7 / 58
7話〜レベル666の冒険者
しおりを挟む
「ギルドマスター、少々お時間よろしいですか?」
受付嬢が扉をノックしてから声をかける。
「ジュリーか、入れ」
「失礼します」
受付嬢が扉を小さく開いて顔だけを室内に入れる。
「すみませんギルドマスター、新規の冒険者の登録をしていたのですが、少し問題が・・・」
「お前が処理出来んような問題か? ははは、逆に興味があるな」
「はい、その方をお通ししても?」
「あぁ、通せ」
話が終わり、受付嬢ことジュリーが後ろを振り返りバーンダーバとフェイを扉を大きく開いてギルドマスターのいる部屋へと通す。
中に入るとスキンヘッドの大柄な男がいた、立派な黒い口髭をたくわえている。
厳つい顔がにっと笑った。
「お前達か、うちの優秀な受付嬢を困らしてんのは」
「すまない、そんなつもりは無いのだが・・・」
「んで、どうしたんだ」
「先ずはコレを見てください」
ジュリーが2枚のプレートを差し出した、両方を見比べ、表と裏を見てギルドマスターの顔が歪む。
「お前さん、何者だ・・・」
ギルドマスターの顔に汗が浮かび、緊張感が漂う。
チラリと壁に掛けてある剣に視線を送ったのをバーンダーバは見逃さなかった。
「すまない、敵意は一切無い、私は、エルフと魔族の混血なのだ、そのせいでそのプレートが上手く機能しないのかもしれない」
「魔族だとっ! 勇者が魔王を数年前に倒したばかりだぞ! 次元の大神・オルパターンの制約で魔族は全て魔界へと強制的に転送されたはずだ! なんで現界にいるんだ!」
ギルドマスターは凄まじい速さで壁の剣を取り、鞘から剣を引き抜いた!
「恐らく、私が混血だから魔界と現界の狭間を通れたのだろう。頼む、本当に敵意は無いのだ。 私の剣を渡そう、どうか話を聞いてくれ」
バーンダーバはゆっくりと腰の剣を取り外し、床に置いて離れた。
「その、ギルドマスター、そんなに悪い人には感じません。 入ってきた時から見ていましたが、仲良さそうなカップルにしか見えませんでした」
ジュリーがバーンダーバとフェイを庇ってくれた。
ギルドマスターはジュリー、フェイ、バーンダーバ、そしてまたジュリーと視線を移した。
「ふむ」
そう言ってひとまずは警戒を解いた。
「まぁ、とりあえず話は聞こうか」
ギルドマスターは剣を鞘に戻したが、剣を手から離そうとはしなかった。
「ありがとう、何処から話せばいいか。 先ずは自己紹介をしよう、私はバーンダーバ。 魔王軍では四天王筆頭を任されていた」
「なにっ!?」
ギルドマスターがまた剣を鞘から抜こうとする。
「包み隠さずに話す、どうか、最後まで聞いて欲しい」
バーンダーバは全てを話す事でフェイが自分の味方になってくれた事を思い、ここでも全てを話すことに決めた。
「私は、魔王様の命令で勇者の、現界最強の武器である聖剣を迷宮の奥で護っていた・・・」
======
「ぎゃはははははっ! そんで、魔界を追われたってのか!? 随分とマヌケな四天王筆頭だな!」
現在、バーンダーバの話を聞き終えたギルドマスターはテーブルを叩いて大笑いしている。
「ギ、ギルドマスター。 そんなに笑ったら悪いですよー」
ジュリーも肩を震わせて笑いを堪えていた。
『大ウケだな、バーンダーバよ』
バーンダーバが笑われているのはほとんど途中から話に参加したフェムノのせいだ。
フェムノは自分も勇者に置いてけぼりにされた事は棚に上げて散々にバーンダーバを道化のマヌケ扱いにした。
バーンダーバは若干口を尖らせて不満気な表情をしている。
「ぎゃはははははっ、あー、おかしかった。 ほんで、お前さんは金を稼いで魔界に食料を送りたいと」
ギルドマスターが目に涙を浮かべてバーンダーバの話を要約する。
「あぁ、そういう事なんだが。 私を冒険者にしては貰えないか?」
バーンダーバの頼みを聞いたギルドマスターは腕を組んで目を瞑り、天を仰いで「うーん」と唸った。
