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5章 団長の親友と愛人契約せよ
5 脱いだら凄いんです
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大浴場の隣にある貴重品などを置いておく鍵のかかる個室へとそれぞれ入る。
服を脱ぎ、下着の上にローブを羽織ると、いざ大浴場へと繰り出した。
着替えを手伝っていた使用人と一緒に隣の扉から出て来たレネは、ラベンダー色のローブを纏っている。
ハヴェルは自分のセンスに間違いはなかったと満足げに笑みを浮かべる。
サイドの後れ毛を少し残して後ろに結い上げた髪型もよく似合っていた。
後ろに立っている使用人もレネの美しさをよくわかっているじゃないか。
ホリニ・カシュナに着いてからレネは不機嫌な顔をしているが、それがまた我儘な愛人のようで、ハヴェルの自尊心をくすぐる。
「広いな……」
ハヴェルが思わず声に出すほど、そこは素晴らしい場所だった。
大浴場は白い大理石でできた神殿のような造りになっており、何本もの太い柱が柱廊のように両サイドに規則的に並んでいた。浴槽の中にも夜光石の灯りが埋め込まれ、美しいターコイズブルーに輝く水面が幻想的だ。
「ここはこの大浴場が売りなんだよ。天井のドームがガラスになっているから、昼間は日の光が入ってきて、また違った美しさがあるんだよ」
マチェイに言われて天井を見上げると、空は茜色に染まり夜へと移っていたが、この空間は夜光石がふんだんに使われているので非常に明るい。
(昼間はもっと明るいんだろうな……)
大きな泉の様な浴槽のほかに、数人で楽しめる小さな浴槽や、一人一人が足を延ばして身体を休めることのできる椅子があちらこちらにある。
客たちは思い思いの場所で寛いでいる。
そしてそれぞれに美少年・美青年を侍らせていた。
やはりとんでもない所へ来てしまったと、ハヴェルは気が重くなった。
最初は泡風呂で身体を洗う。
個別に用意された猫足の浴槽に近付くと、ハヴェルとレネ、マチェルとその愛人のダミアーンの四人は、ローブの腰紐に手を掛ける。
テプレ・ヤロでは全裸になることは決してない。下半身は下着を付けたまま入浴するのが作法だ。
脱いだローブを使用人に預け、ハヴェルは浴槽に片足を入れながら、ふとまわりを見回した。
男たちの動きが一瞬止まり、皆同じ所に視線が行っている。自分の隣の浴槽だ。
(ん?)
視線を辿って隣を見て、思わずハヴェルは息を詰める。
パサリとはだけられたローブの下からは、白い滑らかな肌と——暴力的なまでに悩ましいピンク色をした胸の飾りが現れた。
(——おいっ!? 俺は聞いてねーぞっ!!)
親友の養い子は、それはそれは……艶めかしい身体をしていた。
全体的に細っそりとした華奢なつくりなのだが、要所要所で程よく筋肉が付いている。決して骨っぽさや筋っぽさを感じさせないしなやかな鞭のような身体付きだ。
胸にも薄っすらと柔らかそうな筋肉が付いていて、男にまったく興味のないハヴェルでも、その感触を味わってみたいという誘惑にかられる。
それに、細い腰から尻にかけてのラインも絶品だ……と思っていたところで——
(——なんだっ!? このけしからん下着はっ!)
自分の下着の三分の一程の面積しかないではないかっ!!
所々にレースがあしらわれたシルクのそれは、身体の線にピッタリと沿った形をしていた。
もう一度、ハヴェルはまわりを見回す。
男たちの視線が、親友の養い子の裸に集中している。
この時すでに、自分の愛人だという設定はハヴェルの頭の中から消え去っていた。
(ダメだろッ、こんなのを公衆の面前で晒してはッ!)
