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学園編
心強い仲間
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奏が言った言葉に思わず固まった、私が…世良先輩に迫ってる…?
先輩と話したのも生徒会に入らないか?って言う話なだけだし……
おかしい……なんでそんな噂が出回っているの……?もしかしてあの手紙が
関係あるのかな…
「私そんな事してないです……!!」
「わかってる、でも……」
「ほんとに小鳥遊がしてないって証拠あるのか?」
「それは……」
「ちょっと!百はそんな事しないから」
「そうだよ、百はそんな事しない。それより、俺に隠してる事あるよね?」
「っ!?」
突然言われた言葉に息を飲んだ。
どうしてわかったんだろう…私は頑張って隠していたのに……
「…………何も隠してないですよ?」
「嘘……でしょ?流石に俺でも最近百を見れば隠してるって分かるよ」
玲央様は真剣な顔しながら
他の二人もこちらを見ているけれど、特に変わった様子はない。
やっぱり、この三人は凄いなぁ……
「……バレちゃいましたか……実は、昨日から変な手紙が送られてくるようになって……」
「え?どういうこと……?」
「写真付きの手紙で……これです……」
そう言って見せたのは、この間から届いていた手紙と写真。
私が世良先輩と話している所や手を握っている所の写真……
「この写真……この時は私も隣にいたやつだ、あの図書館の日だよね?」
「うん、そうだと思う……こっちは、生徒会に誘われた日のヤツ」
「こっちの手紙も酷いな……この犯人はよっぽど小鳥遊に恨みでもあるのかもな」
「………………うん……」
「そういう事言わないでくれる?百大丈夫だからね…俺がいるから……」
「玲央様……ありがとう………」
「私もいるからね……!!」
「まぁ、何かあったら俺も力になってやるよ」
「みなさん……!ほんとうにありがとうございます」
玲央様に頭を撫でられながら、奏たちを見ると安心する。
本当に頼れる友達を持って良かった……。
「でも、私達だけだとまだ不安だよね?」
「まぁね…そうだ!百、由紀さんにこの事は?」
「まだ……心配させたくなかったので……」
「そっか、でも由紀さんには話した方がいいと思う」
確かにお兄様には話した方がよかったかもしれない……だけど今はまだ……
話したらきっと心配させてしまう。
それに、生徒会の事もある。もし話してしまったら、生徒会に入るのを止められるかもしれない。
そう考えたら、怖くてなかなか言い出せない……
「でも……怖いです……」
「大丈夫、俺も一緒に行くから、ね?」
優しく微笑む玲央様を見て、少しだけ心が軽くなった気がした。
一人で悩んでいても解決しないし、このまま放っておくわけにもいかない。
ここは思い切ってお兄様に相談しよう。
「分かりました、放課後一緒に来てもらえますか?お兄様には私から連絡しておきます」
「うん、早く犯人見つかるといいね」
「私も行くよ……!!ねぇ?奏」
「えっ……俺も?」
「いいじゃん!三人の方が百も怖くないもんね?」
「はぁ……分かったよ、俺も行く」
「あかり……柊さん……ありがとうございます」
とりあえず、お兄様に連絡をして皆には学校が終わったあと、私の家に来て貰うことになった。
これで、何か進展してくれればいいんだけど……
「そうだ、前から気になってたんだけどさ」
「はい?」
「俺の事、奏。でいいから」
「いいのですか?」
「だって、俺達友達なんだろ?」
「……はい!じゃあ、私も百でいいですよ?」
「俺も、呼び捨てにしてくれていいからね、奏」
「あ~~もう!玲央に百改めてよろしく!」
「「はいっ!」」
奏の言葉に思わず笑ってしまったけど、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
前世ではこんな風に友達と呼べる人がいなかったから……
これから、もっと仲良くなりたいな。
そして、放課後になり私達は急いで家に帰り支度をした。
先輩と話したのも生徒会に入らないか?って言う話なだけだし……
おかしい……なんでそんな噂が出回っているの……?もしかしてあの手紙が
関係あるのかな…
「私そんな事してないです……!!」
「わかってる、でも……」
「ほんとに小鳥遊がしてないって証拠あるのか?」
「それは……」
「ちょっと!百はそんな事しないから」
「そうだよ、百はそんな事しない。それより、俺に隠してる事あるよね?」
「っ!?」
突然言われた言葉に息を飲んだ。
どうしてわかったんだろう…私は頑張って隠していたのに……
「…………何も隠してないですよ?」
「嘘……でしょ?流石に俺でも最近百を見れば隠してるって分かるよ」
玲央様は真剣な顔しながら
他の二人もこちらを見ているけれど、特に変わった様子はない。
やっぱり、この三人は凄いなぁ……
「……バレちゃいましたか……実は、昨日から変な手紙が送られてくるようになって……」
「え?どういうこと……?」
「写真付きの手紙で……これです……」
そう言って見せたのは、この間から届いていた手紙と写真。
私が世良先輩と話している所や手を握っている所の写真……
「この写真……この時は私も隣にいたやつだ、あの図書館の日だよね?」
「うん、そうだと思う……こっちは、生徒会に誘われた日のヤツ」
「こっちの手紙も酷いな……この犯人はよっぽど小鳥遊に恨みでもあるのかもな」
「………………うん……」
「そういう事言わないでくれる?百大丈夫だからね…俺がいるから……」
「玲央様……ありがとう………」
「私もいるからね……!!」
「まぁ、何かあったら俺も力になってやるよ」
「みなさん……!ほんとうにありがとうございます」
玲央様に頭を撫でられながら、奏たちを見ると安心する。
本当に頼れる友達を持って良かった……。
「でも、私達だけだとまだ不安だよね?」
「まぁね…そうだ!百、由紀さんにこの事は?」
「まだ……心配させたくなかったので……」
「そっか、でも由紀さんには話した方がいいと思う」
確かにお兄様には話した方がよかったかもしれない……だけど今はまだ……
話したらきっと心配させてしまう。
それに、生徒会の事もある。もし話してしまったら、生徒会に入るのを止められるかもしれない。
そう考えたら、怖くてなかなか言い出せない……
「でも……怖いです……」
「大丈夫、俺も一緒に行くから、ね?」
優しく微笑む玲央様を見て、少しだけ心が軽くなった気がした。
一人で悩んでいても解決しないし、このまま放っておくわけにもいかない。
ここは思い切ってお兄様に相談しよう。
「分かりました、放課後一緒に来てもらえますか?お兄様には私から連絡しておきます」
「うん、早く犯人見つかるといいね」
「私も行くよ……!!ねぇ?奏」
「えっ……俺も?」
「いいじゃん!三人の方が百も怖くないもんね?」
「はぁ……分かったよ、俺も行く」
「あかり……柊さん……ありがとうございます」
とりあえず、お兄様に連絡をして皆には学校が終わったあと、私の家に来て貰うことになった。
これで、何か進展してくれればいいんだけど……
「そうだ、前から気になってたんだけどさ」
「はい?」
「俺の事、奏。でいいから」
「いいのですか?」
「だって、俺達友達なんだろ?」
「……はい!じゃあ、私も百でいいですよ?」
「俺も、呼び捨てにしてくれていいからね、奏」
「あ~~もう!玲央に百改めてよろしく!」
「「はいっ!」」
奏の言葉に思わず笑ってしまったけど、嬉しい気持ちでいっぱいだった。
前世ではこんな風に友達と呼べる人がいなかったから……
これから、もっと仲良くなりたいな。
そして、放課後になり私達は急いで家に帰り支度をした。
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