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1st season 第一章
018 試練の洞窟
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洞窟まで徒歩で二日と聞いていたけれど、俺は眠らないので1日半で着いた。
ビッグボアが居たので追いかけて殺した。
レジーがユリアに跨って尻をふるので後ろから頭を叩き割った。
テッドの汚い手がユリアを押さえつけるので真横から斧で切り落とした。
それ以外の時間はユリアと過ごした。
カエルのように脚を開き、ぱっくりと両手で広げて穴の中を見せてくれた。
その孔にペニスを差し込むと「きもちいい」と言ってくれた。
奥に溜まっている他の男のザーメンを押し出すために、何度も何度も射精した。
その度にユリアは「しあわせ」と言って抱きついてきた。
でも、少し目を離すとすぐにレジーとセックスし始める。
仕方が無いからまたレジーを殺す。
殺している間にテッドのペニスを舐め始める。
テッドを殺したら今度はビッグボアにまで犯されてる。
もう何度殺してもキリがない。
もうユリアを殺してしまうしか無い。
でもユリアを殺したらユリアを犯せない。
困った・・・困っている間にまたレジーが・・・
洞窟はすぐに見つかった。
躊躇すること無く一歩踏み出すと、そこは天国だった。
最初の一歩、なにかで頭を叩き割られた。
次の一歩、心臓に何かが突き刺さった。
更に一歩、奥歯をバキリとへし折られた。
一歩、一歩、一歩。
ここは凄い、だってユリアが居ないんだ。
ただ、ただ痛い。
痛いから何も考えなくていい。
こんなに安らかなのはあの日以来だ。
腸を引きずり出される痛みが僕を癒やしてくれる。
目をくり抜かれる痛みが沈黙の和らぎを与えてくれる。
最高の場所だ。
天国に辿り着けた幸いを神様に感謝していると、唐突に福音を取り上げられた。
ダメだっ!
またユリアが出てくる!
でも、ユリアは出てこなかった。
「へぇー、ギフト持ちじゃないのに入れたんだ?えっ、しかも転生者!?まさか?そんな?」
男が出てきた。誰だ?こいつも殺せばいい?
「んー、なんだか大変な事になっちゃってるねー。これ、まずいよねー。」
灰色の、見たことの無い衣装を着た若い男だ。
この男を見ているとユリアが出てこない。なぜだ?
「うん、とりあえず、記憶を解こう。フラグはまだ残ってるから、ギフト授与のClassでそのままいけるかな?うん、行けそう。ちょっとドバーってくるけど気にしないでね?」
刹那、頭の中に見たことも無い景色がなだれ込んでくる。
男と同じような服を着た人間が無数に見える。
女たちの着る服も・・・いや違う、俺はコレを知っている。
その世界を知っている。
岸田和夫32歳。
過労死したプログラマーだ!
「うん、ダイジョブそうだね。それでは改めてはじめまして、この世界で保安全般を担当しているホルジスと言います」
「えっ、守護神様ですかっ!?」
ホルジスはこの世界を守る守護の神として、他の神々と同じく人々の信仰を集めている。
「あー、そういう呼ばれ方もしているね。そして先ずは謝罪をさせて欲しい・・・この度の不手際、本当に申し訳ない。担当者に代わって深くお詫びします。」
「え、と、記憶とギフトの件ですか?」
「本来ならば、七歳のギフト付与のタイミングで、前世記憶の封印も解除される流れなのだけれど、そのギフトの方がセキュリティポリシーに保留されて、担当者がマニュアルで適当なのを載っけてしまったログが残っている」
「それが・・・練度効果(中)」
「そう、さらに悪い事に、手作業で処理したせいで、その後の記憶解除のフローに入らず、そのままジョブをクローズしてしまったようなんだ」
「あり得る話だと思います。アイテムボックスはこの世界で禁忌にあたっちゃうんですか?」
「複雑な事情があるんだ。少し長くなるけど、500年と少し前に、この世界に魔王が出現したんだ」
「魔王・・・ですか?」
