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5章 団長の親友と愛人契約せよ
1 おっさんと愛人契約
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◆◆◆◆◆
ハヴェルは親友である、バルナバーシュの私邸で一緒に酒を飲んでいた。
私邸といっても一階は、バルナバーシュが団長を務めるリーパ護衛団の独身団員たちが棲み付いているので、宿舎のようなものだ。
プライベートに当たる二階部分には、バルナバーシュと副団長のルカーシュ、養い子であるレネの部屋がる。
レネはリーパの団員になってから、本部で寝泊まりする見習い時期を経て、他の団員と同じ様に下の宿舎で暮らそうとしたのだが、友人はそれをよしとしない。
ハヴェルは『他は分け隔てなく扱っているのに奇妙なことだ』とニヤニヤ笑って生ぬるく見守っている。
バルナバーシュの部屋は、応接間、書斎、寝室の三間に分かれている。今いるのは応接間だ。
昔ほどではないが、バルナバーシュの部屋で飲むのは別に珍しいことでもない。
今夜はいないが、たいていは副団長のルカーシュも一緒だ。
「バル……、お前に相談したいことがあるんだ」
「なんだ改まって」
親友は珍しいものでも見るようにハヴェルを見つめる。
「実は、商業組合の幹部から今度テプレ・ヤロに行かないかと誘われてるんだが、あまり気乗りがしねーんだよ」
「なんだ……尻でも狙われてんのか?」
テプレ・ヤロは、メストから南へ下った温泉保養地だ。川を船で行き来できるとあって、交通の便が悪くなる冬の人気の観光スポットになっている。
「馬鹿かよ、こんなおっさんの尻狙ってどうするよ。でもな、メストから船を用意するから身一つで来いって言うんだよ。そいつは昔から裏で怪しい男たちを雇って気に食わない奴を脅してるって黒い噂があるんだ。怪しくねーか?」
「じゃあ行かなきゃいいじゃねえか」
「そことは商売上の取引もあるし、無視するわけにもいかねーんだよ」
親友はじっと考え込んだ。
「行くのはテプレ・ヤロだろ?」
「ああそうだ」
なにを思ったのか、バルナバーシュは壁にぶら下がっている何本かある紐の一本を、三回ほど強く引いた。
その紐は、別の部屋にあるベルへと繋がっており、呼び鈴になっている。
(こいつ……なにをするつもりだ?)
ハヴェルは訝し気に親友の顔を見つめる。
しばらくすると、ノックの音が部屋に響く。
「おお、入れ」
「失礼します」
木製の重厚な扉を開けてやって来たのは、灰色の髪をしたバルナバーシュの養い子だった。
最初は神妙な顔をして入って来るが、ハヴェルの顔を確認すると途端に態度が崩れる。
「——なんだ、おっさんか……」
顔に似合わない粗暴な言葉が出てくる。
「相変わらずのクソガキ振りで安心したぞ。なんで養父ちゃんには敬語で、俺にはタメ口かねぇ……」
普段から二人の会話を聞いていても、血が繋がっていないとはいえ、親子の会話には聞こえない。
ただの団長と団員の関係でしかない。
「団員は団長には絶対服従なんだよ」
面白くなさそうな顔をしてレネは告げる。あまりその話題には触れてほしくなさそうだ。
ハヴェルも苦い気持ちになり、壁一面に掛けてある絵のうちの一枚を見つめる。
子供が描いた下手糞な絵だ。
絵の中で、剣を持った男と男の子が笑っている。
レネが剣の道に進んだことで、かつての関係は消えた。
弱肉強食という階級制度の中で、バルナバーシュが強者として君臨し、レネは服従を示している。
当初ハヴェルは、まさか親友が自分の養い子までこの階級制度の中に組み入れるとは思いもしなかった。
その代わりといってはなんだが、ハヴェルは親戚のおじさん的ポジションを崩すことなく、レネを甘やかした。
そこはバルナバーシュも見て見ぬ振りをしている。
