【完結】彼女が18になった

チャフ

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俺と彼女の甘い露

★17

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「はぁん♡」

 裸で寝転ぶ夏実の姿をこの24時間以内に何度遭遇しただろう?それなのに毎度その美しさは更新されていって既に言葉が出てこなくなってしまった。
 それほど、少し濡れた髪や上気した肌の色はこの世のものとは思えず、その意味で言えば地球上のものでは形容し難い。夏実が自分好みの映画やドラマ、はたまた漫画の展開に対して「尊い」「語彙力」ばかり口にしているが、今ならその気持ちが良く理解出来るし「綺麗だよ」だとか「可愛いよ」だとかいうチープな言葉はきっと夏実の肌の前では腐ってしまい逆に夏実を汚してしまうだろうと俺は思った。

 夏実の脚を曲げてその間に自分の身体を差し込めば、俺の粗末な棒は上を向き「この時を待ちわびていた」とばかりに情けない汁を先端から垂らす。

 1時間前、浴室で夏実の身体を泡だらけにしそのフワフワアワアワの胸を使って俺の全身を洗ってもらった。
 股間を洗ってもらう時、俺のモノを夏実はまじまじと見つめ「さっきも思ったけど湊人のって大きいんだよね?」と確認がてらの質問をされて、その時俺は半笑いになりながら「平均よりは大きいかな」と答えた。
 その時と大きさや太さ硬さもほぼ変わらない今の状態であっても、この夏実の裸の前では実に粗末で情けないものに感じ、本当にこんなものを夏実の秘めた壺に挿し入れていいものか怯んでしまう。目の前に存在する夏実の全身は語彙力が消滅するほどに尊い。
 それでも俺を求めて悶えている夏実に何かしなければと思い、バスルームで散々やり倒した愛撫をまた再確認するように始めた。

「んああぁっ♡」

 昨夜は人差し指だけで済ませたから気付かなかったが、夏実は俺の中指が特に好きらしい。長さも理由に含まれるんだろうが、右手中指にあるペンだこが余計に指のゴツゴツ感を感じるんだそうだ。
 昨夜よりも気持ち良さそうな声をあげ、秘めた内部はぬるぬると且つキュンキュンと中指を締め付ける。

 指を2本、3本と増やしたら声も締め付けもより一層強くなり

「やぁあ……あぁあ!」

 少し膨らんだ辺りをグッグッと強弱をつけて押し込んでやるとそれに伴って声に変化がつくのがなんとも可愛らしい。

「っ……ふっ」

 面白がってそれをずっと続けようとしたら

「やぁだぁぁぁ♡出ちゃうぅ~~!!」

 と夏実が泣きそうな声を出すから「遠慮無く出せばいいのに」と悪戯心が芽生えて更に攻めたくなってしまう。

「っ……」
「ぁああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 しばらくすると甲高い声を持続的にあげながら、夏実の身体が激しくビクビクと震え出した。
 それと連動するように、内部も一層キュンキュンと愛らしく俺の指を圧迫する。

 指を抜いても身体のビクビクは治らず、夏実も息を吐きながら可愛らしい喘ぎを続けていて

「夏実……」

 愛撫した指で己の棒を掴むのと

「湊人ぉ……」

 発情期の猫みたいな声色で俺の名前を呼ぶのがほぼ同時で、互いの「タイミング」がピッタリ合ったと確信する。

「痛くないように……するから……」

 黒色の薄膜を嵌め、頭の中で「間違えるな」「俺は既に2度も失敗した」と欲望全開にならないようストッパーをかける。
 普通興奮した男が頭でそんな事してたら萎えそうなものだが、今の俺には丁度良いくらいだ。

れるよ」

 彼女に小さく呼びかけ、棒の切先を蜜壺の縁に押し付ける。

「ぁ」
「一緒に、大きく息を吐こう……」

 夏実と同じタイミングになるよう、空気を大きく吸い込んで

「はあぁ……あっ! あ!! ああ!!!」

 吐くタイミングと共に挿入すると、やっぱり夏実は苦しい表情で泣く。

(夏実ごめん!)

 心の中で謝りながら棒が半分埋まるまで一気に侵入した。


「はあ……はあ……はあ……はあ………」

 ずっと抑えていた、おっさんそのものの荒い息を……何度も繰り返し口から出す。

 こういう時は夏実に「カラダが馴染むまでじっとしていよう」だとか余裕ある語りかけをしなきゃいけないんだろう。
 でも実際俺自身余裕が全然無くて「そういえばこういう事をするのは8年ぶりだった」と、また情けない事実を思い出した。

 一般的に一回り以上歳下の女性とこういう行為をする時、男は一体何を思うのだろう?
 やはり、何も染まってない何も知らない女を大人の魅力とやらで簡単に組み敷き、己の性的嗜好に無理矢理当てはめて思い通りにし、自分無しには居られない女に育てたいという考えがあるのだろうか?若しくは己の力で大人の女に変える攻略の楽しさを純粋に味わうのだろうか?

 昨夜の俺も確かに彼女が腕の中で女の声を出す事に一種の征服感を覚えて優越感に浸ったし、微量でも彼女と溶け合っただけで勝手に悦に入り勝手に満足していた。
 けれども結局それは尊い夏実の裸体の前では全て無意味だと思い知らされる。

 俺は単に一回り歳下の女子高生を好きになって恋をしたんじゃない。
 ボサボサ頭で髭の生えた俺に「キュンキュンしてエッチな事したくてたまらなくなる」と言い、汚らしい俺の自慰行為や彼女への蹂躙にも真っ直ぐ受け止めて尚且つそんな俺に「されてる夏実よりも俺の方が苦しいと感じた」と言い、まだ誰のものにもなっていない少女の段階で「エッチな行為による多幸感とは互いの気持ちが通じ合う事だ」と気付く……そういう、聡明で優しい心を持つ夏実という1人の女性を好きになって恋をしたんだ。

「っはあ……」

 たまたま年齢がそれだけ離れただけであって、お互い布地を全て脱ぎ去り素肌を晒して身体を繋ごうとしている今の状況下では、俺も夏実も生きてきた年数など関係ない男と女でしかないのだ。
 ただ、そうなってくると夏実の裸体が尊い分、彼女にアドバンテージがある。

「大好きだよ、夏実」

「夏実、愛してる」

 俺は半分夏実と繋がったままゆっくりと優しく抱き締め、彼女の耳元で2つの言葉を囁いたのだが……
 聡明で優しい夏実の前での俺はただのなんて事はないチープな男でしかなく、そんな俺の脳内で選んだチープな言葉はやはり尊い彼女の耳の前で腐っていく気がした。


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