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第二章
第九話
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システムが起動する。重力センサから送られてくる情報によって左を下にして横になっていることがわかる。あちこちに用意されたセンサのドライバがロードされ、送られてくる情報が処理できるようになる。甘くやわらかい匂いが体中を包んでいる。見たことのないフルーツの中に閉じ込められているみたいだ。四肢の位置がはっきりしてくる。その末端が目覚めたのに途中の部分は曖昧だった。深く息を吸い込む。ゆっくりと瞼を開く。視界がはっきりしてくる。柔らかめの枕に頭を沈めて鼻まで布団をかぶっていることがわかってくる。その先に見えているものはなんだかよくわからない。見慣れないものだ。記憶が読み込まれてくる。
あ、とぼくは声を出しそうになった。いつもなら飛び起きるところなのに今はそうしなかった。全身を覆っている匂いが体を溶かしてしまったみたいだった。見たことはないけれど、きっと天国はこんな感じだろうと思った。
横になったまま首だけを動かして周りを見る。目の前にあるのはベッドだ。ぼくはベッドのすぐわきの床に布団を敷いてそこに寝ていた。頭の中で渦巻いていた匂いが集まって形になっていく。アリア。もやもやと集まっていた匂いが次第に顔になっていく。匂いに紐づけられていた名前が見つかり、そこから顔も見つかった。脳はこのようにして誰かを覚えているのかもしれない、とぼくは思った。
布団の中で体を回す。ベッドの反対側には机があった。覚えている。アリアの部屋だ。ぼくはまたベッドの方を向いた。床に寝そべっているとベッドの上の様子は見えない。上半身だけでも起こせば見えるだろうけれど、起き上がってしまうのが惜しいような気がしてそのまま横になっている。アリアはあの上に寝ているだろうか。それをたしかめたいような、たしかめるのは怖いような気がした。
横になったままベッドを見上げていると、ごそごそと音がしてベッドの縁から顔が覗いた。ぼくの頭の中にあったアリアの顔が瞬時に修正されて目の前の顔と重なる。重なる前はどんな顔だったのか、もう思い出せない。記憶から呼び戻したアリアの顔と今目の前にある顔はたしかに少し違った。でもそれを思い出すことはもうないだろう。
「おはよ」
アリアが言った。跳ねた髪で微笑むアリアの顔は剥きたての林檎みたいに白くてみずみずしかった。
「おはよう」
なにか他にも言うべきことがあるような気もしたけれど、これだけで十分だとも思った。おはようっていう言葉が今までで一番意味を持って響いたような気がした。
「どう? 思った通り? あたしはたぶん、思った通り。ごはん食べたり、お風呂入ったり、着替えたりしたんだ、絶対」
そういってアリアは手を出し、パジャマの袖を見せた。
「で、そこに布団を敷いたでしょ。そしてレイトにおやすみって言ったはず。もっとほかのこともあったかもしれない。もちろん、全部記憶にない」
ぼくは体を起こした。アリアのもっとほかのことという言葉になんだか妙にドキドキした。すっぽりとぼくを包んでいた布団が落ちる。
「あ。それを貸したりもしたんだ」
アリアに言われてぼくは自分の体を見た。見慣れないパジャマを着ていた。慌てて周りを見ると、枕元にぼくの服が畳んであった。体もさっぱりしているからきっと風呂にも入ったのだろう。
「意外と似合ってるわよ、それ」
「ありがと」
アリアが笑いながら言い、ぼくも笑って答えた。いつもならきっと顔から火が出るほど恥ずかしいことだと思うのに、ぼくは不思議とまったく恥ずかしさを感じなかった。アリアといると自分が別のものになったような気がした。
「さ、行動開始と行きましょ」
アリアはそう言ってベッドの上で布団を足元に畳み、ベッドから降りた。ぼくの寝ていた布団を踏み越えてクローゼットのところへ行く。ぼくはその姿を目で追った。クローゼットの扉が折れて片側に集まった。色とりどりのパーカーがかけてあるのが見えた。アリアはクローゼットの前で両手を腰にあててしばらく中を見回した。ぼくがその背中を見ていると、そのままあっさりパジャマのズボンを脱ぎ始めた。ぼくは驚いて窓の方へ目を逸らした。でもすぐにこっそり視線を戻す。ゆったりとした大きめのパジャマが膝の上まで届き、その下に白い足が伸びていた。アリアはクローゼットからデニムのパンツを出してそれに足を通した。かがんで足を上げると太ももを横切っているパジャマのラインが上昇する。