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2nd season 第一章
092 旧交もしくは一期一会(前編)
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万里の長城みたいな国境線を想像してたが、そんなものは無かった。
グラム王国と聖教国、互いの粗末な砦の間に、こじんまりと宿場町が存在している。
「ねぇ、これ、わざわざ通る必要あるの?」
「あー、なんか想像してたのと違うな・・・まっ、わざわざ密入国する必要も無いから、ちゃんと並んどくか」
っていうかコレ、エルダーサの城門の方がよほど立派だよな・・・お互いまったく攻め込まれるとは思って無いと。
違うか。
仮に敵対国だとして、そうなれば国境線なんてコロコロ変わる。
相手に取られるかもしれない砦を頑強にするなんて馬鹿な話だ。
一歩引いて、辺境伯の街あたりを鉄壁にしとくほうが賢いよな。
さすさす さすさす
「ユリア?首さするのやめなさい?変よ?」
「うっ・・・すみません奥様・・・ずっとしてたから、首輪がないと心もとなくて・・・」
うん、わざわざ『美人奴隷がここを通りました』とか印象づける必要は無いからな。
っていうか王国に反旗を翻した時点で、真面目に犯罪奴隷の首輪なんて付けとく意味が無いのに、ユリアはずっと外そうとしなかった。
「いい機会だからあの首輪もうやめなさい?新しい制服はハイネックだから首輪似合わないし、こいつのものだって印なら、お腹の奴隷紋が丸出しになるんだからいいでしょ?」
「ううっ、はいっ、がんばります」
うん、何を頑張るのかさっぱりわからないがユリアかわいいちょーかわいい。
「これは嬉しい。ユリア殿が遂に我が元においで下さったようだ。ハインツ、すぐにお迎えの準備を」
「えっ?」
「ご機嫌麗しゅう、ユリア殿・・・おや、従者君も健在だったようだ。こんにちわ、従者君」
すんごいの出たっ!
「あー、アルフレッド様?こんなところで何を?」
「ふっ、このアルフレッド・フォン・グラハム、騎士として王国防衛の任を仰せつかっているのだ。従者君こそこんなところで何を?」
「グラハム殿、少々お待ち下さい。お見受けすると旧知の間柄、されどいかに王国騎士とて、我が主殿を事もあろうに『従者』呼ばわりは捨て置けません、『ロックハウス猊下』と改め下さい」
「?・・・『猊下』・・・かい?」
「あー、アルフレッド様。俺も騎士になりまして、そのあと教皇にもなりまして、ついでにユリアも嫁の一人でして、そしてこっちが正妻のシリアですねー」
「シリア・ロックハウスよ?よろしくね?」
(イケメンっ!キタコレっ!)
(絵に描いたかのような王子様キャラかな?)
「・・・ハインツ、少し状況が飲み込めないのだが、ユリア殿を第二夫人に、シリア殿を正妻に迎えれば良いのだろうか?」
「いえ、フレッド様、まったくもって違います」
(残念王子?ねぇ?残念王子なの?)
「ふむ、立ち話もなんだ、あちらでゆっくりとお伺いしましょう・・・あっ、従・・・猊下君?も一緒にどうかな?」
「主殿?」
「あー、まっ、いいか。みんな、アルフレッド様とはギルドの合同演習で知り合った。思いの外いい人だから大丈夫だ」
俺達は関所をスルーしてアルフレッド様の屋敷へお邪魔した。
うん、とりあえず良かったのか?
