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俺と彼女の甘い露
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「コリコリしてきた……可愛いよ夏実」
ちょうど今朝やり途中になっていた胸弄りの続きを行うように、コリコリに育てたその部分を、親指と人差し指で両側共にキュッと抓るように強く摘む。
「きゃあああああん!!」
強い刺激に声と身体を震わせ仰反る夏実の反応を愉しみながら、摘んでは揉み摘んでは揉みを繰り返して更に気持ち良くさせていった。
次第に夏実の身につけているものが全部煩わしくなってきて
「脱がすよ」
一声掛け、彼女の身に纏う布地を一枚ずつ剥ぎ取ってはベッドの下へ落としていく。
修行僧だのなんだの言い訳していた俺の脳内は、夏実の肌が露わになる頃にはもう下卑た欲望でいっぱいに埋め尽くされていた。
「みないでぇ……」
さっきまで「進展しないのは嫌」みたいな事を言っていた癖に裸にされると「見ないで」になるらしい。
仰向けの状態で俺に布地を剥ぎ取られた夏実の姿は、有名な女神の絵に少し似ている。
黒髪だが長い毛束はところどころ身体を覆っているし、変に手を加えられていないアンダーヘアは土手から陰部に向かって段々と毛色が濃く、毛の流れは穴に近いところへと集中して毛先が少しクルンと巻いていた。
「ふふっ」
「女なら股も手で隠せよ」ってツッコミを入れたいところだが、可愛らしい巻毛ヘアが拝めたから良しとする。
結局陰部を隠せなかった手はどこへいったかというと上半身だ。
両手首が豊かな胸の前でクロスされ、俺が散々弄った胸の突起を保護するように掌で隠している。
脱がした時に一瞬だけ見えた、先端だけ濃いピンク色に色付いている美味しそうな右の突起は手指で隠されて残念に感じたが、その部分にプラチナの指輪が当てられていている事にすぐ気付いた。
「エッチだね、夏実は」
見えないのに指輪の所為でよりエロティックに見えるという、不思議にも幸せな気分に包まれた。
「やだ……やだやだぁ」
下卑たおっさんの目線が少女には毒なのか、肩を細かくプルプルさせながら顔を背けて尚も「イヤイヤ」言っているのがとても愛らしい。
「凄く綺麗な身体をしているから、そんなに嫌がらないで」
彼女を安心させる為、俺は「王子様」のフリをしながら間接照明でオレンジ色に染められている彼女の肌に触れた。
「あっ♡」
触れた瞬間小さく喘いだ声は先程と違って安堵の吐息にも聞こえる。
「俺の指、あったかいだろ?」
俺は「夏実の思い描く王子とはどういったものだろう?」と思いながら、言葉を選び声を発した。
「ん……」
触れる彼女の肌が少しひんやりとしているから、相対的に俺の体温の方が熱いという事が分かる。
「この世で生きる全てのものはね、温かいと感じる方にココロが動くように出来ているんだ。生命の維持ってやつかな……。
ココロがないと思われる植物だって温かい光が当たる方へよく成長するし、季節が過ぎて寒くなるとエネルギーを節約する為に葉を落とし次の春がやって来るまで種子を作ってその時までじっと待つ。それはココロがあるのと同じ事だと俺は思う」
俺の言葉に夏実は無言で反応してこちらを向いてくれた。
「植物だって出来るんだから、夏実にだって出来るんじゃないかな?温かい俺の指や掌の方へ自分の感覚を集中させてごらん……そうすると、とても気持ちよく感じられる筈だから」
彼女の裸に興奮して己の血流が下へと集中し始めているにも拘わらず夏実に「理性的な部分も残せ」と言われたから、どうやって彼女を扱おうかしばし悩んだが
「ふうっ」
「ほら、俺の手が夏実の手と重なったよ。夏実はその手をどう動かせばいいのかな?」
彼女の言う「王子様」はある意味都合が良い事に気が付いた。
なるべく落ち着いた口調で、優しい声で、緊張している夏実のココロを温めて こちらへと誘導させてやればいい。
10年前に着ていた服に似てるというこの服装のまま夏実を扱っているのも、相乗効果を発揮しているのだと思う。
「湊人の手があったかいから、湊人の望むように自分の手を動かしたい」
「じゃあ、夏実の手は一旦大人しくしてて」
「ん……」
夏実の手は俺によって頭より上へと誘導された。
「寝転がっても夏実の胸は大きいね」
それから俺は、重力で横へと広がっていた夏実の豊かな胸を両手で横から掬うように包んで、中心へと寄せていく。
「んっ」
「ほんの少しだけ寄せたのに谷間が出来た」
声は優しく落ち着いた口調を保ち、息はゆっくりと鼻で呼吸しようとなるべく努める。
それでもやっぱり、やってる行動はどうしてもおっさん臭くなってしまうのが30男の悲しい性といったところか。
「はぅぅ」