ハヴェルは激しく混乱していた。
「おいっ、さっさと湯に浸かれ」
咄嗟にレネを浴槽の中に沈める。
「えっ、なんだよ急に!」
レネはなにが起こったのか理解できず、驚いている。
白い肌と鮮やかなベビーピンクが泡の中に隠れ、ハヴェルは落ち着きを取り戻す。
「感心しないね、美しいものは皆で共有しないと」
マチェイはハヴェルの狭量さを嘲笑うかのように肩を竦める。
「いやぁ、こいつに対してだけは嫉妬深い男に成り下がってしまうもので」
余裕をかまして、言ってみたつもりだったが、内心は焦りまくっていた。
(これはヤバいことになってきた……)
泡風呂から上がると、湯男たちが湯をかけて身体に付いた泡を落してくれる。
ふと不安がよぎり、隣を見た。
レネの身体にもお湯が掛けられ、上半身から泡が下へとトロリと流れていく。湯の量が足りなかったのか臍から下に泡が溜まっている。
湯男が今度は泡の残っている腰周辺を狙い集中的に湯を掛けた。
「はッ!?」
お湯を吸った下着がピッタリと肌に張り付く。尻などなにもつけてないのと同じくらいクッキリ形が露わになっている。
前の方は巧妙にレースが施されて、直接的には形がわからないようになっているが……。
薄っすらとピンク色のなにかが透けて見える。
(はぁぁっっっ……もうやめてくれ……)
ハヴェルは泣きたくなってくる。
こんなことなら熊男を連れて来ればよかった。
自分の下着は濡れてもまったく透けることはないのに、なんということだ。
ハヴェルは屋敷にいる女中たちの顔が脳裏に浮かぶ。
細々とした物の準備は彼女たちにすべて任せていたのだ。
(あいつら他人事だと思って遊びやがったな……)
「さあ、あっちの温泉に浸かろうか」
マチェイが一度に何十人も入ることのできる広い浴槽の方を指さす。
やって来るのを待ちわびるかのように、温泉に浸かっている男たちがハヴェルたちの様子を窺っていた。
(——ヤバい……あそこは、狼の巣窟だ……)
ハヴェルはヒクリと顔を引きつらせ、どうすれば男たちの視線からレネを守れるのか必死に考える。
レネの本来の役割など、すっかり頭から抜け落ちていた。
「……えっ!?」
いきなり、後ろからレネを横抱きにすると、ハヴェルはマチェイたちを追い越して、ズンズンと湯船の方へと進んで行った。
「おおっ、君もまだまだ若いねー」
後ろから面白がっているマチェイの声がする。
「……おいっ、下ろせよっ!」
「滑るから暴れるなっ!」
レネは少し体格の良い女くらいの重さだったので、ハヴェルでもなんとか抱き上げて歩くことができた。
浴槽の中へは緩やかな半円形の階段で繋がっている。
レネを抱えたままハヴェルが進むと、湯に浸かっていた人々が、海が開くようにザザッーと左右に割れて道を開ける。
まるで、神話の世界だ。
(——もしかして、さっきより注目を集めてないか?)
ハヴェルは完全に湯の中に浸かっても、レネの身体を抱き上げたまま離さなかった。
「なにしてんだよっ、離せって」
「お前こそ愛人らしく大人しくしろよ」
「——ほらほら、そんなとこで止まってないで、端の方へよけよう」
後ろから来たマチェイが愛人のダミアーンの肩を抱いて、比較的人の少ない端のスペースへと進んで行く。
端まで来ると、男たちの視線もさほど気にする必要もなくなった。
ハヴェルはレネを離して、ほっと息を吐き出す。
「まったく君たちは、見ていて飽きないね。ダミアーンも彼と話がしてみたいんだろ?」
「はいっ」
金髪の少年が笑顔で返事をする。
「そういうわけだから、彼と話をさせてやってくれないか?」
「もちろんいいですとも」
少し冷静さを取り戻したハヴェルは、改めて少年に目をやる。
なんの衒いもなく紐パンを穿いている金髪の少年は、無邪気に笑ってレネの隣へと座った。
(うちの女中たちも少しは節度があったのかもな……)
「ハヴェル、彼の美しさの独り占めをしたいのはわかるが、それをすると無粋な男になってしまうよ。ここに連れて来たのなら、みんなで彼の美を共有しないといけない。同じ男同士なのになにも減るものじゃないだろ? なにそんなに肩肘張ってるんだい」
