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魔物娘からは逃げられない(3)
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「全員撤退だ!」
アルベルトは叫びながら魔力弾を乱射した。
「埃が舞うから無駄な抵抗はやめてほしいわ」
スキュラは鬱陶しそうに触手を振り上げて人間態に当たりそうな魔力弾だけを防いでいた。牽制目的で威力よりも連射力を重視しているとはいえ、触手に傷一つ付けられず眉根を寄せる。
「囲まれてるよっ!」
扉を開けたシトロンの悲鳴が聞こえてきた。
魔力感知の範囲を広げると山小屋をスイープリーチの群れが取り囲んでいるのが分かる。その数は今も増え続けていた。
足元に這い寄るスイープリーチは魔力弾を弾き飛ばすが、すぐに隙間を埋めるように後続が押し寄せてきた。
既存の動物や魔物はスキュラとスイープリーチを感じ取り逃げ去ったのだ。直接襲われずとも生存本能で感じ取ったのだろう。追手の存在しない逃亡劇の真相だ。
「強引に突破する! ガレットを先頭に進め! 殿は俺がやる!」
「センパイは後衛だよっ!?」
「今は指示に従え!」
不気味なのはスキュラだ。未だに観察を続けているだけで攻撃を仕掛けてこない。強者の余裕で舐められるのは歓迎だが、もしも何か策略があるのであれば既に詰んでいる。
「村に着いたら判断を仰げ! 行動開始!!」
「道はオレが作る」
アルベルトの言葉を合図に、グレアムの火炎魔法が出入り口付近のスイープリーチを焼き払った。後続が押し寄せるよりも早くガレットが退路を確保した。
「みんな俺に付いてこい! 村まで最短ルートを通る!」
ガレットの両手には手甲に近い小型のバックラーが装備されている。盾二刀流というロマン構成は、予想していたとおり知能の低い魔物には有効だった。飛び掛かるスイープリーチを弾き返したり、側面の刃で切り裂いていく。
「ガレット、こっち!」
「了解! 遅れるなよ!」
中衛を担うシトロンが弓矢を放ち敵の数が少ない退路を指示する。勉学や熟考は苦手としているが、狩人として育てられたお陰か即座の判断や空間把握能力には長けていた。
サンライトは緊急事態に怯えることなく普段通りの連携を取れていた。
「ミソラも続け!」
「いいえ、残ります」
「冗談を言っている場合じゃないぞ」
「こちらも冗談のつもりはありません」
ミソラの剣技が冴え渡る。デカラビアの運び屋だったディアスには苦戦していたが彼女の本領は魔物相手にこそ発揮されるのだろう。スイープリーチを刀で次々と切り裂いていく。やはりサンライトでも別格の戦闘能力だ。
「貴方のそれはただの自己満足です。貴方の命は、貴方一人の終わりではない。シトロンも、シフォンさんも耐えられません……いいえ、きっと私が知らないだけでたくさんの人が貴方の死を悲しむのでしょうね。だから貴方も死んではならないのです!」
「別に俺は死ぬつもりはないぞ!」
「魔法使い一人でどうやって切り抜けるつもりだったというのです!?」
口論を繰り広げながらお互いの手は止まらない。
背中合わせになって、アルベルトは棍棒を振り回し続けた。性棒エロスカリバーに概念付与しなくても、打撃武器として使えるように作ってもらっていた。
幸か不幸かスイープリーチのほとんどがサンライトを追っていったようだ。彼らが無事に生き延びて村人を避難させることを祈るしかない。魔物に囲まれた土地で生き延びてきた住民の能力を考えれば、なんとか対処できるかもしれない。アリアやエルネスト、サヴァラン、戦闘の覚えがある人物も何人か残っている。
「あらあら、素直に食べられてはくれないのね」
スキュラがころころと笑った。
