48 / 71
外伝
外伝 露天商店主の災難(後編)
しおりを挟む
「おじいさん、大丈夫ですか?」
「脂汗が凄いぞ」
「回復魔術をかけてあげましょう」
こぞって3人の娘たちは心配する。
私は丁重に断りつつも、額についた脂汗を拭った。
問題は何故こんなところに羊脂玉で出来た香炉があるかということだ。
いや、そもそもなんでこんな学生がもっているのだろう。
家から持ってきた?
なら、この子たちの家は相当な金持ちということになる。
それも普通の貴族じゃない。
大公爵、いや王族だって考えられるぞ。
「君たち、こ、この香炉は何でできているのか、わかってるのかい?」
「ネフライトですよね。白いのは珍しいと聞きましたが」
眼鏡の少女が答える。
なかなか博識のようです。
さすが眼鏡をかけているだけはある。
ということは、単純に家から持ち出したということではないということか。
ちゃんと価値をわかってて持ってきたと……。
でも、おかしいじゃないか。
こっちは贋作を3つ。向こうは国宝級の香炉だ。
露店に並んでいる全商品を売り払って、いや市場にある全部の商品をかき集めたところでも足りないぞ。
「あの~~。おじいさん。駄目でしょうか」
「おうおう。ハートリーの姐貴が待ってるんだ。早くしやがれ、じじい」
「駄目なら、駄目と言ってくれればいいんですよ」
「いやいやいや、そういうわけじゃないんだ」
どうしよう……。
意図が全くわからない。
何故、うちに持ってきたんだ。
これなら本物だって…………はっ!
そ、そうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!
この子たち、どうやら私の贋作を見て、本物だと思っているのだろう。
本物だとしても、釣り合いは取れないけど、まあ理解できないわけではない。
あと1つ問題は、学生さんが一体どこからこの香炉を持ってきたのかということだけど。
私は改めて少女たちをしげしげと眺めた。
まるでお伽話から出てきたような銀髪の少女。
それを「姐さん」と慕うエルフの少女。
石の知識もある利発そうな眼鏡の少女。
はっ……。
まさかこの子たちは……。
犯罪集団の家の子どもと、その関係者たちでは……!!
間違いない。
おそらく銀髪の少女の両親が、犯罪集団のボスの娘なのだろう。
エルフの少女はその舎弟。
「姐さん」と慕うのもそれが理由だ。
眼鏡の少女は若いように見えて、やり手の顧問弁護士に違いない。
それなら石の知識を持っているのも頷ける。
私が不当な値段で買い取らないか、見定めているのだ。
そう思うと、あの眼鏡の奥の優しげな笑顔が、どことなく醜悪に思えてきた。
つまりは、こうだろう。
普通のしのぎでは扱えなくなってしまった商品を、私の露店で別のものに換金しようとしているのだ。
な、なんということだ!
私は今、犯罪に手を染めようとしている。
だが、もし私が断ったら、きっと報復が来るだろう。
それにこの羊脂玉の香炉が私の手に渡れば、一応私のものということになる。
うまく捌くことができれば、私は一転大金持ちに……。
はっ! まさかそれが狙い。
私がお金に換金したところで、金を強奪するつもりでは。
おそらく私が元骨董屋で、そっち方面の顔が利くことも折り込みなのだろう。
この取引は詰んでいる。
眼を付けられた時から、取引は済んでいるのだ。
「い、いいでしょう。取引に応じましょう」
「やった!」
「良かったね、ハーちゃん」
「やりましたね、ルヴルの姐さん。ハートリーの姐貴」
「そ、その代わり条件があります」
「ん? 何でしょうか?」
「どうか命だけはとらないで下さい」
私は涙ながらに訴えた。
取引とか、換金とかどうでもいい。
でも、お願いだ。
私はまだ死にたくない。
どうか私の命を助けてくれ。
私の懇願に、銀髪と眼鏡の少女は「何故?」という具合に首を傾げる。
その横でエルフの少女が、バシバシと私の肩を叩いた。
「心配するなって。こんなにルヴルの姐さんが喜んでるんだ。心配すんなって」
さらに私の肩を叩きました。
こうして取引は終わりました。
少女たちは満足そうに帰っていきます。
そして私の前には、白い香炉だけが残っていました。
私は途方に暮れていると、そこに客がやってきます。
よく市場では見かける普通の主婦です。
「綺麗な香炉だねぇ、おじさん。いくら?」
そう聞かれ、私は思わず笑みを浮かべました。
それはもう邪悪な笑みで……。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
次回から本編最終章です。
「脂汗が凄いぞ」
「回復魔術をかけてあげましょう」
こぞって3人の娘たちは心配する。
私は丁重に断りつつも、額についた脂汗を拭った。
問題は何故こんなところに羊脂玉で出来た香炉があるかということだ。
いや、そもそもなんでこんな学生がもっているのだろう。
家から持ってきた?
