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副団長にはどうやら秘密が沢山あるようです
1 三十四歳独身、地味で貧弱なお堅い男です……
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長い廊下を、屈強な筋肉を纏った男たちが下着一枚で闊歩している。
風呂上がりのまま、食堂へでも向かうのだろう。
「あなたたち、表の廊下を歩く時はちゃんと服を着なさい」
ルカーシュは、すれ違いざまに視線を合わせることもせずに注意する。
「しかし副団長、今は来客もいませんよ」
注意されたからと言って、全く反省のかけらもない返事がくる。
「——なぜそう言いきれるんです? 今すぐ着替えてきなさい」
今度はぴたりと足を止め、団員たちの方を振り返ってきつい言葉を投げかける。
団員どもは「チッ」と舌を鳴らすと足早に退散していった。
ルカーシュの職場は、護衛専門の傭兵団『リーパ護衛団』の本部。
ドロステア王国の王都メストに居を構え、百名を超えるの腕自慢の男たちが名を連ねている。
ルカーシュはそんな男たちの集団の副団長の座に就いていた。
他の団員たちと比べると貧弱な体格のルカーシュは、一見するとこの集団の副団長には見えないだろ。
今も得意先から『新しく護衛に来た団員の態度がなってない』とクレームが出て、謝りに行って戻ったところだ。
こういったクレームは団長のバルナバーシュではなく、副団長のところへくる。
いくら客といえども、強面の団長に面と向かって文句を言える度胸のある者などいない。
あの目に一睨みされたら大抵の者が怯む。
それに比べ、ルカーシュはいかにも腰の低そうな地味な風貌をしている。
団長のバルナバーシュの後ろにいつも突っ立っていたら、相乗効果はてきめんだ。
だからとっつきやすそうなルカーシュは、団長と客の調整役をすることが多かった。
クレーム処理も、客の望むように頷いて頭を下げて来れば、大抵は上手くいく。
結局さきほどのクレームもただ話を聞いてほしかっただけなのだ。
話題はいつの間にか客の息子への愚痴になりダラダラを長時間まったく関係のない話を聞かされた。
二階へ続く階段を上り仕事場である執務室へと戻ると、真ん中に据えてある団長の机で、書類を読んでいるバルナバーシュが視線を上げる。
同性のルカーシュの目から見ても、四十半ばになるこの男は、最上級の男前だ。
一見無造作に見えるが、ちゃんと手入れされている顎髭に、ヘーゼルの瞳は鋭く、野性味のある男の色気に溢れていた。
顔だけではなく、長身で中年には思えない筋肉質の引き締まった身体の持ち主で、今でも街を歩けば女たちにきゃあきゃあ騒がれる。
あんまり褒めると自分が虚しくなるばかりなので、ここで止めておく。
「どうだった?」
「別に大したことありませんでした。違うことで鬱憤が溜まっていて、たまたまこちらに矛先が向いたのでしょう。担当も代える必要はないと」
「さすがだな。こういう処理はお前に任せるのが一番だ」
男は極上の笑顔を自分に向ける。
「そうやって私にクレーム処理を回すためにおべんちゃら言ってるんでしょ。どうせわかってますから……」
自分だけに向けられた笑顔は嬉しい。
でもひねくれた性格をしているので、いちいち口答えしてみせる。
「昼飯まだだろ? 俺はさっき行ってきたから、ゆっくり行ってこいよ」
「ええ。今日のメニューはなんでした?」
「チーズフライと豆のスープ」
団員たちに人気のメニューだ。
「早く行かないと食いっぱぐれるぞ」
そう言うと団長は、まるでルカーシュを追っ払うようにシッシと手で払う。
「じゃあ、行ってきます」
一階にある食堂は、朝・昼・晩と団員たちに食事を提供している。
ルカーシュと団長のバルナバーシュも昼は毎日、本部の食堂で食べていた。
日替わりのメニューは典型的なドロステアの料理だが、近所のおばさんたちが作る家庭料理は毎日食べても意外と飽きない。
