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言いながらも不安と罪悪感に苛まれた気分でいると、部屋にレイナード殿下がやってきた。
私を見て、彼は空色の目をぱっと見開いて笑顔になる。
どこか、大きな犬を思わせる笑顔だった。
「素敵だね! よく似合うよ、よかった」
反射的にどんな顔をすればいいのかわからない。
褒められているのはわかる。けれど、褒め言葉にどう返せばいいのか。
困った顔を見せてしまったからか、彼は少し申し訳なさそうに肩をすくめた。
「ごめんなさい。せっかくの花嫁衣装を僕が勝手に選んでしまっていて。あなたに似合うデザインを用意したいと、ずっと前から一方的に作ってしまっていたんですが、気に入りませんでした?」
「そ、そんな……!」
私は慌てて首を横に振る。
「もったいないドレスです。それに」
「それに?」
「……私相手にそんなお言葉遣い、お辞めください」
「どうして? 奥さんになる人だからって、丁寧に話してはいけない決まりなんてありませんよ」
「でも……」
私は困惑しながら説明する。
「恐れながら申し上げます」
「はい、なんでしょう」
私を見て、彼は空色の目をぱっと見開いて笑顔になる。
どこか、大きな犬を思わせる笑顔だった。
「素敵だね! よく似合うよ、よかった」
反射的にどんな顔をすればいいのかわからない。
褒められているのはわかる。けれど、褒め言葉にどう返せばいいのか。
困った顔を見せてしまったからか、彼は少し申し訳なさそうに肩をすくめた。
「ごめんなさい。せっかくの花嫁衣装を僕が勝手に選んでしまっていて。あなたに似合うデザインを用意したいと、ずっと前から一方的に作ってしまっていたんですが、気に入りませんでした?」
「そ、そんな……!」
私は慌てて首を横に振る。
「もったいないドレスです。それに」
「それに?」
「……私相手にそんなお言葉遣い、お辞めください」
「どうして? 奥さんになる人だからって、丁寧に話してはいけない決まりなんてありませんよ」
「でも……」
私は困惑しながら説明する。
「恐れながら申し上げます」
「はい、なんでしょう」
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