別世界の空の下で!

みきトラ

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「愛情と家族その3」

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第7話「別世界の空の下で!」

「愛情と家族その3」


此処は、何処だろうか?
俺はさっきまで森にいたはずだ、MPを使いすぎて岩の上で気絶した事までは覚えている
この記憶に間違いはない、なら何で今俺はベッドの上に寝かされているんだ?しかも結構広い俺の高校の保健室と同じくらいの広さだ部屋の中にこのベッドと大きな本棚そして、何やらたかそうな花瓶が一つ置いてある、そしてこのベッドもすごいフワフワだ!なんかいかにも金持ちが持ってそうなベッドだな…いったい、俺が気絶してる間に何があったんだろうか?それよりも、これからどうしようかな?


などという事を考えていたら誰かがドアをノックして来た。


コンコンッ


「起きているかい?」


どうやら、この家の住人が来たみたいだ一様森から出してくれたわけだし、お礼わ言った方が良いかもしれないな。


「はい、起きています。
入ってもらって大丈夫です。」


「おお、そうかいなら入らせてもらおうかの。」

ガチャッ


そう言って、入って来たのは立派な白いひげを胸あたりまで、伸ばした爺さんだった。


「体の方は、大丈夫かの?身体の症状を見るとどうやら、魔力を限界まで使った後のようだったからの?それと、一様回復魔法をかけておいたのじゃが痛むところとかは無いかの?」


「いえ、痛いところは特に無いのですが、なぜ僕は、此処にいるのでしょうか?森にいた記憶はあるのですが、お爺さんが気絶してる僕を運んでくれたのでしょうか?」


「まあまあ、そう、警戒しなさんな子供をとって食ったり何てしやせぬのじゃ、ちゃんと一から話すからの、先ずは何故お主が此処におるのかというのを話そうかの、それはの…」



僕はお爺さんから聞いてだいたいのことを理解できた、どうやら事の原因は『魔の森』が光に包まれたかと思ったら『魔の森』に存在していた邪悪な魔素が突然全てなくなってしまい、ビックリしたこの街の領主様方が謎を解明するために森に調査に行き、そこで、聖なるドラゴンを見つけこのドラゴンのせいで『魔の森』の魔素が浄化されたのだと結論を出して、そのドラゴンの近くに今にも食われそうだった僕がいて、それに気づいた領主様方がドラゴンを倒し助けてくれて此処まで連れて来てくれたらしい…、俺思うんだそれ絶対ドラゴンのせいじゃ無いよね?お茶目な神様のせいだよね?いや、面倒だから言わないけどさ…。



「そうだったんですか…。」


「うむ、それで一つ疑問があるのじゃがの?君は一体どうして危ない森の奥に一人でいたんじゃ?。」


あ、やっぱり聞きますよね~ですよねーわかってましたわかってましたよ?そりゃ、ただの6才児が超危険区域に居たら不思議ですよねぇ~…さて、こんなこともあろうかとちゃんとセリフを考えていて良かったよ。


「お爺さんは、転移石ってご存知ですか?」


「転移石じゃと!?知っとるも何も超貴重な魔法石じゃぞ!?まさか…坊や君は…。」


「はい、多分お爺さんの考えてる通りだと思います、僕は誰かに転移石をぶつけられて森に転移してしまったのです。」


まぁ、森に転移されたのは転移石をぶつけられたからじゃ無いんですけどね…。


「うーむ、そうじゃったか…それは災難じゃったのぉ、坊やよ君が住んで居た村の名前もしくは街の名前はわからんかの?。」


「ごめんなさい、わからないです…。」


「そうか、それは大変じゃのう…どうしたものか…、うーむ、とりあえず、儂はこの事を領主様達に話してくるから少し待っててくれんかのう?」



「わかりました、お爺さんありがとうございます。」


「いや、ええんじゃええんじゃ、それじゃ話してくるからの。」


ガチャッ バタンッ


何とか、やり過ごす事ができたけど、とりあえず、このままだと面倒だな~多分ステータスを見せて欲しいとか言われたら困るし隠蔽とかしとかないと、ダメだよね?仕方ないやるか…。


「〈ステータスオープン〉」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【名前】ミツル
【種族】神族人
【Level 57】→覚醒時【Level ☆★147】
【年齢】6才
【HP】1500/1500→覚醒時570000
【MP】5000/5000→覚醒時780473
【STR】300 →覚醒時57426
【DF】150+6 →覚醒時47504
【DEX】250 →覚醒時82478
【AGI】500 →覚醒時35147
【INT】3540 →覚醒時235470
【LUK】500 →覚醒時24788
【装備】
子供用布の服(DF+3)
子供用布のズボン(DF+3)
【ユニークスキル】
〈スキルメイク〉〈覚醒〉〈ソニック〉
【パッシブスキル】
〈空腹耐性〉
〈疲労耐性〉
〈取得経験値上昇〉
〈状態異常耐性極〉
〈即死耐性強〉
〈鑑定阻害〉
〈隠蔽無視〉
【スキル】
〈アイテムボックス〉
〈鑑定Lv5〉〈隠蔽Lv5〉
〈剣術Lv2〉〈魔術Lv5〉
【称号】
【覚醒する者】【転生者】【加護所持者】
【古の種族】【幸運者】【可能性の塊】
【光速者】new!【魔力を使い果たした者】
《加護》
創造神の加護