余談だが、護衛団本部の敷地内に妊娠の可能性のある女は、客以外立ち入り禁止だ。
チラリと古株の団員から聞いた話だが、先代の時代に起きたスキャンダルな事件が原因だという。
だからここで働く女たちは安心・安全のおばさん・婆さんばかりだ。
彼女たちにとって若い屈強な男たちの見本市である護衛団《ここ》は天国のような職場らしい。
まあその気持ちは、わからなくもない。
食堂はお昼過ぎとあってか人もまばらだった。
いつもは団長と一緒に来るのだが、珍しく一人だったということを思い出す。
なぜかというと、扉を開けても誰もこちらに気付かない。
団長のバルナバーシュと一緒だったら、必ず皆挨拶して、団長お気に入りの見晴らしのいい特等席を空ける。
厨房と繋がったカウンターへ食事を受け取りに行くと、「あらっ!?」と慌てふためいた顔をされる。
「ごめんなさいっ! チーズフライが無くなってしまって……さっき団長さんが一人で来てたから、副団長さんは外で食べるとばかり思ってたわ」
「あ~~いいんですよ。なにか食べれる物さえあれば」
ルカーシュは笑って返すが、内心穏やかではなかった。
昼前には終わるはずだったクレーム処理を、ジジイの愚痴を聞いている内に時間が過ぎ、実はかなり腹が減っていた。
「ごめんなさいね。スープを多めによそっといたからね」
申し訳なく笑うおばさんから渡されたものは、殆ど具のない汁ばかりのスープとパンのみだった。
これが、団長のバルナバーシュも一緒だったらそこらにあるものをかき集めてもう一品作る。
副団長とは名ばかりで、自分は完全に食堂のおばさんたちからも舐められている。
他の席では、皿の上にチーズフライを二枚、三枚と載せた団員たちがモリモリと飯を食っているが、ルカーシュに親の仇のような目で見られているなんて全く気付いていない。
自分だけ先に食堂へ行った時に『副団長も後で来るからよろしく』と一言あると、こんな目には遭わなかった。
ルカーシュは脳天気な団長を心の中で罵る。
だがこんな所で目くじらを立てていても仕方ないので、空いた席を探し座ると、メインのない昼食をさっさと片付けにかかる。
『あいつむっかつくよな』
『いっつもガミガミ口うるせえし』
『自分が団長のお情けで副団長やらせてもらってるって気付けってんだよ』
『そういやあいつびびって鍛練場に来たこともないよな?』
『来たら一発でやっつけてやるんだけどな』
『どうせ口だけの臆病者だからな』
どうやら後ろで、団員たちが自分の悪口を言っているようだ。
声から察するに、さっき廊下で注意した連中どもだ。
ルカーシュは影が薄いので、一人でいると誰もその存在に気付かない。
だからこうやって自分の悪口を聞くことは別に珍しいことじゃない。
そう、ルカーシュは団員たちから嫌われている。
だが本人は別に気にしていない。
このリーパ護衛団は、番犬に因んで犬の集団といわれている。
その犬たちの上に君臨する団長のバルナバーシュは、先の大戦に傭兵で参加した身にも関わらず、敵の総大将を討ち取り叙勲されるほどの功績を上げている。
ドロステアの英雄と言っても過言ではない。
そんなバルナバーシュに、犬たちは腹を見せて絶対服従を示す。
常に死と隣り合わせの危険な仕事に、団員たちの不満や鬱憤が溜まったとしても、不満の矛先を英雄のバルナバーシュに向けることなどできない。
だから自分のような存在が必要だとルカーシュは思っている。
団全体のバランスが保たれるならばいいじゃないかと、自ら嫌われ役になることを引き受けた。
ルカーシュが団員たちから嫌われている理由は、主に二つ。
まず、ドロステア人ではないこと。
ルカーシュはドロステアの東にある隣国オゼロからバルナバーシュによって連れてこられた。
そしてオゼロの中でも特殊な部族の出身だ。
その次に、団員たちの前で実力を見せないこと。
ルカーシュは鍛練場で毎日行われている訓練に顔を出したことがない。
犬たちの集団でマウンティングをしないと言うことは、即ち最弱を意味する。