「そのあたりの事を聞いていないといことは、事後調査に送られたわけではなさそうだね。当時の王家は伝承に従い、異世界から勇者と聖女を召喚したんだ。若くて素直な恋人同士だったよ。手順に従ってあちらの世界の担当者が強力なギフトを授けてこちらの世界へと送り出した。彼らは召喚だから、カインさんの転生とは少し違うね」
「なるほど」
「そして勇者と聖女は無事魔王を倒したんだけど、その圧倒的な武力と聖女の人気から、王宮の派閥争いが激化してね、最終的に殺されてしまったんだ・・・割と酷い感じで」
「えっ、魔王を倒す程強い勇者が負けたんですか!?」
「貴族はえげつないからね。聖女を人質に勇者の四肢を切り落とし、勇者の目の前で散々聖女を犯した上で、最終的に殺した」
「・・・」
「因みにその現場がココ。人智を超えた強者の怨念が激痛の呪いとなり、聖女から流れ出た血が植生に影響を与えてる。かなり不安定な場だから、侵入者があればウチにアラートが入るんだ。話を戻すよ」
「はい」
「勇者と聖女が惨殺されて、先方の担当者は激怒した。こちらの管理体制が徹底的に糾弾され、いくつかの対応が成されたんだけど、その一環として召喚魔法の系統である『時空系のギフト』は全面自粛する事になったんだ。先方にも他の実施内容と共に伝えてあったんだけど、何故かその時空系のギフトがカインさんに予約されてきた。その辺りの事ってなんか聞いてないかな?」
「いえ、特には・・・転生が決まったのも、最近そういう信仰が増えてるから、神界としてもなんらかの対応を行った実績が必要で、俺は偶然選ばれたそうで・・・ギフトはリストにあるものなら、なんでも一つ選んでいいとしか」
「そうですか・・・申し送り、通って無いのかな?因みにアイテムボックスを選んだのは何故?」
「向こうでは会社と家の往復。どちらかというとほぼ会社で暮らしてるようなものだっから、こちらではのんびりと世界を旅するような生涯を送りたいなと思って、でも、盗難保険とか無さそうだし、どれだけ強くても、戦いが終わって荷物一式置き引きに持ってかれてたら飢え死に一直線じゃないですか?」
「なるほど・・・ある意味合理的だね。」
「こちらからも質問良いですか?」
「ああ、勿論」
「まず俺、結構ひどい状態だったと思うんですけど、なんでこんなに平常心保ててるんですか?」
「記憶の封印解除を実行する為に、一度カインさんの中で走ってるプロセスを強制終了させた事と、前世記憶が開放された事で、カインさんの思考が大幅に変化したからだと思うよ」
「カインが岸田に上書きされたって事ですか?」
「それは逆かな。確かに記憶、経験が人格を形成してはいるのだけれど、その主体は脳の初期形成で築かれるシナプス網、ハードウェアに依る所が大きい。魂に保存されてた岸田さんの記憶にアクセスできるようになったとは言え、その記憶を得た際に、岸田さんの脳に刻まれたシワはカインさんの脳には刻まれていない。それでも成熟した岸田さんの考え方にリアルタイムでアクセスしている分、盲目的思考には陥り難くなってるはず」
「なるほど、便利ですね」
「そう、だからこそカインさんには申し訳なく思う。本来であれば七歳からその性能で活動できたものを、こちらのミスで九年も無駄にさせてしまった。謝っても謝り切れない」
「そうですね。ただそれを考えるとまた前の状態にはまってしまいそうなので・・・もう一つ、やはりアイテムボックスはダメですか?」
「いや、そこはむしろあちらの管理担当が決めたものを、こちらでひっくり返すわけにはいかない。先ほどの記憶解除の際に付与させて貰っている。」
「(ステータス)ほんとだ、ダブルホルダーになってます」
「そしてこの九年間の補塡に関して・・・申し訳なくは思うのだが、あまり派手な事は難しいと思う。上と相談して何かしら手配させて貰うので、都合のつく時に王都の神殿まで御足労願いたい」
「いえ、ホルジス様にそこまでして頂くわけには」
「いや、そこは是非に!我々に誠意を見せるチャンスを頂きたい」
「えーと、そこまで言っていただけるのであれば、いずれ」
「ありがとう、では早速戻って上に報告させて貰うよ」