「お前の屋敷で礼儀作法を学ばせたのが間違いだったんだろうな」
バルナバーシュが皮肉たっぷりに笑う。
以前レネをハヴェルの屋敷で、礼儀作法と一般教養を学ばせるために預かっていた時期があった。
どこへ奉公に出しても恥ずかしくない程度には仕込んだはずだったのだが、今では御覧の通りだ。
バルナバーシュの言うように、結果がこれではあまり褒められたものではない。
「おい、おっさんの隣に立ってみろ。お前もついでに立てよ」
親友は、呼び出した養い子とハヴェルに注文を出す。
おっさんから『おっさん』呼びとは聞き捨てならないが、先に話が進まないので、いちいち口に出すのはがまんする。
「ちょっと、こいつの肩を抱いてみろよ」
なぜそんなことをさせるのかよくわからないまま、ハヴェルはレネの肩を抱く。
「お前もおっさんの腰に手を回してみろ」
怪訝な顔をしながらも、レネも絶対服従の団長の言葉に従う。
バルナバーシュは腕を組んで、なにやら真剣な顔で二人を見ながら考え込んでいる。
「テプレ・ヤロだろ?」
「なんだよ……さっきから」
二度も同じことを訊かれると少しくどい。
「こいつを愛人に仕立てて連れて行け」
「は?」
「は?」
とんでもない発言に、ハヴェルとレネは、抱き合った格好のまま二人仲よく聞き返す。
「息が合ってて、いいじゃねえか」
満足そうにバルナバーシュはニヤリと笑った。
親友がなにを企んでいるのかに気付き、ハヴェルは絶望的な顔をする。
テプレ・ヤロは有名な温泉保養地で、大きな大浴場を備えた施設がいくつもある。
一昔前までは混浴だったが、風紀が乱れたため、浴場では混浴が全面禁止になった。
ルールが変わりなにが起こったかというと、金持ちたちは美少年、美青年を侍らせて、これ見よがしにまわりの客に見せびらかした。
たとえその気がなくとも、貴族や金持ちの間では、同性の美しい愛人を同伴することが、テプレ・ヤロでの作法のようになってしまっている。
今まで親友の養い子としてしか見てこなかったが、そういった目で改めてレネを観察する。
寝る前だったのか、ゆっくりとした部屋着を着ている姿は、暴力とは無縁にしか見えない。
レネを一言で表すなら『美青年』。それも極上の部類の。
金を使って散々遊んできたハヴェルだからこそ、自信をもって言える。
だから親友の言葉が信じられない。
「——本気で言ってるのか?」
急に口の中が乾いてきて、ハヴェルは酒で口を潤す。
「身の危険を感じるんだろ? 愛人ということにしておけば、風呂でも寝る時もずっと側に置いていても問題ないだろ?」
確かにバルナバーシュの言う通りだ。テプレ・ヤロで男の愛人を同行させてもなにも不自然ではない。
「でも、こいつは……」
「こいつが気に入らないなら、熊みたいにデカいのがいるがそいつにするか? なかなか愛嬌があるぞ」
ハヴェルは、熊男を連れ歩いている自分を想像したが、レネとは違った意味で大浴場でも一番の注目を浴びてしまうだろう。
『男の愛人』というだけでも女好きのハヴェルにとっては耐えられないのに、熊のような男を愛人にしていたなんて噂が広まったら、ショックで勃起不全になる自信があった。
「——それは、俺の美意識が許さない」
「あいつも可愛い顔してると思うんだけどな……——じゃあこいつで決まりだ」
隣にいるレネに目を向けると、相当不本意そうな様子だ。
だが本人も言っていたように、団長には絶対服従なので、命令されたら従うしかないのだろう。
反論は出ない。
「その前に、一つだけ約束しろ」
ヘーゼルの瞳に、一瞬だけ赤が射した。
「なんだ?」
「間違っても……こいつには手を出すなよ。——わかってるな?」
これみよがしに、椅子に立てかけてある剣に手にとり鞘からカチャリと剣を抜く。
団長の仮面の下から、父親の顔をのぞかせた瞬間だ。
「冗談じゃないっ、俺は男色の趣味はないっ!」
ハヴェルは躍起になって反論する。
