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第一章:魔王軍誕生
魂の旅路(3)
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「しかし、こりゃあエグいな」
「生まれた瞬間に死んでいたよりは幸福だったんじゃないかな…………たぶん」
幽体になる前のレイ――生者として死んだ時は十代の少年だったようだ。
幸福かどうか言葉を濁したくなったのは、全身が傷だらけで身に纏う装備も薄汚れていたからである。隠密性を重視した身軽な装備からは裏社会の気配がした。最期が自害ともなればきっとまともではない境遇なのは確かだろう。
「綺麗な顔してるだろ。嘘みたいだろ。死んでるんだぜ。それで」
「なんかのネタ?」
「……時の流れは無情だな」
死ぬ瞬間で止められた時間の中で、生者のレイは豪快に笑っていた。線の細い端正な顔には似合わない大口を開けて、自分の死すらも笑い飛ばすような気持ち良いぐらいの死に様だ。
「もうちょっと死に方ぐらいは選ばせてほしい」
「記憶に蓋されているせいで完全には再現されていないけど、こうするしかなかった状況だったのだろうさ。魔神様チョイスを考えれば、人間として生まれた時点で過酷な運命を背負わされるのかもな」
魔王様は南無南無と手を合わせて死を悼んでくれていた。
「僕の過去も気になるけど、今は魂の調査をしないと」
「おっと、そうだった。死亡前後の動きを細かく観察するとしよう」
知識を持たないレイに魂の観測で手伝えることはない。
魔王様の邪魔にならないように部屋の隅っこから、自分が死んだ部屋をぼんやりと眺めた。
レイは魔法の知識どころか記憶をほとんど持っていなかった。
そのため魔物になった今も日本人の自覚が一番強いかもしれない。ただ自覚はともかく精神構造はすっかり別物になっていることを今回の【記憶遡行魔法】によってまざまざと見せ付けられた。
憑依自爆殺法で自害してから今日に至るまで数年間の時が流れていた。しかし、レイの感覚としては数日か長くても数週間程度の認識だった。そもそも人間だったら、身動き取れないまま孤独な時間を過ごしていたらとっくに病んでいた可能性が高い。
「僕はなんでこんなに派手に死んだのかな」
「自分の記憶に訊くしかないな。でも悲観した話ではない気がするぞ。希望がなけりゃこんな明るく死ねはしない。もしかしたらレイスになったのも狙ったことかもしれないぜ」
「そこまで賢いと思えないよ、こいつだって僕だもん」
「お前それ頭ゴブリンと頭オークの前でも言えんの?」
「規格外と並べるのは反則」
「一番失礼なこと言ってるぞ」
「魔王様、作業に集中しなくていいの?」
「観測はするけど、細かい解析作業は掲示板で集合知にお任せさ!」
「それってサボる理由にはならないと思うけど」
「いやいや、これが管理職の正しい在り方さ」
「えぇぇ……」
そんなものなのだろうかと首を傾げたが、前世は社会に出る前に死んだような気がするので反論の言葉は浮かばなかった。
今生も早死にしたのかと思うと、そういう星の下に生まれたのだと無理矢理に納得するしかなさそうだ。そもそも邪神に気に入られる魂という時点で救いがないのは当たり前のような気がしてきた。
「作業の邪魔にならないなら、僕の体に触れてみてもいいかな」
「構わないぞ。俺たちの姿は擬似的な再現だから表示非表示の切り替えは簡単にできる」
「魔法って便利だね」
レイは大笑いをする肉体の前に立った。
どこで生まれて、どうやって育って、どうして死んだのか――生者だった自分自身の額に指先で触れる。
――条件は揃った。だから続きは“次”に託すよ。
