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看板娘をわからせたい(4)
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常連客はアリアが『踊る三毛猫亭』の看板娘になってから一年は経っていない言っていた。つまりこの店が一年以上続いているのは確実だ。
マスターはアリアより前にこの街に居て店まで構えている。だからデカラビアと繋がりを持っているのはアリア単独である可能性が高い。
次に可能性があるとしたら、マスターがデカラビアと繋がっていてアリアはその協力者というパターンだ。
確率が低いのはアリア経由のマスターが協力者というパターンだ。昔からこの街にいて、外部から来た者に協力して街を売るように行動させるのは、説得できるだけの理由か力をアリアが持っていることになるので考え難い。
最も確率が低いのはマスター単独でデカラビアと繋がっている場合だ。もしそうであれば、余所者のアリアを店に迎え入れるのはリスクでしかない。マジカルスライムまで使った計画に不確定要素を加えようとする馬鹿だったらそもそも計画に関われはしない筈だ。
恐ろしいことにこの計画を事前に察知できたのはただの幸運でしかない。
輸送中のデカラビアがたまたま魔導具の故障でマジカルスライムを逃してしまい、まったく関係のない依頼で付近に居たアルベルト達がたまたまマジカルスライムに遭遇してしまい、凄腕の構成員を打倒できる力をたまたま持っていた――奇跡的な偶然の重なりで起きた結果だ。
そこまで完璧に秘匿されていた計画の関係者が無能である筈がない。
「様子見はここまでにして当たってみるか」
どちらかが関係者なのか、それともどちらも関係者なのか、いずれのパターンにおいても二人が居るところで仕掛けるのが一番手っ取り早い。今なら客が賑わっているので、相手も下手な真似はできないだろう。言い方は悪いが客を人質として使わせてもらう。
「何事もなく終わってくれたら俺も常連の仲間入りしたいところだ」
常連客やアリアの評判どおり料理の味は抜群だった。
その料理を用意してくれた二人を疑わないといけない状況が何よりも悲しかった。
アルベルトはアリアが休憩から戻ってきたのを確認して立ち上がった。新作メニューの感想で和やかに会話をするアリアとマスターから近いカウンター席に腰掛けた。
「マスター、それにアリアさん、料理すごく美味しかったですよ」
素直な気持ちで称賛できるので自然と二人の会話に割り込めた。
「あらぁ嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
「どこかで修行をされたんですか」
「ふふっ、初めてのお客様は皆それを訊いてくるわね」
「というと?」
「自慢じゃないけどね、アタシ、どこかの有名店で修行したわけじゃないのよ。冒険の中で自然と身に着けた技術なの。だって、いつでもどこでも美味しいものを食べられるなんて素敵だと思わない?」
「ええ、それはよく分かります」
アルベルトは前世の影響で食へのこだわりは強かった。
冒険者になった後もどんな状況だとしても、できる限り美味しいものを食べたいと思い料理には力を入れていた。
性技魔法を使えば女体盛りという形で最高級の料理を作り出せるが未だに使えた試しはない。
「最初の注文から時間が経ったし、お腹の空き具合はどう? 今なら手が空いてるしすぐに用意できちゃうわよ!」
「『鶏肉だったら何がいいだろうか』」
「そうねぇ、今日収穫できた食材だと……」
自然な仕草で回答を考え込むマスターの隣で、賄いで使った食器を片付けていたアリアが反応を示した。
「……! 『チキンは丸焼きに限るね』」
「だったら『香草はたっぷりとな』」
アリアが合言葉の完成を受けて目配せを送ってきた。
眩しい笑顔の裏に一体どんな闇を忍ばせているのか。
「何言ってるのよアリアちゃん、今から丸焼きは厳しいわよ。でも香草焼きなら用意できるわ」
「できるまでの間にお手洗いを借りようかな。おっと!」
カウンターから立ち上がろうとしてバランスを崩す。
