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薄暗い照明下、タバコの煙が意図的に焚かれたスモークのように立ち込めていた。
そんな店内のBGMはラジオ放送による、スタンダードジャズだった。
「煙いな、いつ来てもこの煙は拷問だ」
げほげほと大袈裟に咳き込みながら、ジョセフは苦し気に呟いた。
「文句言うなら、他を当たりな。キノコ頭」
タバコをふかしながら、カウンター内の妙齢の女が不機嫌そうに眉を吊り上げる。
洗いざらしのシャツにジーンズといった井出立ちの、頭にバンダナを巻いた男勝りな印象の美女だった。
「他っつったってな、あんたほど頼れるヤツは他にいねえんだ、万智子さん」
「マチルダと呼びな⁉ ホントに礼儀ってものを知らないね」
顔を赤らめ、マチルダと訂正した美女はカウンターを叩いた。
「じゃ、俺もキノコ頭じゃなく、名前で呼んでくれよ」
「一徹とかっていったっけ?」
「大和名はな。裏の世界じゃジョセフで通してる」
ジョセフは肩をすくめた。
ここで暮らす以上、大和名との使い分けが必須だ。
最も、レオンに関しては都度偽名を考えていたから、ジョセフとは違うやり方をしているのだが。
種子島千蔵の名はイレギュラーだった。
「え、ジョセフ? マッシュに改名しなよ。そっちの方がしっくりくる……」
「俺は他人を笑いに誘うために改名するような趣味は持ってねえんだ」
「名は体を表すっていうだろ、その方が覚えやすくていいけどね。まあいい、調べて欲しいブツは?」
マッシュルームを彷彿とさせる形の黒髪を叩き、万智子――もとい、マチルダが訊いた。
「こいつだ」
ジョセフがカウンターに例の怪しげな薬を置いた。
「恋丸薬? バカ丸出しだね」
それを掴んでラベルを見たマチルダが鼻を鳴らした。
「バカ丸出しのモノでも買いたがるバカはわんさか居るんだろうさ。成分分析、頼むわ。素人にも分かりやすく解説してくれる程度で十分だ」
「ったく、また面倒な仕事持ち込んできたね。高くつくよ?」
「いかほどだよ?」
マチルダが片手の指を広げ、もう片方の手でゼロを造った。
「――カラダで払うってのはナシ?」
と言ったところで、上半身をはだけたジョセフが床に突っ伏していた。
「あたしはね、笑えない冗談っていうのが大嫌いなんだ」
「~~~いや、完全な冗談ってわけじゃ……」
殴られた後頭部をさすりながら、ジョセフは苦笑混じりに立ち上がった。
「あんたみたいなヤツがいれば、そりゃあこのバカ丸出しな薬も、使いどころも多いだろうね。しっかし、どうやってこんな丸薬を飲ませるっていうんだ?」
「さあ、ラムネとかいって食わせるとか……てか、多分、ゴリゴリに砕いて粉々にして酒にでも混ぜるってのがスタンダードなんじゃねえの?」
「――ホントに吐き気がしそうだよ、そういうの。あ~、胸糞悪い。いったいどんなゴミがそんなもの開発してバラ撒いてるっていうんだ」
心底不愉快そうな表情をしたことで、ジョセフはマチルダから薬瓶をひったくるように奪った。
「何?」
「いや、あんまし乗り気じゃなさそうだったからな。別のとこに――」
言いかけたところで、マチルダはジョセフの腕を掴んだ。
「誰が乗り気じゃないって言った? こんなバカ丸出しの薬の所為で人生狂っちまうような娘も居るわけだろ。成分分析でも出どころの調査でもなんでもやってやるよ」
「でもさ~、俺、五〇万寳なんて大金払えねえし~、カラダで払うってのは却下なんだろ?」
「大負けに負けて一〇でいい」
「いやいや、充分に法外だって」
「~~~だったら、八、でいい……」
「もう一声、ないかなあ~?」
ジョセフは耳に手を当てた。
「……五、でも……いい」
マチルダが声を絞り出した。
「ま、妥当か」
ジョセフは薬瓶をマチルダに渡した。
「~~~妥当って、十分の一に値切るなんて、ホントに……狡猾な毒キノコだよ」
軽く憤慨してみせるマチルダに、ジョセフはほくそ笑んだ。
「成功報酬でいいな。実は別のヤツから預かったものでな。そいつからの支払いがないことにゃ、払えねえ。――しっかり頼むわ」
「呆れたね。依頼跨いでるってこと?」
ぽん、と肩を叩かれたマチルダは眉根を寄せた。
「中間搾取っつっても、依頼者が同じ出身地のお得意中のお得意なんで、そう儲からねえんだよ。こうなっちまうと、ほとんどボランティアだな」
「なにがボランティアだよ。どうせ――あ、いらっしゃ……い?」
マチルダの酒場は地下にあり、一見さんが入りやすい店ではないため、見覚えのない客に気づいた彼女は怪訝そうな顔をした。
「あ、あの……」
ここでジョセフは驚愕の表情で固まることとなる。
――あのお嬢、俺を尾行けてきたのか?
