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誰のもの

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「優姫さんそのまま徹くんの目と見つめあって!」


指示が入り、徹さんの耳を塞いだまま目を見つめた。

「周り気にしないで俺のことだけ見てて。」

グッと見入ったとたん、徹さんの手がお尻を持ち上げて一気に腰を落とさせると、大きくなったものがヒダを掻き分けて奥まで突き上げた。


「っぁあっ・・・」


突然入ってきた身体への異物に眉間にシワがよりながらも声を抑えないと、と頭によぎり、徹さんの肩にもたれかかった。
今度は徹さんの腕が背中にまわされ胸が隠れるようになるとまたシャッター音が響いた。


「今の顔超エロかった。続きは車でな」



カメラマン側の耳へ、息を吹きかけるように囁く徹さんに、
私のアソコがキュンとなり、汁が溢れてくるのがわかった。
メイクさんがバスローブを持ち駆け寄ってくるのがみえて、なごれ惜しみながらも立ち上がりそれを受け取って羽織った。


「いやぁ~初めてとは思えない色気だったよ!徹くんも手際よく良いシーンくれて助かったよ!」
「あ、ありがとうございます!」
「ありがとうございます。よかったらまたこいつお願いします。」


頭を下げてお礼をすると、徹さんまで一緒に頭を下げてくれてくすぐったい気持ちになった。
そのあとは休憩してから翔との撮影。
徹さんが着替えるため楽屋に戻ったのを見たのか翔が飲み物を持ち近付いてきた。


「優姫さん……お疲れ。よかったらあったかいのどうぞ。」
「ありがとう。どうだった……?」
「すっごいエロくて……勃っちゃったよ」
「なっ・・・!」

バスローブ姿の翔をみると、前は閉じられていて見えていないものの、大きく盛り上がっているのがわかり顔を背けた。


「もうっ、翔は慣れっこでしょう!みはるちゃんだっているんだから・・」

私が尊敬するセクシー女優のみはるちゃんの彼氏でもある翔。
いつだったか悠斗に連れられて撮影を観に行った時も翔は見学していた。


「あれはそういう仕事用のセックスだから……でも優姫さんのは、ちょっとキた。」
「私だってお仕事で・・・」
「うん……優姫さんの表情とか反応が、仕事じゃないときの優姫さんも想像できる…もっとリアルだったんだよ」
「それって・・?」
「褒めてるつもり…ねぇ、優姫さん。まだ休憩だけど先にセットで打ち合わせしよう。」


先程徹さんとのシーン撮影はベッドだったからてっきり翔もベッドへ行くものだと思っていたのに、翔が連れてきたのはシャワールームだった。
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