「これは簡単な話ではないな、お前さんが金を稼ぎ、食料を大量に魔界へと送るようになれば魔界はまた戦う力を手に入れて現界に攻めて来るかもしれん。 お前さんはそこをどう考える?」
ギルドマスターはバーンダーバの目を真っ直ぐに見つめる。
その目は敵意は無いが試すような鋭さを持っている。
ギルドマスターだけでなく、フェイもジュリーも、フェムノまでバーンダーバの言葉を待っていた。
「それは、考え方が違うと思う。 魔界は今、慢性的な食料不足だ。 食料が無いせいで争いが絶えず、今回の現界への総攻撃も食料不足が原因だ。 確かに、魔族は闘争を好む種族だが、好まない者も多く居る。 私もその一人だ」
ギルドマスターがバーンダーバの話を聞いて「ふむ」と唸り、口髭をいじる。
「ギルドマスターさん、バンは私を助けてくれた時、ベヒーモスを相手に去るように声を掛けました。 私は魔物に話す人を初めて見ました、彼の話に嘘はありません。 彼が戦いが好きじゃないと言うのも私は本当だと思います」
ギルドマスターはフェイに視線を向け、またバーンダーバに視線を戻した。
「今回の戦いでは私のような穏健派の魔族も皆参加した、せめて、そこまで飢える事がなければここまでの総攻撃にはならなかったはずだ」
ギルドマスターはなにも言わずに考え込むように下を向いている。
「頼む、私は魔界を変えたい。 子供達に腹いっぱい食わせてやりたいんだ、大きくなったら現界に攻め入るような大人にするようなマネはしない。 頼む、私に力を貸してほしい」
室内に沈黙が流れる。
「すー、良いだろう。 冒険者登録を許可しよう」
ゆっくりと息を吸い込んでからギルドマスターが言葉を吐き出した。
フェイとバーンダーバが顔を見合わせて笑う。
「これは俺の勝手な判断だ。 つまり、俺は個人的にお前の考えを支持するだけだ。 冒険者ギルド全部がお前を受け入れたわけじゃ無いからな」
「それは、どんな問題があるんだ?」
「他所の冒険者ギルドに行ったら資格が剥奪されるかもしんねぇって事だ、ジュリー、種族の欄にきっちり魔族とエルフのハーフって書いておけ。 隠しても後々為になんねぇだろ」
「はい、分かりました」
「すまない、恩にきる」
「いや、かまわん。 それに、レベルが666じゃあ俺にはどうしようもねぇしな」
ギルドマスターは「ガハハ」っと豪快に笑った。
「ほれ」
ギルドマスターが持っていた冒険者ライセンスであるプレートをバーンダーバに向かって投げる。
バーンダーバは笑顔でそれを受け取った。
受付嬢が扉をノックしてから声をかける。
「ジュリーか、入れ」
「失礼します」
受付嬢が扉を小さく開いて顔だけを室内に入れる。
「すみませんギルドマスター、新規の冒険者の登録をしていたのですが、少し問題が・・・」
「お前が処理出来んような問題か? ははは、逆に興味があるな」
「はい、その方をお通ししても?」
「あぁ、通せ」
話が終わり、受付嬢ことジュリーが後ろを振り返りバーンダーバとフェイを扉を大きく開いてギルドマスターのいる部屋へと通す。
中に入るとスキンヘッドの大柄な男がいた、立派な黒い口髭をたくわえている。
厳つい顔がにっと笑った。
「お前達か、うちの優秀な受付嬢を困らしてんのは」
「すまない、そんなつもりは無いのだが・・・」
「んで、どうしたんだ」
「先ずはコレを見てください」
ジュリーが2枚のプレートを差し出した、両方を見比べ、表と裏を見てギルドマスターの顔が歪む。
「お前さん、何者だ・・・」
ギルドマスターの顔に汗が浮かび、緊張感が漂う。
チラリと壁に掛けてある剣に視線を送ったのをバーンダーバは見逃さなかった。
「すまない、敵意は一切無い、私は、エルフと魔族の混血なのだ、そのせいでそのプレートが上手く機能しないのかもしれない」
「魔族だとっ! 勇者が魔王を数年前に倒したばかりだぞ! 次元の大神・オルパターンの制約で魔族は全て魔界へと強制的に転送されたはずだ! なんで現界にいるんだ!」
ギルドマスターは凄まじい速さで壁の剣を取り、鞘から剣を引き抜いた!
