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エミリアとのお出かけ
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「ふふふ~ラブラブだね~」
「エ、エミリア!?いつからそこに!?」
「ん~?二人が抱きしめ合って、愛してるよ~って言い合ってた所からかな?」
「ほぼ最初からじゃないですか……声ぐらい掛けてくれたらいいじゃないですか」
エミリアが見ていたことを知り思わず顔が真っ赤になる。
私は恥ずかしさのあまり頭を抱えて悶えていると、エミリアはニヤニヤと笑いながら私をからかってきた。
「だって、折角の再会を邪魔しちゃ悪いでしょ?」
「もう……」
「それで、ルークはなんだって?」
「詳しくは聞いていませんが……きっと上手くいっていると信じています」
「そっか、じゃあ……お出掛けに行く?」
「はい、約束ですものね」
そう言って私達は歩き始めた。
目的地は特に決めてなかったので、二人でブラブラと街を歩く。
色々なお店が並んでいて、何処に行こうかと悩んでいたら、エミリアが気になるお店があると言うから、今回はそこに行く事になった。
そこは、お洒落な雰囲気のカフェで、どうやらここは、ケーキが絶品と噂のお店らしい。
お店の中に入り、席に座りメニューを見る。
「わぁ~どれにしようか悩んじゃうね」
「そうね、どれも美味しそう……」
メニューを見ると、どれもこれも美味しそうで私はどれにするか決められず、思わず唸ってしまう。
そんな私を見てエミリアはクスクスと笑っていて、私は笑わなくてもいいでしょう?と言うと、エミリアはゴメンと謝った後、ルカが可愛くてついと言ってきた。
そして、暫く悩んだ結果……ショートケーキと紅茶のセットを頼む事にした。
*******
メニューを注文して、二人で他愛ない話をしていると、店員さんがケーキと紅茶を持ってきてくれて私達は早速それを頂く事にした。
「わぁ~美味しそう~ルカはショートケーキにしたんだ?」
「えぇ、エミリアは……チーズケーキ?」
「うん!じゃあ食べよっか」
「そうですね、頂きましょう」
「「いただきます」」
フォークで一口大に切り分け、口に入れると濃厚なクリームの味が口いっぱいに広がる。
そのあまりの美味しさに私は思わず声が出そうになった。
ケーキが絶品と言う噂は本当だったみたい……とっても美味しい。
私が夢中になってケーキを食べていると、ふとエミリアがこちらを見ている事に気が付いた。
「少し食べますか?」
「えっ!いいの?」
「えぇ、だって凄い物欲しそうに見ていますもの、どうぞ」
私はそう言ってエミリアにケーキを差し出した。
すると、エミリアは嬉しそうに私のケーキを一口食べた、そして幸せそうな笑みを浮かべる。
そう言えば、エミリアは凄く甘い物が好きだったっけ……
そう思ってクスクス笑っていると、エミリアは私の方を見てどうしたの?と聞いて来たので私は何でもないですよと答えるとケーキを一口食べた。
うん、やっぱりここのケーキ美味しいなぁ……
「ルカにも一口どうぞ」
「えっ、でも……」
「いいから、ほら……あ~ん……」
そう言ってエミリアが私にケーキを差し出してきた。
流石にそれは恥ずかしい……でも、私は観念して口を開けた。
「あ、あ~ん……んっ!おいしい……」
ぱくっ、と一口食べた瞬間口に広がるチーズの濃厚な味に、甘酸っぱいブルーベリーソースが組み合わさり、絶妙なハーモニーを醸し出している。
「でしょでしょ?あ~ケーキもう一個頼めば良かったな~」
「ふふっ、また今度来ましょう?」
「うん!今度は沙羅とフィリスも連れて……あ!ルークも!」
「皆で来ましょう、きっと楽しいわ」
そう言うと、エミリアは嬉しそうに笑って頷いた。
そして、ケーキを食べ終えた私達はお店を出てまた街へ繰り出したのだった。
エミリアと一緒に街を散策していると、何やら人だかりが出来ている所があった。
何だろうと思い近付いてみると、どうやら何かの劇をやっているらしい。
その内容が少し気になった私は、エミリアに