思わず身を縮こませ、ジョセフは店から立ち去ろうとするも、その反応に気づいたマチルダが「なに、厄介ごと?」と袖を引っ張った。
「あ~、いや……」
「綺麗なお嬢さんじゃない。あんた、何か悪さでもした?」
「っていうか、俺狙いじゃないのに、なんで……」
全然尾行されていることに気づかなかったジョセフは、汗を垂らしながら、尾行癖のある令嬢を見据えた。
「ええっと、その……ジョセフさまとおっしゃいました? わたし、お宅さまに伺いたいことがございまして……」
――って、会話聞かれてた? いったいいつから……。このお嬢、ホントに素人なのか?
「千蔵さまについてお聞きしたいのですけど、本当は何をされている方なのですか?」
「―――」
この様子だとレオン=千蔵だということを感づかれているのではないかと、ジョセフはさらに表情を硬くした。
「あ、まあ、色々……なあ」
ここで余計なことを喋ってしまっては破談になる。
というより、もう危ないのかもしれない。
――レオンに恨まれちまうな……。
彼に対しては散々警戒しろと言っておいて、自分はこの体たらくである。
じとりと汗が噴き出してきた。
「お教えください。どうしても知りたいのです」
「……安眠屋。清掃人って言い方もあるな」
しっかりとまっすぐに見据えられ、ジョセフは観念したように呟いた。
「眠りとお掃除? 繋がりが……見えないのですけど。お宿を提供されているということですか?」
「……う~ん、まあ、そうかな……」
誤魔化すことが出来るのなら、なんでもいい。
ジョセフはそう言いながら、頭を掻いた。
「あの……お宅さまは、千蔵さまとはいったいどういった関係なのでしょう? ご友人?」
「……ん~~、そうだな……まあ、そんなようなものかな」
「あの、わたしのこと、世間知らずの箱入り娘だと……話しても栓なきことだと思われているのかもしれませんけど……千蔵さまは何か危ないことをされておられるのではないのですか?」
「……あ、危ないこと……って?」
ジョセフの顔が引きつった。
やはり、思いのほか勘がいい……というか、一筋縄ではいかないかもしれない。
「あ……そうだな。煙突掃除とか……結構、危ないっていうか……」
もはや何を言っているのか分からないが、ジョセフは誤魔化す術が見つからず、意味不明な応答をしていた。
「煙突掃除?」
「いや、クリーンな煙突って省エネだって……もう、大人気よ、有限会社チムチムチェリーっていって……」
汗をたらりと流しながら必死で言い訳をするジョセフに向かって、百合亜は大きくため息を吐き――
「あ~~~~~、まどろっこしい。白々しい応答は結構! こうしていましても、話が進みませんわ!」
今まで被っていた猫を脱ぎ捨てるかのように、声のトーンを低く変え、だん、と床を踏み鳴らした。
「ズバリ申し上げますけど、音楽家の端くれであるわたしの聴力は人一倍長けている上、それなりの教育を受けておりますゆえ、ある程度、外国語のリスニングも出来ますの。応竜語でお二人がお話されていたこと、どういうことなのかご説明いただきたいと思ったのです」
その台詞を受けたジョセフは両頬を押さえ、口をあんぐりと開けていた。
――応竜語が分かるだと? そんなバカな……。
「――なんだか知らないけどジョセフ、あんたの負けじゃないの?」
マチルダがタバコをふかしながら、アンニュイな様子で呟いた。
「あ、ええっと……なあ、お嬢、あんた、さっき俺の店に居たのが千蔵くんだって分かってたってことだよな?」
「幽霊だと頑なにおっしゃっていたので、ここは乗っておいて油断させた方が得策だと思いましたので。それに、千蔵さまにお話を伺うより、あなたとゆっくりお話しした方が確実かと――そう思い、尾行けさせていただきました」
彼女に浮かんだそれは――世間知らずのお嬢様の微笑みではない。
――もしかして、それなりに修羅場くぐってたりすんのかな……このお嬢?
