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ルークに感謝を伝える為
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「そういえば、あれからルークから連絡ってあったの?」
「いえ、でも連絡が無いと言う事はきっと上手くいっている証拠だと私は
思っています」
エミリアにそう尋ねられ、私は笑顔で答えた。
私の返事を聞いたエミリアは、そっか。と嬉しそうに笑った。
すると、私の目の前に座っていた沙羅が、ガタッと音を立てて急に立ち上がった。
「えっ!?ルークに会ったの!?」
「え、えぇ……そっか、沙羅にはまだ伝えて無かったですね、とりあえず椅子に座ってもらって良いですか?」
私は、突然立ち上がった沙羅を落ち着かせながら椅子に座るよう促すと、 エミリアも私と同じように沙羅を落ち着かせる。
そして、沙羅が座ったのを確認してから、私はあの日あった出来事を話した。
数日前ルークが私の家に来た事、そしてその時話した事を沙羅に伝えると
それを聞いた沙羅は……はぁ~と深く溜息を吐いた。
「そんな事があったなんて知らなかった……私にも何か手伝えたらいいんだけど……」
「沙羅……そうですね。私にも何か出来ないでしょうか?」
「沙羅、フィリス……ありがとうございます、でも今はルークを信じましょう」
そう言って私は二人を見つめた。
ルークは大丈夫だと言っていた、それなら私達は信じて待つしかない……
その気持ちはきっと沙羅もフィリスも同じなんだろう、私の目を見て二人は頷いてくれた。
「じゃあさ!ルークがやる事全部終わって帰って来たらさ、皆でパーティでもしない?」
「えっ?パーティ……?」
「そう!パーティ!ルークにありがとうと、お疲れ様を伝えるの!どうかな?」
「わぁ~~!!楽しそう!やりたい!」
沙羅とエミリアがキャッキャッとはしゃいでいるのを、フィリスと私で眺めていると、フィリスと目が合い、お互いに微笑みあった。
そして、そんな私達を見た沙羅とエミリアがどうしたの?と尋ねてきたので
私は正直に、二人が楽しそうで良かった、と思った事を話すと二人は少し
恥ずかしそうな顔をした。
「でも、パーティはいいかもしれないですね、フィリスはどう思いますか?」
「私も賛成です、でもどんなパーティにするんですか?」
「ん~~それは追々決めるとして……まずは、皆の意見を
聞かなきゃ! だから皆もやりたい事とかあったら言ってね!」
そう言って沙羅は、紙とペンを取り出して何かを書き始めた。
多分パーティの催し物でも書いているのだろう……私達はそれを見てクスクスと笑った。
「やっぱりプレゼントは必須だよね~それから……美味しいご飯とか
ケーキも!」
楽しそうにパーティの催し物を決めている沙羅を見ていると、何だか私も楽しくなってきた。
ルークは何をしたら喜んでくれるのか、とかどうやったらルークに感謝を伝えられるのか……そんな事を考えていた時、沙羅が突然声をあげた。
どうしたのだろうかと私達は沙羅を見ると、 沙羅はペンを置き、立ち上がった。
「沙羅?どうしたんですか?」
私がそう尋ねると、沙羅は満面の笑みで言った。
「私達でパーティの料理作らない!? その方がルークに感謝を伝えられると思うんだけどどうかな!?」
まさかの申し出に、私は驚いたが……確かにそれなら私達でもルークに感謝を伝えられるかもしれない。
「えぇ、私はいいと思います。フィリスはどうですか?」
「私も賛成です」
「決まりだね!エミリアもいいよね?」
「うん!勿論!じゃあ早速メニューとか決める?」
「うん!」
楽しそうに話す皆を見ていると、私まで楽しくなってくる。
ルークはどんな反応をするだろうか?そんな期待を胸に私達はパーティの準備を始めたのだった。
「いえ、でも連絡が無いと言う事はきっと上手くいっている証拠だと私は
思っています」
エミリアにそう尋ねられ、私は笑顔で答えた。
私の返事を聞いたエミリアは、そっか。と嬉しそうに笑った。
すると、私の目の前に座っていた沙羅が、ガタッと音を立てて急に立ち上がった。
「えっ!?ルークに会ったの!?」
「え、えぇ……そっか、沙羅にはまだ伝えて無かったですね、とりあえず椅子に座ってもらって良いですか?」
私は、突然立ち上がった沙羅を落ち着かせながら椅子に座るよう促すと、 エミリアも私と同じように沙羅を落ち着かせる。
そして、沙羅が座ったのを確認してから、私はあの日あった出来事を話した。
数日前ルークが私の家に来た事、そしてその時話した事を沙羅に伝えると
それを聞いた沙羅は……はぁ~と深く溜息を吐いた。
「そんな事があったなんて知らなかった……私にも何か手伝えたらいいんだけど……」
「沙羅……そうですね。私にも何か出来ないでしょうか?」
「沙羅、フィリス……ありがとうございます、でも今はルークを信じましょう」
そう言って私は二人を見つめた。
ルークは大丈夫だと言っていた、それなら私達は信じて待つしかない……
その気持ちはきっと沙羅もフィリスも同じなんだろう、私の目を見て二人は頷いてくれた。
「じゃあさ!ルークがやる事全部終わって帰って来たらさ、皆でパーティでもしない?」
「えっ?パーティ……?」
「そう!パーティ!ルークにありがとうと、お疲れ様を伝えるの!どうかな?」
「わぁ~~!!楽しそう!やりたい!」
沙羅とエミリアがキャッキャッとはしゃいでいるのを、フィリスと私で眺めていると、フィリスと目が合い、お互いに微笑みあった。
そして、そんな私達を見た沙羅とエミリアがどうしたの?と尋ねてきたので
私は正直に、二人が楽しそうで良かった、と思った事を話すと二人は少し
恥ずかしそうな顔をした。
「でも、パーティはいいかもしれないですね、フィリスはどう思いますか?」
「私も賛成です、でもどんなパーティにするんですか?」
「ん~~それは追々決めるとして……まずは、皆の意見を
聞かなきゃ! だから皆もやりたい事とかあったら言ってね!」
そう言って沙羅は、紙とペンを取り出して何かを書き始めた。
多分パーティの催し物でも書いているのだろう……私達はそれを見てクスクスと笑った。
「やっぱりプレゼントは必須だよね~それから……美味しいご飯とか
ケーキも!」
楽しそうにパーティの催し物を決めている沙羅を見ていると、何だか私も楽しくなってきた。
ルークは何をしたら喜んでくれるのか、とかどうやったらルークに感謝を伝えられるのか……そんな事を考えていた時、沙羅が突然声をあげた。
どうしたのだろうかと私達は沙羅を見ると、 沙羅はペンを置き、立ち上がった。
「沙羅?どうしたんですか?」
私がそう尋ねると、沙羅は満面の笑みで言った。
「私達でパーティの料理作らない!? その方がルークに感謝を伝えられると思うんだけどどうかな!?」
まさかの申し出に、私は驚いたが……確かにそれなら私達でもルークに感謝を伝えられるかもしれない。
「えぇ、私はいいと思います。フィリスはどうですか?」
「私も賛成です」
「決まりだね!エミリアもいいよね?」
「うん!勿論!じゃあ早速メニューとか決める?」
「うん!」
楽しそうに話す皆を見ていると、私まで楽しくなってくる。
ルークはどんな反応をするだろうか?そんな期待を胸に私達はパーティの準備を始めたのだった。
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