「さぁ、遠慮なく寛いでくれたまえ、と言っても場所が場所ゆえ、たいしたおもてなしは出来ないがね?」
「しかし懐かしいですねー、確か前にお会いしたのは四年?三年?それくらい前なのに、お変わりないです」
「おぉ、ユリア殿。貴殿は以前にも増して美しい。猊下君は・・・ちょっと老けたかな?」
「あ、主殿・・・できればその、ちゃんと呼んでいただくようお話して頂ければ・・・」
「あー、アルフレッド様。家人が気に病みますゆえ、せめて騎士同士、『ロックハウス卿』と呼んでもらえます?」
「おお、そんな事も聞いた気がするぞ!ロックハウス卿・・・ロックハウス卿・・・ハインツ、覚えたな?」
「はい、フレッド様、ロックハウス猊下とお呼びになって下さい」
「何故だ?」
「「「・・・・」」」
「ハインツさん、『卿』で充分です。いいだろ?アベル?」
「はっ、ありがとうございます、グラハム様」
こうして会話にならない会話?をしばし楽しみ、アルフレッド様おすすめの食堂に繰り出した。
会話が会話にならないので酒が進む。
けっして嫌な空気では無いのだが、会話が疲れるので酒がまわる。
「そ、そうか・・・ユリア殿はもう嫁がれてしまったのだな・・・ロックハウス猊下、婚約者とは露知らず、これまでの非礼、お許しください」
アルフレッド様はアルコールが入ると、残念じゃ無くなる事が発覚した!
「いやいや、わかっていただければ・・・それにどうでしょう?お互い騎士同士、こんどこそ『カインとフレッド』で、友誼を結びませんか?いいだろ?アベル?」
「はっ!良いかと」
「そ、そうか、そうだな?よろしく頼むよカイン」
「ああ、フレッド、こちらこそ宜しく」
アルフレッド様が残念じゃ無くなったのとは逆に、俺は得体の知れない熱血野郎になっていた。
「それにしてもフレッドのギフト、『気配遮断(極)』は凶悪だったよなー、あのときまともに戦えたのって結局フレッドと俺達だけだろ?」
「ああ、カイン、君たちのコンビネーションも素晴らしかったよ」
「ねぇ、あんた?大丈夫?飲みすぎてない?」
「ははは、正妻殿!カインはまだまだ飲めるはず。家人の皆も無礼講、どんどんやるがいいぞ?」
「うっひょ~お許し出た~」
「こ、こらっ、ライザ?」
「ふははははっ!いいぞライザっ、好きなだけ飲んどけ~っ!」
「おやじぃ~~~っ!酒だっ!ありったけの酒をくれぇ~っ!」
そして世界は混沌としていくのだった・・・。
「あるでぃざまぁ~、わだじ、もっと活躍しだいでず~」
「いいかミラン?俺にはちゃーんと、わかってる。ミランはどんどん成長してるんだっ!毎日風呂を沸かすだろ?毎日ちょっとずつ速くなってる。このままどんどん速くなってくだろ?そうしたらいつか、薪が要らなくなる日が来るんだっ!」
「あるでぃざまぁ~、それ、うででぃくないでず~」
「どうしてなのだ?自分で言うのもなんだが、私はそれなりに容姿も良い。家柄も良い。なのに・・・なぜモテないんだ?」
「わはははっ!フラッド様、モテねぇのか?」
「ああ。紳士的にアプローチしているつもりなのだが、いまだ成功したことが無いのだ」
「うぉっ!もしかしてアレか?(ドーテーか?:小声)」
「うっ・・・恥ずかしながら、そうなのだ・・・くっ・・・」
「うはははははっ、主様!フラッド様はドーテーだってよ!おれっちが貰っちまってもいいかぁ~?」
「おう、貰ってやれ貰ってやれ。でも、無理矢理はだめだぞ?捕まっちゃうからなっ!」
「なっ!主殿!」
「いやほら、ライザは別に俺専用ってわけじゃないじゃん?でもアベルはだめだぞ?専用だからなっ?」
「そっ、そうか・・・専用か、専用だな?(デレッ」
「ユリアっ!ちょっとココ来なさい・・・・あんた・・・かわいいわね?いいわっ!とってもいい(モミモミモミモミ」
「おっ、奥様っ?ダメですっ!人が見てますぅ~!」
「いいのよっ!ロックハウス家は無法者よっ!」
チュンチュン チュンチュン
「知らない天井・・・ってアルフレッド様んちか・・・ぐっ・・・あったまいたー」
ベッドの中にはシリアとユリア。
むぎゅぅっとシリアに捕捉され、ユリアは窮屈そうにしている。
「シリア、シリア、あたまいたい・・・ヒールかけて~」
「あれだけ飲めばね?はい、ヒール!!!」
「ふぅ・・・生き返った・・・」
もぞもぞもとシリアの腕に割り込んでみる。
ユリアがいっそう窮屈そうに・・・
バタンッ!
