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学園編
攻略計画スタートです!
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私達が教室に戻ると、奏から睨まれた気がするけれど
まぁ…無理やりあかりを連れ出したんだし仕方ないか、なんて考えていたら
授業開始を知らせるチャイムが鳴り、それと同時に先生が教室に入ってきたのを見て
私は慌てて席に着いた。
正直授業なんて頭に入らなかった、けれどこんな初日から授業をサボる訳にはいかないし…
そんなことを考えているうちに、いつの間にか昼休みになっていた。
「百~お昼食べよ~」
「はい、じゃあ外に行きましょうか」
そう言って、私と玲央様は教室を出た。
教室を出るときあかりと目があったけれど朝の事があったばかりだし誘うなんて出来ないよねぇ…
いつか、一緒に食べられたら嬉しいな。
中庭に着くなり玲央様はベンチに座って、隣をぽんぽんしながら座るように促してきたので、私はそれにしたがって彼の隣に腰掛ける。
すると彼は持っていたカバンの中から可愛らしいお弁当箱を取り出した。
「今日はサンドイッチ作ってきたんだ~」
「わぁ~美味しそうです…!」
「ありがと、ね?少し食べる?」
「いいんですか…!」
「もちろん!百に食べて欲しくて作ってきたんだから」
「ありがとうございます!明日は私がお弁当作ってきてもいいでしょうか…?」
「うん、楽しみにしてるね」
「はい!……では、いただきます……」
「召し上がれ」
パクッと一口かじると程よい酸味のソースが口に広がっていく。
これはトマトかな?すごくおいしい……! そんな私の反応を見たのか玲央様はすごく幸せそうな笑顔を浮かべていて、そんな彼を見ると心が温かくなっていく。
「すごい……!すごくおいしいです……!」
「よかった……いっぱいあるからどんどん食べてね」
「はいっ」
それから、私は夢中でお料理を口に運んでいった。
どれもこれも本当においしかった。
「ごちそうさまでした……」
「はい、お茶どうぞ」
「ありがとうございます……」
私が飲み終わるのを待ってくれたあと、私達は午後の授業が始まるまで二人でゆっくりしていた。
こんな時間がずっと続けばいいのにな。
そして放課後、私はまた二人を自宅に呼んだ。
あかりには、奏にはバレないように、と言って何とか抜け出してきてもらった。
昨日と同じように私の部屋には私と玲央様、あかりが揃っていて、昨日と違う所といえば、お兄様がいる所だろうか。
「それで、この人たちが俺に会わせたかった人?玲央くんは分かるけど
そちらのお嬢さんは?」
「えっと、瀬名あかりと言います。百さんとはクラスが同じで…えっと」
「大丈夫、お兄様はもう私の事知ってるから」
「えっ!?」
「それで、今日はお兄様に話したいことがあってみんなも呼んだの」
私はお兄様にあかりと私の関係。
あかりにも前世の記憶があり転生者だったということ、そして
夢で見たことはこの事を知らせる為の物だったと言う事。
お兄様は、私が言ったことを全て信じてくれた。
そして、あかりのことを歓迎してくれた。
よかった……これであかりとも仲良く出来るかもしれない……
「それで、今度はあかりに相談があるのですが…」
「ん?何?」
「あっちの世界の私達は眠っているんですよね…?」
「うん、私がこっちに来る前はそうだったけど、どうして?」
「ここはゲームの世界、だからゲームをクリアしたら私達も目が覚めるんじゃないかって考えてるんだけどあかりはどう思いますか?」
「確かに…でも!わたし百以外の人なんて…」
「恋人じゃなくて友達になればいいんです!そう言うルートもあるでしょう?」
「なるほど…それなら…」
「それで提案なのですが、最初は柊奏がいいと思うのですがあかりの意見は?」
「奏か…確かに最初に仲良くなった方が後々動きやすいかも…」
「じゃあ、決まりですね!お兄様、玲央様お話は聞いてましたよね?私たちの計画に付き合ってくれますか?」
二人は顔を見合わせて微笑むとお兄様は私の頭を撫でながら 任せて、と言った。
玲央様も私に笑いかけてくれる。
私には最高の味方が出来たみたいだ。
こうして、私達の計画はスタートした。
まぁ…無理やりあかりを連れ出したんだし仕方ないか、なんて考えていたら
授業開始を知らせるチャイムが鳴り、それと同時に先生が教室に入ってきたのを見て
私は慌てて席に着いた。
正直授業なんて頭に入らなかった、けれどこんな初日から授業をサボる訳にはいかないし…
そんなことを考えているうちに、いつの間にか昼休みになっていた。
「百~お昼食べよ~」
「はい、じゃあ外に行きましょうか」
そう言って、私と玲央様は教室を出た。
教室を出るときあかりと目があったけれど朝の事があったばかりだし誘うなんて出来ないよねぇ…
いつか、一緒に食べられたら嬉しいな。
中庭に着くなり玲央様はベンチに座って、隣をぽんぽんしながら座るように促してきたので、私はそれにしたがって彼の隣に腰掛ける。
すると彼は持っていたカバンの中から可愛らしいお弁当箱を取り出した。
「今日はサンドイッチ作ってきたんだ~」
「わぁ~美味しそうです…!」
「ありがと、ね?少し食べる?」
「いいんですか…!」
「もちろん!百に食べて欲しくて作ってきたんだから」
「ありがとうございます!明日は私がお弁当作ってきてもいいでしょうか…?」
「うん、楽しみにしてるね」
「はい!……では、いただきます……」
「召し上がれ」
パクッと一口かじると程よい酸味のソースが口に広がっていく。
これはトマトかな?すごくおいしい……! そんな私の反応を見たのか玲央様はすごく幸せそうな笑顔を浮かべていて、そんな彼を見ると心が温かくなっていく。
「すごい……!すごくおいしいです……!」
「よかった……いっぱいあるからどんどん食べてね」
「はいっ」
それから、私は夢中でお料理を口に運んでいった。
どれもこれも本当においしかった。
「ごちそうさまでした……」
「はい、お茶どうぞ」
「ありがとうございます……」
私が飲み終わるのを待ってくれたあと、私達は午後の授業が始まるまで二人でゆっくりしていた。
こんな時間がずっと続けばいいのにな。
そして放課後、私はまた二人を自宅に呼んだ。
あかりには、奏にはバレないように、と言って何とか抜け出してきてもらった。
昨日と同じように私の部屋には私と玲央様、あかりが揃っていて、昨日と違う所といえば、お兄様がいる所だろうか。
「それで、この人たちが俺に会わせたかった人?玲央くんは分かるけど
そちらのお嬢さんは?」
「えっと、瀬名あかりと言います。百さんとはクラスが同じで…えっと」
「大丈夫、お兄様はもう私の事知ってるから」
「えっ!?」
「それで、今日はお兄様に話したいことがあってみんなも呼んだの」
私はお兄様にあかりと私の関係。
あかりにも前世の記憶があり転生者だったということ、そして
夢で見たことはこの事を知らせる為の物だったと言う事。
お兄様は、私が言ったことを全て信じてくれた。
そして、あかりのことを歓迎してくれた。
よかった……これであかりとも仲良く出来るかもしれない……
「それで、今度はあかりに相談があるのですが…」
「ん?何?」
「あっちの世界の私達は眠っているんですよね…?」
「うん、私がこっちに来る前はそうだったけど、どうして?」
「ここはゲームの世界、だからゲームをクリアしたら私達も目が覚めるんじゃないかって考えてるんだけどあかりはどう思いますか?」
「確かに…でも!わたし百以外の人なんて…」
「恋人じゃなくて友達になればいいんです!そう言うルートもあるでしょう?」
「なるほど…それなら…」
「それで提案なのですが、最初は柊奏がいいと思うのですがあかりの意見は?」
「奏か…確かに最初に仲良くなった方が後々動きやすいかも…」
「じゃあ、決まりですね!お兄様、玲央様お話は聞いてましたよね?私たちの計画に付き合ってくれますか?」
二人は顔を見合わせて微笑むとお兄様は私の頭を撫でながら 任せて、と言った。
玲央様も私に笑いかけてくれる。
私には最高の味方が出来たみたいだ。
こうして、私達の計画はスタートした。
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