無邪気な子どものような微笑みはこちらを完全に敵と認識していなかった。圧倒的な捕食者として抵抗を続ける獲物を珍しい玩具として楽しんでいるのだ。
魔力感知のお陰で、山小屋を脱出した三人が村に向かっているのが把握できている。スイープリーチだけならば村を放棄すればどうにかなる。しかし未だに実力の欠片も見せないスキュラは危険だ。
ここで稼いだ時間がそのままパティエ村に居る住人の生存率に繋がる。
死ぬつもりはなかったが、再び訪れた死の危険は運命的に思えた。シフォンを救って死ぬつもりだった過去を思い出す。
「この小屋はしばらく使わせてもらおうと思ったのに、随分と散らかってしまったわ」
スキュラはスイープリーチの死体を触手で薙ぎ払った。
アルベルトはスキュラに仕掛けようと逸るミソラを手で制した。
「この子達って言ってたが可愛がっていたんじゃないのか」
「便利だから引き連れているだけよ。魔力で命令は伝わるけれど本能だけの生き物に忠誠心なんて期待できないわ。それは便利な道具と一緒でしょう? 壊れたら捨てるだけのことよ」
傲慢な権力者のような思考だ。
力を持つ者が弱者を虐げるのは、人間も魔物も変わらないのだろう。
前世の社畜として生きた自分は忙殺されて何も考えられなくなって過労死した。上位者の命令で死んだスイープリーチと何が違うのだろうか。
「浮かばれないな、こいつらも……」
「可笑しな人間ね。魔物を憐れんでいるの?」
「ただ昔の自分と重ねただけさ」
アルベルトは魔力弾を手の平に生成する。
「滑稽ね。私に効かないのは見ていたでしょう」
「防いだっていうのは通用する証拠じゃないのか」
「うふふ、試してみるといいわ」
アルベルトは挑発を受け取って、最大限に魔力を込めた魔力弾をスキュラの顔面に撃ち放つ。今度は触手を動かさず顔面で受け止めた。
「ははっ、厚化粧が過ぎるだろ」
魔力光が弾けた後、スキュラの顔には傷一つない。乱れた髪を掻き上げる余裕すらあった。見た目は人間でもその肌はオリハルコンやミスリルに匹敵する丈夫さのようだ。
「さっきはどうして防いだ」
「どうしてって、それはもちろん折角の髪や服が乱れてしまうでしょう」
流石に【魔石砲】は回避していたので、無傷では済まないだろうが一発だけで決定打にはならなそうだ。
「無駄な抵抗は終わったかしら。それでは蹂躙を始めるわ」
「ミソラ、見たとおりだ。撤退は無意味……死ぬ気で行くぞ」
「はい、お任せください」
納刀して再び居合の構えを取るミソラを前衛にして、アルベルトは右手に棍棒を構えたまま左手には魔石を握り締めた。
「安心して、ゆっくりと堪能させてもらうわ。二人共、とても私好みの魔力をしているもの。壊したりしないように、丁寧に丁寧に取り扱ってあげましょう。人間がとても脆いのは知ってるのよ? だから危ない武器は下げて、私にすべてを委ねなさい。そうすれば苦しまずに快楽の中で人生を終えられるわ」
下半身の触手が花開くように広がった。
スカートが捲れ上がり内部が明らかになる。無数の触手に囲まれた中央部に蛸の口に似た巨大な女性器があった。
アルベルトはスキュラの生態を思い出す。彼女は捕らえた獲物を膣口から取り込むと、快楽漬けにして長い時間使って体液を搾り取っていく。特に男性の精液が好みのようだが、人間の血液や女性の分泌液も食事になる。性欲と食欲が渾然一体となった魔物なのだ。
スキュラの触手や膣はマジカルスライムに似た催淫効果を持つ粘液を分泌しているので、捕らえられれば抵抗する気がなくなりひたすらに快楽を求めるようになる。それはそれで幸せな最期かもしれない。
「だがな、そういうのは俺の専売特許なんだよ」
「何を言ってるのかしら?」
性技魔法は呪われた力だ。
そして第二の人生を生まれた時から共に過ごした相棒でもある。
――触手の扱いで負けてなるものか!