突然乱暴にドアが開かれ、血相をかえたライザが飛び込んできた。
「きゃっ!」
「あ、主様っ!助けてくれっ!!!」
グラム王国と聖教国、互いの粗末な砦の間に、こじんまりと宿場町が存在している。
「ねぇ、これ、わざわざ通る必要あるの?」
「あー、なんか想像してたのと違うな・・・まっ、わざわざ密入国する必要も無いから、ちゃんと並んどくか」
っていうかコレ、エルダーサの城門の方がよほど立派だよな・・・お互いまったく攻め込まれるとは思って無いと。
違うか。
仮に敵対国だとして、そうなれば国境線なんてコロコロ変わる。
相手に取られるかもしれない砦を頑強にするなんて馬鹿な話だ。
一歩引いて、辺境伯の街あたりを鉄壁にしとくほうが賢いよな。
さすさす さすさす
「ユリア?首さするのやめなさい?変よ?」
「うっ・・・すみません奥様・・・ずっとしてたから、首輪がないと心もとなくて・・・」
うん、わざわざ『美人奴隷がここを通りました』とか印象づける必要は無いからな。
っていうか王国に反旗を翻した時点で、真面目に犯罪奴隷の首輪なんて付けとく意味が無いのに、ユリアはずっと外そうとしなかった。
「いい機会だからあの首輪もうやめなさい?新しい制服はハイネックだから首輪似合わないし、こいつのものだって印なら、お腹の奴隷紋が丸出しになるんだからいいでしょ?」
「ううっ、はいっ、がんばります」
うん、何を頑張るのかさっぱりわからないがユリアかわいいちょーかわいい。
「これは嬉しい。ユリア殿が遂に我が元においで下さったようだ。ハインツ、すぐにお迎えの準備を」
「えっ?」
「ご機嫌麗しゅう、ユリア殿・・・おや、従者君も健在だったようだ。こんにちわ、従者君」
すんごいの出たっ!
「あー、アルフレッド様?こんなところで何を?」
「ふっ、このアルフレッド・フォン・グラハム、騎士として王国防衛の任を仰せつかっているのだ。従者君こそこんなところで何を?」
「グラハム殿、少々お待ち下さい。お見受けすると旧知の間柄、されどいかに王国騎士とて、我が主殿を事もあろうに『従者』呼ばわりは捨て置けません、『ロックハウス猊下』と改め下さい」
「?・・・『猊下』・・・かい?」
「あー、アルフレッド様。俺も騎士になりまして、そのあと教皇にもなりまして、ついでにユリアも嫁の一人でして、そしてこっちが正妻のシリアですねー」
「シリア・ロックハウスよ?よろしくね?」
(イケメンっ!キタコレっ!)
(絵に描いたかのような王子様キャラかな?)
「・・・ハインツ、少し状況が飲み込めないのだが、ユリア殿を第二夫人に、シリア殿を正妻に迎えれば良いのだろうか?」
「いえ、フレッド様、まったくもって違います」
(残念王子?ねぇ?残念王子なの?)
「ふむ、立ち話もなんだ、あちらでゆっくりとお伺いしましょう・・・あっ、従・・・猊下君?も一緒にどうかな?」
「主殿?」
「あー、まっ、いいか。みんな、アルフレッド様とはギルドの合同演習で知り合った。思いの外いい人だから大丈夫だ」
俺達は関所をスルーしてアルフレッド様の屋敷へお邪魔した。
うん、とりあえず良かったのか?