(けっ……上から説教してきやがる)
言っていることは尤もなのだが、この狸爺から言われると、無性に悔しい。
テプレ・ヤロに誘ったのも、女好きのハヴェルにはきっと無縁な場所で、自分が主導権を握れると思ったからに違いない。
マチェイはそんな男だった。
親切で教えている風を装って、マウントを取りにきているのだ。
予想外だったのは、女好きの自分がとびきりの美青年を連れて来たことだろう。
しかし連れて来たハヴェル自身が、レネの思いもよらぬ美しさに戸惑っている所を、マチェイは気付いていた。
そしてたぶんこの男は、レネと自分の間に肉体関係がないのも見抜いている。
レネとの間にこれ以上隙を作ったら、マチェイがなにか仕掛けてくるかもしれない。
服を脱ぎ、下着の上にローブを羽織ると、いざ大浴場へと繰り出した。
着替えを手伝っていた使用人と一緒に隣の扉から出て来たレネは、ラベンダー色のローブを纏っている。
ハヴェルは自分のセンスに間違いはなかったと満足げに笑みを浮かべる。
サイドの後れ毛を少し残して後ろに結い上げた髪型もよく似合っていた。
後ろに立っている使用人もレネの美しさをよくわかっているじゃないか。
ホリニ・カシュナに着いてからレネは不機嫌な顔をしているが、それがまた我儘な愛人のようで、ハヴェルの自尊心をくすぐる。
「広いな……」
ハヴェルが思わず声に出すほど、そこは素晴らしい場所だった。
大浴場は白い大理石でできた神殿のような造りになっており、何本もの太い柱が柱廊のように両サイドに規則的に並んでいた。浴槽の中にも夜光石の灯りが埋め込まれ、美しいターコイズブルーに輝く水面が幻想的だ。
「ここはこの大浴場が売りなんだよ。天井のドームがガラスになっているから、昼間は日の光が入ってきて、また違った美しさがあるんだよ」
マチェイに言われて天井を見上げると、空は茜色に染まり夜へと移っていたが、この空間は夜光石がふんだんに使われているので非常に明るい。
(昼間はもっと明るいんだろうな……)
大きな泉の様な浴槽のほかに、数人で楽しめる小さな浴槽や、一人一人が足を延ばして身体を休めることのできる椅子があちらこちらにある。
客たちは思い思いの場所で寛いでいる。
そしてそれぞれに美少年・美青年を侍らせていた。
やはりとんでもない所へ来てしまったと、ハヴェルは気が重くなった。
最初は泡風呂で身体を洗う。
個別に用意された猫足の浴槽に近付くと、ハヴェルとレネ、マチェルとその愛人のダミアーンの四人は、ローブの腰紐に手を掛ける。
テプレ・ヤロでは全裸になることは決してない。下半身は下着を付けたまま入浴するのが作法だ。
脱いだローブを使用人に預け、ハヴェルは浴槽に片足を入れながら、ふとまわりを見回した。
男たちの動きが一瞬止まり、皆同じ所に視線が行っている。自分の隣の浴槽だ。
(ん?)
視線を辿って隣を見て、思わずハヴェルは息を詰める。
パサリとはだけられたローブの下からは、白い滑らかな肌と——暴力的なまでに悩ましいピンク色をした胸の飾りが現れた。
(——おいっ!? 俺は聞いてねーぞっ!!)
親友の養い子は、それはそれは……艶めかしい身体をしていた。
全体的に細っそりとした華奢なつくりなのだが、要所要所で程よく筋肉が付いている。決して骨っぽさや筋っぽさを感じさせないしなやかな鞭のような身体付きだ。
胸にも薄っすらと柔らかそうな筋肉が付いていて、男にまったく興味のないハヴェルでも、その感触を味わってみたいという誘惑にかられる。
それに、細い腰から尻にかけてのラインも絶品だ……と思っていたところで——
(——なんだっ!? このけしからん下着はっ!)
自分の下着の三分の一程の面積しかないではないかっ!!
所々にレースがあしらわれたシルクのそれは、身体の線にピッタリと沿った形をしていた。
もう一度、ハヴェルはまわりを見回す。
男たちの視線が、親友の養い子の裸に集中している。
この時すでに、自分の愛人だという設定はハヴェルの頭の中から消え去っていた。
(ダメだろッ、こんなのを公衆の面前で晒してはッ!)
ハヴェルは激しく混乱していた。
「おいっ、さっさと湯に浸かれ」
咄嗟にレネを浴槽の中に沈める。
「えっ、なんだよ急に!」
レネはなにが起こったのか理解できず、驚いている。
白い肌と鮮やかなベビーピンクが泡の中に隠れ、ハヴェルは落ち着きを取り戻す。
「感心しないね、美しいものは皆で共有しないと」
マチェイはハヴェルの狭量さを嘲笑うかのように肩を竦める。
「いやぁ、こいつに対してだけは嫉妬深い男に成り下がってしまうもので」
余裕をかまして、言ってみたつもりだったが、内心は焦りまくっていた。
(これはヤバいことになってきた……)
泡風呂から上がると、湯男たちが湯をかけて身体に付いた泡を落してくれる。
ふと不安がよぎり、隣を見た。
レネの身体にもお湯が掛けられ、上半身から泡が下へとトロリと流れていく。湯の量が足りなかったのか臍から下に泡が溜まっている。
湯男が今度は泡の残っている腰周辺を狙い集中的に湯を掛けた。
「はッ!?」
お湯を吸った下着がピッタリと肌に張り付く。尻などなにもつけてないのと同じくらいクッキリ形が露わになっている。
前の方は巧妙にレースが施されて、直接的には形がわからないようになっているが……。
薄っすらとピンク色のなにかが透けて見える。
(はぁぁっっっ……もうやめてくれ……)
ハヴェルは泣きたくなってくる。
こんなことなら熊男を連れて来ればよかった。
自分の下着は濡れてもまったく透けることはないのに、なんということだ。
ハヴェルは屋敷にいる女中たちの顔が脳裏に浮かぶ。
細々とした物の準備は彼女たちにすべて任せていたのだ。
(あいつら他人事だと思って遊びやがったな……)
「さあ、あっちの温泉に浸かろうか」
マチェイが一度に何十人も入ることのできる広い浴槽の方を指さす。
やって来るのを待ちわびるかのように、温泉に浸かっている男たちがハヴェルたちの様子を窺っていた。
(——ヤバい……あそこは、狼の巣窟だ……)
ハヴェルはヒクリと顔を引きつらせ、どうすれば男たちの視線からレネを守れるのか必死に考える。
レネの本来の役割など、すっかり頭から抜け落ちていた。
「……えっ!?」
いきなり、後ろからレネを横抱きにすると、ハヴェルはマチェイたちを追い越して、ズンズンと湯船の方へと進んで行った。
「おおっ、君もまだまだ若いねー」
後ろから面白がっているマチェイの声がする。
「……おいっ、下ろせよっ!」
「滑るから暴れるなっ!」
レネは少し体格の良い女くらいの重さだったので、ハヴェルでもなんとか抱き上げて歩くことができた。
浴槽の中へは緩やかな半円形の階段で繋がっている。
レネを抱えたままハヴェルが進むと、湯に浸かっていた人々が、海が開くようにザザッーと左右に割れて道を開ける。
まるで、神話の世界だ。
(——もしかして、さっきより注目を集めてないか?)
ハヴェルは完全に湯の中に浸かっても、レネの身体を抱き上げたまま離さなかった。
「なにしてんだよっ、離せって」
「お前こそ愛人らしく大人しくしろよ」
「——ほらほら、そんなとこで止まってないで、端の方へよけよう」
後ろから来たマチェイが愛人のダミアーンの肩を抱いて、比較的人の少ない端のスペースへと進んで行く。
端まで来ると、男たちの視線もさほど気にする必要もなくなった。
ハヴェルはレネを離して、ほっと息を吐き出す。
「まったく君たちは、見ていて飽きないね。ダミアーンも彼と話がしてみたいんだろ?」
「はいっ」
金髪の少年が笑顔で返事をする。
「そういうわけだから、彼と話をさせてやってくれないか?」
「もちろんいいですとも」
少し冷静さを取り戻したハヴェルは、改めて少年に目をやる。
なんの衒いもなく紐パンを穿いている金髪の少年は、無邪気に笑ってレネの隣へと座った。
(うちの女中たちも少しは節度があったのかもな……)
「ハヴェル、彼の美しさの独り占めをしたいのはわかるが、それをすると無粋な男になってしまうよ。ここに連れて来たのなら、みんなで彼の美を共有しないといけない。同じ男同士なのになにも減るものじゃないだろ? なにそんなに肩肘張ってるんだい」
(けっ……上から説教してきやがる)
言っていることは尤もなのだが、この狸爺から言われると、無性に悔しい。
テプレ・ヤロに誘ったのも、女好きのハヴェルにはきっと無縁な場所で、自分が主導権を握れると思ったからに違いない。
マチェイはそんな男だった。
親切で教えている風を装って、マウントを取りにきているのだ。
予想外だったのは、女好きの自分がとびきりの美青年を連れて来たことだろう。
しかし連れて来たハヴェル自身が、レネの思いもよらぬ美しさに戸惑っている所を、マチェイは気付いていた。
そしてたぶんこの男は、レネと自分の間に肉体関係がないのも見抜いている。
レネとの間にこれ以上隙を作ったら、マチェイがなにか仕掛けてくるかもしれない。
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