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お昼の時間

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私が部屋へと戻ると、皆は部屋の中で、のんびりと過ごしていた。
「皆さん、お昼ご飯出来ましたよ」
私がそう言うと、皆はわっと盛り上がり私の方へと近づいてきた。
皆の勢いに圧倒されながらも、私は皆を食堂へと案内する。
食堂に着くと、私がさっき作った料理たちが綺麗に食卓に並んでいた。
「わぁ~!美味しそう~これ、ルカが作ったの?」
「えぇ、簡単な物ですが……」
「そんな事無いよ~!ありがとうルカ」
沙羅にお礼を言われた私は、少し恥ずかしくなってきた。
こんなに喜んでもらえるのなら、もう少し凝った物を作ってもよかったかもしれない。そう心の中で思いながら、私は皆に席に着くように促す。
全員が席に座った所で、私は手を合わせて……いただきます。と言った後皆で食事を始めた。
「ん~美味しい~」
「ほんと……美味しいです……」
「ルカまた腕上げたね~?」
私の作った料理は、皆に料理は好評のようで、ホッと胸を撫で下ろす。
自分で作った料理を皆に褒めて貰えるのはやっぱり嬉しい。
「ありがとうございます、そんなに喜んで貰えるなんて……作った甲斐があります」
私がそう言うと、皆は本当に美味しいよ、これならルークも喜んでくれるよ、と言って笑ってくれた。
そんな楽しい食事の時間はあっという間に過ぎていき、皆で洗い物をし その後、少し休憩をしてからまた作業を再開する事になった。
******
「ふぅ~美味しかった……」
「ね~今度は私が料理作ってもいい?」
洗い物を終えて、皆とお茶を飲みながらまったりとしていると エミリアがそんなことを言い出した。
「エミリアがですか?」
「そう!ダメかな?」
「そんな事無いです!楽しみにしてますね」
「じゃあ、私も今度作りたい!」
「その……私も……」
そう言って、皆私が料理を作りたいと言ってくれた。
皆が作る料理は一体どんなものなのだろう?期待に胸を躍らせながら、私は皆と楽しく話をするのだった。
「さて……そろそろ再開しましょうか」
「はーい」
「あ、私もカップを片付けるの手伝います」
「ありがとう、フィリス」
「じゃあ私と沙羅は先に戻ってるね~」
そう言って、私とフィリスはカップを片付ける為にキッチンへ
沙羅とエミリアは作業を再開するために私の部屋へと戻って行った。
キッチンでカップを洗っているとフィリスが声を掛けてきた。
私は、どうしたんですか?と聞きながら洗い物を再開する。
「今日は沙羅も凄く楽しそうで……これも全部ルカのおかげです」
「そんな事無いわ、私も沙羅やフィリスのお陰で凄く楽しいもの……」
「ルカ……ありがとう。このパーティ絶対成功させましょうね」
「もちろんです、その為に皆さんの力を貸してください」
「えぇ、私に出来る事なら何でもやります」
フィリスのその言葉に私は少し安心した。
皆の協力があれば、きっとこのパーティは成功させることが出来る。
その為には、皆で力を合わせて頑張らないと。
そんな事を考えながら、カップを洗い終わった私達はキッチンを出て私の部屋へと向かった。
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