平静を取り戻した俺では、歩いて外へ出るまでに狂い死にしかねないという事で、ホルジス様が転移で送り出してくれた。
危うく白月草を摘み忘れる所だった。
ビッグボアが居たので追いかけて殺した。
レジーがユリアに跨って尻をふるので後ろから頭を叩き割った。
テッドの汚い手がユリアを押さえつけるので真横から斧で切り落とした。
それ以外の時間はユリアと過ごした。
カエルのように脚を開き、ぱっくりと両手で広げて穴の中を見せてくれた。
その孔にペニスを差し込むと「きもちいい」と言ってくれた。
奥に溜まっている他の男のザーメンを押し出すために、何度も何度も射精した。
その度にユリアは「しあわせ」と言って抱きついてきた。
でも、少し目を離すとすぐにレジーとセックスし始める。
仕方が無いからまたレジーを殺す。
殺している間にテッドのペニスを舐め始める。
テッドを殺したら今度はビッグボアにまで犯されてる。
もう何度殺してもキリがない。
もうユリアを殺してしまうしか無い。
でもユリアを殺したらユリアを犯せない。
困った・・・困っている間にまたレジーが・・・
洞窟はすぐに見つかった。
躊躇すること無く一歩踏み出すと、そこは天国だった。
最初の一歩、なにかで頭を叩き割られた。
次の一歩、心臓に何かが突き刺さった。
更に一歩、奥歯をバキリとへし折られた。
一歩、一歩、一歩。
ここは凄い、だってユリアが居ないんだ。
ただ、ただ痛い。
痛いから何も考えなくていい。
こんなに安らかなのはあの日以来だ。
腸を引きずり出される痛みが僕を癒やしてくれる。
目をくり抜かれる痛みが沈黙の和らぎを与えてくれる。
最高の場所だ。
天国に辿り着けた幸いを神様に感謝していると、唐突に福音を取り上げられた。
ダメだっ!
またユリアが出てくる!
でも、ユリアは出てこなかった。
「へぇー、ギフト持ちじゃないのに入れたんだ?えっ、しかも転生者!?まさか?そんな?」
男が出てきた。誰だ?こいつも殺せばいい?
「んー、なんだか大変な事になっちゃってるねー。これ、まずいよねー。」
灰色の、見たことの無い衣装を着た若い男だ。
この男を見ているとユリアが出てこない。なぜだ?
「うん、とりあえず、記憶を解こう。フラグはまだ残ってるから、ギフト授与のClassでそのままいけるかな?うん、行けそう。ちょっとドバーってくるけど気にしないでね?」
刹那、頭の中に見たことも無い景色がなだれ込んでくる。
男と同じような服を着た人間が無数に見える。
女たちの着る服も・・・いや違う、俺はコレを知っている。
その世界を知っている。
岸田和夫32歳。
過労死したプログラマーだ!
「うん、ダイジョブそうだね。それでは改めてはじめまして、この世界で保安全般を担当しているホルジスと言います」
「えっ、守護神様ですかっ!?」
ホルジスはこの世界を守る守護の神として、他の神々と同じく人々の信仰を集めている。
「あー、そういう呼ばれ方もしているね。そして先ずは謝罪をさせて欲しい・・・この度の不手際、本当に申し訳ない。担当者に代わって深くお詫びします。」
「え、と、記憶とギフトの件ですか?」
「本来ならば、七歳のギフト付与のタイミングで、前世記憶の封印も解除される流れなのだけれど、そのギフトの方がセキュリティポリシーに保留されて、担当者がマニュアルで適当なのを載っけてしまったログが残っている」
「それが・・・練度効果(中)」
「そう、さらに悪い事に、手作業で処理したせいで、その後の記憶解除のフローに入らず、そのままジョブをクローズしてしまったようなんだ」
「あり得る話だと思います。アイテムボックスはこの世界で禁忌にあたっちゃうんですか?」
「複雑な事情があるんだ。少し長くなるけど、500年と少し前に、この世界に魔王が出現したんだ」
「魔王・・・ですか?」
「そのあたりの事を聞いていないといことは、事後調査に送られたわけではなさそうだね。当時の王家は伝承に従い、異世界から勇者と聖女を召喚したんだ。若くて素直な恋人同士だったよ。手順に従ってあちらの世界の担当者が強力なギフトを授けてこちらの世界へと送り出した。彼らは召喚だから、カインさんの転生とは少し違うね」
