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【番外編】包み隠さず
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「あーちゃん遅かったけどどうしたの?」
寝室の中に居たりょーくんはちょうど間接照明のスイッチをいじっていた最中で丁度背を向けていた。
「ごめん、遅くなって」
声に合わせて裸眼のりょーくんが私の方を向き、間接照明でぼやっと明るくなった中現れた私の姿を目の当たりにする。
「…………」
りょーくんはしばらく私の姿を見つめ……
「えっと……めがねめがね」
と呟き、チェストに置いていた眼鏡を手に取りだす。
「やだぁ~しっかり見られたら恥ずかしいよぉ」
りょーくんの行動に恥ずかしくなって後ずさりしたら
「恥ずかしがらなくていいから!」
私を追いかけるように身体を前に乗り出して私の肩を掴む。
「ひゃぁ」
急に触れられて声をあげる私の身体をそのままグッと引き寄せ
「すごく可愛いから、よく見せて♡」
そう、耳元で彼は囁く。
「色はピンクかな?可愛いベビードールだね」
「うん……」
私はマットレスの上で膝立ちにさせられ、ひとつひとつ確かめるようにりょーくんの指が触れていく。
「本当なら明るいところでじっくり楽しみたいところなんだけど。あーちゃん、明るくしちゃダメ?」
眼鏡越しのセクシーな眼差しや声が私を誘惑するけれど、今の状況で既に恥ずかしくなってきている私は首を横にブンブン振った。
「だって……明るくしたら似合ってないのバレちゃうし」
「なんでそんな事言うの? めちゃくちゃ似合ってるのに♡」
私の言葉に反論しながら前開きの部分から侵入したセクシーな指は、ゆっくりと下へ私の素肌を滑っていって…
「全部が可愛いし、似合っているよ♡」
オープンクロッチショーツをエッチにサワサワと触り始めた。
「んっ……んやあぁぁぁ♡」
更に侵入してきた指がクニクニと動き、敏感な部分を探そうとしているのに気付いて、私は自分の手を動かそうとしたけどもう一方の彼の手がガッチリとさっきから掴んでいるので全く抵抗出来ない。
とにかく恥ずかしくて恥ずかしくたまらないんだけど指の動きが気持ち良すぎて、エッチな声を我慢する事も出来なかった。
彼の指の動きに合わせていっぱいいっぱい喘いでいたら
「せっかく綺麗に塗られた口紅がよだれで取れちゃうよ?」
よだれを垂らしていた事実に一層熱くなる。
「いやぁ……はずかしい」
「潤んだ目も可愛い♡」
りょーくんの顔が目の前に近付いて、エッチで強引な手つきが急に背中や腰へとまわり、ギュッと抱き締められる。
「りょーくん……」
「はああぁ……ヤバい、本当に可愛い。
いつも可愛いけど、今のあーちゃんは可愛い過ぎていつも以上にめちゃくちゃ興奮しちゃうよ」
「可愛くないよ、わた」
「可愛くない訳ない。本当に可愛いっ♡」
私の台詞を搔き消すレベルの語気の強さで私の姿を肯定してくれる。
恥ずかしいけど、りょーくんのその気持ちが嬉しい。
りょーくんはしばらく私を抱き締め……それから
「じっくり見てもいい?」
そう、私に訊いてきた。
「じっくり見るって、やっぱり部屋を明るくするって意味だよね?」
「そりゃあ、まぁ」
返答に確認を混ぜてみると、抱き締めている彼の腕の力がキュッと強まる。
「明るいところでマジマジと見られちゃうのはやっぱり恥ずかしいよ」
という私の言葉に
「明るくするとマズい事でもあるの?」
とりょーくんの言葉が追いかけてきて、私はピクンと肩を震わせた。
「マズいことっていうか……」
まだ気付かれてなさそうだったから、出来れば間接照明のままで居たかったなぁ……と、実は思っていた。
(薄暗い今の状態だと気付かれにくいお胸のあの部分……)
「あーちゃんの可愛いベビードール姿、ちゃんと見たいんだけど? それがマズい事っていうの?」
「う」
大好きな彼の口から「可愛い姿をちゃんと見たい」なんて言葉を言われたら弱ってしまう。
(確かに、このままの薄暗さでも触られたらバレちゃう。でも……あの部分までああなってるなんて……じっくり見られちゃうっていうのもなんて言うか……)
「あのね、りょーくん。私の姿見て笑わない? 馬鹿にしない?」
私自身が覚悟をする為に、りょーくんに向かってその確認をすると
「笑わないし、馬鹿にしない。っていうかする訳ないし」
彼が即答してくるので……
「その約束を守るなら、いいよ。明るくしても」
と、部屋を明るくする事を了承した。
「じゃあ、明るくするね♡」
りょーくんは私を優しく横たわらせてから、照明を明るくした。
「っ!!」
明るさにまぶしくなって自分の腕で顔を覆う私に対して……
「うわぁ~! お胸がめちゃくちゃエッチぃぃ!!」
と、りょーくんが揶揄うような声をあげる。
「約束破ったぁ~!」
私はますますカラダを熱くしながら覆っていた顔を出して上半身を起こしたけど
「馬鹿にしてないって」
りょーくんが私を再びマットレスの方へと導いて、また横にさせるとこう言った。
「ベビードールも、ショーツも、ブラも全部セクシーでエッチだし、可愛いし……もう、俺自身どうしていいか分からなくなる♡」
「え……?」
(どうしていいか、分からないって?)
最初は揶揄うような声の感じだと思っていたけど、彼の今の言い方から「純粋に興奮している」というのだけは伝わった。
「あのね、俺、人生で一番興奮してるんだよ。この前の旅行よりも興奮してて、さっきからどうやってあーちゃんを優しくしてあげようかってそればかり考えてる」
「りょーくん……」
りょーくんの強くて速い鼓動が私にもしっかりと伝わっていて
「キスしていい?」
余裕なさそうでハァハァと粗い呼吸をしながらキスを乞う彼の願いを、私は静かな頷きで応えてあげた。
「んっ……っんんっ……ふぅっ」
舌を深く挿し入れたり……唇を食んできたり……
舌や唇の動きで、彼が私の想像以上に興奮して喜んでるんだと気付く。
(りょーくんは本当に本当に興奮してくれてるんだ……セクシーなランジェリーを身に付けた私に興奮して喜んでくれてるんだ……)
私も嬉しくなって両腕を彼の背中に絡めたら舌の動きが早くなって……口内が深く、深く繋がる。
寝室の中に居たりょーくんはちょうど間接照明のスイッチをいじっていた最中で丁度背を向けていた。
「ごめん、遅くなって」
声に合わせて裸眼のりょーくんが私の方を向き、間接照明でぼやっと明るくなった中現れた私の姿を目の当たりにする。
「…………」
りょーくんはしばらく私の姿を見つめ……
「えっと……めがねめがね」
と呟き、チェストに置いていた眼鏡を手に取りだす。
「やだぁ~しっかり見られたら恥ずかしいよぉ」
りょーくんの行動に恥ずかしくなって後ずさりしたら
「恥ずかしがらなくていいから!」
私を追いかけるように身体を前に乗り出して私の肩を掴む。
「ひゃぁ」
急に触れられて声をあげる私の身体をそのままグッと引き寄せ
「すごく可愛いから、よく見せて♡」
そう、耳元で彼は囁く。
「色はピンクかな?可愛いベビードールだね」
「うん……」
私はマットレスの上で膝立ちにさせられ、ひとつひとつ確かめるようにりょーくんの指が触れていく。
「本当なら明るいところでじっくり楽しみたいところなんだけど。あーちゃん、明るくしちゃダメ?」
眼鏡越しのセクシーな眼差しや声が私を誘惑するけれど、今の状況で既に恥ずかしくなってきている私は首を横にブンブン振った。
「だって……明るくしたら似合ってないのバレちゃうし」
「なんでそんな事言うの? めちゃくちゃ似合ってるのに♡」
私の言葉に反論しながら前開きの部分から侵入したセクシーな指は、ゆっくりと下へ私の素肌を滑っていって…
「全部が可愛いし、似合っているよ♡」
オープンクロッチショーツをエッチにサワサワと触り始めた。
「んっ……んやあぁぁぁ♡」
更に侵入してきた指がクニクニと動き、敏感な部分を探そうとしているのに気付いて、私は自分の手を動かそうとしたけどもう一方の彼の手がガッチリとさっきから掴んでいるので全く抵抗出来ない。
とにかく恥ずかしくて恥ずかしくたまらないんだけど指の動きが気持ち良すぎて、エッチな声を我慢する事も出来なかった。
彼の指の動きに合わせていっぱいいっぱい喘いでいたら
「せっかく綺麗に塗られた口紅がよだれで取れちゃうよ?」
よだれを垂らしていた事実に一層熱くなる。
「いやぁ……はずかしい」
「潤んだ目も可愛い♡」
りょーくんの顔が目の前に近付いて、エッチで強引な手つきが急に背中や腰へとまわり、ギュッと抱き締められる。
「りょーくん……」
「はああぁ……ヤバい、本当に可愛い。
いつも可愛いけど、今のあーちゃんは可愛い過ぎていつも以上にめちゃくちゃ興奮しちゃうよ」
「可愛くないよ、わた」
「可愛くない訳ない。本当に可愛いっ♡」
私の台詞を搔き消すレベルの語気の強さで私の姿を肯定してくれる。
恥ずかしいけど、りょーくんのその気持ちが嬉しい。
りょーくんはしばらく私を抱き締め……それから
「じっくり見てもいい?」
そう、私に訊いてきた。
「じっくり見るって、やっぱり部屋を明るくするって意味だよね?」
「そりゃあ、まぁ」
返答に確認を混ぜてみると、抱き締めている彼の腕の力がキュッと強まる。
「明るいところでマジマジと見られちゃうのはやっぱり恥ずかしいよ」
という私の言葉に
「明るくするとマズい事でもあるの?」
とりょーくんの言葉が追いかけてきて、私はピクンと肩を震わせた。
「マズいことっていうか……」
まだ気付かれてなさそうだったから、出来れば間接照明のままで居たかったなぁ……と、実は思っていた。
(薄暗い今の状態だと気付かれにくいお胸のあの部分……)
「あーちゃんの可愛いベビードール姿、ちゃんと見たいんだけど? それがマズい事っていうの?」
「う」
大好きな彼の口から「可愛い姿をちゃんと見たい」なんて言葉を言われたら弱ってしまう。
(確かに、このままの薄暗さでも触られたらバレちゃう。でも……あの部分までああなってるなんて……じっくり見られちゃうっていうのもなんて言うか……)
「あのね、りょーくん。私の姿見て笑わない? 馬鹿にしない?」
私自身が覚悟をする為に、りょーくんに向かってその確認をすると
「笑わないし、馬鹿にしない。っていうかする訳ないし」
彼が即答してくるので……
「その約束を守るなら、いいよ。明るくしても」
と、部屋を明るくする事を了承した。
「じゃあ、明るくするね♡」
りょーくんは私を優しく横たわらせてから、照明を明るくした。
「っ!!」
明るさにまぶしくなって自分の腕で顔を覆う私に対して……
「うわぁ~! お胸がめちゃくちゃエッチぃぃ!!」
と、りょーくんが揶揄うような声をあげる。
「約束破ったぁ~!」
私はますますカラダを熱くしながら覆っていた顔を出して上半身を起こしたけど
「馬鹿にしてないって」
りょーくんが私を再びマットレスの方へと導いて、また横にさせるとこう言った。
「ベビードールも、ショーツも、ブラも全部セクシーでエッチだし、可愛いし……もう、俺自身どうしていいか分からなくなる♡」
「え……?」
(どうしていいか、分からないって?)
最初は揶揄うような声の感じだと思っていたけど、彼の今の言い方から「純粋に興奮している」というのだけは伝わった。
「あのね、俺、人生で一番興奮してるんだよ。この前の旅行よりも興奮してて、さっきからどうやってあーちゃんを優しくしてあげようかってそればかり考えてる」
「りょーくん……」
りょーくんの強くて速い鼓動が私にもしっかりと伝わっていて
「キスしていい?」
余裕なさそうでハァハァと粗い呼吸をしながらキスを乞う彼の願いを、私は静かな頷きで応えてあげた。
「んっ……っんんっ……ふぅっ」
舌を深く挿し入れたり……唇を食んできたり……
舌や唇の動きで、彼が私の想像以上に興奮して喜んでるんだと気付く。
(りょーくんは本当に本当に興奮してくれてるんだ……セクシーなランジェリーを身に付けた私に興奮して喜んでくれてるんだ……)
私も嬉しくなって両腕を彼の背中に絡めたら舌の動きが早くなって……口内が深く、深く繋がる。
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