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「可愛いと言えば……その、私でいいのですか?」
「どうしたんです、突然」
「本当の年齢なら、私は今28歳なのですよね? レイナード殿下はまだ24歳なのに……その、行き遅れの年齢なのに、嫌ではないのですか?」
「嫌もなにも、あなたは見た目は18歳のままですし、仮に見た目が28歳だとしても、僕はあなたを愛していますよ。6歳からずっと思い続けたお姉さんとやっとこうして婚約者になって、おしゃべりできるようになったんです。しかも僕が年上としてね。……すっごく嬉しいんですよ」
「……6歳……」
「18年間の純情、覚悟してくださいね」
彼は私を見て微笑み、そしてゆっくりとおねだりした。
「お願いしたいことがあります」
「はい」
「……頬に触れて、いいですか?」
「喜んで」
私が微笑んで少し前のめりになると、彼は手を伸ばして頬を撫でる。
こわごわと触れ、そして髪をゆっくりと、耳にかけるように撫でた。
「……僕、眠っているあなたに、必要以上に触れなかったんですよ。ずっと、触れたかった」
「レイナード殿下……」
「あなたは生きている。あなたも、人間なんだからご自身の意志が……ありますよね」
「どうしたんです、突然」
「本当の年齢なら、私は今28歳なのですよね? レイナード殿下はまだ24歳なのに……その、行き遅れの年齢なのに、嫌ではないのですか?」
「嫌もなにも、あなたは見た目は18歳のままですし、仮に見た目が28歳だとしても、僕はあなたを愛していますよ。6歳からずっと思い続けたお姉さんとやっとこうして婚約者になって、おしゃべりできるようになったんです。しかも僕が年上としてね。……すっごく嬉しいんですよ」
「……6歳……」
「18年間の純情、覚悟してくださいね」
彼は私を見て微笑み、そしてゆっくりとおねだりした。
「お願いしたいことがあります」
「はい」
「……頬に触れて、いいですか?」
「喜んで」
私が微笑んで少し前のめりになると、彼は手を伸ばして頬を撫でる。
こわごわと触れ、そして髪をゆっくりと、耳にかけるように撫でた。
「……僕、眠っているあなたに、必要以上に触れなかったんですよ。ずっと、触れたかった」
「レイナード殿下……」
「あなたは生きている。あなたも、人間なんだからご自身の意志が……ありますよね」
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