ぼくの目はそのラインに直結されたみたいに上下した。アリアが穿いたパンツは昨日穿いていたものと同じような、膝のあたりでちぎったようになっているものだった。ただ昨日のものと違い、今穿いているものは左足が膝の上でちぎれていて、右足は足首まであった。アリアはパンツを穿き終えるとまた実にあっさりとパジャマの上も脱いだ。パジャマの下には白い半袖のTシャツを着ていた。半袖から伸びる白い腕がぼくの視界に幾何学模様を描いているような気がした。アリアはクローゼットから取り出した浅葱色のパーカーをTシャツの上にかぶった。パーカーの袖と裾を整えると、今後は上の方の棚から檸檬色のソックスを出してそれを履いた。ぴったりしたデニムのパンツがアリアのシルエットを浮き上がらせる。
ぼくは見てはいけないような気がしていたのに結局一部始終釘付けで目がはなせなかった。振り返ったアリアと目が合う。急にうしろめたさが落ちてきてぼくを押しつぶした。アリアは脱いだパジャマを軽くたたんでベッドの上に放り投げた。
「トーストでも焼いて食べようか。あたし下で焼いとくからレイトも着替えたら降りておいで」
そう言ってまるで何事もなかったように部屋から出て行った。アリアにとっては何事もなかったのかもしれない。遠ざかっていくアリアの足音がぼくの内側を洗い流していく。流れずに残ったわだかまりに部屋に残されたアリアの匂いが染み込み、ぼくの中に根を張っていく感じがした。
ぼくはおそらく寝る前の自分が畳んだと思われる服に着替えた。ここへ来るときに着てきたものだ。シャツを着ると自分の匂いがした。ぼくはほとんどアリアに塗りつぶされながらもまだ自分が残っていることを確認した。イマースモードにも匂いはあっただろうか。思い出せなかった。
◇
階下へ降りるとパンの焼ける香ばしい匂いがしていた。食卓にはすでにトーストとミルクが並び、アリアはフライパンで卵を焼いていた。
「そこに座って」
卵を焼きながらぼくの方を見てアリアが言った。ぼくが食卓に着くとアリアは火を止めた。食卓の方へフライパンを持ってきて、すでに並べてあった皿に目玉焼きを滑り込ませる。アリアが身に着けているエプロンには包丁とおたまを持ったブタが描かれていた。
アリアはフライパンをたわしで洗い流してからエプロンを外して食卓に着いた。「食べよ」とぼくに声をかけ、親指のところに箸を挟んで手を合わせると「いただきます」と小さく言った。ぼくは少し驚いた。アリアの所作がとても自然だったからだ。アリアはきっと一人きりでも今みたいに手を合わせていただきますと言うのだろう。ぼくはそういうことをなおざりにしてきた自分を反省した。アリアと同じように手を合わせて「いただきます」と小さく声に出してみた。いただきますを大切にする人は自分を大切に生きている。そんな気がした。
目玉焼きには塩か醤油か、目玉焼きの下に敷くとしたらハムかベーコンか、トーストと一緒に食べるときの焼き加減はどのぐらいがいいか、牛乳は乳脂肪率が高い方がおいしいのか、コーンから作られたマーガリンを許せるか、キャベツにレタスの代わりが務まるか、結論を出すことが目的ではない命題を次から次に掲げては意見を出し合いながら食事をした。意見が一致するかどうかは重要ではなかった。同意して共感しあうのと、異なる見解を出し合うのと、どちらも同じように素敵だった。意見が一致しなくても相手を説得するわけじゃないし譲歩するわけでもない。違いを違いとして残したまま一緒にいられる。ぼくは初めて誰かと話すことが楽しいと思った。初めて友達というものがわかったような気がした。
食事を終えて部屋に戻ると机の上に二つ並べて置かれたゴーグルが待っていた。いつも身に着けていないと不安だったのに、今はゴーグルを置いて出かけるアリアのこともわかるような気がした。ぼくはゴーグルを手に取り、身に着けるのをためらった。身に着けたら変わりつつある自分がまた元に戻ってしまうような気がした。ためらうぼくの横にアリアが並び、アリアは自分のゴーグルをあっさり身に着けた。ぼくはその様子を見ていた。
「なにも来てない、かな?」
そうだった。ミッションを受け取らないと先へ進まない。今ここでアリアと一緒にいることは心地よい。穏やかで平和だけれどそれは停滞だ。ぼくはもう何度目になるかわからない覚悟を決めてゴーグルを装着した。
「次のミッションはいつ来るかな。イマースしなくても進められるかな」
アリアは机の前の椅子に座りながら言った。アリアは常に前を見ている。失われた昨夜の記憶を取り戻そうとは思っていないように見える。過ぎたことよりもこれから訪れること。アリアの目は常にそこに向けられている。
