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巨蟹宮のマークと、双子のような僕達
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「花ちゃんエロ過ぎ。クチュクチュペチャペチャって音がしてるよ」
「ああん♡ だって太ちゃんのもお汁が出てるんだもぉん♡」
「僕のお汁、美味しい?」
「んんぅ……ぃしぃ♡」
「こっちも美味しいヤツいっぱい出させてあげる♡」
僕の体液を美味しいと答えた彼女のエロさに欲情して、僕は指の愛撫を膣口にも施してあげた。
「ああああ!! はげしっ!!!!」
左手親指で花芯をクリクリと回すように撫で、蜜壺には人差し指と中指を差し込んで性感帯への刺激を試みる。
「激しくてもやめたらダメだよ。僕も一緒にイきたいから」
「んんっうぅ♡ ……っきゅうううんんんん♡♡」
「一緒にイこう?」
「んん♡♡」
淫猥な水音を響かせるくらい快感を得て身体をビクつかせているのに、彼女の舌遣いは負けじと激しく熱烈だ。
「あ……イきそう」
僕はたまらず腰を動かし彼女の口内をグチュグチュと犯した。
その行為は彼女に無理をさせてはしないかと不安にかられるけれど、口内の感覚が膣内のそれとイメージが重なって同じくらい快感を生んで相殺してしまう。
「イくっ」
「!!!!」
久しぶりに解き放った精は彼女の絶頂とタイミングがピッタリと合い……
「んっ……んんっ」
「んふぅ……んっ、ん……」
互いに性器から噴射されたものを同じく互いにゴクゴクと喉を鳴らしていると、本物の双子にでもなったような気がした。
「はあっ……はあっ……はあっ」
「んはぁ……はあぁ……っはぁ」
(気持ち良い……)
吐精したら興奮が落ち着いていくのが普通なのに、落ち着くどころか内側から熱がフツフツと沸き上がっていて上昇し続けている。
「あっつぅ……」
女の蜜に塗れた口元や頬を腕で拭っても、腕から滲み出た汗が蜜の上書きをするだけだ。
額からもダラダラと汗が出てきて、それもまた蜜を洗い流していく。
(エアコン下げてるのに……めちゃくちゃ熱いし、めちゃくちゃ気持ちいい……)
彼女の身体に重なるよう位置を変えて、汗まみれの顔で彼女にキスをした。
「んふぅ」
「汗まみれの僕、汚い? 嫌い?」
軽いキスの後でそう訊いてみたら、彼女は笑って首を横に振る。
「私も汗いっぱいだもん。このままいっぱい汗かいてもっともっと太ちゃんと重なり合いたいな」
「そうだね、僕も重なりたいよ……もっともっと」
僕達は願望そのままを口にして、また互いの唇を吸い口内へと舌を差し込んだ。
「太ちゃんの口、エッチな味がする」
「花ちゃんの口の中も同じだよ」
「これって、自分の味だよね?」
「……そうだね」
長いキスの後も、そうやって笑いながらの会話をして、また微笑み合って。
その表情から花ちゃんの欲情がまだ高まっているのを察せたし、花ちゃんもきっと僕の熱が冷めやらない事に気付いた筈だ。
「挿れていい?」
「もう出来ちゃうの?」
「花ちゃんのナカはやわやわのトロトロで、すぐに挿れてほしそうだよ?」
「やぁん♡」
「それ、恥ずかしがってるつもり? めちゃくちゃエロい顔してるよ」
甘い声も、エッチな表情も、吸い付くようなしっとりとした肌も、僕の口に残る味も……勿論部屋に充満している香りも。
五感の全てが指のようなものになり、半分萎えたモノをまた起立させていく様子を僕は脳内でイメージする。
「ドキドキする」
ピンク色の薄膜に包まれたモノに、彼女の指がチョンと可愛らしく触れる。
「花ちゃんもドキドキしてくれるんだね、嬉しいな」
僕は「嬉しい」という感情を「恋人繋ぎ」の方法で示し、微笑んでみせた。
「ん……」
繋いだ指は熱いけれど、微弱に震えている。
「……」
「……」
(覚悟が足りないのかな……)
花ちゃんが震える理由は理解出来る。けれど、先に惚れた僕が震えるのは恥だと思う。
「はな」
「あのね」
僕が彼女の名前を呼ぼうとした瞬間、掻き消されて
「たいち……って、呼んでいい?」
「えっ?」
代わりに彼女の方から確認してきた。
「ワンコのタイチじゃなくて……ちゃんとした、名前の方の……太地」
彼女の指から震えが止まり、グッと繋ぐ力を強める。
「タイチじゃなくて、太地……?」
「うん、タイチでも太ちゃんでもなくて……太地と、私は重なり合いたいし繋がり合いたいし溶け合いたいの」
「……」
彼女は僕の心を見透かしていた。
「だから太地も、私を花って呼んで。
花ちゃんより私は、太地にとっての花でありたいから」
双子のように察して、僕の足りない覚悟を補おうとしてくれていた。
「花……」
タイチと花ちゃんで戯れていた時、一瞬だけ僕は彼女を「花」と呼ぼうとした事がある。
あの時はなんとなく「烏滸がましい」みたいな思いがあって「花と呼び捨てたのは気のせいだ」というフリをして自分の願望ごとスルーしようとした。
