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〜兄弟の絆〜
悪魔召喚
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暗黒邪神アルサンバサラが呪文を唱えると自身の体に多くの人々の顔が浮かび上がり、やがてニョロニョロと頭から人々が這い出してきた。まるでアルサンバサラの体から産み落とさると表現したほうが近いだろう。人々は全身に得体のしれない液体をまといながら、フラフラと立ち上がるとこちらに気づいて咆哮を上げると勢いよく向かってきた。
その人々の中にナルディアという夜叉神の妻だった人がいた。紛れもない昔に亡くなったはずの彼女の姿に夜叉神は心底驚いた。ただその姿は別人のようだった。目は瞳孔が開いたように黒く染まり、まるで獣の様に咆哮を上げてこちらにどんどん近づいてくる。
その顔は優しかった彼女からは想像できないほど怒り狂っていた。咆哮を上げているのは彼女だけではなくアルサンバサラから産み落とされた人々全員が歯をむき出して、狂犬のように狂ったようにこちらに向かって来ていた。
その様子を呆然とダンテは見ていた。
「あの人達は? なんだ?」
こちらに向かってくる人々に戸惑っていると、ルディーは悲しい顔でダンテに答えた。
「あれは悪魔だ」
「悪魔だって? 人間の姿をしているぞ?」
「昔、人だった者だ。完全に邪神に魅了されてすでに悪魔化してしまっている」
「どうすれば彼らを救えるんだ?」
ダンテの質問にルディーは首を横に振って力なく答えた。
「もう救うことは不可能だ。ああなれば俺たちではどうすることもできない」
ルディーはそう言うと刀を構えた。
「話し合いが通じる相手ではない。覚悟を決めろ」
「そ、そうか。わかった。残念ながら戦うしか他に選択肢は無いようだな」
二人の言葉を聞いて夜叉神は青ざめた。
「ま、待ってくれ! ナルディアだけは、あの女性だけには手を出さないでくれ!」
夜叉神の言葉にルディーは悪魔になった人々をよく見るとティアラによく似た女性が他の悪魔に混じって狂ったようにこちらに走ってくるのが見えた。
「チッ! しょうがねえな」
ルディーは夜叉神の頼みに面倒くさそうに答えると悪魔に向かって走り出した。
「グォオオーーーー!!」
邪神に魅了された悪魔たちは群れをなしてルディーとダンテに襲いかかった。
「うぉおりゃあああーーー!!」
ルディーが飛び込んできた悪魔に向かって刀を振り下ろしたが、悪魔はものすごい速さでルディーの攻撃を躱した。
「な、何だコイツら恐ろしく素早いぞ!」
ルディーの攻撃を躱した悪魔の手を見るとナイフのように鋭い爪が生えていた。悪魔はその鋭い爪でルディーに襲いかかった。ルディーが悪魔の攻撃を刀で受け止めた瞬間、退魔処理を施した強靭な刀がいとも簡単に折れてしまった。
「な、何だと? こいつらとんでもない強さだ!」
ルディーはそう言いながらダンテが心配になり横を見るとすでに左手を負傷したのだろう、右手一本で刀を持って悪魔の攻撃を凌ぐことがやっとの状態だった。
『ハッハッハーーーー!! どうだ私の下僕たちは? 気に入っていただけたかな?』
アルサンバサラは満足そうに笑い飛ばした。
「フン! こんな奴らどうってことねえよ」
ルディーは強がってみせたが、悪魔の攻撃を防ぐだけで精一杯だった。何度切りつけようとしてもありえない速さで攻撃を躱してしまう。
ルディーとダンテでさえこの状態なので、夜叉神の連れてきた兵士たちはあっという間に悪魔の餌食になってしまった。
ルディーもなんとかその辺に落ちている刀を拾っては悪魔の攻撃を防いでいたが、徐々に追い込まれてしまい、気づくとダンテと二人だけになっていた。二人は背中合わせになると周りを大勢の悪魔たちに取り囲まれてしまった。