また近くでアリアの全裸を拝んだせいで、席を立つ時に盛り上がった股間を隠そうとしてバランスを崩した。
「お客さん、呑み過ぎじゃない?」
「美味しい料理のお陰でペースが早くなっていたみたいだ」
「ボクが肩を貸してあげるよ」
カウンターから出てきたアリアが身体を支えてくれる。
「ありがとう、助かるよ……おお、おおお……」
「本当に大丈夫?」
演技ではないので自然な流れを作ることができた。でも身体が密着したせいで一向に勃起が収まらなくて歩き方がぎこちなくなる。
見えないだけで服は存在するため肌の感触はないが、頭一つ低い身長のアリアを見下ろせば、身体に押し付けられた胸がむにゅりと柔らかく形を変えていた。
肩を支えられて連れられた先はトイレではなく従業員の休憩室だった。
アリアが後ろ手に鍵を締めた。
「さて、お仕事のお話をしようか」
ニヤリと笑うアリアに、アルベルトはローブの中に仕込んだ紐を掴んだ。
「望むところだ」
アリアの手が仕込んだ短剣に伸びるのが透視のお陰ですぐに分かる。
やはり計画より到着が遅れたことで受け渡し役になりすました偽物だと気付かれてしまったのだろう。こうなったら強硬手段に出るしかない。
アリアが動くよりも早く、アルベルトは紐を放り投げた。
「これはっ!?」
瞬く間に紐は自律的に動いてアリアの全身を縛り上げていく。
拘束の最中を垂れ流す作品は少ない。拘束された姿という結果さえ示せれば読者(視聴者)は過程を勝手に補完できるからだ。その創作的メタ的視点と数多く存在する高速で拘束する漫画・アニメ的デフォルメ描写を性技魔法によって概念化して紐に付与したのだ。
「魔法談義はやっぱり発見に繋がるな」
これまでなら概念を持った紐を召喚していたところだが、事前に現物の紐を持っておき後から概念付与を施すことで魔力を節約できる。それに予め用途を練っているため、魔法の発動に指向性を強く持たせられるので魔法効果を強化できる。
「杖を持ってないのはブラフだったのかな。まさかここまでの魔法使いだったなんて」
「基礎魔法だけしか使えないから必要ないだけだ」
アリアは椅子に縛り付けられて身動きを取れない。両手は背中に回された状態で縛られており、両足はそれぞれ椅子の足に結ばれて大きく開脚した体勢で固定されていた。
身体を卑猥に強調するように亀甲縛りされているのは、性技魔法による必要経費だ。アルベルト視点では全裸に見えるので実にけしからん姿だった。
「どうして拘束するのかな? 合言葉を伝えてきたってことはキミが受け渡し役だよね」
「そちらこそどうして短剣を抜こうとしたのかな?」
「予定日から随分と遅れてたからね、念のために警戒していただけだよ」
「それは申し訳なかった」
「分かってくれたなら早く拘束を解いて荷物の受け渡しを済ませちゃおうよ」
どうやらアリアは誰から渡されるかは把握していなかったようだ。
まだ今の状況なら受け渡し役と言い張って挽回できるだろうか。
アルベルトは竿役悪党ロールで下卑た笑い声を上げる。演技のつもりだったが、我ながら様になっていて内心で凹んだ。
「その前に幾つか確認が必要だな。本当にお前が仲間であるか知っておきたいところだ」
「ふーん、そういう態度を取るんだね。こっちにも考えがあるよ」
「追い詰められているのはお前の筈だが余裕だな」
「ねえ、この状況でボクが悲鳴を上げたらどうなるでしょう?」
アリアは悪戯が成功したように微笑んだ。
耳の良いマスターなら間違いなく悲鳴を聞き届けるだろう。そしてあのムキムキボディから繰り出すマッスルパンチでアルベルトは一撃粉砕だ。
甲高い悲鳴が休憩室に響き渡る。
「これでチェックメイト。元からキミは詰んでいたんだよ」
不敵に笑うアリアの顔からは、看板娘としての人懐っこさは消えていた。
「あれ……?」アリアの余裕の表情が困惑に変わる。「一体どうして……店が騒がしかったとしても、壁の薄さから聞こえないわけがないのに」
「結果から逆算すれば分かることだ」
「……他に仲間を連れて来てたの」
「いいや、俺は一人で行動している」
「誰も来られない状況ではないなら……まさか、こんな至近距離で誰もボクの悲鳴が聞こえなかったということ?」