ジョセフは観念したといった様子で、両手を挙げた。
そんな店内のBGMはラジオ放送による、スタンダードジャズだった。
「煙いな、いつ来てもこの煙は拷問だ」
げほげほと大袈裟に咳き込みながら、ジョセフは苦し気に呟いた。
「文句言うなら、他を当たりな。キノコ頭」
タバコをふかしながら、カウンター内の妙齢の女が不機嫌そうに眉を吊り上げる。
洗いざらしのシャツにジーンズといった井出立ちの、頭にバンダナを巻いた男勝りな印象の美女だった。
「他っつったってな、あんたほど頼れるヤツは他にいねえんだ、万智子さん」
「マチルダと呼びな⁉ ホントに礼儀ってものを知らないね」
顔を赤らめ、マチルダと訂正した美女はカウンターを叩いた。
「じゃ、俺もキノコ頭じゃなく、名前で呼んでくれよ」
「一徹とかっていったっけ?」
「大和名はな。裏の世界じゃジョセフで通してる」
ジョセフは肩をすくめた。
ここで暮らす以上、大和名との使い分けが必須だ。
最も、レオンに関しては都度偽名を考えていたから、ジョセフとは違うやり方をしているのだが。
種子島千蔵の名はイレギュラーだった。
「え、ジョセフ? マッシュに改名しなよ。そっちの方がしっくりくる……」
「俺は他人を笑いに誘うために改名するような趣味は持ってねえんだ」
「名は体を表すっていうだろ、その方が覚えやすくていいけどね。まあいい、調べて欲しいブツは?」
マッシュルームを彷彿とさせる形の黒髪を叩き、万智子――もとい、マチルダが訊いた。
「こいつだ」
ジョセフがカウンターに例の怪しげな薬を置いた。
「恋丸薬? バカ丸出しだね」
それを掴んでラベルを見たマチルダが鼻を鳴らした。
「バカ丸出しのモノでも買いたがるバカはわんさか居るんだろうさ。成分分析、頼むわ。素人にも分かりやすく解説してくれる程度で十分だ」
「ったく、また面倒な仕事持ち込んできたね。高くつくよ?」
「いかほどだよ?」
マチルダが片手の指を広げ、もう片方の手でゼロを造った。
「――カラダで払うってのはナシ?」
と言ったところで、上半身をはだけたジョセフが床に突っ伏していた。
「あたしはね、笑えない冗談っていうのが大嫌いなんだ」
「~~~いや、完全な冗談ってわけじゃ……」
殴られた後頭部をさすりながら、ジョセフは苦笑混じりに立ち上がった。
「あんたみたいなヤツがいれば、そりゃあこのバカ丸出しな薬も、使いどころも多いだろうね。しっかし、どうやってこんな丸薬を飲ませるっていうんだ?」
「さあ、ラムネとかいって食わせるとか……てか、多分、ゴリゴリに砕いて粉々にして酒にでも混ぜるってのがスタンダードなんじゃねえの?」
「――ホントに吐き気がしそうだよ、そういうの。あ~、胸糞悪い。いったいどんなゴミがそんなもの開発してバラ撒いてるっていうんだ」
心底不愉快そうな表情をしたことで、ジョセフはマチルダから薬瓶をひったくるように奪った。
「何?」
「いや、あんまし乗り気じゃなさそうだったからな。別のとこに――」
言いかけたところで、マチルダはジョセフの腕を掴んだ。
「誰が乗り気じゃないって言った? こんなバカ丸出しの薬の所為で人生狂っちまうような娘も居るわけだろ。成分分析でも出どころの調査でもなんでもやってやるよ」
「でもさ~、俺、五〇万寳なんて大金払えねえし~、カラダで払うってのは却下なんだろ?」
「大負けに負けて一〇でいい」
「いやいや、充分に法外だって」
「~~~だったら、八、でいい……」
「もう一声、ないかなあ~?」
ジョセフは耳に手を当てた。
「……五、でも……いい」
マチルダが声を絞り出した。
「ま、妥当か」
ジョセフは薬瓶をマチルダに渡した。
「~~~妥当って、十分の一に値切るなんて、ホントに……狡猾な毒キノコだよ」
軽く憤慨してみせるマチルダに、ジョセフはほくそ笑んだ。
「成功報酬でいいな。実は別のヤツから預かったものでな。そいつからの支払いがないことにゃ、払えねえ。――しっかり頼むわ」
「呆れたね。依頼跨いでるってこと?」
ぽん、と肩を叩かれたマチルダは眉根を寄せた。
「中間搾取っつっても、依頼者が同じ出身地のお得意中のお得意なんで、そう儲からねえんだよ。こうなっちまうと、ほとんどボランティアだな」
「なにがボランティアだよ。どうせ――あ、いらっしゃ……い?」
マチルダの酒場は地下にあり、一見さんが入りやすい店ではないため、見覚えのない客に気づいた彼女は怪訝そうな顔をした。
「あ、あの……」
ここでジョセフは驚愕の表情で固まることとなる。
――あのお嬢、俺を尾行けてきたのか?