「どうする? ルディー?」
「俺に聞くなよ……、参ったな……」
ダンテとルディーの二人にジリジリと悪魔たちは近づいて行った、これでいよいよ終わりか、とルディーが思った瞬間、稲妻が悪魔たちの頭上に降り注いだ。
「「「ぐあああああーーーーーー!!!」」」
悪魔たちは断末魔の声を叫ぶと黒焦げになって倒れた。
「はあ……はあ……、俺がいるのを忘れて貰っちゃ困るぜ」
カイトは雷撃の魔法を放ったが、かなり魔力を消費したようで苦しそうに肩で息をしていた。無理もない雷属性最強の魔法を二回も放っていて、ほとんど魔力は残っていないだろう。
「ギヤーーー!!」
叫び声に全員が振り返ると夜叉神が悪魔になったナルディアを一人で取り押さえていた。うつ伏せにした彼女の上から動かない様に全身で押さえつけていたが、かなり攻撃されたのだろう夜叉神の体は至る所を負傷して血が吹き出していた。
「おい! 馬鹿なことはやめろ!」
ルディーとダンテも見かねてナルディアを取り押さえるのを手伝った。男三人がかりで取り押さえるのがやっとの状態だった。少しでも力を抜くと跳ね飛ばされそうになる。
その瞬間、不気味な声が聞こえてきた。耳からではなく心に直接聞こえてくる声の主はアルサンバサラだった。
『やるじゃなかカイトよ。さすがマルクスの弟といったところか』
アルサンバサラはそう言うと不敵な笑みを浮かべてまた、呪文を唱え始めた。するとまた体に多くの人間の顔が浮かび上がるとそのまま、悪魔を産み落とした。しかも先程とは比べ物にならないほど多くの悪魔を産み落とした。
「う、嘘だろ! 今度はあの数を相手にするのか」
その光景を見てルディーとダンテは絶望した。私もその地獄のような光景にいつの間にか怖さで体が震えているとカイトにそっと抱きしめられた。
「大丈夫だティアラ。俺が必ずお前を守ってやる」
「カイト……でも……」
「大丈夫だ。魔力が無くなっても必ず俺は君を守り抜くから心配するな」
カイトはそう言うと落ちている刀を拾った。
アルサンバサラに産み落とされた悪魔たちはフラフラと立ち上がるとこちらを見て、次々に奇声を放つと狂ったようにこちらに向かって走り出した。
「ティアラを傷つけることは俺が許さない!」
カイトはそう叫ぶと悪魔に突っ込んでいった。
「やめて! カイト一人だけで戦うなんて無茶だわ!!」
私が必死で止めるのを無視してカイトは悪魔の群れに飛び込んだ。
「うあーーー!!」
悪魔が腕を振り上げた瞬間、カイトは軽々と吹き飛ばされ、大木にしたたか体を打ち付けると倒れたまま動かなくなった。
「カイトーー!!」
私はすぐにカイトの元に必死で走って行きカイトの手を取った。カイトは頭から血を流しながら私を見た。
「ティアラ。君を守れなくてごめんね」
悲しそうな表情でこちらを見た。その優しさが痛いほど嬉しかった。
「ううん。そんなこと無いよ。カイトは私のことをいっぱい守ってくれたよ。ありがとうね」
私はそう言うと泣きながらカイトを抱きしめた。こうしていると狂ったように叫んで突っ込んでくる悪魔たちも怖くなかった。
一人の悪魔の咆哮が耳のそばで聞こえた時、私は覚悟を決めてカイトを強く抱きしめると目を閉じた。
「ぐぁああああーーーー!!!!!」
私達の直ぐ側まで来ていた悪魔の叫び声に体が震えた。恐る恐るゆっくりと目を開けると悪魔が宙に浮いて手足をジタバタ動かしているのが見えた。その胸には大きな大剣が深々と刺さっていた。悪魔の後ろから何者かが大剣を突き立てているのが見えた。
「貴様ら、ティアラに手を出して許されると思うなよ」
