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俺と彼女の甘い露
★6
しおりを挟む夏実は昨日までの俺に対し、この谷間をしょっちゅう自慢してきた。
ーーー
『新しいブラにしたから谷間が凄いでしょ?』
『ここに指を入れたら絶対に気持ちいいよ! ねぇ、入れてみて!』
『暑くなってきたから谷間に汗が溜まって少し痒いなぁ~誰か汗拭いて掻いてくれないかなぁ~?』
ーーー
本気で俺に触って欲しかったのかどうか今では判断できないが、俺が絶対に手を出さないと夏実もわかっていたからこそあの時は強気になれたのだろう。
「谷間って美味しいかな?食べてもいい?」
裸の彼女を覆うように俺は体勢を変え、夏実の目の前でレェッと舌を長く伸ばす。
彼女の目から「拒むつもりはない」と判断した俺は、垂らした舌先を縦に真っ直ぐ入った溝に向かってゆっくりと差し入れた。
「はああぁ♡」
夏実の気持ち良さそうな喘ぎ声が耳へ、
上品なボディソープの香りが鼻へ、
塩味がほんのりと利いた汗の水滴が舌へ、
それぞれの感覚が従順に俺の感覚器へとそれぞれ伝わり、昨日まで平面的だった脳内の夏実がより現実のものへと立体化していく。
とにかくそれが心地良い。
「すごく美味しい」
汗の味がしなくなっても行為を辞められず、いつまででも舐めたいと俺の心が欲する。
寄せていた手を外し、確認の為に顔を一旦挙げて
「これは俺の舌よりも夏実の胸が温かいからかな?」
と、夏実に問う。
夏実はハッキリと答えられないといった様子でハアハアと呼吸している。
それでも何か返答が欲しくてしばらく夏実を見つめていたら、頭の上へと追いやられていた細い腕がゆっくりと持ち上がり……俺のうなじへと組まれていった。
そして尚もハアハアと息付かせながらも、懸命に腕の力を頸へとクッと込めて引き寄せようとしてくれた。
その愛らしい行動に俺は口角を上げて目も細め
「夏実もそう思うんだね」
と、確認の声を掛けてから、自分でも首を彼女の柔らかな右胸へと近付けさせた。
それから、ずっと狙っていた右胸の突起を唇で吸い歯で少し噛んでみる。
「きゃあん!」
それによって夏実が背中を反らしたので、その隙に自分の腕をその隙間に滑り込ませる。
思い通りに夏実の背中をホールド出来た事に歓びを感じながら、俺は熱心に右胸を愛し始めた。
「あぁん♡」
「っ……やっ!」
「はあぁぁ……」
始めは喘ぎ声のみで反応していた夏実が
「きもちいぃ……」
「あっ、あっ、あ♡」
「っあ……強く噛むの好きぃ♡」
「それ痛いからいやぁっ!!」
俺の愛撫に慣れてきたのか、気持ち良いと感じる行為と痛いと感じる行為とを教えてくれるようになった。
「じゃあ今度は反対側を愛してあげよう」
「っ……あっ」
チュッ…ポ……
下品な音を立てて右胸から唇を離すと、今度は目線を左胸の方に向ける。
「両方だめぇ♡」
右で学んだ、夏実が気持ち良く感じる甘噛みや高速ベロを左にも施しつつ、先程まで弄んだ右の突起が萎まない内に親指と人差し指でクリクリ弄り続けるのも忘れない。
とはいえ、強い刺激は少々毒気を孕んでいる。
「だめ」と言いながらも抵抗しない彼女の喘ぎをうっとり落ち着かせたくなって、舌の動きをゆっくりねっとりとしたものに変化させた。
「あっ……はぁん♡」
強い刺激を受けながらキャンキャンヒャンヒャン小動物のように甲高く鳴く喘ぎ声も良いが、可愛い夏実にはとろけそうなくらいに甘い喘ぎ声の方が似合っていると思うし、俺としても「気持ち良くてリラックスしているんだな」と実感出来るからやはり後者の方が好きだ。
「やぁん♡ なんか湊人ぉ、ワンコみたいぃ♡」
胸の愛撫にもっとリラックスして欲しくなって、突起から唇を離すと今度は下乳から横乳に向かってベロベロ舐め回す。
舌を回転させながら、内側から外側に向かって下側の胸の上を滑らせるのが心地良いらしく、喘ぎ声というよりは夏実のリラックスした普段の声で俺の舌を受け止めていた。
「気持ちいい?」
目線を夏実に合わせて下乳に唇を軽くくっつけたままの状態で訊くと夏実は笑って
「おっぱいに口くっつけたまましゃべんないでぇ♡」
……なんて可愛らしい声で返答でない声を発する。
「夏実答えて。ね、気持ちいい?」
台詞と台詞の合間にベロベロを挿入させながらもう一度訊いたら
「んもぉ~♡ はずかしい~♡」
と更に可愛い声をあげていて、俺はさっきキュンキュンしっ放しだ。
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