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第一部/1組目・自信家の盗賊
後日談
しおりを挟む…ダンジョン挑戦から数日。
無事街に帰還できたラウルは、あのダンジョンでほぼダメになった装備を新調するための資金繰りに悩んでいた。
「…困った…防具は全滅、武器も予備の短剣しか残ってねぇし…頼みの綱の報奨金も誰かに先を越されたしなぁ…」
酒場の端、人気のない席で大きなため息をつくラウル。
その言葉通り当初『冒険者情報共有制度』を利用して装備の資金を整えるつもりだったのだが……
『街道外れのダンジョン……あぁ、こちらでしたら昨日既にご報告が上がっていますよ?』
…ラウルが街に帰還した日には、既に過去の情報と成り果てていたのだ。
「くっそぉ…俺がダンジョンに入ってた間にってことだよな…どこの誰だよ…」
受付嬢の困った表情を思い出し、ラウルは悔しそうにお冷を一気飲みする。
そして残り少ない所持金を見つめてまた大きなため息をついた。
(……装備も整えられねぇんじゃ、冒険者家業はしばらく休まねぇとな…でも代わりの仕事なんて…)
深刻に悩んでいたラウルだが不意に酒場の別の席に座っていた年若い冒険者の一団が目に入った。
「……でさ、あのあと……」
「マジかよ、それって……」
(…戦士の一団か…後衛が居ないのは珍しいな)
冒険者達はいずれも筋骨隆々とした逞しい戦士。
…鎧の隙間から見え隠れするその肉体は、あのブロンズゴーレムを思い起こさせる。
「っ…」
ダンジョンでのことを思い出した瞬間、ラウルの体は一気に火照り戦士達から目を離せなくなる。
(もし…もしもアイツらが、あのゴーレムみたいに際限なく俺を……♡)
1度再燃した体の火照りは収まらず、気付けばラウルは席を立ち…戦士達の座る席へと向かっていた。
「なぁ、あんた達」
何処か色気の混ざった声色で声をかける。
その瞬間、戦士達は一斉にラウルの方に視線を向けて訝しげに目を細めた。
「見たところ冒険者だろ?でも全員戦士はちょっとバランス悪いんじゃねぇの?」
「な、なんだよお前…」
素早い身のこなしで1人の戦士の隣に座ったラウルは、妖しい笑みを浮かべて机の上の料理…茹でたウインナーへと手を伸ばす。
「俺、元々ソロで活動してた盗賊なんだけど…今金に困っててさぁ…」
…じゅるっ ちゅぷっ
「っ…」
わざとらしくウインナーをしゃぶり、キスをして見せながら戦士達を一瞥するラウル。
その真意を悟ったのか、戦士達の目にはギラギラした情欲が宿りつつある。
そんな熱い視線を一身に受けながら、ラウルはにんまりと目を細めた。
「んっ、はぁ♡…器用だから解錠とかも得意だし、役に立つと思うんだよなぁ。色々と♡」
「……何が、言いたい」
リーダー格と思しき無骨な戦士は、欲を押し殺したような声でラウルを問い詰める。
しかしそんな覇気にも動じることなくラウルは顔を近づける。
「ふふっ、簡単さ。…1回でいいから、俺と組まないか?」
「…取り分は」
「頭数で均等に割ってくれればそれでいい。…あぁ、でも追加オプションが欲しいって言うなら…少しだけ金を貰うけどな」
ーー『欲しい』のは自分自身だろうに。
ラウルは心の何処かで自嘲しつつも、戦士達を見据えながら唇をぺろりと舐めた。
………………………………
……………………………………………
そこからの彼らの行動は早かった。
ラウルをパーティに加えた一行は拠点にしている宿屋に戻ると、早速『作戦会議』と称した乱交を始めた。
「くそっ!この淫売め!」
「最初からこれが欲しかったんだろ!?」
鎧や下着を脱ぎ、硬くいきり立った性器をラウルの顔へと押し付ける戦士達。
ラウルはそれを嫌がることなく受け入れ、舌先で亀頭を舐めて見せた。
「んふ♡…ちんぽカチカチにして、随分と女日照りだったみたいだなぁ♡」
「それが分かってて、俺達に声かけたんだ……ろっ!」
ズンッ!
「んぶぅ♡♡♡」
リーダー格の戦士はラウルの頭を掴むと、強引にその口の中を犯す。
他の仲間たちもラウルの手に自らの性器を握らせ、強引に扱かせ始めた。
「ん♡んぶ♡♡(あのゴーレム程じゃないけど、どれも硬くて太くて…さいっこう♡)」
すっかり身も心も雌落ちしたラウルは、戦士達の雄臭い性器をしゃぶり、扱き、自らも興奮を高めていく。
「こいつ、ホントに好き者だなっ…」
「あぁ、盗賊は盗賊でも、男からザーメン搾り取るタイプとは思わなかったぜ…!」
(好き放題言ってるな…ま、オプション料金は後でしっかり徴収するとして)
不意にラウルは口と手を話すと、硬くなった性器に向けて大きく足を開く。
「…ほら、早く来いよ♡生ハメ1発銀貨5枚で抜いてやるからさ♡」
淫靡で挑発的な笑み、輪っかにした指を左右に振り舌を伸ばす下品なジェスチャー。
たとえ同じ男とはいえ、女日照りで猛った戦士達の理性を壊すには充分過ぎた。
「…へへっ…そんなに欲しいならくれてやるよ!オラァ!!」
ずりゅっ……パァンッ!
「んぉぉおおっ♡♡デカちんぽ、きたぁああ♡♡♡」
最初にラウルの体を犯したのは3人の中で最も体格のいい重戦士。
長さはそこまでないものの、極上な太さのモノがラウルの尻穴を割り開き淫らな音を立てる。
パンッ! パンッ!
「あっ♡んぁあ♡♡こ、これ♡ふ、とぉ♡♡」
「っ、コイツ…尻軽のくせに穴だけは一丁前にキツいな…!」
「おい、早く変われよ!」
残された2人は急かすように声を上げながら、ラウルの顔の前で自身のものを扱き始める。
「ま、急かしても仕方がねぇ。…ほら、顔向けろ。化粧してやるからよ」
「あっ♡あぁ♡かけて♡ザーメン♡かけてぇ♡♡」
目の前で脈動する性器にトロ顔て目を奪われるラウル。
そんな極上の雌に戦士達は更に興奮し、息を荒らげていった。
「っーくそっ、出すぞ!」
「オラ!口開けろ!」
「中にもっ…たっぷり注いでやるからな…!」
「きて♡はやく♡あっついの、そそい、でっ♡あ♡イク♡イクイク♡イクぅぅう♡♡♡」
パァンッ!
ビュクビュクッ!
ーーどぷっ…!
顔、胸元、そして尻穴。
体の各所に熱い迸りを受け、ラウルは激しくメスイキしながら多幸感に目を細めるのであった。
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