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第1章
第9話 幼女スキーと魔物の群れ
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俺はようやくギルドが用意してくれた家に入居できるようになった。
ゴミ屋敷となっていた家は、ピカピカになっている。
壊れたところも修復され、気持ちの良い木の匂いを嗅いだ。
引っ越し作業もつつがなく終え、新生活が始まった。
俺とルーナ、ティレルの3人暮らしだが、家が狭いことはない。
個室も3人分あるし、十分広かった。
ベッドもふかふかだ。
『静かな狼』の硬いベッドも悪くはなかったが、1人でゆっくり眠るのも悪くない。
久しぶりに落ち着いた朝を迎えていた。
「むっ?」
半身を起こした瞬間、俺は妙なホールド感を感じる。
布団を上げると、ルーナが俺の腰に抱きついていた。
すやすやとよく眠っている。
天使みたいだ。
「やれやれ……。しょうがないなあ」
当然、ルーナにも個室があるのだが、どうやら戻ってきてしまったらしい。
昨日の夜は、自分1人で寝ると騒いでいたのだが、結局俺という抱き枕が恋しかったようだ。
「まだまだ甘えん坊だな、ルーナは」
ぷにぷにした頬をつついてやる。
すると、その指をルーナは掴んだ。
大口を開けて――。
がぶりっ!!
「痛ッ!!」
慌てて指を引っ込めようとするが、ルーナはなかなか離そうとしない。
そのままペロペロと俺の指を舐め始めた。
凄い幸せそうな顔で、笑みを浮かべている。
よっぽど美味しいものを夢の中で食べているに違いない。
「どうしました、ご主人様!」
突然、ドアが開く。
現れたのは、紺色のワンピースに白いエプロンを着た少女だった。
ティレルである。
すでに起床し、朝食の支度をしていたのだろう。
パンの匂いがふんわりと私室の入口から漂っていた。
早速、家事をしてくれているらしい。
「おはよう、ティレル」
「おはようございます。大丈夫ですか、ご主人様。大声が聞こえましたけど」
「うん。ちょっとね。ルーナが――」
「ルーナ……」
ティレルの視線が、俺の横で寝ているルーナに向く。
途端、カタカタと震え始めた。
顔を青くしながら、そっと俺の方を向ける。
「そ、そそそそそうですか。ご主人様はその、そういう趣味で……」
「へ?」
「ひ、人の好みというのは、千差万別で……。その、大丈夫です。わ、私はその……ごごごご、ご主人の趣味には口出しを……」
「ま、待て、ティレル! お前、何か勘違いしているぞ」
「大丈夫です。大丈夫ですから」
「いやいや……。大丈夫じゃないのは、ティレルだから」
「わ、私はご主人様が、『幼女スキー』でも別に……」
「だから、幼女スキーってなんだよ」
とまあ、こんな一悶着ありつつ、俺たちは新生活の朝を迎えるのだった。
◆◇◆◇◆
「いってらっしゃい、リックお兄ちゃん」
「いってらっしゃいませ、ご主人様」
ルーナは手を振り、ティレルは頭を深々と下げた。
2人に見送られ、俺はギルドを目指す。
1人居候が増えたからな。
その分も稼がないと……。
それに家を提供してくれたネレムさんやギルドには悪いけど、いつかこの王都を出なきゃならない。
ルーナの両親を探すためだ。
そして、俺が元いた世界に戻るため、それができなくても記憶だけは取り戻しておきたい。
そのために俺はいつか魔王という存在に立ち向かわなければならない。
◆◇◆◇◆
ギルドに行くと、ネレムさんに改めて礼を言う。
新生活が楽しいと告げると、一緒に喜んでくれた。
「1人増えたから、もう少し上位の魔物を狩って稼ぎたいんだ。オススメはないかな?」
「ファイヤースライムも、ここら辺では十分上位ですけどね。いいでしょう。リックさんもクエストになれてきたようですし」
「頼むよ」
しばらくネレムさんは、ぺらぺらと資料を捲った。
1つ当たりを付け、俺に見せる。
「ギラードウルフという魔物です。特徴は素早い動きと、鋭い爪や牙の攻撃。火を吹くファイヤースライムよりは、与しやすいと思いますが、速さは要注意です」
素早い動きで攪乱してくるタイプの魔物か。
確かに厄介だな。
でも、今の俺なら問題ないだろう。
「わかりました。生息場所を教えて下さい」
「もう1つ注意事項があります。基本的に群れを好まない魔物ですが、時々群れを組む時があります。そうなったら、真っ先に逃げてください」
「え?」
「群れには必ず統率者がいます。しかし、ギラードウルフはとても矜恃の高い魔物です。基本的に誰かに付き従うことはありません。そんな魔物が力を認める相手……。統率者がどんな魔物かわかりますよね」
俺はごくりと息を呑んだ。
魔物が恐れる魔物。
つまり、かなりの実力を持った魔物ということだ。
「リックさんが強いのは知っていますが、くれぐれも気を付けて下さい」
ギラードウルフの目撃情報を聞き、俺はギルドを出た。
今までネレムさんのいうことに間違いはなかった。
そんな彼女がいうのだ。
おそらく危険なのだろう。
少し二の腕に寒気を感じながら、俺は生息域に足を伸ばした。
途中、何匹かファイヤースライムを倒し、王都近くの森へと進む。
そして案外、あっさりとギラードウルフを見つけてしまった。
逆立った針金のような毛。
体躯は虎よりも大きく、口からは曲刀のような歯を覗かせている。
四肢の先についた爪は鋭く、歩く姿はまさに森の王者にふさわしい。
いつも戦っているファイヤースライムよりも、遙かに手強そうに見えた。
(※ 後編へ続く)
ゴミ屋敷となっていた家は、ピカピカになっている。
壊れたところも修復され、気持ちの良い木の匂いを嗅いだ。
引っ越し作業もつつがなく終え、新生活が始まった。
俺とルーナ、ティレルの3人暮らしだが、家が狭いことはない。
個室も3人分あるし、十分広かった。
ベッドもふかふかだ。
『静かな狼』の硬いベッドも悪くはなかったが、1人でゆっくり眠るのも悪くない。
久しぶりに落ち着いた朝を迎えていた。
「むっ?」
半身を起こした瞬間、俺は妙なホールド感を感じる。
布団を上げると、ルーナが俺の腰に抱きついていた。
すやすやとよく眠っている。
天使みたいだ。
「やれやれ……。しょうがないなあ」
当然、ルーナにも個室があるのだが、どうやら戻ってきてしまったらしい。
昨日の夜は、自分1人で寝ると騒いでいたのだが、結局俺という抱き枕が恋しかったようだ。
「まだまだ甘えん坊だな、ルーナは」
ぷにぷにした頬をつついてやる。
すると、その指をルーナは掴んだ。
大口を開けて――。
がぶりっ!!
