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2nd season 第一章

093 旧交もしくは一期一会(中編)

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~~~ 時は深夜まで遡る ~~~



「おらっ、しっかりしろフレッド様、おまえの部屋、どれだ?」
「うぷっ・・・その角の部屋だ」

ガチャ

「ほら、そこのソファーにでも座っとけ、今ポーション飲ませてやっから」
「かたじけない・・・」

ポーチから取り出したポーションをおもむろにあおると、ライザはアルフレッドの膝に跨った。

「なっ・・・んぐっ」

狼狽えるアルフレッドの頭を抱え込み、口移しにポーションを流し込む・・・ついでに美男子の口内をここぞとばかりに舌でまさぐる。

くちゅ くちゅ んちゅ ・・・ ふぅ

「どうだ?酔いは醒めたか?」
「あ、ああ・・・だが頭がくらくらする」
「ふふふ、おれっちもこういうのは久々だかんな?テンションあがるぜ」

アルフレッドの膝に跨ったまま、ライザはシャツを脱ぎ捨てる。
女にしてはやや骨太のカラダだが、あらわになった乳房からアルフレッドは目が離せない。

「なっ、何を?」
「ふふん、好きなだけ触っていいぞ?ほれ?ほれほれ?」

しかしアルフレッドは乗り気になれなかった。

「!?・・・同情・・・してるのか?私がその・・・モテないから」
「ばぁーか。おれっちがそんなタマに見えっか?イケメン童貞がスキだらけだから頂いちまおうってだけの話よ・・・ほれ、ここ触ってみ?おれっち、ヤる気まんまんだろ?」

アルフレッドの手を握り、自らの下着の中に招き入れる・・・くちゅ・・・

「女がその気だとこうなんだよ?フレッド様はどうだ?おれっちとヤんのは嫌か?」
「いやっ・・・そんな事は無い・・・だが・・・」
「うっし、拒否んなかったな?あとで嫌だったとか言うなよ?」
「だ、だがっ!我らはその・・・出会ったばかりで・・・」
「問答無用っ!」

狼狽える男の服ををアレヨアレヨという間に剥ぎ取ると、ライザも裸になってソファーに腰をおろす。

「よし、緊張してると楽しめね~からな?」
「うぉっ!」

アルフレッドを引き倒し、膝枕で上から乳を押し付ける。

「どうだ?これが女の乳だ、柔らけーだろぉ?」
「あ、ああ・・・これが女の肌か・・・四歳までは乳母がいたんだが・・・こんなに暖かいのは乳母以来だ・・・」
「まじで?母ちゃんどした?」
「母は・・・厳格な女性ひとなのだ・・・なんだ・・・涙が・・・すまん」
「そっかそっか・・・ほら、ちょっと吸ってみ?遠慮すんな?な?」

ちゅ ・・・ ちゅくっ ・・・ ちゅぱっ ちゅぱっ

「んぁ・・・そうだ、おれっちはだらしない女だからな?見栄なんか張んなくていいぜ?ずっぽり甘えちまいな」

左手でアルフレッドの頭を抱きかかえ、我が子のように愛撫する。
髪を撫ぜ、背をさすり、太ももに這わせ、屹立した肉棒をそっと握る。

んあっ

少女のように声を漏らすアルフレッドを、優しく、優しく溶かしてゆく。
鈴口から滲むカウパーをぬるぬると撫で付け、敏感な粘膜を包むように愛撫する。

びくっ ・・・ びくっ ・・・ んっ

「くっ、すまんっ、待ってくれ、もよおして来た、粗相してしまいそうだ・・・くっ」
「ん?フレッド様、もしかして、自分でシコった事も無いのか?」
「くぅっ・・・なん・・・まてっ・・・出てしまう・・・しばしっ・・・しばしっ・・・」
「やっべぇ・・・ゾクゾクしてきた。フレッド様な?それは射精だ。いいぞ、我慢すんな、初めての射精、見ててやるからおれっちの手の中にびゅるびゅるーって出しちゃえ?」

こすこす こすこす にゅるっ にゅるっ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「フレッド、気持いいか?ほらっ、イケっ!イケっ!」
「あっ あっ あっ んあっー」

びゅるるっ びゆるるっ びゅるびゅるー びゅっ びゆるるっ びるーっ びゅるっ

呆けたように口を半開きにし、ライザの手の平に射精し続けるアルフレッド。

グチュグチュグチュグチュ グチュグチュグチュグチュ

「んふっぅぅぅぅ ライザっ 待てっ ダメだ んーっ」
「どうだ、初めての射精は?気持ちよかったか?」
「はぁ はぁ はぁ はぁ なんだったんだ?アレは?皆、この感覚を知っているのか?」
「ああ、それがイクって事だ。マナーだからな?次からイク時はちゃんと相手に『イク』って教えんだぞ?」
「そ、そういうものか?」

「よしっ、じゃ次はいよいよ大人の階段のぼっちまうぞ?あっちな?ベッドな?」
「まっ、まってくれ、その・・・脚に・・・力が入らんのだ・・・」
「あー、そっかそっか・・・射精もはじめてなんだよな?そりゃすげぇ快感で気怠くなるわな・・・おれっちが襲っちまってもいいか?初めてはちゃんと自分からシたいとかあるか?」
「ふっ、ライザにはこれだけ無様を晒してしまった、今更見栄を張ることもあるまい、指南お願いするとしよう」

