112 / 117
〜兄弟の絆〜
レンとカイトの誓い
しおりを挟む
エナジーとレンはアルサンバサラと対峙した。
「性懲りもなく現れやがって! 再びこの俺がお前を封印してやる!」
エナジーは刀を構えると大声で叫んだ。
『フン! それはこっちのセリフだ! やっとあのときの借りを返すことができる。貴様に封印された屈辱を忘れたことはなかったぞ!』
「何度やっても同じこ……と?」
そこまで喋ってエネジーは止まった。レンは不思議に思ってエナジーを見るとアルサンバサラからいつの間にか一本の紐のようなものが伸びているのに気づいた。その紐はエナジーの顔のスレスレに飛んできたようで、エナジーはかなりショックを受けているように見えた。
『どうした? まさか剣聖エナジーほどの剣豪が攻撃されたことも気づかなかったと言うんじゃないだろうな?』
アルサンバサラはそう言うとその紐はまるで意志があるように縮んでアルサンバサラに戻っていった。その紐のような物体はアルサンバサラの体から触手のように不気味に伸びていた。
「それは? なんだ?」
『これか? これはお前を倒すためだけに開発した俺の武器だよ』
アルサンバサラはそう言うと自身の体から無数の触手を出してきた。その瞬間、エナジーは刀を構えて叫んだ。
「気をつけろレン! あの触手は危険だぞ!」
エナジーの叫び声にレンは大剣を構えて答えた。
「ああ、わかってる。心配するな!」
レンの答えにエナジーは苦笑いで返した。つい最近まで剣技で自分には遠く及ばないと感じていたが、今ではレンが隣にいると頼もしく感じている自分に驚いた。自分はこれまで星の数ほど弟子を育ててきたが、これほど頼もしい弟子は居なかった。
(やれる。レンとだったらこの困難も打ち勝つことができる)
エナジーはそう確信するとアルサンバサラに飛び込んでいった。
◇
アルサンバサラとの戦いは熾烈を極めた。阿修羅のような体から何本もの触手を出して攻撃してくる。数え切れないほどの触手がエナジーとレンに襲いかかってきた。二人はその攻撃を懸命に弾き返していたが、段々と二人に疲れが見えてきた。
「クソ! このままではそのうちやられてしまうぞ!」
「これ以上近づくのは難しいな」
「どうにか奴に近づいて本体に攻撃をしないと」
アルサンバサラの激しい触手攻撃に翻弄されてしまい、二人は徐々にイライラを募らせた。
『グアッハッハーーー!! どうした? エナジーほどの剣豪が私の攻撃を防ぐだけで精一杯じゃないかーー?』
「グッ! き、貴様~~!!」
『お前に敗れた日から私はお前を倒すことだけを考えてきた。お前は魔法が使えないことを掴んだ私は物理攻撃を強化し続けて、そして究極の攻撃の形がこれだ! この無数の触手たちに阻まれていては私に攻撃を当てることもできないだろう』
エナジーは周りを見渡したが、魔法を使えそうな者が居ないことに気づいた。唯一魔法が使えそうなエルフは倒れている。それに気づいたアルサンバサラはニヤリと笑うと再び高笑いをした。
『グアッハッハ~~~!! 残念だったなエナジー! この場で唯一私に魔法で攻撃できるエルフはそこで倒れている雷帝のカイトだけだ! まあ、そのカイトも兄のマルクス同様にこの私がすぐに殺してやる!! グアッハッハ~~~』
アルサンバサラは勝ち誇ったように高笑いをすると、再び大量の触手を体から出してレンとエナジーに向けて一斉に攻撃してきた。
『これで終わりだ死ねーーー!!』
おびただしい数の触手がレンとエナジーに襲いかかった。
「ファイアーーストームーー!!」
『ドガーーーンーーー!』
大きな爆発音とともに触手が一掃された。
レンとエナジーが何が起こったのかわからないといった顔をしていると、目の前の爆風の中から褐色の肌をしたエルフの女性が現れた。それは怒りに震えるメルーサの姿だった。
「お前は誰だ?」
エナジーがメルーサに声をかけるとメルーサはすごい剣幕でエナジーに詰め寄った。
「あの化け物の言ったことは本当か!!」
「な、なんだ?」
「あいつがマルクスを殺したと言ったことは本当なのか!!」
「本当だ! メルーサ!」
メルーサが振り返るとルディーの姿が目に入った。
「お、お前は、ルディー……」
メルーサはルディーの顔を見ると悲しような顔をした。
「あいつにマルクスは殺された」
ルディーがそう言うとメルーサは下を向いたまま黙った。彼女の顔から小さな雫が地面に落ちるのを見た。メルーサは肩を震わせながら怒りに震えていた。自分の命を救ってくれたマルクスを、この世で一番好意を寄せていたエルフをこの怪物に奪われたことが許せなかった。メルーサはゆっくりと自分が使える攻撃魔法の中で一番強力な魔法の詠唱を始めた。彼女は詠唱を終えるとアルサンバサラを睨みつけた。
「怪物め! 煉獄の炎でこの世から消してやる!!」
「やめろ! 俺たちではあいつに敵わない!」
ルディーが叫ぶのと同時にアルサンバサラの触手がものすごいスピードでメルーサに襲いかかるのが見えた。
(だめだ! 間に合わない!)