「恐らく、私が混血だから魔界と現界の狭間を通れたのだろう。頼む、本当に敵意は無いのだ。 私の剣を渡そう、どうか話を聞いてくれ」
バーンダーバはゆっくりと腰の剣を取り外し、床に置いて離れた。
「その、ギルドマスター、そんなに悪い人には感じません。 入ってきた時から見ていましたが、仲良さそうなカップルにしか見えませんでした」
ジュリーがバーンダーバとフェイを庇ってくれた。
ギルドマスターはジュリー、フェイ、バーンダーバ、そしてまたジュリーと視線を移した。
「ふむ」
そう言ってひとまずは警戒を解いた。
「まぁ、とりあえず話は聞こうか」
ギルドマスターは剣を鞘に戻したが、剣を手から離そうとはしなかった。
「ありがとう、何処から話せばいいか。 先ずは自己紹介をしよう、私はバーンダーバ。 魔王軍では四天王筆頭を任されていた」
「なにっ!?」
ギルドマスターがまた剣を鞘から抜こうとする。
「包み隠さずに話す、どうか、最後まで聞いて欲しい」
バーンダーバは全てを話す事でフェイが自分の味方になってくれた事を思い、ここでも全てを話すことに決めた。
「私は、魔王様の命令で勇者の、現界最強の武器である聖剣を迷宮の奥で護っていた・・・」
======
「ぎゃはははははっ! そんで、魔界を追われたってのか!? 随分とマヌケな四天王筆頭だな!」
現在、バーンダーバの話を聞き終えたギルドマスターはテーブルを叩いて大笑いしている。
「ギ、ギルドマスター。 そんなに笑ったら悪いですよー」
ジュリーも肩を震わせて笑いを堪えていた。
『大ウケだな、バーンダーバよ』
バーンダーバが笑われているのはほとんど途中から話に参加したフェムノのせいだ。
フェムノは自分も勇者に置いてけぼりにされた事は棚に上げて散々にバーンダーバを道化のマヌケ扱いにした。
バーンダーバは若干口を尖らせて不満気な表情をしている。
「ぎゃはははははっ、あー、おかしかった。 ほんで、お前さんは金を稼いで魔界に食料を送りたいと」
ギルドマスターが目に涙を浮かべてバーンダーバの話を要約する。
「あぁ、そういう事なんだが。 私を冒険者にしては貰えないか?」
バーンダーバの頼みを聞いたギルドマスターは腕を組んで目を瞑り、天を仰いで「うーん」と唸った。
「これは簡単な話ではないな、お前さんが金を稼ぎ、食料を大量に魔界へと送るようになれば魔界はまた戦う力を手に入れて現界に攻めて来るかもしれん。 お前さんはそこをどう考える?」
ギルドマスターはバーンダーバの目を真っ直ぐに見つめる。
その目は敵意は無いが試すような鋭さを持っている。
ギルドマスターだけでなく、フェイもジュリーも、フェムノまでバーンダーバの言葉を待っていた。
「それは、考え方が違うと思う。 魔界は今、慢性的な食料不足だ。 食料が無いせいで争いが絶えず、今回の現界への総攻撃も食料不足が原因だ。 確かに、魔族は闘争を好む種族だが、好まない者も多く居る。 私もその一人だ」
ギルドマスターがバーンダーバの話を聞いて「ふむ」と唸り、口髭をいじる。
「ギルドマスターさん、バンは私を助けてくれた時、ベヒーモスを相手に去るように声を掛けました。 私は魔物に話す人を初めて見ました、彼の話に嘘はありません。 彼が戦いが好きじゃないと言うのも私は本当だと思います」
ギルドマスターはフェイに視線を向け、またバーンダーバに視線を戻した。
「今回の戦いでは私のような穏健派の魔族も皆参加した、せめて、そこまで飢える事がなければここまでの総攻撃にはならなかったはずだ」
ギルドマスターはなにも言わずに考え込むように下を向いている。
「頼む、私は魔界を変えたい。 子供達に腹いっぱい食わせてやりたいんだ、大きくなったら現界に攻め入るような大人にするようなマネはしない。 頼む、私に力を貸してほしい」
室内に沈黙が流れる。
「すー、良いだろう。 冒険者登録を許可しよう」
ゆっくりと息を吸い込んでからギルドマスターが言葉を吐き出した。
フェイとバーンダーバが顔を見合わせて笑う。
「これは俺の勝手な判断だ。 つまり、俺は個人的にお前の考えを支持するだけだ。 冒険者ギルド全部がお前を受け入れたわけじゃ無いからな」
「それは、どんな問題があるんだ?」
「他所の冒険者ギルドに行ったら資格が剥奪されるかもしんねぇって事だ、ジュリー、種族の欄にきっちり魔族とエルフのハーフって書いておけ。 隠しても後々為になんねぇだろ」
「はい、分かりました」
「すまない、恩にきる」
「いや、かまわん。 それに、レベルが666じゃあ俺にはどうしようもねぇしな」
ギルドマスターは「ガハハ」っと豪快に笑った。
「ほれ」
ギルドマスターが持っていた冒険者ライセンスであるプレートをバーンダーバに向かって投げる。
バーンダーバは笑顔でそれを受け取った。
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説

裏切られ追放という名の処刑宣告を受けた俺が、人族を助けるために勇者になるはずないだろ
井藤 美樹
ファンタジー
初代勇者が建国したエルヴァン聖王国で双子の王子が生まれた。
一人には勇者の証が。
もう片方には証がなかった。
人々は勇者の誕生を心から喜ぶ。人と魔族との争いが漸く終結すると――。
しかし、勇者の証を持つ王子は魔力がなかった。それに比べ、持たない王子は莫大な魔力を有していた。
それが判明したのは五歳の誕生日。
証を奪って生まれてきた大罪人として、王子は右手を斬り落とされ魔獣が棲む森へと捨てられた。
これは、俺と仲間の復讐の物語だ――

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

勇者、追放される ~仲間がクズばかりだったので、魔王とお茶してのんびり過ごす。戻ってこいと言われても断固拒否。~
秋鷺 照
ファンタジー
強すぎて勇者になってしまったレッグは、パーティーを追放され、一人で魔王城へ行く。美味しいと噂の、魔族領の茶を飲むために!(ちゃんと人類も守る)
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる