【完結】彼女が18になった

チャフ

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俺の口吸い彼女の甘噛み

★15

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「シャツ……返せそうにないよな?」

 首や鎖骨でなければ、俺も少し余裕が出てくる。
 俺の胸や乳首を可愛らしくペロペロ舐める夏実の頭に手を置きながら、洗濯したりクリーニングに出してもシャツからワインの染みが取れないんじゃないかと危惧すると

「返さなくても平気だもん。だって、私が買い取ったんだから」

 夏実はふっと顔を上げて一言そう言った。

(ん? 買い取った???)

「村川くんからメール来てこの衣装を借りたんじゃないのか?」

 突然出てきた「買い取った」という夏実の言葉に俺が驚いていると、夏実は何故か残念がるような表情をして口を尖らせる。

「むー」
「えー? なんだよその『むー』は」
「せっかく良い雰囲気で私もエッチな気分になってきてるのに。湊人に細かい部分まで説明したら気分が冷めちゃう。
 ……まぁ、湊人に内緒にしてた私が悪いんだけど」

 残念そうに俺の勃ち上がったものをひと撫でする夏実は、俺からしてみれば残念な状況でもなんでもなく、むしろ尖らせた唇が可愛いし男の股間を撫でる手つきは大人びた妖艶な空気感を纏わせていて余計に興奮する。

「じゃあ、エッチしながらでいいから教えて。夏実が上に乗っかって腰振るところ見たくなったから」 

 俺の方は気分が冷めていないという旨を彼女に伝えると、尖っていた唇にかかっていた力がゆるゆると抜けぽってりとした唇の形になって俺の下半身も脱がし始め、どこからともなく薄膜の個装を取り出した。
 俺は夏実に「いつからそこに忍ばせたんだ?!」とツッコミを入れたいのをグッと堪えながら、彼女が大人の女性らしく俺の棒にスルスルと被せていく様子をジッと見つめる。

「んっ……ふうぅ」

 「エッチな気分になっている」と言っていた夏実の言葉通り、棒を包んでいく女体の中は温かな蜜で満たされていた。

「ああ……」

 シャツのボタンが今にもはち切れそうなくらいになっているFカップの豊かな胸に、ガーターベルトや網状のストッキング。
 それだけでも欲情を高める効果を充分に発揮しているというのに、体内で互いが密着し溶け合っている状況や水音や艶のある声までもが俺を追い立て脳を狂わせて理性を失わせた。

「あっ!のっ……っはあっ……湊人がぁ……時々筋肉鍛えてるしぃ……すごくぅ、かっこいいからぁ」

 夏実はあふんあふん言いながら腰を揺らし、言葉も途切れがちに喋りながら今回の事情を説明し始めた。

「うん」
「だからぁ……私もぉっ、可愛いだけじゃなくてぇ、きれいって言われるようにぃ、なりたいってぇっ……思ってぇ」
「それで村川くんからコスプレ衣装の話をメールで知って、『買いたい』って伝えたんだ? 相談してくれれば俺が買い取ったのに」

 理性の失った俺は目の前の可憐で美しい夏実により性感を与えたくて、紡ぐ言葉と吐息のリズムに合わせて腰を動かした。

「やぁん!  ……だあってぇ!  バイト代入ったしぃ、私のお金でぇっ!  湊人と一緒にぃっ……コスプレしたかったんだもぉん!」

 俺の悪戯な行為は夏実の豊かな胸を激しく上下に揺らしていく。

「バイト代は大事にとっておけって言っただろ? 欲しいものなら俺が買うし、夏実1人を養うくらいの収入が俺にはあるんだから」
「やっ、なのぉ……私がぁ、湊人とぉ、っ……夫婦にぃ、変身んん…… っしたかったからぁっ……」

 俺の腰の動きで夏実の身体は素直に上下にリズム良く揺れている中、頭だけは俺の制御にあらがって左右にブンブンと振っている。

(理性を保っていられない俺と同じように、夏実も脳を狂わせて快楽に溺れてしまえばいいのに)

 そんな男のストレートな欲望に抗ってまで自分の意思を伝えようとする夏実はやはり可愛く、俺には勿体無いくらい素敵で、可憐で、魅力的な女だと感じる。
 だがその「勿体無い」は、今夜まで俺の抱いていた「尊い存在」よりは精神的な意味合いで一歩近付けたような気もしていた。


「今日まで内緒にしててごめんね湊人」

 ほぼ同時に絶頂を迎え、処理後も余韻に浸ろうと抱き締め合っていると、夏実は俺の鎖骨に触れながらコスプレの件を黙っていた事を謝ったのだが

「別に構わないよそんな事。夏実はサプライズがしたかったんだろ?」

 フェザータッチで触れてくる白くて細い指の感触に心地良さを感じ、彼女を安心させたいと頬の筋肉を弛ませる。

「うん、したかったの……サプライズ」
「俺もコスプレするだなんて凄いサプライズだったけど、綺麗でセクシーな吸血鬼の妻に出会えたんだから俺はとても幸せだよ」
「妻……」
「俺と吸血鬼の夫婦になりたかったんだもんな、夏実は。
 だからこれを着ている以上、俺らは今夫婦なんだろう?」

「……えへへ♡」

 夏実が望む言葉を取り入れながら自分の素直な気持ちを自分なりの言語で伝えると、彼女も頰を弛ませながら頷き可愛らしく微笑んでいた。



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