悪役令嬢だけど愛されたい

蛇足

※こぼれ設定まとめ

※読んだからってこの話が面白くなるとかではないです。

　ただ、せっかくなので名前についてちょっと書いておこう。
　という完全なる蛇足です。

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　名前例：　

　ミネルヴァ・アイネ・グリッツ（主人公）
　スティアン・ディオ・グリッツ（ミネルヴァ父）

　リーネアッラ・アイネ・ミクイラ（ミネルヴァの侍女）

　アイリーン・オリガ・ライネッツ（ミネルヴァ母）
　フランセスカ・オリガ・ライネッツ（ミネルヴァ従姉）
　セフィルニム・モク・ライネッツ（ミネルヴァ従兄）

　フローティア・リンク・ローグネッツ（国王妃）
　アンゼーナ・マリア・ローグネッツ（王妹）
　ジェラルド・クリス・ローグネッツ（国王）
　クリストフ・クリス・ローグネッツ（王太子）

　リリィ・マリア・ネート（ヒロイン）

　マリウス・リッツ・フリッツ（主人公の友人）
　トーラス・リッツ・フリッツ（マリウスの父）

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　フォーリエント王国（主人公がいる国）
　この国の貴族の大半が、

　名前・名前（形容）・苗字

　で、構成されています。
　この真ん中、名前（形容）というやつは、呼んだり呼ばれたりする事はほぼありません。理由は、他の人とめっちゃ被るから。です。いくつかある定型のような表現なのです。ミネルヴァとリーネアッラもかぶってますよね。

《女性に多い》
　アイネ：華やかな
　オリガ：朗らかな
　リンク：淑やかな
　マリア：清らかな
《どっちにもいる》
　リッツ：健やかな
　ディオ：穏やかな
　モニカ：和やかな
　モ　ク：優しい　
《男性に多い》
　クリス：賢い
　ダリオ：勇ましい

　あと、名前の法則制として、最後の音で女性的／中性的／男性的というのがあります。
　イタリアでジュリエットがジュリエッタになる、みたいなのと同じです。

　あ／え音（女性的）
　い／ん音（中性的）
　う／お音（男性的）

　王家と公爵、ついでに出てきてる侯爵に、~ッツ、で終わってるのばかりなのは、この~ッツに「国」という意味があるからです。ただ、この国は、古い言葉の国です。近代国家のような国を表しているのではなく、相手の出身地を聞く時に「お国はどこですか？」と聞く感じの国、つまり江戸時代の藩のようなモノです。
　ある一定の土地に暮らしていた同一言語と文化の集合体を治めていた族長みたいな人達が名乗っていたのが~ッツで、地域差はあるものの異文化となるほどではないためにその集合体が大きくなっていって今の国になった訳で、歴史が深いとか強い家ほど～ッツってなるんですね。

　以上、本編を楽しむ上では何のプラスにもマイナスにもならない蛇足設定公開でした。

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