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25話〜フェイとロゼ
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「フェイ、バンに惚れてんのかい」
「へえっ?」
フェイとロゼは冒険者ギルドに併設されている宿の風呂場で並んで湯浴みをしていた。
すると唐突にロゼがそんな質問を始めた。
「どうなんだい?」
フェイがロゼを見るとその表情は馬鹿にすると言うよりは真剣な顔をしていた。
「ロゼさんは、本当にバンと、その、つがいになりたいんですか?」
「今はアタイの話じゃないだろ? アンタの事を聞いてんだよ、フェイ」
「どうして急に?」
のらりくらりと躱そうとするフェイにロゼが「ふん」と鼻を鳴らす。
「アンタのバンへの好意は見てとれんだけどね、なんだか、やたらにバンの邪魔にならないようにしてんのが気になったからさ」
言われてフェイが思った事は(よく見てるな)だった。
確かに、フェイはバーンダーバの邪魔にならないように気を使っている。
「そうですね、バンにたいして、好意は確かに抱いています。 ですが・・・」
「なんだい? はっきり言いなよ」
「それが本当にバンを思っての事なのかに少し疑問も持ってるんですよね」
「・・・どういう事だい?」
フェイはお湯を張った桶を見つめながら、口を開いた。
「バンって、アルセンに、勇者に凄く似てるんですよ」
「それは、フェムノの言っていたアンタを捨てて他の女に走ったっていう」
ロゼの眉間にみるみる皺がよる、フェムノは全員の勇者の因縁をロゼに出会った時に面白おかしく喋っているのでフェイの事情もロゼは知っている。
「そうです」
「ふーん、どんなところが?」
眉間にシワを寄せてあからさまに(勇者は嫌いだ)と顔に書いてありつつもロゼは質問した。
ロゼの表情をちらっと見たフェイだが、とりあえず話を続ける。
「性格も似ているところがありますね、好奇心旺盛だったり、強いのに温厚だったり。 でも、1番似ているのは・・・」
そこでフェイは俯いた。
「どこなんだい?」
「・・・ 顔なんですよ、もうそっくりで。 最初にあった時は本当にビックリしました」
フェイの顔はなんとも言えない苦笑いになっていた。
ロゼはまた「ふーん」と鼻を鳴らす。
「だから、ちょっと複雑で。 バンの事が好きなのか、アルセンの事を引きずってるだけなのか・・・」
「やっぱアレだね」
ロゼ顔を見るといたずらっぽく笑っている。
「勇者のケツを蹴っ飛ばすしかないね」
・・・
・・・・・・
「ふふ」
「ふん」
「あはははははっ」
笑うフェイを見てロゼはニヤニヤしている。
「だろ?」
「そうですね、そうしましょう。 私、アルセンに「君とは一緒になれない」って言われた時、謝ったんですよね。 「気を使わせてごめん」とかって、馬鹿ですよね。 なんであんなこと言ったんだろ」
フェイは涙を浮かべていた。
ロゼはフェイの背中をパチンと叩いた。
「いたっ!」
「泣いてんじゃないよ、後悔したってしょうがないじゃないか。 吹っ切りたいんだろ? それなら前を向いてどうにかする方法を考えるんだね」
「はい」
泣くフェイの背中をバシバシとさらに叩いてロゼは立ち上がった。
「言っとくけど、あんまりグズグズしてたらアタイがバンを盗っちまうよ」
ニヤリと笑ってロゼは先に風呂場を後にした、その後ろ姿を見送ったフェイは「くすっ」と笑って桶のお湯をざばっと頭から被る。
顔を拭って髪の毛の水気をギュッと絞るとその顔は随分と晴れやかなものに変わっていた。
======
「料理ってのは美味いもんだね」
麗しい見た目とは裏腹にロゼが手づかみで料理を口に運びながらガツガツと食べる。
今、買い物から帰ってきたバーンダーバとセルカも一緒に4人で食事を取っている。
「あの、ロゼさん。 人間に混ざって食事をするならナイフやフォークを使った方が・・・ あの、目立ちますし」
周りの目はビキニアーマーに身を包んで手づかみで飯を食うロゼに集まっている。
「あぁ、悪い悪い。 知らないわけじゃないんだけどね、ほとんど300年くらいずっと龍の姿でいたからうっかりしてたよ」
ロゼは布巾で口と手を拭いてナイフとフォークを取り上げて食事を再開する。
「おい、龍ってなんの話だ」
引きつった顔で見ていたセルカがバーンダーバの顔を見て尋ねる。
「その話は今度にしよう、明日の出発は何時にする?」
バーンダーバがはぐらかす、グレイソードの1件で警戒しているのだ。
「・・・そうだな、日の出と共にダイナスバザールの門は開くから、そのタイミングで出よう」
なんとなく察したセルカはしつこくは聞かない事にした。
「そんなもん、アタイの背中に乗ってきゃあいいじゃないか」
ローストチキンを頬張りながらロゼが不思議そうな顔をする。
「アレはもう街中ではしない方がいいだろう、まるで魔王軍が攻めてきた様な大騒ぎだったからな」
「私もその方がいいと思います」
「いや、どういう事だよ」
流石に意味の分からない会話にセルカがジト目になる。
「明日、その目で見てくれ。 その方が話は早かろう」
ロゼが冒険者ギルドの前に降り立った時の阿鼻叫喚の騒ぎを見たバーンダーバはあまり人に聞かれない方がいいだろうと気を使っていた。
「全く、よく分かんないパーティに入れられたもんだな。 俺はもう寝るよ、明日はここで朝飯食ってから出発しよう。 じゃあな」
呆れた顔でセルカが立ち上がる。
「すまない、明日になれば疑問に答えよう」
バーンダーバの言葉にセルカは手をひらひらとさせて去っていった。
「なんだい、別に喋ったっていいんじゃないのかい?」
ロゼの言葉にフェイとバーンダーバは微妙な表情で応えた。
「へえっ?」
フェイとロゼは冒険者ギルドに併設されている宿の風呂場で並んで湯浴みをしていた。
すると唐突にロゼがそんな質問を始めた。
「どうなんだい?」
フェイがロゼを見るとその表情は馬鹿にすると言うよりは真剣な顔をしていた。
「ロゼさんは、本当にバンと、その、つがいになりたいんですか?」
「今はアタイの話じゃないだろ? アンタの事を聞いてんだよ、フェイ」
「どうして急に?」
のらりくらりと躱そうとするフェイにロゼが「ふん」と鼻を鳴らす。
「アンタのバンへの好意は見てとれんだけどね、なんだか、やたらにバンの邪魔にならないようにしてんのが気になったからさ」
言われてフェイが思った事は(よく見てるな)だった。
確かに、フェイはバーンダーバの邪魔にならないように気を使っている。
「そうですね、バンにたいして、好意は確かに抱いています。 ですが・・・」
「なんだい? はっきり言いなよ」
「それが本当にバンを思っての事なのかに少し疑問も持ってるんですよね」
「・・・どういう事だい?」
フェイはお湯を張った桶を見つめながら、口を開いた。
「バンって、アルセンに、勇者に凄く似てるんですよ」
「それは、フェムノの言っていたアンタを捨てて他の女に走ったっていう」
ロゼの眉間にみるみる皺がよる、フェムノは全員の勇者の因縁をロゼに出会った時に面白おかしく喋っているのでフェイの事情もロゼは知っている。
「そうです」
「ふーん、どんなところが?」
眉間にシワを寄せてあからさまに(勇者は嫌いだ)と顔に書いてありつつもロゼは質問した。
ロゼの表情をちらっと見たフェイだが、とりあえず話を続ける。
「性格も似ているところがありますね、好奇心旺盛だったり、強いのに温厚だったり。 でも、1番似ているのは・・・」