「なら決まりだ」
こうしてハヴェルとレネの間に奇妙な愛人契約が結ばれた。
ハヴェルは親友である、バルナバーシュの私邸で一緒に酒を飲んでいた。
私邸といっても一階は、バルナバーシュが団長を務めるリーパ護衛団の独身団員たちが棲み付いているので、宿舎のようなものだ。
プライベートに当たる二階部分には、バルナバーシュと副団長のルカーシュ、養い子であるレネの部屋がる。
レネはリーパの団員になってから、本部で寝泊まりする見習い時期を経て、他の団員と同じ様に下の宿舎で暮らそうとしたのだが、友人はそれをよしとしない。
ハヴェルは『他は分け隔てなく扱っているのに奇妙なことだ』とニヤニヤ笑って生ぬるく見守っている。
バルナバーシュの部屋は、応接間、書斎、寝室の三間に分かれている。今いるのは応接間だ。
昔ほどではないが、バルナバーシュの部屋で飲むのは別に珍しいことでもない。
今夜はいないが、たいていは副団長のルカーシュも一緒だ。
「バル……、お前に相談したいことがあるんだ」
「なんだ改まって」
親友は珍しいものでも見るようにハヴェルを見つめる。
「実は、商業組合の幹部から今度テプレ・ヤロに行かないかと誘われてるんだが、あまり気乗りがしねーんだよ」
「なんだ……尻でも狙われてんのか?」
テプレ・ヤロは、メストから南へ下った温泉保養地だ。川を船で行き来できるとあって、交通の便が悪くなる冬の人気の観光スポットになっている。
「馬鹿かよ、こんなおっさんの尻狙ってどうするよ。でもな、メストから船を用意するから身一つで来いって言うんだよ。そいつは昔から裏で怪しい男たちを雇って気に食わない奴を脅してるって黒い噂があるんだ。怪しくねーか?」
「じゃあ行かなきゃいいじゃねえか」
「そことは商売上の取引もあるし、無視するわけにもいかねーんだよ」
親友はじっと考え込んだ。
「行くのはテプレ・ヤロだろ?」
「ああそうだ」
なにを思ったのか、バルナバーシュは壁にぶら下がっている何本かある紐の一本を、三回ほど強く引いた。
その紐は、別の部屋にあるベルへと繋がっており、呼び鈴になっている。
(こいつ……なにをするつもりだ?)
ハヴェルは訝し気に親友の顔を見つめる。
しばらくすると、ノックの音が部屋に響く。
「おお、入れ」
「失礼します」
木製の重厚な扉を開けてやって来たのは、灰色の髪をしたバルナバーシュの養い子だった。
最初は神妙な顔をして入って来るが、ハヴェルの顔を確認すると途端に態度が崩れる。
「——なんだ、おっさんか……」
顔に似合わない粗暴な言葉が出てくる。
「相変わらずのクソガキ振りで安心したぞ。なんで養父ちゃんには敬語で、俺にはタメ口かねぇ……」
普段から二人の会話を聞いていても、血が繋がっていないとはいえ、親子の会話には聞こえない。
ただの団長と団員の関係でしかない。
「団員は団長には絶対服従なんだよ」
面白くなさそうな顔をしてレネは告げる。あまりその話題には触れてほしくなさそうだ。
ハヴェルも苦い気持ちになり、壁一面に掛けてある絵のうちの一枚を見つめる。
子供が描いた下手糞な絵だ。
絵の中で、剣を持った男と男の子が笑っている。
レネが剣の道に進んだことで、かつての関係は消えた。
弱肉強食という階級制度の中で、バルナバーシュが強者として君臨し、レネは服従を示している。
当初ハヴェルは、まさか親友が自分の養い子までこの階級制度の中に組み入れるとは思いもしなかった。
その代わりといってはなんだが、ハヴェルは親戚のおじさん的ポジションを崩すことなく、レネを甘やかした。
そこはバルナバーシュも見て見ぬ振りをしている。
「お前の屋敷で礼儀作法を学ばせたのが間違いだったんだろうな」
バルナバーシュが皮肉たっぷりに笑う。
以前レネをハヴェルの屋敷で、礼儀作法と一般教養を学ばせるために預かっていた時期があった。