それでも夏実は俺の手の熱に従順になってくれ、目はうっとりと潤んで温かな吐息を漏らすようになった。
ちょうど今朝やり途中になっていた胸弄りの続きを行うように、コリコリに育てたその部分を、親指と人差し指で両側共にキュッと抓るように強く摘む。
「きゃあああああん!!」
強い刺激に声と身体を震わせ仰反る夏実の反応を愉しみながら、摘んでは揉み摘んでは揉みを繰り返して更に気持ち良くさせていった。
次第に夏実の身につけているものが全部煩わしくなってきて
「脱がすよ」
一声掛け、彼女の身に纏う布地を一枚ずつ剥ぎ取ってはベッドの下へ落としていく。
修行僧だのなんだの言い訳していた俺の脳内は、夏実の肌が露わになる頃にはもう下卑た欲望でいっぱいに埋め尽くされていた。
「みないでぇ……」
さっきまで「進展しないのは嫌」みたいな事を言っていた癖に裸にされると「見ないで」になるらしい。
仰向けの状態で俺に布地を剥ぎ取られた夏実の姿は、有名な女神の絵に少し似ている。
黒髪だが長い毛束はところどころ身体を覆っているし、変に手を加えられていないアンダーヘアは土手から陰部に向かって段々と毛色が濃く、毛の流れは穴に近いところへと集中して毛先が少しクルンと巻いていた。
「ふふっ」
「女なら股も手で隠せよ」ってツッコミを入れたいところだが、可愛らしい巻毛ヘアが拝めたから良しとする。
結局陰部を隠せなかった手はどこへいったかというと上半身だ。
両手首が豊かな胸の前でクロスされ、俺が散々弄った胸の突起を保護するように掌で隠している。
脱がした時に一瞬だけ見えた、先端だけ濃いピンク色に色付いている美味しそうな右の突起は手指で隠されて残念に感じたが、その部分にプラチナの指輪が当てられていている事にすぐ気付いた。
「エッチだね、夏実は」
見えないのに指輪の所為でよりエロティックに見えるという、不思議にも幸せな気分に包まれた。
「やだ……やだやだぁ」
下卑たおっさんの目線が少女には毒なのか、肩を細かくプルプルさせながら顔を背けて尚も「イヤイヤ」言っているのがとても愛らしい。
「凄く綺麗な身体をしているから、そんなに嫌がらないで」
彼女を安心させる為、俺は「王子様」のフリをしながら間接照明でオレンジ色に染められている彼女の肌に触れた。
「あっ♡」
触れた瞬間小さく喘いだ声は先程と違って安堵の吐息にも聞こえる。
「俺の指、あったかいだろ?」
俺は「夏実の思い描く王子とはどういったものだろう?」と思いながら、言葉を選び声を発した。
「ん……」
触れる彼女の肌が少しひんやりとしているから、相対的に俺の体温の方が熱いという事が分かる。
「この世で生きる全てのものはね、温かいと感じる方にココロが動くように出来ているんだ。生命の維持ってやつかな……。
ココロがないと思われる植物だって温かい光が当たる方へよく成長するし、季節が過ぎて寒くなるとエネルギーを節約する為に葉を落とし次の春がやって来るまで種子を作ってその時までじっと待つ。それはココロがあるのと同じ事だと俺は思う」
俺の言葉に夏実は無言で反応してこちらを向いてくれた。
「植物だって出来るんだから、夏実にだって出来るんじゃないかな?温かい俺の指や掌の方へ自分の感覚を集中させてごらん……そうすると、とても気持ちよく感じられる筈だから」
彼女の裸に興奮して己の血流が下へと集中し始めているにも拘わらず夏実に「理性的な部分も残せ」と言われたから、どうやって彼女を扱おうかしばし悩んだが
「ふうっ」
「ほら、俺の手が夏実の手と重なったよ。夏実はその手をどう動かせばいいのかな?」
彼女の言う「王子様」はある意味都合が良い事に気が付いた。
なるべく落ち着いた口調で、優しい声で、緊張している夏実のココロを温めて こちらへと誘導させてやればいい。
10年前に着ていた服に似てるというこの服装のまま夏実を扱っているのも、相乗効果を発揮しているのだと思う。
「湊人の手があったかいから、湊人の望むように自分の手を動かしたい」
「じゃあ、夏実の手は一旦大人しくしてて」
「ん……」
夏実の手は俺によって頭より上へと誘導された。
「寝転がっても夏実の胸は大きいね」
それから俺は、重力で横へと広がっていた夏実の豊かな胸を両手で横から掬うように包んで、中心へと寄せていく。
「んっ」
「ほんの少しだけ寄せたのに谷間が出来た」
声は優しく落ち着いた口調を保ち、息はゆっくりと鼻で呼吸しようとなるべく努める。
それでもやっぱり、やってる行動はどうしてもおっさん臭くなってしまうのが30男の悲しい性といったところか。
「はぅぅ」
それでも夏実は俺の手の熱に従順になってくれ、目はうっとりと潤んで温かな吐息を漏らすようになった。
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