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



なんか、MP増えてるし…称号も増えてるよ【魔力を使い果たした者】ってそのままだよね…まぁ、いいやとりあえず色々隠さなきゃね。


「スキル『隠蔽』発動」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(隠蔽)
【名前】ミツル
【種族】人族
【Level 15】
【年齢】6才
【HP】150/150
【MP】120/120
【STR】30
【DF】15+6
【DEX】25
【AGI】5
【INT】35
【LUK】25
【装備】
子供用布の服(DF+3)
子供用布のズボン(DF+3)
【パッシブスキル】
〈空腹耐性〉
〈疲労耐性〉
【スキル】
〈剣術Lv1〉〈魔術Lv1〉
【称号】
無し
【加護】
無し

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



うん、この世界の子供がどれくらいの強さかなんてわからないけど、まぁ、魔の森にいたわけだし、それなりのステータスにはなったはずだよね?種族も変えたしこれで大丈夫なはず…自信ないけど…でもこれだけじゃ何で気絶するまで魔力を使ったか説明できないか?うーん、何か都合よく言える理由ないかなぁ…?あ、そっか!理由がないなら理由になるようなスキルを作れば良いんじゃないか!そうと決まればやらなきゃ!


「〈ユニークスキル〉〈スキルメイク〉発動作成〈スキルコレクション〉」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〈スキルコレクションの作成に魔力3000消費

名前:〈スキルコレクション〉
説明:〈スキルメイク〉の為の〈スキル図鑑〉
効果:この世界にある、〈ユニークスキル〉を除く全ての〈スキル〉の『名前』『説明』『効果』『作成に必要な魔力値』を脳内に情報として送る〈スキル〉の使い方、だいたいの想像をして念じれば直ぐに検索してくれる。なお、このスキルを使うときの消費MPは0である。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


あー、だるい…いっきに3000はきついけど必要だから仕方ないね…。えっとそれじゃあ今作った〈スキルコレクション〉を発動して


「発動〈スキルコレクション〉」


えーと、想像して念じれば良いんだっけ?


ピピッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作成必要魔力基本値2000
名前:〈結界lv1〉
説明:150年前に使われた今は亡き最古の魔法使っていたのは、伝説の魔法使いだと言われている。
効果:発動者の周りを結界で囲みあらゆる魔法物理攻撃を防ぐことができる、強度は使った魔力量とスキルレベルにより変わる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


アウトー!!
はいダメー次いこう次


ピピッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
作成必要魔力値1000
名前:〈魔壁lv1〉
説明:魔力で作れる壁壁は一つしか作れないが自由に動かすことが可能珍しいスキルでは無い誰でも取得する事が可能なスキルであるが〈シールド〉の方が有名な為、習得している者は殆どいない。
効果:魔法や物理攻撃をある程度防ぐことができるまた、壁の上に乗ることも可能。魔壁の強度はスキルレベルと消費魔力値で変わる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


お、これ良いなこのスキルなら理由に使えそうだよ、しかしレベル1じゃドラゴンの足を止めるのは無理だよね?必要魔力値1000だけどあえて1500使ったらレベル上がらないかなぁ?まぁ、やってみるか。


「発動〈スキルメイク〉作成〈魔壁〉んで、〈ステータスオープン〉。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(隠蔽)
【名前】ミツル
【種族】人族
【Level 15】
【年齢】6才
【HP】150/150
【MP】120/120
【STR】30
【DF】15+6
【DEX】25
【AGI】5
【INT】35
【LUK】25
【装備】
子供用布の服(DF+3)
子供用布のズボン(DF+3)
【パッシブスキル】
〈空腹耐性〉
〈疲労耐性〉
【スキル】
〈剣術Lv1〉〈魔術Lv1〉new!〈魔壁Lv2〉
【称号】
無し
【加護】
無し

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やったぜ!どうやら、作成時にある程度多くMPをつぎ込めば高いレベルでの作成ができるみたいだ、流石チートスキル!まぁ、これで理由もバッチリだし後はどうやってこの家から出て行くかなんだよなぁ…。きっと、孤児院見たいな施設につれていかれるはずだから、その時に隙をみて逃げる事にしよう
それよりも、魔力使いすぎて体がだるい…人が来るまでちょっと休もう…。
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