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18.生徒会室
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「テオはロス大好きだからねぇ。生徒会に入れなかった事でロスの側に居られる時間が減って、思い詰め始めたんだよ」
「ああ、テオのヤンデルが発動したんですね」
「そうそう」
「ん? つまり生徒会入る前から二人はそういう仲であるって事ですか?」
「正確にはそういう仲になりたいテオと全く気付いてなかったロス、だね」
「なるほど、じゃああれは、告白からの一気に性的接触に持ち込もうとしてるって事なんですね」
「ビーンゴ」
俺達の緊張感の無い会話の向こうで、ロスはハイライトを失くしたテオにとても追い詰められている。腿でぐりぐりと股を刺激され、逃げようにも首にぶら下がるように抱きつかれているので上手くいかず。ついに舌なめずりをしたテオに食いつくようなキスをされた。
何度も角度を変えてディープキスは続き、その間もテオは腿をロスに擦り付けるのを止めない。
ようやく口が離れた時には二人の間を唾液が糸を引いていて、真っ赤になったロスががくりと膝から崩れ落ちた。
テオは相変わらずハイライトのない目で笑顔を浮かべてそんなロスを見下ろし、すっとしゃがむとテントを張っていた前を開けて、ロスのナニを取り出し、嬉しそうにフェラを始めた。
ロスがびくりと膝を立てたので、残念ながら詳しい状況は見えなくなってしまったが、真っ赤になって自分の口を両手で覆っているロスの反応を見るに、気持いんだろうな。
「ちなみに、どっちも、俺はいけるんですが、あれはテオ襲い受っすかね」
「ふふふ、どっちがいいかね」
「いや、もう正直この二人だってわかった時はテオ受一択だったんですけど。ロスの反応見てたらリバも全然いけるっていうか」
「実は私も解んない」
「え?」
「この二人のシナリオ最後までやってるのは書いてないんだよ。ていうか、私もどっちもありじゃね? って思えてどっちにも振り切れなかったっていうか、どっちにも振りたかったけど他にもいっぱい書かなきゃだから追いつかなかったっていうか。だから、今目の前の子達が自ら答えをくれると思うとちょっと胸熱」
「マジっすかぁ」
「まじっすねぇ」
俺達はこれがリアルとか呟いてマジックミラーの向こうを見つめた。
ロスの足がびくりと震え、テオが股の間から顔を上げる。
テオは息も絶え絶えになっているロスに何か言うと、自分でズボンを脱いで、下半身を露にすると横の机に腰掛けた。俺達が見ているのを解ってとかでは勿論ないんだろうが、こっちに向けてМ字開脚状態になったので、なんというサービス精神とか思ってしまった。
そのテオに更に何か言われて、今度はロスがテオの股に顔を埋めた。ロスとは違い口を一切塞がないテオは、ロスに聞かせるように喘ぎ、要求を伝え、自分がそうしたようにロスの口に射精して果てた。
噎せているらしいロスをうっとりと見下ろし、もう一度貪るようなキスをしてから、身支度を整え出す。
「テオやべぇ…」
「まだどっちとも解らないけど、きっとこれからさ。なぁ、ルイ君。これからも観察を続けようじゃないか」
「ですね」
「ああ、テオのヤンデルが発動したんですね」
「そうそう」
「ん? つまり生徒会入る前から二人はそういう仲であるって事ですか?」
「正確にはそういう仲になりたいテオと全く気付いてなかったロス、だね」
「なるほど、じゃああれは、告白からの一気に性的接触に持ち込もうとしてるって事なんですね」
「ビーンゴ」
俺達の緊張感の無い会話の向こうで、ロスはハイライトを失くしたテオにとても追い詰められている。腿でぐりぐりと股を刺激され、逃げようにも首にぶら下がるように抱きつかれているので上手くいかず。ついに舌なめずりをしたテオに食いつくようなキスをされた。
何度も角度を変えてディープキスは続き、その間もテオは腿をロスに擦り付けるのを止めない。
ようやく口が離れた時には二人の間を唾液が糸を引いていて、真っ赤になったロスががくりと膝から崩れ落ちた。
テオは相変わらずハイライトのない目で笑顔を浮かべてそんなロスを見下ろし、すっとしゃがむとテントを張っていた前を開けて、ロスのナニを取り出し、嬉しそうにフェラを始めた。
ロスがびくりと膝を立てたので、残念ながら詳しい状況は見えなくなってしまったが、真っ赤になって自分の口を両手で覆っているロスの反応を見るに、気持いんだろうな。
「ちなみに、どっちも、俺はいけるんですが、あれはテオ襲い受っすかね」
「ふふふ、どっちがいいかね」
「いや、もう正直この二人だってわかった時はテオ受一択だったんですけど。ロスの反応見てたらリバも全然いけるっていうか」
「実は私も解んない」
「え?」
「この二人のシナリオ最後までやってるのは書いてないんだよ。ていうか、私もどっちもありじゃね? って思えてどっちにも振り切れなかったっていうか、どっちにも振りたかったけど他にもいっぱい書かなきゃだから追いつかなかったっていうか。だから、今目の前の子達が自ら答えをくれると思うとちょっと胸熱」
「マジっすかぁ」
「まじっすねぇ」
俺達はこれがリアルとか呟いてマジックミラーの向こうを見つめた。
ロスの足がびくりと震え、テオが股の間から顔を上げる。
テオは息も絶え絶えになっているロスに何か言うと、自分でズボンを脱いで、下半身を露にすると横の机に腰掛けた。俺達が見ているのを解ってとかでは勿論ないんだろうが、こっちに向けてМ字開脚状態になったので、なんというサービス精神とか思ってしまった。
そのテオに更に何か言われて、今度はロスがテオの股に顔を埋めた。ロスとは違い口を一切塞がないテオは、ロスに聞かせるように喘ぎ、要求を伝え、自分がそうしたようにロスの口に射精して果てた。
噎せているらしいロスをうっとりと見下ろし、もう一度貪るようなキスをしてから、身支度を整え出す。
「テオやべぇ…」
「まだどっちとも解らないけど、きっとこれからさ。なぁ、ルイ君。これからも観察を続けようじゃないか」
「ですね」
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