謎のプライドに火が付いたアルベルトは、腰に装着した『テンタクル・シューター』に手を伸ばした。
「極楽に旅立つのはお前の方だ!」
アルベルトは叫びながら魔力弾を乱射した。
「埃が舞うから無駄な抵抗はやめてほしいわ」
スキュラは鬱陶しそうに触手を振り上げて人間態に当たりそうな魔力弾だけを防いでいた。牽制目的で威力よりも連射力を重視しているとはいえ、触手に傷一つ付けられず眉根を寄せる。
「囲まれてるよっ!」
扉を開けたシトロンの悲鳴が聞こえてきた。
魔力感知の範囲を広げると山小屋をスイープリーチの群れが取り囲んでいるのが分かる。その数は今も増え続けていた。
足元に這い寄るスイープリーチは魔力弾を弾き飛ばすが、すぐに隙間を埋めるように後続が押し寄せてきた。
既存の動物や魔物はスキュラとスイープリーチを感じ取り逃げ去ったのだ。直接襲われずとも生存本能で感じ取ったのだろう。追手の存在しない逃亡劇の真相だ。
「強引に突破する! ガレットを先頭に進め! 殿は俺がやる!」
「センパイは後衛だよっ!?」
「今は指示に従え!」
不気味なのはスキュラだ。未だに観察を続けているだけで攻撃を仕掛けてこない。強者の余裕で舐められるのは歓迎だが、もしも何か策略があるのであれば既に詰んでいる。
「村に着いたら判断を仰げ! 行動開始!!」
「道はオレが作る」
アルベルトの言葉を合図に、グレアムの火炎魔法が出入り口付近のスイープリーチを焼き払った。後続が押し寄せるよりも早くガレットが退路を確保した。
「みんな俺に付いてこい! 村まで最短ルートを通る!」
ガレットの両手には手甲に近い小型のバックラーが装備されている。盾二刀流というロマン構成は、予想していたとおり知能の低い魔物には有効だった。飛び掛かるスイープリーチを弾き返したり、側面の刃で切り裂いていく。
「ガレット、こっち!」
「了解! 遅れるなよ!」
中衛を担うシトロンが弓矢を放ち敵の数が少ない退路を指示する。勉学や熟考は苦手としているが、狩人として育てられたお陰か即座の判断や空間把握能力には長けていた。
サンライトは緊急事態に怯えることなく普段通りの連携を取れていた。
「ミソラも続け!」
「いいえ、残ります」
「冗談を言っている場合じゃないぞ」
「こちらも冗談のつもりはありません」
ミソラの剣技が冴え渡る。デカラビアの運び屋だったディアスには苦戦していたが彼女の本領は魔物相手にこそ発揮されるのだろう。スイープリーチを刀で次々と切り裂いていく。やはりサンライトでも別格の戦闘能力だ。
「貴方のそれはただの自己満足です。貴方の命は、貴方一人の終わりではない。シトロンも、シフォンさんも耐えられません……いいえ、きっと私が知らないだけでたくさんの人が貴方の死を悲しむのでしょうね。だから貴方も死んではならないのです!」
「別に俺は死ぬつもりはないぞ!」
「魔法使い一人でどうやって切り抜けるつもりだったというのです!?」
口論を繰り広げながらお互いの手は止まらない。
背中合わせになって、アルベルトは棍棒を振り回し続けた。性棒エロスカリバーに概念付与しなくても、打撃武器として使えるように作ってもらっていた。
幸か不幸かスイープリーチのほとんどがサンライトを追っていったようだ。彼らが無事に生き延びて村人を避難させることを祈るしかない。魔物に囲まれた土地で生き延びてきた住民の能力を考えれば、なんとか対処できるかもしれない。アリアやエルネスト、サヴァラン、戦闘の覚えがある人物も何人か残っている。
「あらあら、素直に食べられてはくれないのね」
スキュラがころころと笑った。
無邪気な子どものような微笑みはこちらを完全に敵と認識していなかった。圧倒的な捕食者として抵抗を続ける獲物を珍しい玩具として楽しんでいるのだ。
魔力感知のお陰で、山小屋を脱出した三人が村に向かっているのが把握できている。スイープリーチだけならば村を放棄すればどうにかなる。しかし未だに実力の欠片も見せないスキュラは危険だ。
ここで稼いだ時間がそのままパティエ村に居る住人の生存率に繋がる。
死ぬつもりはなかったが、再び訪れた死の危険は運命的に思えた。シフォンを救って死ぬつもりだった過去を思い出す。
「この小屋はしばらく使わせてもらおうと思ったのに、随分と散らかってしまったわ」
スキュラはスイープリーチの死体を触手で薙ぎ払った。
アルベルトはスキュラに仕掛けようと逸るミソラを手で制した。
「この子達って言ってたが可愛がっていたんじゃないのか」
「便利だから引き連れているだけよ。魔力で命令は伝わるけれど本能だけの生き物に忠誠心なんて期待できないわ。それは便利な道具と一緒でしょう? 壊れたら捨てるだけのことよ」
傲慢な権力者のような思考だ。
力を持つ者が弱者を虐げるのは、人間も魔物も変わらないのだろう。
前世の社畜として生きた自分は忙殺されて何も考えられなくなって過労死した。上位者の命令で死んだスイープリーチと何が違うのだろうか。
「浮かばれないな、こいつらも……」
「可笑しな人間ね。魔物を憐れんでいるの?」
「ただ昔の自分と重ねただけさ」
アルベルトは魔力弾を手の平に生成する。
「滑稽ね。私に効かないのは見ていたでしょう」
「防いだっていうのは通用する証拠じゃないのか」
「うふふ、試してみるといいわ」
アルベルトは挑発を受け取って、最大限に魔力を込めた魔力弾をスキュラの顔面に撃ち放つ。今度は触手を動かさず顔面で受け止めた。
「ははっ、厚化粧が過ぎるだろ」
魔力光が弾けた後、スキュラの顔には傷一つない。乱れた髪を掻き上げる余裕すらあった。見た目は人間でもその肌はオリハルコンやミスリルに匹敵する丈夫さのようだ。
「さっきはどうして防いだ」
「どうしてって、それはもちろん折角の髪や服が乱れてしまうでしょう」
流石に【魔石砲】は回避していたので、無傷では済まないだろうが一発だけで決定打にはならなそうだ。
「無駄な抵抗は終わったかしら。それでは蹂躙を始めるわ」
「ミソラ、見たとおりだ。撤退は無意味……死ぬ気で行くぞ」
「はい、お任せください」
納刀して再び居合の構えを取るミソラを前衛にして、アルベルトは右手に棍棒を構えたまま左手には魔石を握り締めた。
「安心して、ゆっくりと堪能させてもらうわ。二人共、とても私好みの魔力をしているもの。壊したりしないように、丁寧に丁寧に取り扱ってあげましょう。人間がとても脆いのは知ってるのよ? だから危ない武器は下げて、私にすべてを委ねなさい。そうすれば苦しまずに快楽の中で人生を終えられるわ」
下半身の触手が花開くように広がった。
スカートが捲れ上がり内部が明らかになる。無数の触手に囲まれた中央部に蛸の口に似た巨大な女性器があった。
アルベルトはスキュラの生態を思い出す。彼女は捕らえた獲物を膣口から取り込むと、快楽漬けにして長い時間使って体液を搾り取っていく。特に男性の精液が好みのようだが、人間の血液や女性の分泌液も食事になる。性欲と食欲が渾然一体となった魔物なのだ。
スキュラの触手や膣はマジカルスライムに似た催淫効果を持つ粘液を分泌しているので、捕らえられれば抵抗する気がなくなりひたすらに快楽を求めるようになる。それはそれで幸せな最期かもしれない。
「だがな、そういうのは俺の専売特許なんだよ」
「何を言ってるのかしら?」
性技魔法は呪われた力だ。
そして第二の人生を生まれた時から共に過ごした相棒でもある。
――触手の扱いで負けてなるものか!
謎のプライドに火が付いたアルベルトは、腰に装着した『テンタクル・シューター』に手を伸ばした。
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