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6.旅立ち
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どうしてこんな事になったのだろう。
必死に足を動かして、駆けて駆けて駆け続ける。後ろからの足音に冷や汗と動悸が止まらない。入り組んだ薄暗い裏道を曲がって何とか撒こうと試みるけれど、残念ながら土地勘のあるらしい相手はぴったり後を付いてきている。
恐怖心に負けて後ろを振り返れば、男のぎらついた瞳と目が合った。その男性――左頬に傷のある中年男性は、血走った目でひたすら私を追いかけてきていた。
わたしがこんな窮地に立たされている理由は、数時間前に遡る。
リンベル酒場で盛大に見送ってもらった後、わたしはすぐにレフィルト国へと向かうため乗合馬車へと乗り込んだ。と言ってもレフィルト国は西の外れにあり、大陸の東に位置するライリット国からは数日かかる遠い異国の地である。まずはライリット国の隣に存在する大国セントラムに行くつもりだった。そもそも大陸の西方に渡る場合、関所の役割もあるセントラムは必ず通らなければならないのだけれど。
転寝から目覚めて、寄りかかっている窓から外を見れば鬱蒼とした森の中を走っている。まだ目的地には遠いようだ。首の凝りを和らげるため反対に顔を向けると、荷物を挟んだ向こうに座っている初老の男性と目が合った。ばちり、と音がしたと錯覚するくらいばっちりと合ってしまった視線。さすがに何も反応せずに逸らすのは気が引けてわたしが愛想笑いを浮かべるのと、相手が会釈したのは同時だった。
「不躾な視線を向けてしまって申し訳ない。あまりに綺麗なお嬢さんだったもので」
男性はたっぷりと蓄えた顎鬚を撫でながら苦笑する。優しそうな印象の笑みだとぼんやり思った。社交辞令だろうが、ひとまず「ありがとうございます」軽く頭を下げた。
「一人旅かい?」
「レフィルト国に行くんです」
否定も肯定もせず、ちらりと意味深にわたしの前の席に座っている男性へと視線を向けた。さもその男性がわたしの連れだと言わんばかりの目配せ。そんな誤解を生みそうな仕草をしたのはわざとだ。若い女の一人旅が危険なことは分かっているから、用心のため。
幸いその男性は眠っており、知らぬ間に巻き込まれた彼は否定も肯定もしない。ただでさえ暗い車内で、おまけに窓側に積み上げている彼のものだろう荷物で顔に影が差しているため、男性の表情すらほとんど見えなかった。あいにくと馬車に乗りこんでからわたしはすぐに寝入ってしまったため、向かいに座った人など確認していなかった。まともに顔を認識もしていない相手を利用するようで少し胸が痛んだが、背に腹は代えられない。
いざとなれば防犯用の『魔道具』も持っているが、使わないで済むならそれに越したことはないだろう。
「そうかい。最近は爆弾騒ぎもあるからね、気を付けるんだよ」
「爆弾?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまい、慌てて口を手で押さえる。幸い周囲の人々はほとんど寝入っていたのか、誰もこちらに反応を示さなかった。
ほっと胸をなでおろしつつ、頭に過るのは酒場で見た黒フードの男性のこと。爆発に巻き込まれる未来だった彼。そこに爆弾騒ぎなど、本当に偶然だろうか。
「…その騒ぎというのは?」
「おや、知らないのかい? 最近、レフィルト国で立て続けに爆弾が仕掛けられるという事件が起きているんだよ。幸いにも警備隊が被害は最小限に抑えているようだけどね」
「犯人は捕まっているんですか?」
思い出すのは、未来で視た左頬に傷のある中年男性。
小声で男性に聞き返すと、彼は少し迷うように顎鬚を撫でて、声を潜めながら「まだだよ」と答えてくれた。周囲で眠る人たちへの配慮だけでなく、不穏な話をすることから無意識にお互い声を抑えていた。
「あくまでも噂として聞いておくれよ。声明が出ていて、組織的な犯行だろうって」
「声明…ですか?」
「ああ。魔法使いを排斥すべきだと主張しているそうだよ」
なんでも最初は道の空き缶を燃やすくらいの小さなボヤだったらしいけど、最近では民家に仕掛けられたりと悪質になっているらしい。警備隊のおかげで今のところ被害者はいないが、いたちごっこな状況でねえ。
そんな男性の言葉を聞いている余裕はなかった。
「(魔法使いを排斥…?)」
これから偉大な魔女になるべく魔法が認められているレフィルト国を目指しているというのに、魔法使いの排斥を求めて爆弾騒ぎですって?
冗談じゃない!と叫びたい気持ちを必死に抑えつけた。
「そう、なのですね。貴重なお話どうもありがとうございます」
「そのうちセントラムにも来るんじゃないかって噂もあるからねえ…お嬢さんとお連れさんの旅が、無事に済むことを祈っているよ」
にこりと優しそうな笑みを浮かべる男性に、わたしは同じく微笑んで会釈した。おそらく人の好いご老人だろう。警戒しすぎたことに心の中で謝罪しつつ、今更訂正すべきでもないと目の前の連れという体の、見知らぬ男性へと視線を向ける。話題に出た以上、知り合いならばそのまま知らんふりするのも不自然だろうと眠る男性を見ただけだったのだけれど。
どくり、と心臓が嫌な音を立てた。
馬車の揺れで首の角度が曲がったのか、「ふがっ」と一瞬呻いた男性はそれでも目を覚ますことはなく、寝心地の良い角度を探すべく無意識に頭を揺らしていた。やがて見つかったのか男性は頭を先ほどとは違う場所に預けて寝息を立てだした。別にそこは良い。問題は。
角度が変わったことで外からの光が当たるようになった男性の顔が、見えるようになったことだ。その左頬に、くっきりと見覚えのある傷を見つけてしまった。
「(傷が印象的でそこに注目してしまっていたけれど…この顔、間違いなく酒場で会った人の未来に出てきたのと同じ…)」
自爆する未来の人。レフィルト国での爆弾騒ぎ。捕まっていない犯人。
偶然と思うにはあまりに出来過ぎてはいないだろうか。
「(もしかしたらあの黒フードの人は、理由は分からないけれどこの男性を捕まえようとして自決に巻き込まれるのでは…?)」
暗い考え事とは裏腹に、視界の端に明かりが入り込んできた。今までの月明かりとは違う人工的な光に何事かと顔を上げれば、窓の向こうにちょうど街の入り口が見えていた。
必死に足を動かして、駆けて駆けて駆け続ける。後ろからの足音に冷や汗と動悸が止まらない。入り組んだ薄暗い裏道を曲がって何とか撒こうと試みるけれど、残念ながら土地勘のあるらしい相手はぴったり後を付いてきている。
恐怖心に負けて後ろを振り返れば、男のぎらついた瞳と目が合った。その男性――左頬に傷のある中年男性は、血走った目でひたすら私を追いかけてきていた。
わたしがこんな窮地に立たされている理由は、数時間前に遡る。
リンベル酒場で盛大に見送ってもらった後、わたしはすぐにレフィルト国へと向かうため乗合馬車へと乗り込んだ。と言ってもレフィルト国は西の外れにあり、大陸の東に位置するライリット国からは数日かかる遠い異国の地である。まずはライリット国の隣に存在する大国セントラムに行くつもりだった。そもそも大陸の西方に渡る場合、関所の役割もあるセントラムは必ず通らなければならないのだけれど。
転寝から目覚めて、寄りかかっている窓から外を見れば鬱蒼とした森の中を走っている。まだ目的地には遠いようだ。首の凝りを和らげるため反対に顔を向けると、荷物を挟んだ向こうに座っている初老の男性と目が合った。ばちり、と音がしたと錯覚するくらいばっちりと合ってしまった視線。さすがに何も反応せずに逸らすのは気が引けてわたしが愛想笑いを浮かべるのと、相手が会釈したのは同時だった。
「不躾な視線を向けてしまって申し訳ない。あまりに綺麗なお嬢さんだったもので」
男性はたっぷりと蓄えた顎鬚を撫でながら苦笑する。優しそうな印象の笑みだとぼんやり思った。社交辞令だろうが、ひとまず「ありがとうございます」軽く頭を下げた。
「一人旅かい?」
「レフィルト国に行くんです」
否定も肯定もせず、ちらりと意味深にわたしの前の席に座っている男性へと視線を向けた。さもその男性がわたしの連れだと言わんばかりの目配せ。そんな誤解を生みそうな仕草をしたのはわざとだ。若い女の一人旅が危険なことは分かっているから、用心のため。