頭の中で声が響いた。
これは記憶だ。かつての自分が呼んでいる。
「ねえ魔王様、外の皆に魔力を大量にもらうよって伝えておいてもらえるかな」
「まさか……もっと遡るつもりか?」
「流石は魔王様、大正解」
「急にどうした? 魂の観測はここで充分だ。だからお前がこれ以上のリスクを背負う必要はないんだぞ」
「なんとなくだけど、僕たち転生者にとっても重要な記憶が眠っている気がするんだ」
心配そうに眉を寄せる魔王様に、レイは肉体を真似てにっこりと笑ってみせた。
「俺が保証するよ、お前はこいつだし、こいつはお前だよ」
魔王様は肩を竦めると、肉体と幽体を交互に指差した。
「でも一人旅をさせるつもりは――うぉっ!? 弾かれた!?」
魔王様がレイの肉体に触れようとすると、二人の間で魔力光が激しく明滅した。
「……一体どういう仕組みだ? 記憶自体が俺を拒んだってのか」
「もしかして僕の記憶を見られないように誰かが妨害してるの?」
「いや、この魔力はお前のだ」
「僕自身が阻んでる……?」
「死ぬ前に自分の記憶を封じたんだ。そのせいで幽体の自分にも記憶が引き継がれなかったのかもしれない」
「やっぱり生きてた時の僕も賢くなさそうだね」
レイの言葉に魔王様は首を横に振った。
「失敗じゃない。この封印魔法は正しく機能している。それに感じる意図は悪意じゃなくて警告か? きっと自分以外には託せないと考えたんだ」
「生きてた僕って賢いけどボッチだったのかぁ」
魔王様がレイを振り返る。その顔は真剣だった。
「この先は観測者である俺が居なくなる。そうなったら時間の流れはコントロールできない。本当にリアルタイムで自分の記憶を追体験することになるぞ? 外の時間は一瞬かもしれないがお前の精神には大きな負荷が掛かる。それこそ二度と目覚められないかもしれない」
「転生を魔神様によるものだって教えてくれたけど、僕はどうしてこうなったのか知らないんだ。『転生終了幽霊』なんてコテハンにしたけど、むしろ逆だよ。僕は始められてない。これから始めるんだ、僕の異世界転生を」
かつての肉体に近付いたせいだろうか、レイは人間だった頃の時間感覚に戻りつつあった。身体も思考もふわふわしていたのが、ようやく地に足が着いた気がする。
「やれやれ、若い者を見送る側になるのは嫌だねぇ」
「爺臭いよ魔王様」
「せめて婆臭いって言えや」
「ババァ扱いはいいんだ……」
「人間だと老人だし。エルフだったら赤ちゃんやぞ、甘やかせ! ばぶーばぶー!」
「尊厳捨ててまで良いとこ取りする価値あるー?」
「…………なあ」
「ん?」
「命懸けの旅立ちを決めた仲間と別れ際の会話がこれでいいんか」
「魔王軍はこの乗りでいいんじゃない?」
「掲示板の乗りをリアルに持ち込むのはアレな気もするぞ」
「えぇぇ……今更じゃないかなぁ……」
魔王様は頭をがしがしと掻いた。
「もう一回生まれて死んで、必ず帰ってこいよ」
「了解、いってきまーす」
魔王様に見送られてレイはたった一人で【記憶遡行魔法】を続行する。
肉体に幽体を重ね合わせると視界が真っ暗に包まれて全身が急激に重くなった。
「思い出した、これが肉体の重みだ」
懐かしい重力に思わず笑みが浮かぶ。
「ここはどこだろう?」
真っ暗闇の空間には、どこからか降り注ぐスポットライトのような光に照らされた扉が一つだけあった。
扉は木製で今にも崩れ落ちそうなほど朽ち果てていた。
気付くと手の中に古びた銀の鍵が握られていた。
「これで開けろってことなのかな」
レイは導かれるままに銀の鍵を扉の鍵穴に差し込んだ。
ガチャリと開く音と共に扉の向こう側から光が溢れ出した。
光はこの世に人間として生まれ落ちたレイがこれまでに生きてきた記憶の塊であり人生そのものだった。
余りの情報量に魔物になってから積み上げた自我は溶けていき――そして人間の男の子としてルベリスタ王国で生きた人生が幕を開けた。
「生まれた瞬間に死んでいたよりは幸福だったんじゃないかな…………たぶん」
幽体になる前のレイ――生者として死んだ時は十代の少年だったようだ。
幸福かどうか言葉を濁したくなったのは、全身が傷だらけで身に纏う装備も薄汚れていたからである。隠密性を重視した身軽な装備からは裏社会の気配がした。最期が自害ともなればきっとまともではない境遇なのは確かだろう。
「綺麗な顔してるだろ。嘘みたいだろ。死んでるんだぜ。それで」
「なんかのネタ?」
「……時の流れは無情だな」
死ぬ瞬間で止められた時間の中で、生者のレイは豪快に笑っていた。線の細い端正な顔には似合わない大口を開けて、自分の死すらも笑い飛ばすような気持ち良いぐらいの死に様だ。
「もうちょっと死に方ぐらいは選ばせてほしい」
「記憶に蓋されているせいで完全には再現されていないけど、こうするしかなかった状況だったのだろうさ。魔神様チョイスを考えれば、人間として生まれた時点で過酷な運命を背負わされるのかもな」
魔王様は南無南無と手を合わせて死を悼んでくれていた。
「僕の過去も気になるけど、今は魂の調査をしないと」
「おっと、そうだった。死亡前後の動きを細かく観察するとしよう」
知識を持たないレイに魂の観測で手伝えることはない。
魔王様の邪魔にならないように部屋の隅っこから、自分が死んだ部屋をぼんやりと眺めた。
レイは魔法の知識どころか記憶をほとんど持っていなかった。
そのため魔物になった今も日本人の自覚が一番強いかもしれない。ただ自覚はともかく精神構造はすっかり別物になっていることを今回の【記憶遡行魔法】によってまざまざと見せ付けられた。
憑依自爆殺法で自害してから今日に至るまで数年間の時が流れていた。しかし、レイの感覚としては数日か長くても数週間程度の認識だった。そもそも人間だったら、身動き取れないまま孤独な時間を過ごしていたらとっくに病んでいた可能性が高い。
「僕はなんでこんなに派手に死んだのかな」
「自分の記憶に訊くしかないな。でも悲観した話ではない気がするぞ。希望がなけりゃこんな明るく死ねはしない。もしかしたらレイスになったのも狙ったことかもしれないぜ」
「そこまで賢いと思えないよ、こいつだって僕だもん」
「お前それ頭ゴブリンと頭オークの前でも言えんの?」
「規格外と並べるのは反則」
「一番失礼なこと言ってるぞ」
「魔王様、作業に集中しなくていいの?」
「観測はするけど、細かい解析作業は掲示板で集合知にお任せさ!」
「それってサボる理由にはならないと思うけど」
「いやいや、これが管理職の正しい在り方さ」
「えぇぇ……」
そんなものなのだろうかと首を傾げたが、前世は社会に出る前に死んだような気がするので反論の言葉は浮かばなかった。
今生も早死にしたのかと思うと、そういう星の下に生まれたのだと無理矢理に納得するしかなさそうだ。そもそも邪神に気に入られる魂という時点で救いがないのは当たり前のような気がしてきた。
「作業の邪魔にならないなら、僕の体に触れてみてもいいかな」
「構わないぞ。俺たちの姿は擬似的な再現だから表示非表示の切り替えは簡単にできる」
「魔法って便利だね」
レイは大笑いをする肉体の前に立った。
どこで生まれて、どうやって育って、どうして死んだのか――生者だった自分自身の額に指先で触れる。
――条件は揃った。だから続きは“次”に託すよ。
頭の中で声が響いた。
これは記憶だ。かつての自分が呼んでいる。
「ねえ魔王様、外の皆に魔力を大量にもらうよって伝えておいてもらえるかな」
「まさか……もっと遡るつもりか?」
「流石は魔王様、大正解」
「急にどうした? 魂の観測はここで充分だ。だからお前がこれ以上のリスクを背負う必要はないんだぞ」
「なんとなくだけど、僕たち転生者にとっても重要な記憶が眠っている気がするんだ」
心配そうに眉を寄せる魔王様に、レイは肉体を真似てにっこりと笑ってみせた。
「俺が保証するよ、お前はこいつだし、こいつはお前だよ」
魔王様は肩を竦めると、肉体と幽体を交互に指差した。
「でも一人旅をさせるつもりは――うぉっ!? 弾かれた!?」
魔王様がレイの肉体に触れようとすると、二人の間で魔力光が激しく明滅した。
「……一体どういう仕組みだ? 記憶自体が俺を拒んだってのか」
「もしかして僕の記憶を見られないように誰かが妨害してるの?」
「いや、この魔力はお前のだ」
「僕自身が阻んでる……?」
「死ぬ前に自分の記憶を封じたんだ。そのせいで幽体の自分にも記憶が引き継がれなかったのかもしれない」
「やっぱり生きてた時の僕も賢くなさそうだね」
レイの言葉に魔王様は首を横に振った。
「失敗じゃない。この封印魔法は正しく機能している。それに感じる意図は悪意じゃなくて警告か? きっと自分以外には託せないと考えたんだ」
「生きてた僕って賢いけどボッチだったのかぁ」
魔王様がレイを振り返る。その顔は真剣だった。
「この先は観測者である俺が居なくなる。そうなったら時間の流れはコントロールできない。本当にリアルタイムで自分の記憶を追体験することになるぞ? 外の時間は一瞬かもしれないがお前の精神には大きな負荷が掛かる。それこそ二度と目覚められないかもしれない」
「転生を魔神様によるものだって教えてくれたけど、僕はどうしてこうなったのか知らないんだ。『転生終了幽霊』なんてコテハンにしたけど、むしろ逆だよ。僕は始められてない。これから始めるんだ、僕の異世界転生を」
かつての肉体に近付いたせいだろうか、レイは人間だった頃の時間感覚に戻りつつあった。身体も思考もふわふわしていたのが、ようやく地に足が着いた気がする。
「やれやれ、若い者を見送る側になるのは嫌だねぇ」
「爺臭いよ魔王様」
「せめて婆臭いって言えや」
「ババァ扱いはいいんだ……」
「人間だと老人だし。エルフだったら赤ちゃんやぞ、甘やかせ! ばぶーばぶー!」
「尊厳捨ててまで良いとこ取りする価値あるー?」
「…………なあ」
「ん?」
「命懸けの旅立ちを決めた仲間と別れ際の会話がこれでいいんか」
「魔王軍はこの乗りでいいんじゃない?」
「掲示板の乗りをリアルに持ち込むのはアレな気もするぞ」
「えぇぇ……今更じゃないかなぁ……」
魔王様は頭をがしがしと掻いた。
「もう一回生まれて死んで、必ず帰ってこいよ」
「了解、いってきまーす」
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肉体に幽体を重ね合わせると視界が真っ暗に包まれて全身が急激に重くなった。
「思い出した、これが肉体の重みだ」
懐かしい重力に思わず笑みが浮かぶ。
「ここはどこだろう?」
真っ暗闇の空間には、どこからか降り注ぐスポットライトのような光に照らされた扉が一つだけあった。
扉は木製で今にも崩れ落ちそうなほど朽ち果てていた。
気付くと手の中に古びた銀の鍵が握られていた。
「これで開けろってことなのかな」
レイは導かれるままに銀の鍵を扉の鍵穴に差し込んだ。
ガチャリと開く音と共に扉の向こう側から光が溢れ出した。
光はこの世に人間として生まれ落ちたレイがこれまでに生きてきた記憶の塊であり人生そのものだった。
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