「太地」
彼女はハッキリとした声で、名前を呼ぶ。
「ああん♡ だって太ちゃんのもお汁が出てるんだもぉん♡」
「僕のお汁、美味しい?」
「んんぅ……ぃしぃ♡」
「こっちも美味しいヤツいっぱい出させてあげる♡」
僕の体液を美味しいと答えた彼女のエロさに欲情して、僕は指の愛撫を膣口にも施してあげた。
「ああああ!! はげしっ!!!!」
左手親指で花芯をクリクリと回すように撫で、蜜壺には人差し指と中指を差し込んで性感帯への刺激を試みる。
「激しくてもやめたらダメだよ。僕も一緒にイきたいから」
「んんっうぅ♡ ……っきゅうううんんんん♡♡」
「一緒にイこう?」
「んん♡♡」
淫猥な水音を響かせるくらい快感を得て身体をビクつかせているのに、彼女の舌遣いは負けじと激しく熱烈だ。
「あ……イきそう」
僕はたまらず腰を動かし彼女の口内をグチュグチュと犯した。
その行為は彼女に無理をさせてはしないかと不安にかられるけれど、口内の感覚が膣内のそれとイメージが重なって同じくらい快感を生んで相殺してしまう。
「イくっ」
「!!!!」
久しぶりに解き放った精は彼女の絶頂とタイミングがピッタリと合い……
「んっ……んんっ」
「んふぅ……んっ、ん……」
互いに性器から噴射されたものを同じく互いにゴクゴクと喉を鳴らしていると、本物の双子にでもなったような気がした。
「はあっ……はあっ……はあっ」
「んはぁ……はあぁ……っはぁ」
(気持ち良い……)
吐精したら興奮が落ち着いていくのが普通なのに、落ち着くどころか内側から熱がフツフツと沸き上がっていて上昇し続けている。
「あっつぅ……」
女の蜜に塗れた口元や頬を腕で拭っても、腕から滲み出た汗が蜜の上書きをするだけだ。
額からもダラダラと汗が出てきて、それもまた蜜を洗い流していく。
(エアコン下げてるのに……めちゃくちゃ熱いし、めちゃくちゃ気持ちいい……)
彼女の身体に重なるよう位置を変えて、汗まみれの顔で彼女にキスをした。
「んふぅ」
「汗まみれの僕、汚い? 嫌い?」
軽いキスの後でそう訊いてみたら、彼女は笑って首を横に振る。
「私も汗いっぱいだもん。このままいっぱい汗かいてもっともっと太ちゃんと重なり合いたいな」
「そうだね、僕も重なりたいよ……もっともっと」
僕達は願望そのままを口にして、また互いの唇を吸い口内へと舌を差し込んだ。
「太ちゃんの口、エッチな味がする」
「花ちゃんの口の中も同じだよ」
「これって、自分の味だよね?」
「……そうだね」
長いキスの後も、そうやって笑いながらの会話をして、また微笑み合って。
その表情から花ちゃんの欲情がまだ高まっているのを察せたし、花ちゃんもきっと僕の熱が冷めやらない事に気付いた筈だ。
「挿れていい?」
「もう出来ちゃうの?」
「花ちゃんのナカはやわやわのトロトロで、すぐに挿れてほしそうだよ?」
「やぁん♡」
「それ、恥ずかしがってるつもり? めちゃくちゃエロい顔してるよ」
甘い声も、エッチな表情も、吸い付くようなしっとりとした肌も、僕の口に残る味も……勿論部屋に充満している香りも。
五感の全てが指のようなものになり、半分萎えたモノをまた起立させていく様子を僕は脳内でイメージする。
「ドキドキする」
ピンク色の薄膜に包まれたモノに、彼女の指がチョンと可愛らしく触れる。
「花ちゃんもドキドキしてくれるんだね、嬉しいな」
僕は「嬉しい」という感情を「恋人繋ぎ」の方法で示し、微笑んでみせた。
「ん……」
繋いだ指は熱いけれど、微弱に震えている。
「……」
「……」
(覚悟が足りないのかな……)
花ちゃんが震える理由は理解出来る。けれど、先に惚れた僕が震えるのは恥だと思う。
「はな」
「あのね」
僕が彼女の名前を呼ぼうとした瞬間、掻き消されて
「たいち……って、呼んでいい?」
「えっ?」
代わりに彼女の方から確認してきた。
「ワンコのタイチじゃなくて……ちゃんとした、名前の方の……太地」
彼女の指から震えが止まり、グッと繋ぐ力を強める。
「タイチじゃなくて、太地……?」
「うん、タイチでも太ちゃんでもなくて……太地と、私は重なり合いたいし繋がり合いたいし溶け合いたいの」
「……」
彼女は僕の心を見透かしていた。
「だから太地も、私を花って呼んで。
花ちゃんより私は、太地にとっての花でありたいから」
双子のように察して、僕の足りない覚悟を補おうとしてくれていた。
「花……」
タイチと花ちゃんで戯れていた時、一瞬だけ僕は彼女を「花」と呼ぼうとした事がある。
あの時はなんとなく「烏滸がましい」みたいな思いがあって「花と呼び捨てたのは気のせいだ」というフリをして自分の願望ごとスルーしようとした。
「太地」
彼女はハッキリとした声で、名前を呼ぶ。
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