「さぁ、遠慮なく寛いでくれたまえ、と言っても場所が場所ゆえ、たいしたおもてなしは出来ないがね?」
「しかし懐かしいですねー、確か前にお会いしたのは四年?三年?それくらい前なのに、お変わりないです」
「おぉ、ユリア殿。貴殿は以前にも増して美しい。猊下君は・・・ちょっと老けたかな?」
「あ、主殿・・・できればその、ちゃんと呼んでいただくようお話して頂ければ・・・」
「あー、アルフレッド様。家人が気に病みますゆえ、せめて騎士同士、『ロックハウス卿』と呼んでもらえます?」
「おお、そんな事も聞いた気がするぞ!ロックハウス卿・・・ロックハウス卿・・・ハインツ、覚えたな?」
「はい、フレッド様、ロックハウス猊下とお呼びになって下さい」
「何故だ?」
「「「・・・・」」」
「ハインツさん、『卿』で充分です。いいだろ?アベル?」
「はっ、ありがとうございます、グラハム様」
こうして会話にならない会話?をしばし楽しみ、アルフレッド様おすすめの食堂に繰り出した。
会話が会話にならないので酒が進む。
けっして嫌な空気では無いのだが、会話が疲れるので酒がまわる。
「そ、そうか・・・ユリア殿はもう嫁がれてしまったのだな・・・ロックハウス猊下、婚約者とは露知らず、これまでの非礼、お許しください」
アルフレッド様はアルコールが入ると、残念じゃ無くなる事が発覚した!
「いやいや、わかっていただければ・・・それにどうでしょう?お互い騎士同士、こんどこそ『カインとフレッド』で、友誼を結びませんか?いいだろ?アベル?」
「はっ!良いかと」
「そ、そうか、そうだな?よろしく頼むよカイン」
「ああ、フレッド、こちらこそ宜しく」
アルフレッド様が残念じゃ無くなったのとは逆に、俺は得体の知れない熱血野郎になっていた。
「それにしてもフレッドのギフト、『気配遮断(極)』は凶悪だったよなー、あのときまともに戦えたのって結局フレッドと俺達だけだろ?」
「ああ、カイン、君たちのコンビネーションも素晴らしかったよ」
「ねぇ、あんた?大丈夫?飲みすぎてない?」
「ははは、正妻殿!カインはまだまだ飲めるはず。家人の皆も無礼講、どんどんやるがいいぞ?」
「うっひょ~お許し出た~」
「こ、こらっ、ライザ?」
「ふははははっ!いいぞライザっ、好きなだけ飲んどけ~っ!」
「おやじぃ~~~っ!酒だっ!ありったけの酒をくれぇ~っ!」
そして世界は混沌としていくのだった・・・。
「あるでぃざまぁ~、わだじ、もっと活躍しだいでず~」
「いいかミラン?俺にはちゃーんと、わかってる。ミランはどんどん成長してるんだっ!毎日風呂を沸かすだろ?毎日ちょっとずつ速くなってる。このままどんどん速くなってくだろ?そうしたらいつか、薪が要らなくなる日が来るんだっ!」
「あるでぃざまぁ~、それ、うででぃくないでず~」
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「うぉっ!もしかしてアレか?(ドーテーか?:小声)」
「うっ・・・恥ずかしながら、そうなのだ・・・くっ・・・」
「うはははははっ、主様!フラッド様はドーテーだってよ!おれっちが貰っちまってもいいかぁ~?」
「おう、貰ってやれ貰ってやれ。でも、無理矢理はだめだぞ?捕まっちゃうからなっ!」
「なっ!主殿!」
「いやほら、ライザは別に俺専用ってわけじゃないじゃん?でもアベルはだめだぞ?専用だからなっ?」
「そっ、そうか・・・専用か、専用だな?(デレッ」
「ユリアっ!ちょっとココ来なさい・・・・あんた・・・かわいいわね?いいわっ!とってもいい(モミモミモミモミ」
「おっ、奥様っ?ダメですっ!人が見てますぅ~!」
「いいのよっ!ロックハウス家は無法者よっ!」
チュンチュン チュンチュン
「知らない天井・・・ってアルフレッド様んちか・・・ぐっ・・・あったまいたー」
ベッドの中にはシリアとユリア。
むぎゅぅっとシリアに捕捉され、ユリアは窮屈そうにしている。
「シリア、シリア、あたまいたい・・・ヒールかけて~」
「あれだけ飲めばね?はい、ヒール!!!」
「ふぅ・・・生き返った・・・」
もぞもぞもとシリアの腕に割り込んでみる。
ユリアがいっそう窮屈そうに・・・
バタンッ!
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