どこへ奉公に出しても恥ずかしくない程度には仕込んだはずだったのだが、今では御覧の通りだ。
バルナバーシュの言うように、結果がこれではあまり褒められたものではない。
「おい、おっさんの隣に立ってみろ。お前もついでに立てよ」
親友は、呼び出した養い子とハヴェルに注文を出す。
おっさんから『おっさん』呼びとは聞き捨てならないが、先に話が進まないので、いちいち口に出すのはがまんする。
「ちょっと、こいつの肩を抱いてみろよ」
なぜそんなことをさせるのかよくわからないまま、ハヴェルはレネの肩を抱く。
「お前もおっさんの腰に手を回してみろ」
怪訝な顔をしながらも、レネも絶対服従の団長の言葉に従う。
バルナバーシュは腕を組んで、なにやら真剣な顔で二人を見ながら考え込んでいる。
「テプレ・ヤロだろ?」
「なんだよ……さっきから」
二度も同じことを訊かれると少しくどい。
「こいつを愛人に仕立てて連れて行け」
「は?」
「は?」
とんでもない発言に、ハヴェルとレネは、抱き合った格好のまま二人仲よく聞き返す。
「息が合ってて、いいじゃねえか」
満足そうにバルナバーシュはニヤリと笑った。
親友がなにを企んでいるのかに気付き、ハヴェルは絶望的な顔をする。
テプレ・ヤロは有名な温泉保養地で、大きな大浴場を備えた施設がいくつもある。
一昔前までは混浴だったが、風紀が乱れたため、浴場では混浴が全面禁止になった。
ルールが変わりなにが起こったかというと、金持ちたちは美少年、美青年を侍らせて、これ見よがしにまわりの客に見せびらかした。
たとえその気がなくとも、貴族や金持ちの間では、同性の美しい愛人を同伴することが、テプレ・ヤロでの作法のようになってしまっている。
今まで親友の養い子としてしか見てこなかったが、そういった目で改めてレネを観察する。
寝る前だったのか、ゆっくりとした部屋着を着ている姿は、暴力とは無縁にしか見えない。
レネを一言で表すなら『美青年』。それも極上の部類の。
金を使って散々遊んできたハヴェルだからこそ、自信をもって言える。
だから親友の言葉が信じられない。
「——本気で言ってるのか?」
急に口の中が乾いてきて、ハヴェルは酒で口を潤す。
「身の危険を感じるんだろ? 愛人ということにしておけば、風呂でも寝る時もずっと側に置いていても問題ないだろ?」
確かにバルナバーシュの言う通りだ。テプレ・ヤロで男の愛人を同行させてもなにも不自然ではない。
「でも、こいつは……」
「こいつが気に入らないなら、熊みたいにデカいのがいるがそいつにするか? なかなか愛嬌があるぞ」
ハヴェルは、熊男を連れ歩いている自分を想像したが、レネとは違った意味で大浴場でも一番の注目を浴びてしまうだろう。
『男の愛人』というだけでも女好きのハヴェルにとっては耐えられないのに、熊のような男を愛人にしていたなんて噂が広まったら、ショックで勃起不全になる自信があった。
「——それは、俺の美意識が許さない」
「あいつも可愛い顔してると思うんだけどな……——じゃあこいつで決まりだ」
隣にいるレネに目を向けると、相当不本意そうな様子だ。
だが本人も言っていたように、団長には絶対服従なので、命令されたら従うしかないのだろう。
反論は出ない。
「その前に、一つだけ約束しろ」
ヘーゼルの瞳に、一瞬だけ赤が射した。
「なんだ?」
「間違っても……こいつには手を出すなよ。——わかってるな?」
これみよがしに、椅子に立てかけてある剣に手にとり鞘からカチャリと剣を抜く。
団長の仮面の下から、父親の顔をのぞかせた瞬間だ。
「冗談じゃないっ、俺は男色の趣味はないっ!」
ハヴェルは躍起になって反論する。
「なら決まりだ」
こうしてハヴェルとレネの間に奇妙な愛人契約が結ばれた。
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