思わず身を縮こませ、ジョセフは店から立ち去ろうとするも、その反応に気づいたマチルダが「なに、厄介ごと?」と袖を引っ張った。
「あ~、いや……」
「綺麗なお嬢さんじゃない。あんた、何か悪さでもした?」
「っていうか、俺狙いじゃないのに、なんで……」
全然尾行されていることに気づかなかったジョセフは、汗を垂らしながら、尾行癖のある令嬢を見据えた。
「ええっと、その……ジョセフさまとおっしゃいました? わたし、お宅さまに伺いたいことがございまして……」
――って、会話聞かれてた? いったいいつから……。このお嬢、ホントに素人なのか?
「千蔵さまについてお聞きしたいのですけど、本当は何をされている方なのですか?」
「―――」
この様子だとレオン=千蔵だということを感づかれているのではないかと、ジョセフはさらに表情を硬くした。
「あ、まあ、色々……なあ」
ここで余計なことを喋ってしまっては破談になる。
というより、もう危ないのかもしれない。
――レオンに恨まれちまうな……。
彼に対しては散々警戒しろと言っておいて、自分はこの体たらくである。
じとりと汗が噴き出してきた。
「お教えください。どうしても知りたいのです」
「……安眠屋。清掃人って言い方もあるな」
しっかりとまっすぐに見据えられ、ジョセフは観念したように呟いた。
「眠りとお掃除? 繋がりが……見えないのですけど。お宿を提供されているということですか?」
「……う~ん、まあ、そうかな……」
誤魔化すことが出来るのなら、なんでもいい。
ジョセフはそう言いながら、頭を掻いた。
「あの……お宅さまは、千蔵さまとはいったいどういった関係なのでしょう? ご友人?」
「……ん~~、そうだな……まあ、そんなようなものかな」
「あの、わたしのこと、世間知らずの箱入り娘だと……話しても栓なきことだと思われているのかもしれませんけど……千蔵さまは何か危ないことをされておられるのではないのですか?」
「……あ、危ないこと……って?」
ジョセフの顔が引きつった。
やはり、思いのほか勘がいい……というか、一筋縄ではいかないかもしれない。
「あ……そうだな。煙突掃除とか……結構、危ないっていうか……」
もはや何を言っているのか分からないが、ジョセフは誤魔化す術が見つからず、意味不明な応答をしていた。
「煙突掃除?」
「いや、クリーンな煙突って省エネだって……もう、大人気よ、有限会社チムチムチェリーっていって……」
汗をたらりと流しながら必死で言い訳をするジョセフに向かって、百合亜は大きくため息を吐き――
「あ~~~~~、まどろっこしい。白々しい応答は結構! こうしていましても、話が進みませんわ!」
今まで被っていた猫を脱ぎ捨てるかのように、声のトーンを低く変え、だん、と床を踏み鳴らした。
「ズバリ申し上げますけど、音楽家の端くれであるわたしの聴力は人一倍長けている上、それなりの教育を受けておりますゆえ、ある程度、外国語のリスニングも出来ますの。応竜語でお二人がお話されていたこと、どういうことなのかご説明いただきたいと思ったのです」
その台詞を受けたジョセフは両頬を押さえ、口をあんぐりと開けていた。
――応竜語が分かるだと? そんなバカな……。
「――なんだか知らないけどジョセフ、あんたの負けじゃないの?」
マチルダがタバコをふかしながら、アンニュイな様子で呟いた。
「あ、ええっと……なあ、お嬢、あんた、さっき俺の店に居たのが千蔵くんだって分かってたってことだよな?」
「幽霊だと頑なにおっしゃっていたので、ここは乗っておいて油断させた方が得策だと思いましたので。それに、千蔵さまにお話を伺うより、あなたとゆっくりお話しした方が確実かと――そう思い、尾行けさせていただきました」
彼女に浮かんだそれは――世間知らずのお嬢様の微笑みではない。
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