったと思いホッとしながら口を開く。
「辺境都市アグリに行きたいんだけど、どうすればいいの教えて欲しいんだけど」
シアには『まだ決めてない』と言ってたんだけど本当は行先は決めていた。
「お嬢ちゃん一人で行くのか?お父さんやお母さんは?」
私は首を左右に振り口を開く。
「私一人で辺境都市アグリに行くんです、親はいません」
そう言うと心配そうに私を見て何かを言いたそうなおじさんを見て私は首元にぶら下げているネックレスを引っ張り出しておじさんに見せる。
「これは・・・・・・」
おじさんに見せたネックレスは白銀の金属で羽ばたく鷹が模られたものが同じ白銀の鎖でつながれているネックレスだ。
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