ソファーの上に仁王立ちとなって、座るアルフレッドの眼前に女の秘部を曝け出す。

「ほら、見てみろ、これが女のあなだ。フレッドのチンチン入れて欲しくて、になっちまってるだろ?」
「なんて淫らなんだ・・・触っても・・・よいか?」
「おう、優しくな?敏感なとこだかんな?」

ヌルッ・・・くちゅ・・・くちゅ

「乳首みたいに固くなってるとこあんだろ?それがクリトリスだ。そこをしゃぶられると、女は簡単にイッちまう」
「こうか?」

ちゅくっ ちゅー ちゅー ちゅー ちゅく ちゅく

「っんん っふ そうだ、舌でぐにぐにしてくれ そのまま、そのまま・・・・んんっ・・・イキそうだ・・・ほらお前に女がイカされるとこ、しっかり見とけっん・・・・いぎゅっ・・・・んんんんん」

男の髪をぐしゃぐしゃに掴み、ブルブルと尻を震わせながらライザが果てる。

「すっげー興奮した。どうだ?女の絶対見せちゃいけない顔、見ちゃったな?」
「ライザ・・・淫らで・・・美しかった・・・もう一回見せてくれっ」
「クリでイクと敏感になりすぎてあんまし出来ないからな?次はなかだ。女はなかなら何度でもイケるからな?」

膝立ちで跨って唇を重ねる。
ガチガチに勃起した肉棒に手を添え、自らのちつに招き入れる。

「見えるか?初めて女を犯すんだ。フレッドが初めて犯す女の顔、忘れちゃダメだかんな?」
「ああ、ライザ、君はなんて美しいんだ・・・」
「ほら、入れるぞ?・・・にゅるん・・・んぁっ・・・」
「ふぁぁぁっ・・・溶ける・・・暖かい・・・ライザのなか、あたたかい」

ギシッ ギシッ ギシッ ギシッ

「ほら、ここ?なかでコリコリして来てるのわかるか?ここが女の気持ち良い場所だ、気持ちいところをこすり合って、ちゃんと相手もイカせてやるんだぞ?」
「はぁ、はぁ、ライザ、だめだ、もう、イキそうだ」
「いいか?なかに出す前にちゃんと相手に確認するんだぞ?鬼草ひにんやく飲んでない女だと妊娠しちまうからな?それに、マナーだ」
「ラ、ライザ、よいか?中に出してもよいか?」 
「ああ、思いっきり出していいぞ、びゅるびゅる~って出していいぞ」

ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ ぐっちゅ

「うっ イクっ・・・・ドプッ ドプッ ドプッ ビュルーッ ビュッ」
「んくっ・・・・すげぇ出したな・・・・ポーション・・・・要らなそうだな、おぁっ」

ライザの尻を抱え上げてアルフレッドが上下を入れ替える。

「すまんライザっ、自分が抑えられんっ!」
「いいぜっ、おもいっきり犯してくれ・・・たまんねぇ」

パンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッパンッ いぎゅっ パンッパンッパンッ あっ パンッパンッ あっ 激しっ パンッパンッパンッパンッパンッ ライザっ! ライザっ! おうふっ・・・・びゅるるるるるるっ びゅるっ びゅるるるるっ びゅるーっ



~~~ そして翌朝 ~~~



「どうだ?女を知った感想は?」
「・・・ライザ殿・・・その、出会って一日だと言うのにこのような事を言うのはいささかか軽薄にも思えるが、こうも自分が抑えられないのは初めてだ。私の妻になってほしい。家の者が何を言おうと黙らせる。正式な妻になって欲しいっ!」
「・・・・・・・・・へっ?」

「私では嫌か?」
「いやいやいやいや、ちょっと待て?なんで?いきなり結婚?」
「いや、ライザ殿とて、出会って間が無いのを問答無用と!」
「いやいやいやいや違うから?ぜんぜん違うから?そもそもおれっちはロックハウス家の女で、主様ともヤリまくってるから!真面目に結婚とか考えちゃダメな女だからっ!」

「なっ!・・・そうであったか・・・カインにも詫びねばならぬな・・・だが、この想いは押し殺せない!ライザ殿っ!私が嫌いかっ?」
「いや、そのな?顔はちょー好みだけどな?結婚とか考えたこと無いしな?そもそも男とちゃんと付き合ったことなんて無いしな?」
「そうかっ!私が初めて付き合う男になるのかっ!」

「いやいやいやいや、そうじゃないからっ!なっ?冷静になれ?おれっちだぞ?こんなん嫁にしちゃダメだって」
「そんな事はないっ!私は昨夜やっとわかったのだ。私が女性に何を求め、なぜ軽薄にも令嬢に声をかけまくっていたのか、その全てがわかった!わたしは・・・女の優しさが欲しかったのだ・・・自分で子も育てぬ貴族の女などもはや興味は無い。そなたの、ライザの温もりこそが私の求めてきた全てだ!」
「うっ・・・・ちょっとグラっときたぞ・・・いかん。よし、とりあえずお互い冷静になろう、おれっちは一旦部屋に戻る、あとでな?おまえもちょっと冷静に考えてみそ?な?」
「わ、わかった。だが私の望みは変わらない!ライザこそじっくりと考えてみて欲しい」


~~~ そしてカインルームなう ~~~

「と、いうわけで、主様っ、なんとかしてくれっ!」
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