時間があるなら見て行かない?と聞くと、エミリアは笑顔で頷いてくれたので、私達は劇を見る事にした。
「エ、エミリア!?いつからそこに!?」
「ん~?二人が抱きしめ合って、愛してるよ~って言い合ってた所からかな?」
「ほぼ最初からじゃないですか……声ぐらい掛けてくれたらいいじゃないですか」
エミリアが見ていたことを知り思わず顔が真っ赤になる。
私は恥ずかしさのあまり頭を抱えて悶えていると、エミリアはニヤニヤと笑いながら私をからかってきた。
「だって、折角の再会を邪魔しちゃ悪いでしょ?」
「もう……」
「それで、ルークはなんだって?」
「詳しくは聞いていませんが……きっと上手くいっていると信じています」
「そっか、じゃあ……お出掛けに行く?」
「はい、約束ですものね」
そう言って私達は歩き始めた。
目的地は特に決めてなかったので、二人でブラブラと街を歩く。
色々なお店が並んでいて、何処に行こうかと悩んでいたら、エミリアが気になるお店があると言うから、今回はそこに行く事になった。
そこは、お洒落な雰囲気のカフェで、どうやらここは、ケーキが絶品と噂のお店らしい。
お店の中に入り、席に座りメニューを見る。
「わぁ~どれにしようか悩んじゃうね」
「そうね、どれも美味しそう……」
メニューを見ると、どれもこれも美味しそうで私はどれにするか決められず、思わず唸ってしまう。
そんな私を見てエミリアはクスクスと笑っていて、私は笑わなくてもいいでしょう?と言うと、エミリアはゴメンと謝った後、ルカが可愛くてついと言ってきた。
そして、暫く悩んだ結果……ショートケーキと紅茶のセットを頼む事にした。
*******
メニューを注文して、二人で他愛ない話をしていると、店員さんがケーキと紅茶を持ってきてくれて私達は早速それを頂く事にした。
「わぁ~美味しそう~ルカはショートケーキにしたんだ?」
「えぇ、エミリアは……チーズケーキ?」
「うん!じゃあ食べよっか」
「そうですね、頂きましょう」
「「いただきます」」
フォークで一口大に切り分け、口に入れると濃厚なクリームの味が口いっぱいに広がる。
そのあまりの美味しさに私は思わず声が出そうになった。
ケーキが絶品と言う噂は本当だったみたい……とっても美味しい。
私が夢中になってケーキを食べていると、ふとエミリアがこちらを見ている事に気が付いた。
「少し食べますか?」
「えっ!いいの?」
「えぇ、だって凄い物欲しそうに見ていますもの、どうぞ」
私はそう言ってエミリアにケーキを差し出した。
すると、エミリアは嬉しそうに私のケーキを一口食べた、そして幸せそうな笑みを浮かべる。
そう言えば、エミリアは凄く甘い物が好きだったっけ……
そう思ってクスクス笑っていると、エミリアは私の方を見てどうしたの?と聞いて来たので私は何でもないですよと答えるとケーキを一口食べた。
うん、やっぱりここのケーキ美味しいなぁ……
「ルカにも一口どうぞ」
「えっ、でも……」
「いいから、ほら……あ~ん……」
そう言ってエミリアが私にケーキを差し出してきた。
流石にそれは恥ずかしい……でも、私は観念して口を開けた。
「あ、あ~ん……んっ!おいしい……」
ぱくっ、と一口食べた瞬間口に広がるチーズの濃厚な味に、甘酸っぱいブルーベリーソースが組み合わさり、絶妙なハーモニーを醸し出している。
「でしょでしょ?あ~ケーキもう一個頼めば良かったな~」
「ふふっ、また今度来ましょう?」
「うん!今度は沙羅とフィリスも連れて……あ!ルークも!」
「皆で来ましょう、きっと楽しいわ」
そう言うと、エミリアは嬉しそうに笑って頷いた。
そして、ケーキを食べ終えた私達はお店を出てまた街へ繰り出したのだった。
エミリアと一緒に街を散策していると、何やら人だかりが出来ている所があった。
何だろうと思い近付いてみると、どうやら何かの劇をやっているらしい。
その内容が少し気になった私は、エミリアに
時間があるなら見て行かない?と聞くと、エミリアは笑顔で頷いてくれたので、私達は劇を見る事にした。
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