「痛ッ!!」
慌てて指を引っ込めようとするが、ルーナはなかなか離そうとしない。
そのままペロペロと俺の指を舐め始めた。
凄い幸せそうな顔で、笑みを浮かべている。
よっぽど美味しいものを夢の中で食べているに違いない。
「どうしました、ご主人様!」
突然、ドアが開く。
現れたのは、紺色のワンピースに白いエプロンを着た少女だった。
ティレルである。
すでに起床し、朝食の支度をしていたのだろう。
パンの匂いがふんわりと私室の入口から漂っていた。
早速、家事をしてくれているらしい。
「おはよう、ティレル」
「おはようございます。大丈夫ですか、ご主人様。大声が聞こえましたけど」
「うん。ちょっとね。ルーナが――」
「ルーナ……」
ティレルの視線が、俺の横で寝ているルーナに向く。
途端、カタカタと震え始めた。
顔を青くしながら、そっと俺の方を向ける。
「そ、そそそそそうですか。ご主人様はその、そういう趣味で……」
「へ?」
「ひ、人の好みというのは、千差万別で……。その、大丈夫です。わ、私はその……ごごごご、ご主人の趣味には口出しを……」
「ま、待て、ティレル! お前、何か勘違いしているぞ」
「大丈夫です。大丈夫ですから」
「いやいや……。大丈夫じゃないのは、ティレルだから」
「わ、私はご主人様が、『幼女スキー』でも別に……」
「だから、幼女スキーってなんだよ」
とまあ、こんな一悶着ありつつ、俺たちは新生活の朝を迎えるのだった。
◆◇◆◇◆
「いってらっしゃい、リックお兄ちゃん」
「いってらっしゃいませ、ご主人様」
ルーナは手を振り、ティレルは頭を深々と下げた。
2人に見送られ、俺はギルドを目指す。
1人居候が増えたからな。
その分も稼がないと……。
それに家を提供してくれたネレムさんやギルドには悪いけど、いつかこの王都を出なきゃならない。
ルーナの両親を探すためだ。
そして、俺が元いた世界に戻るため、それができなくても記憶だけは取り戻しておきたい。
そのために俺はいつか魔王という存在に立ち向かわなければならない。
◆◇◆◇◆
ギルドに行くと、ネレムさんに改めて礼を言う。
新生活が楽しいと告げると、一緒に喜んでくれた。
「1人増えたから、もう少し上位の魔物を狩って稼ぎたいんだ。オススメはないかな?」
「ファイヤースライムも、ここら辺では十分上位ですけどね。いいでしょう。リックさんもクエストになれてきたようですし」
「頼むよ」
しばらくネレムさんは、ぺらぺらと資料を捲った。
1つ当たりを付け、俺に見せる。
「ギラードウルフという魔物です。特徴は素早い動きと、鋭い爪や牙の攻撃。火を吹くファイヤースライムよりは、与しやすいと思いますが、速さは要注意です」
素早い動きで攪乱してくるタイプの魔物か。
確かに厄介だな。
でも、今の俺なら問題ないだろう。
「わかりました。生息場所を教えて下さい」
「もう1つ注意事項があります。基本的に群れを好まない魔物ですが、時々群れを組む時があります。そうなったら、真っ先に逃げてください」
「え?」
「群れには必ず統率者がいます。しかし、ギラードウルフはとても矜恃の高い魔物です。基本的に誰かに付き従うことはありません。そんな魔物が力を認める相手……。統率者がどんな魔物かわかりますよね」
俺はごくりと息を呑んだ。
魔物が恐れる魔物。
つまり、かなりの実力を持った魔物ということだ。
「リックさんが強いのは知っていますが、くれぐれも気を付けて下さい」
ギラードウルフの目撃情報を聞き、俺はギルドを出た。
今までネレムさんのいうことに間違いはなかった。
そんな彼女がいうのだ。
おそらく危険なのだろう。
少し二の腕に寒気を感じながら、俺は生息域に足を伸ばした。
途中、何匹かファイヤースライムを倒し、王都近くの森へと進む。
そして案外、あっさりとギラードウルフを見つけてしまった。
逆立った針金のような毛。
体躯は虎よりも大きく、口からは曲刀のような歯を覗かせている。
四肢の先についた爪は鋭く、歩く姿はまさに森の王者にふさわしい。
いつも戦っているファイヤースライムよりも、遙かに手強そうに見えた。
(※ 後編へ続く)
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