アルベルトは正解に辿り着いたアリアに、意趣返しで不敵に笑い返した。
性技魔法【完全蜜室】によって、この部屋は完全に隔離されている。とはいえ時間の流れが止まっているわけではないので時間を掛け過ぎれば不審がられてしまうだろう。
尋問するにしても短期決戦だ。
マスターはアリアより前にこの街に居て店まで構えている。だからデカラビアと繋がりを持っているのはアリア単独である可能性が高い。
次に可能性があるとしたら、マスターがデカラビアと繋がっていてアリアはその協力者というパターンだ。
確率が低いのはアリア経由のマスターが協力者というパターンだ。昔からこの街にいて、外部から来た者に協力して街を売るように行動させるのは、説得できるだけの理由か力をアリアが持っていることになるので考え難い。
最も確率が低いのはマスター単独でデカラビアと繋がっている場合だ。もしそうであれば、余所者のアリアを店に迎え入れるのはリスクでしかない。マジカルスライムまで使った計画に不確定要素を加えようとする馬鹿だったらそもそも計画に関われはしない筈だ。
恐ろしいことにこの計画を事前に察知できたのはただの幸運でしかない。
輸送中のデカラビアがたまたま魔導具の故障でマジカルスライムを逃してしまい、まったく関係のない依頼で付近に居たアルベルト達がたまたまマジカルスライムに遭遇してしまい、凄腕の構成員を打倒できる力をたまたま持っていた――奇跡的な偶然の重なりで起きた結果だ。
そこまで完璧に秘匿されていた計画の関係者が無能である筈がない。
「様子見はここまでにして当たってみるか」
どちらかが関係者なのか、それともどちらも関係者なのか、いずれのパターンにおいても二人が居るところで仕掛けるのが一番手っ取り早い。今なら客が賑わっているので、相手も下手な真似はできないだろう。言い方は悪いが客を人質として使わせてもらう。
「何事もなく終わってくれたら俺も常連の仲間入りしたいところだ」
常連客やアリアの評判どおり料理の味は抜群だった。
その料理を用意してくれた二人を疑わないといけない状況が何よりも悲しかった。
アルベルトはアリアが休憩から戻ってきたのを確認して立ち上がった。新作メニューの感想で和やかに会話をするアリアとマスターから近いカウンター席に腰掛けた。
「マスター、それにアリアさん、料理すごく美味しかったですよ」
素直な気持ちで称賛できるので自然と二人の会話に割り込めた。
「あらぁ嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
「どこかで修行をされたんですか」
「ふふっ、初めてのお客様は皆それを訊いてくるわね」
「というと?」
「自慢じゃないけどね、アタシ、どこかの有名店で修行したわけじゃないのよ。冒険の中で自然と身に着けた技術なの。だって、いつでもどこでも美味しいものを食べられるなんて素敵だと思わない?」
「ええ、それはよく分かります」
アルベルトは前世の影響で食へのこだわりは強かった。
冒険者になった後もどんな状況だとしても、できる限り美味しいものを食べたいと思い料理には力を入れていた。
性技魔法を使えば女体盛りという形で最高級の料理を作り出せるが未だに使えた試しはない。
「最初の注文から時間が経ったし、お腹の空き具合はどう? 今なら手が空いてるしすぐに用意できちゃうわよ!」
「『鶏肉だったら何がいいだろうか』」
「そうねぇ、今日収穫できた食材だと……」
自然な仕草で回答を考え込むマスターの隣で、賄いで使った食器を片付けていたアリアが反応を示した。
「……! 『チキンは丸焼きに限るね』」
「だったら『香草はたっぷりとな』」
アリアが合言葉の完成を受けて目配せを送ってきた。
眩しい笑顔の裏に一体どんな闇を忍ばせているのか。
「何言ってるのよアリアちゃん、今から丸焼きは厳しいわよ。でも香草焼きなら用意できるわ」
「できるまでの間にお手洗いを借りようかな。おっと!」
カウンターから立ち上がろうとしてバランスを崩す。
また近くでアリアの全裸を拝んだせいで、席を立つ時に盛り上がった股間を隠そうとしてバランスを崩した。
「お客さん、呑み過ぎじゃない?」
「美味しい料理のお陰でペースが早くなっていたみたいだ」
「ボクが肩を貸してあげるよ」
カウンターから出てきたアリアが身体を支えてくれる。
「ありがとう、助かるよ……おお、おおお……」
「本当に大丈夫?」
演技ではないので自然な流れを作ることができた。でも身体が密着したせいで一向に勃起が収まらなくて歩き方がぎこちなくなる。
見えないだけで服は存在するため肌の感触はないが、頭一つ低い身長のアリアを見下ろせば、身体に押し付けられた胸がむにゅりと柔らかく形を変えていた。
肩を支えられて連れられた先はトイレではなく従業員の休憩室だった。
アリアが後ろ手に鍵を締めた。
「さて、お仕事のお話をしようか」
ニヤリと笑うアリアに、アルベルトはローブの中に仕込んだ紐を掴んだ。
「望むところだ」
アリアの手が仕込んだ短剣に伸びるのが透視のお陰ですぐに分かる。
やはり計画より到着が遅れたことで受け渡し役になりすました偽物だと気付かれてしまったのだろう。こうなったら強硬手段に出るしかない。
アリアが動くよりも早く、アルベルトは紐を放り投げた。
「これはっ!?」
瞬く間に紐は自律的に動いてアリアの全身を縛り上げていく。
拘束の最中を垂れ流す作品は少ない。拘束された姿という結果さえ示せれば読者(視聴者)は過程を勝手に補完できるからだ。その創作的メタ的視点と数多く存在する高速で拘束する漫画・アニメ的デフォルメ描写を性技魔法によって概念化して紐に付与したのだ。
「魔法談義はやっぱり発見に繋がるな」
これまでなら概念を持った紐を召喚していたところだが、事前に現物の紐を持っておき後から概念付与を施すことで魔力を節約できる。それに予め用途を練っているため、魔法の発動に指向性を強く持たせられるので魔法効果を強化できる。
「杖を持ってないのはブラフだったのかな。まさかここまでの魔法使いだったなんて」
「基礎魔法だけしか使えないから必要ないだけだ」
アリアは椅子に縛り付けられて身動きを取れない。両手は背中に回された状態で縛られており、両足はそれぞれ椅子の足に結ばれて大きく開脚した体勢で固定されていた。
身体を卑猥に強調するように亀甲縛りされているのは、性技魔法による必要経費だ。アルベルト視点では全裸に見えるので実にけしからん姿だった。
「どうして拘束するのかな? 合言葉を伝えてきたってことはキミが受け渡し役だよね」
「そちらこそどうして短剣を抜こうとしたのかな?」
「予定日から随分と遅れてたからね、念のために警戒していただけだよ」
「それは申し訳なかった」
「分かってくれたなら早く拘束を解いて荷物の受け渡しを済ませちゃおうよ」
どうやらアリアは誰から渡されるかは把握していなかったようだ。
まだ今の状況なら受け渡し役と言い張って挽回できるだろうか。
アルベルトは竿役悪党ロールで下卑た笑い声を上げる。演技のつもりだったが、我ながら様になっていて内心で凹んだ。
「その前に幾つか確認が必要だな。本当にお前が仲間であるか知っておきたいところだ」
「ふーん、そういう態度を取るんだね。こっちにも考えがあるよ」
「追い詰められているのはお前の筈だが余裕だな」
「ねえ、この状況でボクが悲鳴を上げたらどうなるでしょう?」
アリアは悪戯が成功したように微笑んだ。
耳の良いマスターなら間違いなく悲鳴を聞き届けるだろう。そしてあのムキムキボディから繰り出すマッスルパンチでアルベルトは一撃粉砕だ。
甲高い悲鳴が休憩室に響き渡る。
「これでチェックメイト。元からキミは詰んでいたんだよ」
不敵に笑うアリアの顔からは、看板娘としての人懐っこさは消えていた。
「あれ……?」アリアの余裕の表情が困惑に変わる。「一体どうして……店が騒がしかったとしても、壁の薄さから聞こえないわけがないのに」
「結果から逆算すれば分かることだ」
「……他に仲間を連れて来てたの」
「いいや、俺は一人で行動している」
「誰も来られない状況ではないなら……まさか、こんな至近距離で誰もボクの悲鳴が聞こえなかったということ?」
アルベルトは正解に辿り着いたアリアに、意趣返しで不敵に笑い返した。
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