あの日の君に…

みいな

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day 3

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隣に座った女の子は真奈と言う名前の女の子だ

髪の毛は少し明るい茶髪で栗色という色が似合う

「愛海ちゃん!おはようっ!」

教室のドアを勢いよくあけて真奈が入ってきた
クラス中の視線を釘付けにしているが全く気にしていない

「おはよう、真奈」

「愛海ちゃんもしかして前髪きった??」

「え、よくわかったね」

「そりゃ、愛海ちゃんの友達だからね!」

友達 そう言われると頬が少し緩んでしまう

楽しく話していた時にまた教室のドアが勢いよく開いた

そう、例の男の子だ…

まだ皆自己紹介をしていないからわからないはずなのにその男の子だけ、みんなから一方的に知られてしまっている

真奈も何だか少し警戒しているように見える

すると真奈が私の心を読んだかのように、こう言った

「やっぱり愛海も気になるよね、あの男の子」

「う、うん」

「噂によるとね、中学の時にヤンキーと絡んでたらしいよ…」

ヤンキーと絡んでいた

私はそのフレーズに何か思い出しそうだったけど先生がちょうど入ってきたのでまた後で考えることにした


---------------------------------------------------------------------------------------------

放課後になり帰る支度をしていた時にいきなり例の男の子に話しかけられた

「ねえ、ちょっといいかな」

私は少し戸惑ってしまった

「え!?なにかな」

「一緒に来て欲しいんだけど」

と、いきなり言われて腕を引っ張られた

ただでさえ目立つのが嫌いなのに皆の視線を集めて本当に恥ずかしい

廊下に出た時にいきなり腕をつかむのをやめた
すると男の子が

「あのさ、お前もしかして愛海?」

「!?」

予想もしていなかった発言に目が丸くなってしまった

「やっぱり。
   俺、麻音っていうんだけど覚えてない?」

…麻音…その名前は聞き覚えがあった
だけど外観も声の低さも小学校の時が最後だったから全部変わっていてわからなかった

「うん、覚えてるよ」

でも私は今すぐここを離れたかった

中学の時麻音は人殺しをしたと聞いたから、もう関わりたくないと決めていた

だけど麻音はそんな事知らないとでもいうよな顔をしながら

「あのさ…いきなりなんだけど」

「うん」

「俺と付き合って欲しい」

え…?






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