それなのに絶対的な存在であるバルナバーシュの片腕として副団長を務めているのだ、団員たちから敵意を向けられるのは当然だ。
風呂上がりのまま、食堂へでも向かうのだろう。
「あなたたち、表の廊下を歩く時はちゃんと服を着なさい」
ルカーシュは、すれ違いざまに視線を合わせることもせずに注意する。
「しかし副団長、今は来客もいませんよ」
注意されたからと言って、全く反省のかけらもない返事がくる。
「——なぜそう言いきれるんです? 今すぐ着替えてきなさい」
今度はぴたりと足を止め、団員たちの方を振り返ってきつい言葉を投げかける。
団員どもは「チッ」と舌を鳴らすと足早に退散していった。
ルカーシュの職場は、護衛専門の傭兵団『リーパ護衛団』の本部。
ドロステア王国の王都メストに居を構え、百名を超えるの腕自慢の男たちが名を連ねている。
ルカーシュはそんな男たちの集団の副団長の座に就いていた。
他の団員たちと比べると貧弱な体格のルカーシュは、一見するとこの集団の副団長には見えないだろ。
今も得意先から『新しく護衛に来た団員の態度がなってない』とクレームが出て、謝りに行って戻ったところだ。
こういったクレームは団長のバルナバーシュではなく、副団長のところへくる。
いくら客といえども、強面の団長に面と向かって文句を言える度胸のある者などいない。
あの目に一睨みされたら大抵の者が怯む。
それに比べ、ルカーシュはいかにも腰の低そうな地味な風貌をしている。
団長のバルナバーシュの後ろにいつも突っ立っていたら、相乗効果はてきめんだ。
だからとっつきやすそうなルカーシュは、団長と客の調整役をすることが多かった。
クレーム処理も、客の望むように頷いて頭を下げて来れば、大抵は上手くいく。
結局さきほどのクレームもただ話を聞いてほしかっただけなのだ。
話題はいつの間にか客の息子への愚痴になりダラダラを長時間まったく関係のない話を聞かされた。
二階へ続く階段を上り仕事場である執務室へと戻ると、真ん中に据えてある団長の机で、書類を読んでいるバルナバーシュが視線を上げる。
同性のルカーシュの目から見ても、四十半ばになるこの男は、最上級の男前だ。
一見無造作に見えるが、ちゃんと手入れされている顎髭に、ヘーゼルの瞳は鋭く、野性味のある男の色気に溢れていた。
顔だけではなく、長身で中年には思えない筋肉質の引き締まった身体の持ち主で、今でも街を歩けば女たちにきゃあきゃあ騒がれる。
あんまり褒めると自分が虚しくなるばかりなので、ここで止めておく。
「どうだった?」
「別に大したことありませんでした。違うことで鬱憤が溜まっていて、たまたまこちらに矛先が向いたのでしょう。担当も代える必要はないと」
「さすがだな。こういう処理はお前に任せるのが一番だ」
男は極上の笑顔を自分に向ける。
「そうやって私にクレーム処理を回すためにおべんちゃら言ってるんでしょ。どうせわかってますから……」
自分だけに向けられた笑顔は嬉しい。
でもひねくれた性格をしているので、いちいち口答えしてみせる。
「昼飯まだだろ? 俺はさっき行ってきたから、ゆっくり行ってこいよ」
「ええ。今日のメニューはなんでした?」
「チーズフライと豆のスープ」
団員たちに人気のメニューだ。
「早く行かないと食いっぱぐれるぞ」
そう言うと団長は、まるでルカーシュを追っ払うようにシッシと手で払う。
「じゃあ、行ってきます」
一階にある食堂は、朝・昼・晩と団員たちに食事を提供している。
ルカーシュと団長のバルナバーシュも昼は毎日、本部の食堂で食べていた。
日替わりのメニューは典型的なドロステアの料理だが、近所のおばさんたちが作る家庭料理は毎日食べても意外と飽きない。
余談だが、護衛団本部の敷地内に妊娠の可能性のある女は、客以外立ち入り禁止だ。
チラリと古株の団員から聞いた話だが、先代の時代に起きたスキャンダルな事件が原因だという。
だからここで働く女たちは安心・安全のおばさん・婆さんばかりだ。