そう言うと男は大剣を軽々と持ち上げるとものすごい速さで横に薙ぎ払うと、悪魔は真っ二つに両断され灰のようにバラバラになって消滅した。ルディーやダンテでさえも手が出なかった悪魔を男は一撃で倒してしまった。
「ティアラ遅くなってすまないな。もう大丈夫だ」
黒いオーラを身にまとった男の顔を見て懐かしくなり思わず涙が溢れ出した。
男の正体は剣聖のレンだった。
その人々の中にナルディアという夜叉神の妻だった人がいた。紛れもない昔に亡くなったはずの彼女の姿に夜叉神は心底驚いた。ただその姿は別人のようだった。目は瞳孔が開いたように黒く染まり、まるで獣の様に咆哮を上げてこちらにどんどん近づいてくる。
その顔は優しかった彼女からは想像できないほど怒り狂っていた。咆哮を上げているのは彼女だけではなくアルサンバサラから産み落とされた人々全員が歯をむき出して、狂犬のように狂ったようにこちらに向かって来ていた。
その様子を呆然とダンテは見ていた。
「あの人達は? なんだ?」
こちらに向かってくる人々に戸惑っていると、ルディーは悲しい顔でダンテに答えた。
「あれは悪魔だ」
「悪魔だって? 人間の姿をしているぞ?」
「昔、人だった者だ。完全に邪神に魅了されてすでに悪魔化してしまっている」
「どうすれば彼らを救えるんだ?」
ダンテの質問にルディーは首を横に振って力なく答えた。
「もう救うことは不可能だ。ああなれば俺たちではどうすることもできない」
ルディーはそう言うと刀を構えた。
「話し合いが通じる相手ではない。覚悟を決めろ」
「そ、そうか。わかった。残念ながら戦うしか他に選択肢は無いようだな」
二人の言葉を聞いて夜叉神は青ざめた。
「ま、待ってくれ! ナルディアだけは、あの女性だけには手を出さないでくれ!」
夜叉神の言葉にルディーは悪魔になった人々をよく見るとティアラによく似た女性が他の悪魔に混じって狂ったようにこちらに走ってくるのが見えた。
「チッ! しょうがねえな」
ルディーは夜叉神の頼みに面倒くさそうに答えると悪魔に向かって走り出した。
「グォオオーーーー!!」
邪神に魅了された悪魔たちは群れをなしてルディーとダンテに襲いかかった。
「うぉおりゃあああーーー!!」
ルディーが飛び込んできた悪魔に向かって刀を振り下ろしたが、悪魔はものすごい速さでルディーの攻撃を躱した。
「な、何だコイツら恐ろしく素早いぞ!」
ルディーの攻撃を躱した悪魔の手を見るとナイフのように鋭い爪が生えていた。悪魔はその鋭い爪でルディーに襲いかかった。ルディーが悪魔の攻撃を刀で受け止めた瞬間、退魔処理を施した強靭な刀がいとも簡単に折れてしまった。
「な、何だと? こいつらとんでもない強さだ!」
ルディーはそう言いながらダンテが心配になり横を見るとすでに左手を負傷したのだろう、右手一本で刀を持って悪魔の攻撃を凌ぐことがやっとの状態だった。
『ハッハッハーーーー!! どうだ私の下僕たちは? 気に入っていただけたかな?』
アルサンバサラは満足そうに笑い飛ばした。
「フン! こんな奴らどうってことねえよ」
ルディーは強がってみせたが、悪魔の攻撃を防ぐだけで精一杯だった。何度切りつけようとしてもありえない速さで攻撃を躱してしまう。
ルディーとダンテでさえこの状態なので、夜叉神の連れてきた兵士たちはあっという間に悪魔の餌食になってしまった。
ルディーもなんとかその辺に落ちている刀を拾っては悪魔の攻撃を防いでいたが、徐々に追い込まれてしまい、気づくとダンテと二人だけになっていた。二人は背中合わせになると周りを大勢の悪魔たちに取り囲まれてしまった。
「どうする? ルディー?」
「俺に聞くなよ……、参ったな……」
ダンテとルディーの二人にジリジリと悪魔たちは近づいて行った、これでいよいよ終わりか、とルディーが思った瞬間、稲妻が悪魔たちの頭上に降り注いだ。