ルディーがそう思った瞬間、誰かがメルーサを庇うように覆いかぶさった。
『ドスッ!』
アルサンバサラの触手はその者を貫いた。
「エナジー!!」
レンはすぐにエナジーの体を貫いた触手を大剣で切り倒した。そのままゆっくりと倒れこんだエナジーをメルーサが受け止めた。
「どうして? 私を助けたの?」
「すべてのエルフを救うのがおれの役目だからかな?」
レンはすぐにエナジーに駆け寄ると手を握った。
「ど、どうしてこんなことに……」
「レン、俺はここまでだ……」
「う、嘘だろ。俺一人であの怪物を倒すことはできないぞ!」
「あ、安心しろ……こ、これをお前にやる……」
そう言うとエナジーの手が青白く輝き出した。
「こ、これは?」
「祝福の魔法だ……、これで一定時間身体能力が倍増する。お、俺が唯一使える魔法だ」
そう言うとエナジーはレンの頭に手を置くとレンの体が青白く輝き出した。レンは自分の力がどんどん湧いてくるのを感じた。疲労が消えて五感が鋭くなる感覚が蘇ってきた。
「レン、これであいつを……アルサンバサラを倒して愛しいティアラを絶対に守るんだ。大丈夫だ、お前ならやれる……」
「エナジー、わかったよ」
エナジーはレンの返事を聞くと掴んだ腕に力を込めた。
(こいつを信じてよかった)
その時、アルサンバサラから触手がものすごいスピードで飛んできた。
『シュー! スパッ、スパッ』
『ドサッ!』
飛んできた触手は切られて地面に転がった。
「長話してる暇はないぞ! 早くけが人を運ぶんだ!」
ダンテは叫ぶと刀を構えた。アルサンバサラが放った触手をダンテが防いでくれたが、幸い飛んできた触手が一本だけだったので、かろうじて防げたに過ぎない。次に大量の触手で攻撃されたらひとたまりもない。それは触手を切ったときにはっきりとわかった。一本切るだけで精一杯なのに、あのレンとエナジーという剣士たちの技量は計り知れない。
『そんなことはさせない!! これで皆殺しにしてやる!!』
アルサンバサラはそう叫ぶと触手を大量に体から引っ張り出した。
『死ね!!』
大量の触手がエナジーたちに向かって伸びてきた瞬間、轟音とともに目の前が光った。あまりの眩しさにその場にいた誰もが思わず目を閉じた。徐々に視界が見えるようになったときには大量の触手は跡形もなく消えていて、そこにはカイトが立っていた。
「早くそのけが人をロザリアさんのところに」
「カイト? もう魔力は回復したのか?」
ルディーが話しかけるとカイトは笑いながら答えた。
「ああ、あそこにいるロザリアさんに回復してもらった。早くその人もロザリアさんに回復してもらえば助かるかもしれない」
ルディーはカイトの指を指した方向を見た。一人の年配の女性がいるのがわかった。
(あの人が……ロザリア……)
ルディーは振り返るとカイトを見た、頼もしく育った後ろ姿に一瞬マルクスの面影が見えたような気がした。
「カイト! 俺のかわりにマルクスの仇を頼んだぞ!!」
ルディーはそう言うとすぐにエナジーを肩に担いで女性のもとに連れていった。
カイトはアルサンバサラを睨んだ。
(この化け物に兄さんが殺されたのか)
カイトは自分が冷静なことに驚いた。怒る気持ちは確かにあるが、何故か心は穏やかだった。体からは魔力が溢れ力がみなぎっている。そんなカイトの隣に大剣を肩に担いだレンが立った。
「あんたは逃げないのか?」
「俺は剣聖だ、これまで一度も敵に背を見せたことはない」
「そうか? あんた名前は?」
「俺はレン、剣聖のレンだ。お前は?」
「俺はギルティークラウンのカイト」
レンはカイトの言葉を聞いて大剣を構えた。
「そうか、カイト二人でティアラを守るぞ!」
「ああ、俺たち二人でティアラを守ろう!」
レンとカイトは二人でティアラを守るためにアルサンバサラに戦いを挑んだ。