そこでフェイは俯いた。
「どこなんだい?」
「・・・ 顔なんですよ、もうそっくりで。 最初にあった時は本当にビックリしました」
フェイの顔はなんとも言えない苦笑いになっていた。
ロゼはまた「ふーん」と鼻を鳴らす。
「だから、ちょっと複雑で。 バンの事が好きなのか、アルセンの事を引きずってるだけなのか・・・」
「やっぱアレだね」
ロゼ顔を見るといたずらっぽく笑っている。
「勇者のケツを蹴っ飛ばすしかないね」
・・・
・・・・・・
「ふふ」
「ふん」
「あはははははっ」
笑うフェイを見てロゼはニヤニヤしている。
「だろ?」
「そうですね、そうしましょう。 私、アルセンに「君とは一緒になれない」って言われた時、謝ったんですよね。 「気を使わせてごめん」とかって、馬鹿ですよね。 なんであんなこと言ったんだろ」
フェイは涙を浮かべていた。
ロゼはフェイの背中をパチンと叩いた。
「いたっ!」
「泣いてんじゃないよ、後悔したってしょうがないじゃないか。 吹っ切りたいんだろ? それなら前を向いてどうにかする方法を考えるんだね」
「はい」
泣くフェイの背中をバシバシとさらに叩いてロゼは立ち上がった。
「言っとくけど、あんまりグズグズしてたらアタイがバンを盗っちまうよ」
ニヤリと笑ってロゼは先に風呂場を後にした、その後ろ姿を見送ったフェイは「くすっ」と笑って桶のお湯をざばっと頭から被る。
顔を拭って髪の毛の水気をギュッと絞るとその顔は随分と晴れやかなものに変わっていた。
======
「料理ってのは美味いもんだね」
麗しい見た目とは裏腹にロゼが手づかみで料理を口に運びながらガツガツと食べる。
今、買い物から帰ってきたバーンダーバとセルカも一緒に4人で食事を取っている。
「あの、ロゼさん。 人間に混ざって食事をするならナイフやフォークを使った方が・・・ あの、目立ちますし」
周りの目はビキニアーマーに身を包んで手づかみで飯を食うロゼに集まっている。
「あぁ、悪い悪い。 知らないわけじゃないんだけどね、ほとんど300年くらいずっと龍の姿でいたからうっかりしてたよ」
ロゼは布巾で口と手を拭いてナイフとフォークを取り上げて食事を再開する。
「おい、龍ってなんの話だ」
引きつった顔で見ていたセルカがバーンダーバの顔を見て尋ねる。
「その話は今度にしよう、明日の出発は何時にする?」
バーンダーバがはぐらかす、グレイソードの1件で警戒しているのだ。
「・・・そうだな、日の出と共にダイナスバザールの門は開くから、そのタイミングで出よう」
なんとなく察したセルカはしつこくは聞かない事にした。
「そんなもん、アタイの背中に乗ってきゃあいいじゃないか」
ローストチキンを頬張りながらロゼが不思議そうな顔をする。
「アレはもう街中ではしない方がいいだろう、まるで魔王軍が攻めてきた様な大騒ぎだったからな」
「私もその方がいいと思います」
「いや、どういう事だよ」
流石に意味の分からない会話にセルカがジト目になる。
「明日、その目で見てくれ。 その方が話は早かろう」
ロゼが冒険者ギルドの前に降り立った時の阿鼻叫喚の騒ぎを見たバーンダーバはあまり人に聞かれない方がいいだろうと気を使っていた。
「全く、よく分かんないパーティに入れられたもんだな。 俺はもう寝るよ、明日はここで朝飯食ってから出発しよう。 じゃあな」
呆れた顔でセルカが立ち上がる。
「すまない、明日になれば疑問に答えよう」
バーンダーバの言葉にセルカは手をひらひらとさせて去っていった。
「なんだい、別に喋ったっていいんじゃないのかい?」
ロゼの言葉にフェイとバーンダーバは微妙な表情で応えた。
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