「「「ぐあああああーーーーーー!!!」」」
悪魔たちは断末魔の声を叫ぶと黒焦げになって倒れた。
「はあ……はあ……、俺がいるのを忘れて貰っちゃ困るぜ」
カイトは雷撃の魔法を放ったが、かなり魔力を消費したようで苦しそうに肩で息をしていた。無理もない雷属性最強の魔法を二回も放っていて、ほとんど魔力は残っていないだろう。
「ギヤーーー!!」
叫び声に全員が振り返ると夜叉神が悪魔になったナルディアを一人で取り押さえていた。うつ伏せにした彼女の上から動かない様に全身で押さえつけていたが、かなり攻撃されたのだろう夜叉神の体は至る所を負傷して血が吹き出していた。
「おい! 馬鹿なことはやめろ!」
ルディーとダンテも見かねてナルディアを取り押さえるのを手伝った。男三人がかりで取り押さえるのがやっとの状態だった。少しでも力を抜くと跳ね飛ばされそうになる。
その瞬間、不気味な声が聞こえてきた。耳からではなく心に直接聞こえてくる声の主はアルサンバサラだった。
『やるじゃなかカイトよ。さすがマルクスの弟といったところか』
アルサンバサラはそう言うと不敵な笑みを浮かべてまた、呪文を唱え始めた。するとまた体に多くの人間の顔が浮かび上がるとそのまま、悪魔を産み落とした。しかも先程とは比べ物にならないほど多くの悪魔を産み落とした。
「う、嘘だろ! 今度はあの数を相手にするのか」
その光景を見てルディーとダンテは絶望した。私もその地獄のような光景にいつの間にか怖さで体が震えているとカイトにそっと抱きしめられた。
「大丈夫だティアラ。俺が必ずお前を守ってやる」
「カイト……でも……」
「大丈夫だ。魔力が無くなっても必ず俺は君を守り抜くから心配するな」
カイトはそう言うと落ちている刀を拾った。
アルサンバサラに産み落とされた悪魔たちはフラフラと立ち上がるとこちらを見て、次々に奇声を放つと狂ったようにこちらに向かって走り出した。
「ティアラを傷つけることは俺が許さない!」
カイトはそう叫ぶと悪魔に突っ込んでいった。
「やめて! カイト一人だけで戦うなんて無茶だわ!!」
私が必死で止めるのを無視してカイトは悪魔の群れに飛び込んだ。
「うあーーー!!」
悪魔が腕を振り上げた瞬間、カイトは軽々と吹き飛ばされ、大木にしたたか体を打ち付けると倒れたまま動かなくなった。
「カイトーー!!」
私はすぐにカイトの元に必死で走って行きカイトの手を取った。カイトは頭から血を流しながら私を見た。
「ティアラ。君を守れなくてごめんね」
悲しそうな表情でこちらを見た。その優しさが痛いほど嬉しかった。
「ううん。そんなこと無いよ。カイトは私のことをいっぱい守ってくれたよ。ありがとうね」
私はそう言うと泣きながらカイトを抱きしめた。こうしていると狂ったように叫んで突っ込んでくる悪魔たちも怖くなかった。
一人の悪魔の咆哮が耳のそばで聞こえた時、私は覚悟を決めてカイトを強く抱きしめると目を閉じた。
「ぐぁああああーーーー!!!!!」
私達の直ぐ側まで来ていた悪魔の叫び声に体が震えた。恐る恐るゆっくりと目を開けると悪魔が宙に浮いて手足をジタバタ動かしているのが見えた。その胸には大きな大剣が深々と刺さっていた。悪魔の後ろから何者かが大剣を突き立てているのが見えた。
「貴様ら、ティアラに手を出して許されると思うなよ」
そう言うと男は大剣を軽々と持ち上げるとものすごい速さで横に薙ぎ払うと、悪魔は真っ二つに両断され灰のようにバラバラになって消滅した。ルディーやダンテでさえも手が出なかった悪魔を男は一撃で倒してしまった。
「ティアラ遅くなってすまないな。もう大丈夫だ」
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