と、視界の隅でZをどうにかした例のアイコンが点灯した。ぼくは息をのんだ。アリアを見るとアリアも驚いた顔をしていた。同じものが二人に同時に届いたのだろうか。アイコンに視線を送って通知の内容を表示させる。目の前の空間に文字が浮かび上がった。
――――――――――――――――
もっともたかきいただきをみあげ かくされしとびらをくぐれ
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あ、とぼくは声を出しそうになった。いつもなら飛び起きるところなのに今はそうしなかった。全身を覆っている匂いが体を溶かしてしまったみたいだった。見たことはないけれど、きっと天国はこんな感じだろうと思った。
横になったまま首だけを動かして周りを見る。目の前にあるのはベッドだ。ぼくはベッドのすぐわきの床に布団を敷いてそこに寝ていた。頭の中で渦巻いていた匂いが集まって形になっていく。アリア。もやもやと集まっていた匂いが次第に顔になっていく。匂いに紐づけられていた名前が見つかり、そこから顔も見つかった。脳はこのようにして誰かを覚えているのかもしれない、とぼくは思った。
布団の中で体を回す。ベッドの反対側には机があった。覚えている。アリアの部屋だ。ぼくはまたベッドの方を向いた。床に寝そべっているとベッドの上の様子は見えない。上半身だけでも起こせば見えるだろうけれど、起き上がってしまうのが惜しいような気がしてそのまま横になっている。アリアはあの上に寝ているだろうか。それをたしかめたいような、たしかめるのは怖いような気がした。
横になったままベッドを見上げていると、ごそごそと音がしてベッドの縁から顔が覗いた。ぼくの頭の中にあったアリアの顔が瞬時に修正されて目の前の顔と重なる。重なる前はどんな顔だったのか、もう思い出せない。記憶から呼び戻したアリアの顔と今目の前にある顔はたしかに少し違った。でもそれを思い出すことはもうないだろう。
「おはよ」
アリアが言った。跳ねた髪で微笑むアリアの顔は剥きたての林檎みたいに白くてみずみずしかった。
「おはよう」
なにか他にも言うべきことがあるような気もしたけれど、これだけで十分だとも思った。おはようっていう言葉が今までで一番意味を持って響いたような気がした。
「どう? 思った通り? あたしはたぶん、思った通り。ごはん食べたり、お風呂入ったり、着替えたりしたんだ、絶対」
そういってアリアは手を出し、パジャマの袖を見せた。
「で、そこに布団を敷いたでしょ。そしてレイトにおやすみって言ったはず。もっとほかのこともあったかもしれない。もちろん、全部記憶にない」
ぼくは体を起こした。アリアのもっとほかのことという言葉になんだか妙にドキドキした。すっぽりとぼくを包んでいた布団が落ちる。
「あ。それを貸したりもしたんだ」
アリアに言われてぼくは自分の体を見た。見慣れないパジャマを着ていた。慌てて周りを見ると、枕元にぼくの服が畳んであった。体もさっぱりしているからきっと風呂にも入ったのだろう。
「意外と似合ってるわよ、それ」
「ありがと」
アリアが笑いながら言い、ぼくも笑って答えた。いつもならきっと顔から火が出るほど恥ずかしいことだと思うのに、ぼくは不思議とまったく恥ずかしさを感じなかった。アリアといると自分が別のものになったような気がした。
「さ、行動開始と行きましょ」
アリアはそう言ってベッドの上で布団を足元に畳み、ベッドから降りた。ぼくの寝ていた布団を踏み越えてクローゼットのところへ行く。ぼくはその姿を目で追った。クローゼットの扉が折れて片側に集まった。色とりどりのパーカーがかけてあるのが見えた。アリアはクローゼットの前で両手を腰にあててしばらく中を見回した。ぼくがその背中を見ていると、そのままあっさりパジャマのズボンを脱ぎ始めた。ぼくは驚いて窓の方へ目を逸らした。でもすぐにこっそり視線を戻す。ゆったりとした大きめのパジャマが膝の上まで届き、その下に白い足が伸びていた。アリアはクローゼットからデニムのパンツを出してそれに足を通した。かがんで足を上げると太ももを横切っているパジャマのラインが上昇する。ぼくの目はそのラインに直結されたみたいに上下した。アリアが穿いたパンツは昨日穿いていたものと同じような、膝のあたりでちぎったようになっているものだった。ただ昨日のものと違い、今穿いているものは左足が膝の上でちぎれていて、右足は足首まであった。アリアはパンツを穿き終えるとまた実にあっさりとパジャマの上も脱いだ。パジャマの下には白い半袖のTシャツを着ていた。半袖から伸びる白い腕がぼくの視界に幾何学模様を描いているような気がした。アリアはクローゼットから取り出した浅葱色のパーカーをTシャツの上にかぶった。パーカーの袖と裾を整えると、今後は上の方の棚から檸檬色のソックスを出してそれを履いた。ぴったりしたデニムのパンツがアリアのシルエットを浮き上がらせる。