「なるほど」
「そして勇者と聖女は無事魔王を倒したんだけど、その圧倒的な武力と聖女の人気から、王宮の派閥争いが激化してね、最終的に殺されてしまったんだ・・・割と酷い感じで」
「えっ、魔王を倒す程強い勇者が負けたんですか!?」
「貴族はえげつないからね。聖女を人質に勇者の四肢を切り落とし、勇者の目の前で散々聖女を犯した上で、最終的に殺した」
「・・・」
「因みにその現場がココ。人智を超えた強者の怨念が激痛の呪いとなり、聖女から流れ出た血が植生に影響を与えてる。かなり不安定な場だから、侵入者があればウチにアラートが入るんだ。話を戻すよ」
「はい」
「勇者と聖女が惨殺されて、先方の担当者は激怒した。こちらの管理体制が徹底的に糾弾され、いくつかの対応が成されたんだけど、その一環として召喚魔法の系統である『時空系のギフト』は全面自粛する事になったんだ。先方にも他の実施内容と共に伝えてあったんだけど、何故かその時空系のギフトがカインさんに予約されてきた。その辺りの事ってなんか聞いてないかな?」
「いえ、特には・・・転生が決まったのも、最近そういう信仰が増えてるから、神界としてもなんらかの対応を行った実績が必要で、俺は偶然選ばれたそうで・・・ギフトはリストにあるものなら、なんでも一つ選んでいいとしか」
「そうですか・・・申し送り、通って無いのかな?因みにアイテムボックスを選んだのは何故?」
「向こうでは会社と家の往復。どちらかというとほぼ会社で暮らしてるようなものだっから、こちらではのんびりと世界を旅するような生涯を送りたいなと思って、でも、盗難保険とか無さそうだし、どれだけ強くても、戦いが終わって荷物一式置き引きに持ってかれてたら飢え死に一直線じゃないですか?」
「なるほど・・・ある意味合理的だね。」
「こちらからも質問良いですか?」
「ああ、勿論」
「まず俺、結構ひどい状態だったと思うんですけど、なんでこんなに平常心保ててるんですか?」
「記憶の封印解除を実行する為に、一度カインさんの中で走ってるプロセスを強制終了させた事と、前世記憶が開放された事で、カインさんの思考が大幅に変化したからだと思うよ」
「カインが岸田に上書きされたって事ですか?」
「それは逆かな。確かに記憶、経験が人格を形成してはいるのだけれど、その主体は脳の初期形成で築かれるシナプス網、ハードウェアに依る所が大きい。魂に保存されてた岸田さんの記憶にアクセスできるようになったとは言え、その記憶を得た際に、岸田さんの脳に刻まれたシワはカインさんの脳には刻まれていない。それでも成熟した岸田さんの考え方にリアルタイムでアクセスしている分、盲目的思考には陥り難くなってるはず」
「なるほど、便利ですね」
「そう、だからこそカインさんには申し訳なく思う。本来であれば七歳からその性能で活動できたものを、こちらのミスで九年も無駄にさせてしまった。謝っても謝り切れない」
「そうですね。ただそれを考えるとまた前の状態にはまってしまいそうなので・・・もう一つ、やはりアイテムボックスはダメですか?」
「いや、そこはむしろあちらの管理担当が決めたものを、こちらでひっくり返すわけにはいかない。先ほどの記憶解除の際に付与させて貰っている。」
「(ステータス)ほんとだ、ダブルホルダーになってます」
「そしてこの九年間の補塡に関して・・・申し訳なくは思うのだが、あまり派手な事は難しいと思う。上と相談して何かしら手配させて貰うので、都合のつく時に王都の神殿まで御足労願いたい」
「いえ、ホルジス様にそこまでして頂くわけには」
「いや、そこは是非に!我々に誠意を見せるチャンスを頂きたい」
「えーと、そこまで言っていただけるのであれば、いずれ」
「ありがとう、では早速戻って上に報告させて貰うよ」
平静を取り戻した俺では、歩いて外へ出るまでに狂い死にしかねないという事で、ホルジス様が転移で送り出してくれた。
危うく白月草を摘み忘れる所だった。
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