「性懲りもなく現れやがって! 再びこの俺がお前を封印してやる!」
エナジーは刀を構えると大声で叫んだ。
『フン! それはこっちのセリフだ! やっとあのときの借りを返すことができる。貴様に封印された屈辱を忘れたことはなかったぞ!』
「何度やっても同じこ……と?」
そこまで喋ってエネジーは止まった。レンは不思議に思ってエナジーを見るとアルサンバサラからいつの間にか一本の紐のようなものが伸びているのに気づいた。その紐はエナジーの顔のスレスレに飛んできたようで、エナジーはかなりショックを受けているように見えた。
『どうした? まさか剣聖エナジーほどの剣豪が攻撃されたことも気づかなかったと言うんじゃないだろうな?』
アルサンバサラはそう言うとその紐はまるで意志があるように縮んでアルサンバサラに戻っていった。その紐のような物体はアルサンバサラの体から触手のように不気味に伸びていた。
「それは? なんだ?」
『これか? これはお前を倒すためだけに開発した俺の武器だよ』
アルサンバサラはそう言うと自身の体から無数の触手を出してきた。その瞬間、エナジーは刀を構えて叫んだ。
「気をつけろレン! あの触手は危険だぞ!」
エナジーの叫び声にレンは大剣を構えて答えた。
「ああ、わかってる。心配するな!」
レンの答えにエナジーは苦笑いで返した。つい最近まで剣技で自分には遠く及ばないと感じていたが、今ではレンが隣にいると頼もしく感じている自分に驚いた。自分はこれまで星の数ほど弟子を育ててきたが、これほど頼もしい弟子は居なかった。
(やれる。レンとだったらこの困難も打ち勝つことができる)
エナジーはそう確信するとアルサンバサラに飛び込んでいった。
◇
アルサンバサラとの戦いは熾烈を極めた。阿修羅のような体から何本もの触手を出して攻撃してくる。数え切れないほどの触手がエナジーとレンに襲いかかってきた。二人はその攻撃を懸命に弾き返していたが、段々と二人に疲れが見えてきた。
「クソ! このままではそのうちやられてしまうぞ!」
「これ以上近づくのは難しいな」
「どうにか奴に近づいて本体に攻撃をしないと」
アルサンバサラの激しい触手攻撃に翻弄されてしまい、二人は徐々にイライラを募らせた。
『グアッハッハーーー!! どうした? エナジーほどの剣豪が私の攻撃を防ぐだけで精一杯じゃないかーー?』
「グッ! き、貴様~~!!」
『お前に敗れた日から私はお前を倒すことだけを考えてきた。お前は魔法が使えないことを掴んだ私は物理攻撃を強化し続けて、そして究極の攻撃の形がこれだ! この無数の触手たちに阻まれていては私に攻撃を当てることもできないだろう』
エナジーは周りを見渡したが、魔法を使えそうな者が居ないことに気づいた。唯一魔法が使えそうなエルフは倒れている。それに気づいたアルサンバサラはニヤリと笑うと再び高笑いをした。
『グアッハッハ~~~!! 残念だったなエナジー! この場で唯一私に魔法で攻撃できるエルフはそこで倒れている雷帝のカイトだけだ! まあ、そのカイトも兄のマルクス同様にこの私がすぐに殺してやる!! グアッハッハ~~~』
アルサンバサラは勝ち誇ったように高笑いをすると、再び大量の触手を体から出してレンとエナジーに向けて一斉に攻撃してきた。
『これで終わりだ死ねーーー!!』
おびただしい数の触手がレンとエナジーに襲いかかった。
「ファイアーーストームーー!!」
『ドガーーーンーーー!』
大きな爆発音とともに触手が一掃された。
レンとエナジーが何が起こったのかわからないといった顔をしていると、目の前の爆風の中から褐色の肌をしたエルフの女性が現れた。それは怒りに震えるメルーサの姿だった。
「お前は誰だ?」
エナジーがメルーサに声をかけるとメルーサはすごい剣幕でエナジーに詰め寄った。
「あの化け物の言ったことは本当か!!」
「な、なんだ?」