なら、この子たちの家は相当な金持ちということになる。
それも普通の貴族じゃない。
大公爵、いや王族だって考えられるぞ。
「君たち、こ、この香炉は何でできているのか、わかってるのかい?」
「ネフライトですよね。白いのは珍しいと聞きましたが」
眼鏡の少女が答える。
なかなか博識のようです。
さすが眼鏡をかけているだけはある。
ということは、単純に家から持ち出したということではないということか。
ちゃんと価値をわかってて持ってきたと……。
でも、おかしいじゃないか。
こっちは贋作を3つ。向こうは国宝級の香炉だ。
露店に並んでいる全商品を売り払って、いや市場にある全部の商品をかき集めたところでも足りないぞ。
「あの~~。おじいさん。駄目でしょうか」
「おうおう。ハートリーの姐貴が待ってるんだ。早くしやがれ、じじい」
「駄目なら、駄目と言ってくれればいいんですよ」
「いやいやいや、そういうわけじゃないんだ」
どうしよう……。
意図が全くわからない。
何故、うちに持ってきたんだ。
これなら本物だって…………はっ!
そ、そうかぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!
この子たち、どうやら私の贋作を見て、本物だと思っているのだろう。
本物だとしても、釣り合いは取れないけど、まあ理解できないわけではない。
あと1つ問題は、学生さんが一体どこからこの香炉を持ってきたのかということだけど。
私は改めて少女たちをしげしげと眺めた。
まるでお伽話から出てきたような銀髪の少女。
それを「姐さん」と慕うエルフの少女。
石の知識もある利発そうな眼鏡の少女。
はっ……。
まさかこの子たちは……。
犯罪集団の家の子どもと、その関係者たちでは……!!
間違いない。
おそらく銀髪の少女の両親が、犯罪集団のボスの娘なのだろう。
エルフの少女はその舎弟。
「姐さん」と慕うのもそれが理由だ。
眼鏡の少女は若いように見えて、やり手の顧問弁護士に違いない。
それなら石の知識を持っているのも頷ける。
私が不当な値段で買い取らないか、見定めているのだ。
そう思うと、あの眼鏡の奥の優しげな笑顔が、どことなく醜悪に思えてきた。
つまりは、こうだろう。
普通のしのぎでは扱えなくなってしまった商品を、私の露店で別のものに換金しようとしているのだ。
な、なんということだ!
私は今、犯罪に手を染めようとしている。
だが、もし私が断ったら、きっと報復が来るだろう。
それにこの羊脂玉の香炉が私の手に渡れば、一応私のものということになる。
うまく捌くことができれば、私は一転大金持ちに……。
はっ! まさかそれが狙い。
私がお金に換金したところで、金を強奪するつもりでは。
おそらく私が元骨董屋で、そっち方面の顔が利くことも折り込みなのだろう。
この取引は詰んでいる。
眼を付けられた時から、取引は済んでいるのだ。
「い、いいでしょう。取引に応じましょう」
「やった!」
「良かったね、ハーちゃん」
「やりましたね、ルヴルの姐さん。ハートリーの姐貴」
「そ、その代わり条件があります」
「ん? 何でしょうか?」
「どうか命だけはとらないで下さい」
私は涙ながらに訴えた。
取引とか、換金とかどうでもいい。
でも、お願いだ。
私はまだ死にたくない。
どうか私の命を助けてくれ。
私の懇願に、銀髪と眼鏡の少女は「何故?」という具合に首を傾げる。
その横でエルフの少女が、バシバシと私の肩を叩いた。
「心配するなって。こんなにルヴルの姐さんが喜んでるんだ。心配すんなって」
さらに私の肩を叩きました。
こうして取引は終わりました。
少女たちは満足そうに帰っていきます。
そして私の前には、白い香炉だけが残っていました。
私は途方に暮れていると、そこに客がやってきます。
よく市場では見かける普通の主婦です。
「綺麗な香炉だねぇ、おじさん。いくら?」
そう聞かれ、私は思わず笑みを浮かべました。
それはもう邪悪な笑みで……。
~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~ ※ ~
次回から本編最終章です。
0
お気に入りに追加
208
あなたにおすすめの小説

婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
異世界へ誤召喚されちゃいました~女神の加護でほのぼのスローライフ送ります~
モーリー
ファンタジー
⭐︎第4回次世代ファンタジーカップ16位⭐︎
飛行機事故で両親が他界してしまい、社会人の長男、高校生の長女、幼稚園児の次女で生きることになった御剣家。
保険金目当てで寄ってくる奴らに嫌気がさしながらも、3人で支え合いながら生活を送る日々。
そんな矢先に、3人揃って異世界に召喚されてしまった。
召喚特典として女神たちが加護やチート能力を与え、異世界でも生き抜けるようにしてくれた。
強制的に放り込まれた異世界。
知らない土地、知らない人、知らない世界。
不安をはねのけながら、時に怖い目に遭いながら、3人で異世界を生き抜き、平穏なスローライフを送る。
そんなほのぼのとした物語。
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【コミックス第1巻発売中です!】
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

異世界に落ちたら若返りました。
アマネ
ファンタジー
榊原 チヨ、87歳。
夫との2人暮らし。
何の変化もないけど、ゆっくりとした心安らぐ時間。
そんな普通の幸せが側にあるような生活を送ってきたのにーーー
気がついたら知らない場所!?
しかもなんかやたらと若返ってない!?
なんで!?
そんなおばあちゃんのお話です。
更新は出来れば毎日したいのですが、物語の時間は割とゆっくり進むかもしれません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる