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2章
第30話 巨悪な聖女様
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こうして我らは、ほぼお咎めなしという結果となった。
見事な沙汰だった。
アリアンには頭が上がらぬな。
何か報いる……いや、アリアンを癒やす機会があればいいのだが。
我らは早速裏庭にある倉庫の掃除を始めた。
といっても、清掃は学生の毎日の日課だ。
特に汚れているわけでもなく、すぐに終わってしまった。
「はあ……」
大きく溜息を吐きながら、掃除道具を片付けたのはネレムだ。
何やら悩みでもあるのだろうか。
我より幾分背の高いエルフの娘の身体が、ちょっと小さく見えた。
「残念だな……。結局、あのアクセサリーは買えずじまいか」
ネレムは遠い空を見ながら呟く。
非常に残念がっていた。
「ネレムは、随分のあのネックレスにご執心でしたからね」
「ネレムさんって、意外とそういうところ乙女だよね。なかなかあの出店から出て行こうとしてなかったし」
「買おうと言い出したのも、ネレムだしな」
にししし、と我とハートリーは揃って笑う。
その横でネレムがぶんぶんと手を振っていた。
「べべべべべ、別にそそそそそそういうわけではないですよ。ルヴルの姐さんとハートリーの姐貴に貢ぎたいっていうか。おそろだと、箔が付くというか」
貢ぐ?
箔?
妙なことを言うな、ネレム。
我らは友達だ。
それでは何かお前が家臣のようではないか。
「でも、確かに残念だね」
「ええ……。次の小遣いを待つしか。その間に買われちゃうだろうな」
「ご心配なく。大丈夫です。お金を稼ぐ方法は他にあります」
「え? ホント、ルーちゃん」
「どんなしのぎを考えているんですか?」
2人は息を呑む。
「難しいことではありません。ダンジョンに行けばいいのです」
「だ、ダンジョン??」
「ルヴルの姐さん! 何を言ってるんですか? さっきそれで怒られたばかりでしょ?」
「問題ありません。ダンジョンというのは、ギルドに認定されることによってダンジョンと指定を受けるのではないですか?」
「その通りです、姐さん」
「なら、ダンジョンと認定されていない遺跡や洞窟であれば、問題ないのでしょう?」
「な、なるほど! 認定されていないダンジョンを探せば…………って、そんな都合のいい場所なんてないでしょう?」
ネレムは首を捻る。
さらに横で呆然と話を聞いていたハートリーも意見した。
「仮にそういうダンジョンが見つかったとして、許可なく王都の外に出るのダメだよ、ルーちゃん。また校則違反になっちゃう」
「なら、王都の中にあることにすればいいのです」
「ええ? どういうこと?」
ネレムも、ハートリーも我の話についていけてないようだ。
まあ、仕方あるまい。
まさか我が自前のダンジョンを持っているなど、考えもしないであろうからな。
「百聞は一見にしかず。私に付いてきて下さい」
満面の笑みを浮かべた。
やってきたのは、学生寮の我が部屋だ。
我がいつも通り自室の扉を開ける。
本来はアレンティリ家の玄関に繋がっているのだが、今日は大きく違う。
扉を開けた瞬間、現れたのは暗い洞窟だった。
「えええええええ? 何これ??」
「ど、どうなってるんですか、ルヴルの姐さん」
「空間魔術で繋いだだけですよ。さあ、ダンジョン探索に参りましょう!」
おお、という感じで、我は片手を上げて進む。
2人は遅れて付いてきた。
「ルーちゃん、ここって?」
「私が向かった未発掘のダンジョンですよ」
「え? あのダンジョンって吹き飛んだんじゃ?」
一応、事のあらましは、ネレムとハートリー、ネレムの知り合いに話してある。
ただ我の宝物庫とはいえないので、単なる洞窟ということにして、爆発もガス溜まりによるものだと我の推測を付け加えておいた。
ガス溜まりにしては、異常すぎる爆発力に訝しむ者も少なくなかったが、最後には納得した。
今もガスが噴出し続けているということになっており、ダンジョンの周りは今も立ち入り禁止になっている。
「壊れたのなら、治せばいいのです。癒やす事は聖女のお仕事でしょ?」
「だ、ダンジョンを!?」
「治したぁぁぁぁああああ!!」
素っ頓狂な2人の声が、がらんとしたダンジョンに響き渡る。
「何をそんな驚いているのですか?」
「驚くよ!」
「そうです。ダンジョンを治すなんて、前代未聞ですよ」
友人である2人は我を攻め立てる。
この反応……。
もしや我はただならぬことをしたのか?
友がこれほど怒っているのである。
ダンジョンを治すなど、余程の禁忌なのだろう。
それを知らぬとは……。
我はまだまだ未熟だ。
「ご、ごめんなさい」
「別に謝ることじゃないけど……」
「ルヴルの姐さんのやることはスケールが大きすぎるんですよ」
最後は我を許してくれた。
さすが、我が友だ。
未熟な我を許してくれるとは、なんと慈悲深い。
我は涙が出そうなほど嬉しかった。
しばらく歩き、ダンジョンの奥へと到達する。
ちなみに魔獣やトラップは我が解除しておいた。
魔族が我の財宝を狙っている時代とは、今は違う。
もしかしたら、ジーダやゴンスルのような純真な心を持つ者が引っかかるかもしれないからな。
「うわ~~……」
「す、すげぇ……」
ハートリーとネレムは大きく口を開けた。
各々の瞳は、金銀財宝を目にしたように輝いている。
それもそのはずだ。
まさしく2人の前には、我が集めた金銀財宝があるのだからな。
「これ全部、ルーちゃんが見つけたの?」
「はい。その通りです」
見つけたというよりは、集めたのだがな。
さすがに我が魔王時代に集めたとはとても言えぬ。
ハーちゃんには申し訳ないが、ここは嘘を吐かせてもらおう。
「ルヴルの姐さん、どうやってこんな場所を……」
「たまたまですよ」
ネレムの質問に、我は笑顔で返すのだった。
◆◇◆◇◆ ネレム side ◆◇◆◇◆
絶対、嘘だろ。
こんな金銀財宝、一介の聖女が見つけられるわけがねぇ。
これはおそらくルヴルの姐さんの私財に違いない。
ハートリーの姐貴や、あたいに気を遣って、ダンジョンっぽく演出してるだけだ。
実際、ダンジョンにありがちな魔獣やトラップも全くなかった。
そもそもダンジョンを回復させたとかあり得ないだろう。
きっと寮の部屋を改造して、それっぽく見せているだけだ。
仕掛けはわからないけど……。
だが、ここにある金銀財宝は本物。
子爵令嬢がこれほどの私財を持っているのは、おかしい……。
ならば考えられることは、1つだ。
おそらくルヴルの姐さんは、裏で貴族から金銀を巻き上げたに違いない。
たとえ上級の爵位を持つ貴族であろうとも、ルヴル姐さんは怖じ気づかない。
それはルマンド戦を見れば明らかだ。
むしろ馬鹿にしている節がある。
その私財を、下級貴族のあたいや平民のハートリーの姐貴に分け与えるつもりだ。
つまり、これはしのぎの分配金ってことか。
いや、口止め料かもしれない。
いずれにしろ、力だけではなく、金によってあたいたちの抱き込もうとするなんて。
さすが、ルヴルの姐さんだ。
恐ろしい……。身震いがしてくるぜ。
どうやら、あたいが思っている以上にルヴルの姐さんは、巨悪なのかもしれない。
見事な沙汰だった。
アリアンには頭が上がらぬな。
何か報いる……いや、アリアンを癒やす機会があればいいのだが。
我らは早速裏庭にある倉庫の掃除を始めた。
といっても、清掃は学生の毎日の日課だ。
特に汚れているわけでもなく、すぐに終わってしまった。
「はあ……」
大きく溜息を吐きながら、掃除道具を片付けたのはネレムだ。
何やら悩みでもあるのだろうか。
我より幾分背の高いエルフの娘の身体が、ちょっと小さく見えた。
「残念だな……。結局、あのアクセサリーは買えずじまいか」
ネレムは遠い空を見ながら呟く。
非常に残念がっていた。
「ネレムは、随分のあのネックレスにご執心でしたからね」
「ネレムさんって、意外とそういうところ乙女だよね。なかなかあの出店から出て行こうとしてなかったし」
「買おうと言い出したのも、ネレムだしな」
にししし、と我とハートリーは揃って笑う。
その横でネレムがぶんぶんと手を振っていた。
「べべべべべ、別にそそそそそそういうわけではないですよ。ルヴルの姐さんとハートリーの姐貴に貢ぎたいっていうか。おそろだと、箔が付くというか」
貢ぐ?
箔?
妙なことを言うな、ネレム。
我らは友達だ。
それでは何かお前が家臣のようではないか。
「でも、確かに残念だね」
「ええ……。次の小遣いを待つしか。その間に買われちゃうだろうな」
「ご心配なく。大丈夫です。お金を稼ぐ方法は他にあります」
「え? ホント、ルーちゃん」
「どんなしのぎを考えているんですか?」
2人は息を呑む。
「難しいことではありません。ダンジョンに行けばいいのです」
「だ、ダンジョン??」
「ルヴルの姐さん! 何を言ってるんですか? さっきそれで怒られたばかりでしょ?」
「問題ありません。ダンジョンというのは、ギルドに認定されることによってダンジョンと指定を受けるのではないですか?」
「その通りです、姐さん」
「なら、ダンジョンと認定されていない遺跡や洞窟であれば、問題ないのでしょう?」
「な、なるほど! 認定されていないダンジョンを探せば…………って、そんな都合のいい場所なんてないでしょう?」
ネレムは首を捻る。
さらに横で呆然と話を聞いていたハートリーも意見した。
「仮にそういうダンジョンが見つかったとして、許可なく王都の外に出るのダメだよ、ルーちゃん。また校則違反になっちゃう」
「なら、王都の中にあることにすればいいのです」
「ええ? どういうこと?」
ネレムも、ハートリーも我の話についていけてないようだ。
まあ、仕方あるまい。
まさか我が自前のダンジョンを持っているなど、考えもしないであろうからな。
「百聞は一見にしかず。私に付いてきて下さい」
満面の笑みを浮かべた。
やってきたのは、学生寮の我が部屋だ。
我がいつも通り自室の扉を開ける。
本来はアレンティリ家の玄関に繋がっているのだが、今日は大きく違う。
扉を開けた瞬間、現れたのは暗い洞窟だった。
「えええええええ? 何これ??」
「ど、どうなってるんですか、ルヴルの姐さん」
「空間魔術で繋いだだけですよ。さあ、ダンジョン探索に参りましょう!」
おお、という感じで、我は片手を上げて進む。
2人は遅れて付いてきた。
「ルーちゃん、ここって?」
「私が向かった未発掘のダンジョンですよ」
「え? あのダンジョンって吹き飛んだんじゃ?」
一応、事のあらましは、ネレムとハートリー、ネレムの知り合いに話してある。
ただ我の宝物庫とはいえないので、単なる洞窟ということにして、爆発もガス溜まりによるものだと我の推測を付け加えておいた。
ガス溜まりにしては、異常すぎる爆発力に訝しむ者も少なくなかったが、最後には納得した。
今もガスが噴出し続けているということになっており、ダンジョンの周りは今も立ち入り禁止になっている。
「壊れたのなら、治せばいいのです。癒やす事は聖女のお仕事でしょ?」
「だ、ダンジョンを!?」
「治したぁぁぁぁああああ!!」
素っ頓狂な2人の声が、がらんとしたダンジョンに響き渡る。
「何をそんな驚いているのですか?」
「驚くよ!」
「そうです。ダンジョンを治すなんて、前代未聞ですよ」
友人である2人は我を攻め立てる。
この反応……。
もしや我はただならぬことをしたのか?
友がこれほど怒っているのである。
ダンジョンを治すなど、余程の禁忌なのだろう。
それを知らぬとは……。
我はまだまだ未熟だ。
「ご、ごめんなさい」
「別に謝ることじゃないけど……」
「ルヴルの姐さんのやることはスケールが大きすぎるんですよ」
最後は我を許してくれた。
さすが、我が友だ。
未熟な我を許してくれるとは、なんと慈悲深い。
我は涙が出そうなほど嬉しかった。
しばらく歩き、ダンジョンの奥へと到達する。
ちなみに魔獣やトラップは我が解除しておいた。
魔族が我の財宝を狙っている時代とは、今は違う。
もしかしたら、ジーダやゴンスルのような純真な心を持つ者が引っかかるかもしれないからな。
「うわ~~……」
「す、すげぇ……」
ハートリーとネレムは大きく口を開けた。
各々の瞳は、金銀財宝を目にしたように輝いている。
それもそのはずだ。
まさしく2人の前には、我が集めた金銀財宝があるのだからな。
「これ全部、ルーちゃんが見つけたの?」
「はい。その通りです」
見つけたというよりは、集めたのだがな。
さすがに我が魔王時代に集めたとはとても言えぬ。
ハーちゃんには申し訳ないが、ここは嘘を吐かせてもらおう。
「ルヴルの姐さん、どうやってこんな場所を……」
「たまたまですよ」
ネレムの質問に、我は笑顔で返すのだった。
◆◇◆◇◆ ネレム side ◆◇◆◇◆
絶対、嘘だろ。
こんな金銀財宝、一介の聖女が見つけられるわけがねぇ。
これはおそらくルヴルの姐さんの私財に違いない。
ハートリーの姐貴や、あたいに気を遣って、ダンジョンっぽく演出してるだけだ。
実際、ダンジョンにありがちな魔獣やトラップも全くなかった。
そもそもダンジョンを回復させたとかあり得ないだろう。
きっと寮の部屋を改造して、それっぽく見せているだけだ。
仕掛けはわからないけど……。
だが、ここにある金銀財宝は本物。
子爵令嬢がこれほどの私財を持っているのは、おかしい……。
ならば考えられることは、1つだ。
おそらくルヴルの姐さんは、裏で貴族から金銀を巻き上げたに違いない。
たとえ上級の爵位を持つ貴族であろうとも、ルヴル姐さんは怖じ気づかない。
それはルマンド戦を見れば明らかだ。
むしろ馬鹿にしている節がある。
その私財を、下級貴族のあたいや平民のハートリーの姐貴に分け与えるつもりだ。
つまり、これはしのぎの分配金ってことか。
いや、口止め料かもしれない。
いずれにしろ、力だけではなく、金によってあたいたちの抱き込もうとするなんて。
さすが、ルヴルの姐さんだ。
恐ろしい……。身震いがしてくるぜ。
どうやら、あたいが思っている以上にルヴルの姐さんは、巨悪なのかもしれない。
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