「あいつがマルクスを殺したと言ったことは本当なのか!!」
「本当だ! メルーサ!」
メルーサが振り返るとルディーの姿が目に入った。
「お、お前は、ルディー……」
メルーサはルディーの顔を見ると悲しような顔をした。
「あいつにマルクスは殺された」
ルディーがそう言うとメルーサは下を向いたまま黙った。彼女の顔から小さな雫が地面に落ちるのを見た。メルーサは肩を震わせながら怒りに震えていた。自分の命を救ってくれたマルクスを、この世で一番好意を寄せていたエルフをこの怪物に奪われたことが許せなかった。メルーサはゆっくりと自分が使える攻撃魔法の中で一番強力な魔法の詠唱を始めた。彼女は詠唱を終えるとアルサンバサラを睨みつけた。
「怪物め! 煉獄の炎でこの世から消してやる!!」
「やめろ! 俺たちではあいつに敵わない!」
ルディーが叫ぶのと同時にアルサンバサラの触手がものすごいスピードでメルーサに襲いかかるのが見えた。
(だめだ! 間に合わない!)
ルディーがそう思った瞬間、誰かがメルーサを庇うように覆いかぶさった。
『ドスッ!』
アルサンバサラの触手はその者を貫いた。
「エナジー!!」
レンはすぐにエナジーの体を貫いた触手を大剣で切り倒した。そのままゆっくりと倒れこんだエナジーをメルーサが受け止めた。
「どうして? 私を助けたの?」
「すべてのエルフを救うのがおれの役目だからかな?」
レンはすぐにエナジーに駆け寄ると手を握った。
「ど、どうしてこんなことに……」
「レン、俺はここまでだ……」
「う、嘘だろ。俺一人であの怪物を倒すことはできないぞ!」
「あ、安心しろ……こ、これをお前にやる……」
そう言うとエナジーの手が青白く輝き出した。
「こ、これは?」
「祝福の魔法だ……、これで一定時間身体能力が倍増する。お、俺が唯一使える魔法だ」
そう言うとエナジーはレンの頭に手を置くとレンの体が青白く輝き出した。レンは自分の力がどんどん湧いてくるのを感じた。疲労が消えて五感が鋭くなる感覚が蘇ってきた。
「レン、これであいつを……アルサンバサラを倒して愛しいティアラを絶対に守るんだ。大丈夫だ、お前ならやれる……」
「エナジー、わかったよ」
エナジーはレンの返事を聞くと掴んだ腕に力を込めた。
(こいつを信じてよかった)
その時、アルサンバサラから触手がものすごいスピードで飛んできた。
『シュー! スパッ、スパッ』
『ドサッ!』
飛んできた触手は切られて地面に転がった。
「長話してる暇はないぞ! 早くけが人を運ぶんだ!」
ダンテは叫ぶと刀を構えた。アルサンバサラが放った触手をダンテが防いでくれたが、幸い飛んできた触手が一本だけだったので、かろうじて防げたに過ぎない。次に大量の触手で攻撃されたらひとたまりもない。それは触手を切ったときにはっきりとわかった。一本切るだけで精一杯なのに、あのレンとエナジーという剣士たちの技量は計り知れない。
『そんなことはさせない!! これで皆殺しにしてやる!!』
アルサンバサラはそう叫ぶと触手を大量に体から引っ張り出した。
『死ね!!』
大量の触手がエナジーたちに向かって伸びてきた瞬間、轟音とともに目の前が光った。あまりの眩しさにその場にいた誰もが思わず目を閉じた。徐々に視界が見えるようになったときには大量の触手は跡形もなく消えていて、そこにはカイトが立っていた。
「早くそのけが人をロザリアさんのところに」
「カイト? もう魔力は回復したのか?」
ルディーが話しかけるとカイトは笑いながら答えた。
「ああ、あそこにいるロザリアさんに回復してもらった。早くその人もロザリアさんに回復してもらえば助かるかもしれない」
ルディーはカイトの指を指した方向を見た。一人の年配の女性がいるのがわかった。
(あの人が……ロザリア……)
ルディーは振り返るとカイトを見た、頼もしく育った後ろ姿に一瞬マルクスの面影が見えたような気がした。
「カイト! 俺のかわりにマルクスの仇を頼んだぞ!!」
ルディーはそう言うとすぐにエナジーを肩に担いで女性のもとに連れていった。
カイトはアルサンバサラを睨んだ。
(この化け物に兄さんが殺されたのか)
カイトは自分が冷静なことに驚いた。怒る気持ちは確かにあるが、何故か心は穏やかだった。体からは魔力が溢れ力がみなぎっている。そんなカイトの隣に大剣を肩に担いだレンが立った。
「あんたは逃げないのか?」
「俺は剣聖だ、これまで一度も敵に背を見せたことはない」
「そうか? あんた名前は?」
「俺はレン、剣聖のレンだ。お前は?」
「俺はギルティークラウンのカイト」
レンはカイトの言葉を聞いて大剣を構えた。
「そうか、カイト二人でティアラを守るぞ!」
「ああ、俺たち二人でティアラを守ろう!」
レンとカイトは二人でティアラを守るためにアルサンバサラに戦いを挑んだ。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
転生したら乙女ゲームの主人公の友達になったんですが、なぜか私がモテてるんですが?
rita
恋愛
田舎に住むごく普通のアラサー社畜の私は車で帰宅中に、
飛び出してきた猫かたぬきを避けようとしてトラックにぶつかりお陀仏したらしく、
気付くと、最近ハマっていた乙女ゲームの世界の『主人公の友達』に転生していたんだけど、
まぁ、友達でも二次元女子高生になれたし、
推しキャラやイケメンキャラやイケオジも見れるし!楽しく過ごそう!と、
思ってたらなぜか主人公を押し退け、
攻略対象キャラや攻略不可キャラからも、モテまくる事態に・・・・
ちょ、え、これどうしたらいいの!!!嬉しいけど!!!
悪役令嬢は二度も断罪されたくない!~あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?~
イトカワジンカイ
恋愛
(あれって…もしや断罪イベントだった?)
グランディアス王国の貴族令嬢で王子の婚約者だったアドリアーヌは、国外追放になり敵国に送られる馬車の中で不意に前世の記憶を思い出した。
「あー、小説とかでよく似たパターンがあったような」
そう、これは前世でプレイした乙女ゲームの世界。だが、元社畜だった社畜パワーを活かしアドリアーヌは逆にこの世界を満喫することを決意する。
(これで憧れのスローライフが楽しめる。ターシャ・デューダのような自給自足ののんびり生活をするぞ!)
と公爵令嬢という貴族社会から離れた”平穏な暮らし”を夢見ながら敵国での生活をはじめるのだが、そこはアドリアーヌが断罪されたゲームの続編の世界だった。
続編の世界でも断罪されることを思い出したアドリアーヌだったが、悲しいかな攻略対象たちと必然のように関わることになってしまう。
さぁ…アドリアーヌは2度目の断罪イベントを受けることなく、平穏な暮らしを取り戻すことができるのか!?
「あのー、私に平穏な暮らしをさせてくれませんか?」
※ファンタジーなので細かいご都合設定は多めに見てください(´・ω・`)
※小説家になろう、ノベルバにも掲載
旦那様が多すぎて困っています!? 〜逆ハー異世界ラブコメ〜
ことりとりとん
恋愛
男女比8:1の逆ハーレム異世界に転移してしまった女子大生・大森泉
転移早々旦那さんが6人もできて、しかも魔力無限チートがあると教えられて!?
のんびりまったり暮らしたいのにいつの間にか国を救うハメになりました……
イケメン山盛りの逆ハーです
前半はラブラブまったりの予定。後半で主人公が頑張ります
小説家になろう、カクヨムに転載しています
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる