夫の弟は昔から私のことが好きだったようで、私への溺愛が止まりません。

海瀬

文字の大きさ
上 下
17 / 27

魔導師様

しおりを挟む
「ノア様! この資料見て貰えますか?」



「あぁ。マリア、ここ計算間違ってるぞ」



「えー? あ、ほんとだ。すみませんすぐやります!」



私、ここにいていいのかしら。だって、すごく居心地悪いのよ? みんなが悪いというわけでなく、私が場違いなところにいるのだ。仕事をしているわけでもなく、かといって国家機密の資料もあるわけで手伝うことも出来ない。私にお茶を入れる能力も無いし……。
ノアは仕事に集中していて、私に気づいていない。ダメだと思いながらもこっそり部屋を出た。



「はぁ……」



マリアさん、きっとノアのことが好きだわ。わたしには分かるもの……。



「お前誰? 見ない顔だけど」


先に名前を名乗るのが礼儀では? と思ったが顔を見てすぐ思い直した。その人は国1番の魔導師だったのだ。


「レオナ様……? あっ、私、シャーロット・マーフィーと申します。以後お見知り置きを。」



「あー、ノアのね。」



ノアと知り合いなのだろうか。



「今暇? ちょっと頼みたいことあるんだけど」


私は暇だと伝えるとついてきて。と言われそのまま大人しくついて行った。



「ここ、僕の研究室。これ飲んで。」



なんだこのドロドロとした液体は。緑色に光っているようだが。正直言うと飲みたくない。



「死にはしないよ。飲んでね。飲まないんだったらノアのこと呪うから」



のあが呪われるのは避けたい。私は意を決して飲んだ。あれ、意外と美味しい。味はチョコレートのようだ。


「えっ」



なぜか体が熱くなってきた。もしかして媚薬……?



「あー、また失敗。なんで、媚薬になっちゃうんだろう。ちょっと待ってね、治してあげるから。」



解毒剤を用意しているのか。さすが魔導師様だ。そう思っていたのだが。



レオナ様が、指をパチンと鳴らすと私の服と下着は生滅した。今は産まれた状態でいる。、



「あ、すぐ戻せるから安心してね。じゃ、治すか~」



なにこれ、スライム……? ベトベトしていて気持ちいい……。私の胸の頂には触れず周りをグルグル回っている。やだ、早く……触って欲しい。



「僕、初めて人に興奮したかも。勃っちゃったから入れていいよね?」



レオナ様は私の胸に吸い付いた。媚薬のせいかスライムのせいか……とても気持ちがいい。2、3度イってしまった。



今はスライムに足をM字で固定されている。なにこれ、動けない?



「びしょびしょじゃん。へぇ、可愛い。」



そう言いながらレオナ様は私の秘部にどんどん近づいていき……じゅるっと吸った。



「ん~~っ、」



「イった? 久しぶりだから不安だったけど嬉しいなあ。僕、シャーロットのこと好きになりそう。うーん、もうちょっとイこっか?」



レオナ様は私の浅い所を早いスピードで擦る。もう、何度イったか分からない。ノアを裏切りたくないのに……。



「僕さー、巨乳好きなんだよね。シャーロットの巨乳すっごい好み。」



そう言うと、私の胸に再度吸い付いた。イクのが、やめられない。やめたいのに……。



「んっ、もっと……」



今私なんて……?



「ノアの婚約者様変態。でも、全部僕好み。好きだよシャーロット?」



私の中へレオナ様のものが少し入る。そこで浅く出し入れしている。
そこへ急に扉が開いた。



「シャルから離れろ!」



「えー、今来るの? いい所だったのになあ。ギリギリイけなかったんだけど。」



「黙れ。」



ノアは私が聞いたことの無いくらい低い声を発した。



「でもさ、ノアも悪いんだよ? シャーロット、マリアのせいですごく病んでた。助けてあげたんだから感謝されても非難はされたくないなあ。ま、続きは2人でやってよ。じゃあね。」



レオナ様は瞬間移動でどこかへ行ってしまった。って私の服は!?



「シャル、マリアは」



「いやよ! ……あなたが名前を呼ぶだけでも嫉妬してしまうの。ごめんなさい、心の狭い女で……。」



「それは凄く嬉しい。だが」



他の男に抱かれるなんてどういうことだ?



耳元で小さく囁かれ思わず感じてしまう。まだ媚薬が残っているの……?



「まさか……あいつ、媚薬を……はぁ。」



「ノア……?」



「俺がシャルの媚薬を抜く。」



「んうっ、や、やだっ。スライムがっ。」



さっきまで動いていなかったスライムが動き出したのだ。次は胸の頂までしっかりと攻めてくる。



「垂れ流れているぞ。」



ノアは解しもせずにそのまま私の中へ入れた。奥まで入ったと同時に私はイってしまった。その後は気持ちよすぎて地獄だった。入れたまま動くノアはそれと同時に突起の刺激を辞めなかった。もうイキたくないっ。

しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

【掌編集】今までお世話になりました旦那様もお元気で〜妻の残していった離婚受理証明書を握りしめイケメン公爵は涙と鼻水を垂らす

まほりろ
恋愛
新婚初夜に「君を愛してないし、これからも愛するつもりはない」と言ってしまった公爵。  彼は今まで、天才、美男子、完璧な貴公子、ポーカーフェイスが似合う氷の公爵などと言われもてはやされてきた。  しかし新婚初夜に暴言を吐いた女性が、初恋の人で、命の恩人で、伝説の聖女で、妖精の愛し子であったことを知り意気消沈している。  彼の手には元妻が置いていった「離婚受理証明書」が握られていた……。  他掌編七作品収録。 ※無断転載を禁止します。 ※朗読動画の無断配信も禁止します 「Copyright(C)2023-まほりろ/若松咲良」  某小説サイトに投稿した掌編八作品をこちらに転載しました。 【収録作品】 ①「今までお世話になりました旦那様もお元気で〜ポーカーフェイスの似合う天才貴公子と称された公爵は、妻の残していった離婚受理証明書を握りしめ涙と鼻水を垂らす」 ②「何をされてもやり返せない臆病な公爵令嬢は、王太子に竜の生贄にされ壊れる。能ある鷹と天才美少女は爪を隠す」 ③「運命的な出会いからの即日プロポーズ。婚約破棄された天才錬金術師は新しい恋に生きる!」 ④「4月1日10時30分喫茶店ルナ、婚約者は遅れてやってきた〜新聞は星座占いを見る為だけにある訳ではない」 ⑤「『お姉様はズルい!』が口癖の双子の弟が現世の婚約者! 前世では弟を立てる事を親に強要され馬鹿の振りをしていましたが、現世では奴とは他人なので天才として実力を充分に発揮したいと思います!」 ⑥「婚約破棄をしたいと彼は言った。契約書とおふだにご用心」 ⑦「伯爵家に半世紀仕えた老メイドは伯爵親子の罠にハマり無一文で追放される。老メイドを助けたのはポーカーフェイスの美女でした」 ⑧「お客様の中に褒め褒めの感想を書ける方はいらっしゃいませんか? 天才美文感想書きVS普通の少女がえんぴつで書いた感想!」

あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます

おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」 そう書き残してエアリーはいなくなった…… 緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。 そう思っていたのに。 エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて…… ※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。

私の知らぬ間に

豆狸
恋愛
私は激しい勢いで学園の壁に叩きつけられた。 背中が痛い。 私は死ぬのかしら。死んだら彼に会えるのかしら。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

五歳の時から、側にいた

田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。 それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。 グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。 前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。

【完結】私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね

江崎美彩
恋愛
 王太子殿下の婚約者候補を探すために開かれていると噂されるお茶会に招待された、伯爵令嬢のミンディ・ハーミング。  幼馴染のブライアンが好きなのに、当のブライアンは「ミンディみたいなじゃじゃ馬がお茶会に出ても恥をかくだけだ」なんて揶揄うばかり。 「私が王太子殿下のお茶会に誘われたからって、今更あわてても遅いんだからね! 王太子殿下に見染められても知らないんだから!」  ミンディはブライアンに告げ、お茶会に向かう…… 〜登場人物〜 ミンディ・ハーミング 元気が取り柄の伯爵令嬢。 幼馴染のブライアンに揶揄われてばかりだが、ブライアンが自分にだけ向けるクシャクシャな笑顔が大好き。 ブライアン・ケイリー ミンディの幼馴染の伯爵家嫡男。 天邪鬼な性格で、ミンディの事を揶揄ってばかりいる。 ベリンダ・ケイリー ブライアンの年子の妹。 ミンディとブライアンの良き理解者。 王太子殿下 婚約者が決まらない事に対して色々な噂を立てられている。 『小説家になろう』にも投稿しています

処理中です...