ぼくは見てはいけないような気がしていたのに結局一部始終釘付けで目がはなせなかった。振り返ったアリアと目が合う。急にうしろめたさが落ちてきてぼくを押しつぶした。アリアは脱いだパジャマを軽くたたんでベッドの上に放り投げた。
「トーストでも焼いて食べようか。あたし下で焼いとくからレイトも着替えたら降りておいで」
そう言ってまるで何事もなかったように部屋から出て行った。アリアにとっては何事もなかったのかもしれない。遠ざかっていくアリアの足音がぼくの内側を洗い流していく。流れずに残ったわだかまりに部屋に残されたアリアの匂いが染み込み、ぼくの中に根を張っていく感じがした。
ぼくはおそらく寝る前の自分が畳んだと思われる服に着替えた。ここへ来るときに着てきたものだ。シャツを着ると自分の匂いがした。ぼくはほとんどアリアに塗りつぶされながらもまだ自分が残っていることを確認した。イマースモードにも匂いはあっただろうか。思い出せなかった。
◇
階下へ降りるとパンの焼ける香ばしい匂いがしていた。食卓にはすでにトーストとミルクが並び、アリアはフライパンで卵を焼いていた。
「そこに座って」
卵を焼きながらぼくの方を見てアリアが言った。ぼくが食卓に着くとアリアは火を止めた。食卓の方へフライパンを持ってきて、すでに並べてあった皿に目玉焼きを滑り込ませる。アリアが身に着けているエプロンには包丁とおたまを持ったブタが描かれていた。
アリアはフライパンをたわしで洗い流してからエプロンを外して食卓に着いた。「食べよ」とぼくに声をかけ、親指のところに箸を挟んで手を合わせると「いただきます」と小さく言った。ぼくは少し驚いた。アリアの所作がとても自然だったからだ。アリアはきっと一人きりでも今みたいに手を合わせていただきますと言うのだろう。ぼくはそういうことをなおざりにしてきた自分を反省した。アリアと同じように手を合わせて「いただきます」と小さく声に出してみた。いただきますを大切にする人は自分を大切に生きている。そんな気がした。
目玉焼きには塩か醤油か、目玉焼きの下に敷くとしたらハムかベーコンか、トーストと一緒に食べるときの焼き加減はどのぐらいがいいか、牛乳は乳脂肪率が高い方がおいしいのか、コーンから作られたマーガリンを許せるか、キャベツにレタスの代わりが務まるか、結論を出すことが目的ではない命題を次から次に掲げては意見を出し合いながら食事をした。意見が一致するかどうかは重要ではなかった。同意して共感しあうのと、異なる見解を出し合うのと、どちらも同じように素敵だった。意見が一致しなくても相手を説得するわけじゃないし譲歩するわけでもない。違いを違いとして残したまま一緒にいられる。ぼくは初めて誰かと話すことが楽しいと思った。初めて友達というものがわかったような気がした。
食事を終えて部屋に戻ると机の上に二つ並べて置かれたゴーグルが待っていた。いつも身に着けていないと不安だったのに、今はゴーグルを置いて出かけるアリアのこともわかるような気がした。ぼくはゴーグルを手に取り、身に着けるのをためらった。身に着けたら変わりつつある自分がまた元に戻ってしまうような気がした。ためらうぼくの横にアリアが並び、アリアは自分のゴーグルをあっさり身に着けた。ぼくはその様子を見ていた。
「なにも来てない、かな?」
そうだった。ミッションを受け取らないと先へ進まない。今ここでアリアと一緒にいることは心地よい。穏やかで平和だけれどそれは停滞だ。ぼくはもう何度目になるかわからない覚悟を決めてゴーグルを装着した。
「次のミッションはいつ来るかな。イマースしなくても進められるかな」
アリアは机の前の椅子に座りながら言った。アリアは常に前を見ている。失われた昨夜の記憶を取り戻そうとは思っていないように見える。過ぎたことよりもこれから訪れること。アリアの目は常にそこに向けられている。
と、視界の隅でZをどうにかした例のアイコンが点灯した。ぼくは息をのんだ。アリアを見るとアリアも驚いた顔をしていた。同じものが二人に同時に届いたのだろうか。アイコンに視線を送って通知の内容を表示させる。目の前の空間に文字が浮かび上がった。
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