幸いその男性は眠っており、知らぬ間に巻き込まれた彼は否定も肯定もしない。ただでさえ暗い車内で、おまけに窓側に積み上げている彼のものだろう荷物で顔に影が差しているため、男性の表情すらほとんど見えなかった。あいにくと馬車に乗りこんでからわたしはすぐに寝入ってしまったため、向かいに座った人など確認していなかった。まともに顔を認識もしていない相手を利用するようで少し胸が痛んだが、背に腹は代えられない。
いざとなれば防犯用の『魔道具』も持っているが、使わないで済むならそれに越したことはないだろう。
「そうかい。最近は爆弾騒ぎもあるからね、気を付けるんだよ」
「爆弾?」
思わず素っ頓狂な声を上げてしまい、慌てて口を手で押さえる。幸い周囲の人々はほとんど寝入っていたのか、誰もこちらに反応を示さなかった。
ほっと胸をなでおろしつつ、頭に過るのは酒場で見た黒フードの男性のこと。爆発に巻き込まれる未来だった彼。そこに爆弾騒ぎなど、本当に偶然だろうか。
「…その騒ぎというのは?」
「おや、知らないのかい? 最近、レフィルト国で立て続けに爆弾が仕掛けられるという事件が起きているんだよ。幸いにも警備隊が被害は最小限に抑えているようだけどね」
「犯人は捕まっているんですか?」
思い出すのは、未来で視た左頬に傷のある中年男性。
小声で男性に聞き返すと、彼は少し迷うように顎鬚を撫でて、声を潜めながら「まだだよ」と答えてくれた。周囲で眠る人たちへの配慮だけでなく、不穏な話をすることから無意識にお互い声を抑えていた。
「あくまでも噂として聞いておくれよ。声明が出ていて、組織的な犯行だろうって」
「声明…ですか?」
「ああ。魔法使いを排斥すべきだと主張しているそうだよ」
なんでも最初は道の空き缶を燃やすくらいの小さなボヤだったらしいけど、最近では民家に仕掛けられたりと悪質になっているらしい。警備隊のおかげで今のところ被害者はいないが、いたちごっこな状況でねえ。
そんな男性の言葉を聞いている余裕はなかった。
「(魔法使いを排斥…?)」
これから偉大な魔女になるべく魔法が認められているレフィルト国を目指しているというのに、魔法使いの排斥を求めて爆弾騒ぎですって?
冗談じゃない!と叫びたい気持ちを必死に抑えつけた。
「そう、なのですね。貴重なお話どうもありがとうございます」
「そのうちセントラムにも来るんじゃないかって噂もあるからねえ…お嬢さんとお連れさんの旅が、無事に済むことを祈っているよ」
にこりと優しそうな笑みを浮かべる男性に、わたしは同じく微笑んで会釈した。おそらく人の好いご老人だろう。警戒しすぎたことに心の中で謝罪しつつ、今更訂正すべきでもないと目の前の連れという体の、見知らぬ男性へと視線を向ける。話題に出た以上、知り合いならばそのまま知らんふりするのも不自然だろうと眠る男性を見ただけだったのだけれど。
どくり、と心臓が嫌な音を立てた。
馬車の揺れで首の角度が曲がったのか、「ふがっ」と一瞬呻いた男性はそれでも目を覚ますことはなく、寝心地の良い角度を探すべく無意識に頭を揺らしていた。やがて見つかったのか男性は頭を先ほどとは違う場所に預けて寝息を立てだした。別にそこは良い。問題は。
角度が変わったことで外からの光が当たるようになった男性の顔が、見えるようになったことだ。その左頬に、くっきりと見覚えのある傷を見つけてしまった。
「(傷が印象的でそこに注目してしまっていたけれど…この顔、間違いなく酒場で会った人の未来に出てきたのと同じ…)」
自爆する未来の人。レフィルト国での爆弾騒ぎ。捕まっていない犯人。
偶然と思うにはあまりに出来過ぎてはいないだろうか。
「(もしかしたらあの黒フードの人は、理由は分からないけれどこの男性を捕まえようとして自決に巻き込まれるのでは…?)」
暗い考え事とは裏腹に、視界の端に明かりが入り込んできた。今までの月明かりとは違う人工的な光に何事かと顔を上げれば、窓の向こうにちょうど街の入り口が見えていた。
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