彼女たちにとって若い屈強な男たちの見本市である護衛団《ここ》は天国のような職場らしい。
まあその気持ちは、わからなくもない。
食堂はお昼過ぎとあってか人もまばらだった。
いつもは団長と一緒に来るのだが、珍しく一人だったということを思い出す。
なぜかというと、扉を開けても誰もこちらに気付かない。
団長のバルナバーシュと一緒だったら、必ず皆挨拶して、団長お気に入りの見晴らしのいい特等席を空ける。
厨房と繋がったカウンターへ食事を受け取りに行くと、「あらっ!?」と慌てふためいた顔をされる。
「ごめんなさいっ! チーズフライが無くなってしまって……さっき団長さんが一人で来てたから、副団長さんは外で食べるとばかり思ってたわ」
「あ~~いいんですよ。なにか食べれる物さえあれば」
ルカーシュは笑って返すが、内心穏やかではなかった。
昼前には終わるはずだったクレーム処理を、ジジイの愚痴を聞いている内に時間が過ぎ、実はかなり腹が減っていた。
「ごめんなさいね。スープを多めによそっといたからね」
申し訳なく笑うおばさんから渡されたものは、殆ど具のない汁ばかりのスープとパンのみだった。
これが、団長のバルナバーシュも一緒だったらそこらにあるものをかき集めてもう一品作る。
副団長とは名ばかりで、自分は完全に食堂のおばさんたちからも舐められている。
他の席では、皿の上にチーズフライを二枚、三枚と載せた団員たちがモリモリと飯を食っているが、ルカーシュに親の仇のような目で見られているなんて全く気付いていない。
自分だけ先に食堂へ行った時に『副団長も後で来るからよろしく』と一言あると、こんな目には遭わなかった。
ルカーシュは脳天気な団長を心の中で罵る。
だがこんな所で目くじらを立てていても仕方ないので、空いた席を探し座ると、メインのない昼食をさっさと片付けにかかる。
『あいつむっかつくよな』
『いっつもガミガミ口うるせえし』
『自分が団長のお情けで副団長やらせてもらってるって気付けってんだよ』
『そういやあいつびびって鍛練場に来たこともないよな?』
『来たら一発でやっつけてやるんだけどな』
『どうせ口だけの臆病者だからな』
どうやら後ろで、団員たちが自分の悪口を言っているようだ。
声から察するに、さっき廊下で注意した連中どもだ。
ルカーシュは影が薄いので、一人でいると誰もその存在に気付かない。
だからこうやって自分の悪口を聞くことは別に珍しいことじゃない。
そう、ルカーシュは団員たちから嫌われている。
だが本人は別に気にしていない。
このリーパ護衛団は、番犬に因んで犬の集団といわれている。
その犬たちの上に君臨する団長のバルナバーシュは、先の大戦に傭兵で参加した身にも関わらず、敵の総大将を討ち取り叙勲されるほどの功績を上げている。
ドロステアの英雄と言っても過言ではない。
そんなバルナバーシュに、犬たちは腹を見せて絶対服従を示す。
常に死と隣り合わせの危険な仕事に、団員たちの不満や鬱憤が溜まったとしても、不満の矛先を英雄のバルナバーシュに向けることなどできない。
だから自分のような存在が必要だとルカーシュは思っている。
団全体のバランスが保たれるならばいいじゃないかと、自ら嫌われ役になることを引き受けた。
ルカーシュが団員たちから嫌われている理由は、主に二つ。
まず、ドロステア人ではないこと。
ルカーシュはドロステアの東にある隣国オゼロからバルナバーシュによって連れてこられた。
そしてオゼロの中でも特殊な部族の出身だ。
その次に、団員たちの前で実力を見せないこと。
ルカーシュは鍛練場で毎日行われている訓練に顔を出したことがない。
犬たちの集団でマウンティングをしないと言うことは、即ち最弱を意味する。
それなのに絶対的な存在であるバルナバーシュの片腕として副団長を務めているのだ、団員たちから敵意を向けられるのは当然だ。
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