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寮に戻り一人で考える夜
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寮に着き、自室に戻ると私はそのままベッドに倒れ込む。
今日は本当に色々な事があった……魔法の事、それからフィリスとの事。
フィリスとの関係を、ルカに報告出来たのは本当に嬉しくて……
でも、緊張していたせいかドッと疲れが出た……私はうつ伏せに倒れたまま、動けなくなる。
慣れない魔法を使ったのもあるけれど、フィリスとの事を伝える為に
緊張していたのもあるのかも。
「ここ最近で一番疲れたかも…………」
はぁ……と大きな溜息を吐き、枕に顔を埋める。
このまま眠ってしまいたい……私はそう思いながらも何とか体を起こし
お風呂を沸かす為に浴室へ向かう。
お風呂にお湯が溜まっていく様子をボーっと眺めながら、元居た世界の事を
思い出す。
両親は私に無関心で……あまり いい思い出は残っていない。
残ってないと言うより思い出したくない、というのが正解なのかもしれない。
この世界に来た時、最初は不安で不安で……泣く夜もあったけれど、ルカ達に出会って、私の置かれている状況を理解したその時……私は、やっとあの人達から解放されたんだと喜んだ。
そんな事を考えていたら、いつの間にか湯船には沢山のお湯が溜まっていた。
「わわっ!ふぅ……危なかった、もう少しでお風呂溢れちゃう所だったよ~」
そんな事を言いながら、お湯を止めお風呂に入る為に洋服を脱いだ。
シャワーを浴び、髪の毛と体を洗う。
それからゆっくりと湯船につかり……ルカに言われたことを考える。
「魔力のコントロール……きっと闇雲にやった所で私の力を無駄に消費するだけ……分かっているけれど、やっぱり難しいな……はぁ」
そう言いながら、私は湯船潜りブクブクと息を吐く。
どうすれば、ルカやルークの様に魔力をコントロールする事が出来るのか
今の私には、ただ考える事しか出来ないし、正解を誰かに求めるのもじゃないと分かっている。
でも、やっぱり一人で考えていると不安で押しつぶされそうになる……けれど
これを乗り越えられないと私はルカの役に立てない……そう自分に言い聞かせながら、ゆっくりと息を吐いた。
「そろそろのぼせちゃう……上がろう……」
湯船から上がり、体をタオルで拭く。
そして寝間着に着替えて、私はドライヤーを片手に鏡と向き合い髪の毛を乾かす。
もう眠気も限界を迎えている……このまま眠ってしまいたい、でも髪の毛が濡れたまま寝るのは嫌だし、私は頑張って眠気と戦いながら髪を乾かす。
やっと髪の毛を乾かし終わった私はそのままベッドに倒れ込む。
「今日はほんとに疲れた…………魔力の事も考えて…………わたしができることを…………」
*******
いつの間にか眠っていたようで、私はゆっくりと目を開ける。
そして、慌てて起き上がり時間を確認する。
時計は朝の7時を回っており、私は慌ててベッドから起き上がる
「うそっ!寝ちゃってた!!?急がないと遅刻だよぉ~~」
私は、急いで制服に着替えて身だしなみをチェックする。
今日は髪の毛も綺麗に纏まっているし……問題ないよね? と思いながら私は鏡の前でクルリと回って変な所が無いか、最終チェックした。
「うん、これで大丈夫!」
そう、自分に言い聞かせて部屋を飛び出す。
どうにか、遅刻しませんように……!
そんな事を祈りながら、教室までの道を急いだ。
今日は本当に色々な事があった……魔法の事、それからフィリスとの事。
フィリスとの関係を、ルカに報告出来たのは本当に嬉しくて……
でも、緊張していたせいかドッと疲れが出た……私はうつ伏せに倒れたまま、動けなくなる。
慣れない魔法を使ったのもあるけれど、フィリスとの事を伝える為に
緊張していたのもあるのかも。
「ここ最近で一番疲れたかも…………」
はぁ……と大きな溜息を吐き、枕に顔を埋める。
このまま眠ってしまいたい……私はそう思いながらも何とか体を起こし
お風呂を沸かす為に浴室へ向かう。
お風呂にお湯が溜まっていく様子をボーっと眺めながら、元居た世界の事を
思い出す。
両親は私に無関心で……あまり いい思い出は残っていない。
残ってないと言うより思い出したくない、というのが正解なのかもしれない。
この世界に来た時、最初は不安で不安で……泣く夜もあったけれど、ルカ達に出会って、私の置かれている状況を理解したその時……私は、やっとあの人達から解放されたんだと喜んだ。
そんな事を考えていたら、いつの間にか湯船には沢山のお湯が溜まっていた。
「わわっ!ふぅ……危なかった、もう少しでお風呂溢れちゃう所だったよ~」
そんな事を言いながら、お湯を止めお風呂に入る為に洋服を脱いだ。
シャワーを浴び、髪の毛と体を洗う。
それからゆっくりと湯船につかり……ルカに言われたことを考える。
「魔力のコントロール……きっと闇雲にやった所で私の力を無駄に消費するだけ……分かっているけれど、やっぱり難しいな……はぁ」
そう言いながら、私は湯船潜りブクブクと息を吐く。
どうすれば、ルカやルークの様に魔力をコントロールする事が出来るのか
今の私には、ただ考える事しか出来ないし、正解を誰かに求めるのもじゃないと分かっている。
でも、やっぱり一人で考えていると不安で押しつぶされそうになる……けれど
これを乗り越えられないと私はルカの役に立てない……そう自分に言い聞かせながら、ゆっくりと息を吐いた。
「そろそろのぼせちゃう……上がろう……」
湯船から上がり、体をタオルで拭く。
そして寝間着に着替えて、私はドライヤーを片手に鏡と向き合い髪の毛を乾かす。
もう眠気も限界を迎えている……このまま眠ってしまいたい、でも髪の毛が濡れたまま寝るのは嫌だし、私は頑張って眠気と戦いながら髪を乾かす。
やっと髪の毛を乾かし終わった私はそのままベッドに倒れ込む。
「今日はほんとに疲れた…………魔力の事も考えて…………わたしができることを…………」
*******
いつの間にか眠っていたようで、私はゆっくりと目を開ける。
そして、慌てて起き上がり時間を確認する。
時計は朝の7時を回っており、私は慌ててベッドから起き上がる
「うそっ!寝ちゃってた!!?急がないと遅刻だよぉ~~」
私は、急いで制服に着替えて身だしなみをチェックする。
今日は髪の毛も綺麗に纏まっているし……問題ないよね? と思いながら私は鏡の前でクルリと回って変な所が無いか、最終チェックした。
「うん、これで大丈夫!」
そう、自分に言い聞かせて部屋を飛び出す。
どうにか、遅刻しませんように……!
そんな事を祈りながら、教室までの道を急いだ。
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