やっぱりアナログが好きな私が頑張って描いてみた

『今日はキミと何をしよう？』

表紙画像 初期デザイン解説

　先程、「表紙にこだわるあまりに印象の残りにくい色合いとなった」みたいな内容を書きました。

　……では、どのくらい印象に残りにくいのかをチャフ他作品の表紙群と比較してみたいと思います。

　↑こちらは私が普段本文作成にしようしている執筆用の「アルファポリス小説投稿アプリ」から、作品一覧を開いたもののスクリーンショットとなります。
　作者用ページですから読者様がこれを目にする機会がないものですね。今回の場合、これを投稿小説一覧の代わりとして見ていただきたいのですが……

　暗いですよね？

　今作の表紙、画像が他作品の表紙より色がくすんでいるんです。正しくは「くすませている」なんですが。
　これ、まだマシな方なんですよ他の表紙が全部私が描いた色鉛筆画ですから。
　私のようなアナログ画の表紙イラストは珍しく、デジタル画で彩られた作品群に囲まれるとこの『今日はキミと何をしよう？』の表紙イラストは線や色味が薄過ぎて印象に残らないものになってしまいます。
　ですので、近日中に作り直す表紙イラストは他作品のように背景を水彩画にしてみたり『彼女が18になった』のようにキャラクターのアウトラインに水性ペンを使ってみたりして読者様に見つけていただきやすく改良していきたいなと考えております。

　何故今作の初期デザインでこんなにくすんだ色使いにしたのか？
　これは物語のテーマが「令和に生きる若い男女が織りなす素朴で初々しい恋愛ストーリー」だからなんです。ここ数年昭和レトロブームである事にあやかり、物語の舞台設定（庶民的な古き良き商店街）や食品（昭和レトロ感あふれる洋食や町中華）や一部サブキャラクターの名前（久子を「チャコ」と呼ばせる）など昭和を想起させるような仕掛けをふんだんに施しております。
　男性キャラクターのテーマカラーを青、女性キャラクターのテーマカラーをピンクとしている一番の理由もそこにあり、「なんとなくレトロ」「なんとなく懐かしい」とイメージつける為に明度を落とした配色にしています。

　なんとなく……青い色とピンク色でセピアを表現したかったんです……。褪せたテイストといいますか。

　ですが、結果的に読者様の目を惹かなかったら意味がありませんからね。もう少し見やすいものに改良出来たら良いなぁなんて考えています。

　色彩については改良していくのですが、メインキャラクターの構図はこのまま変えずにいるつもりです。
　今回、メインキャラクターの仲の良さが表紙から伝わるようにトレス可のフリーポーズ素材を参考に模写させていただいております。ポーズを意識した絵を描いたのは今回が初めてですね。
　メインキャラクターの「華子」は三つ編みロングヘアの女の子なのですが

　↑このように斜め左に向かって垂れ下がるように描いており、男性キャラクターである「蒼」の肩に乗っかっているとは思えない不自然さを醸しています。
　これは単に私の画力が低い所為……とも言い切れなくてですね（画力が低いのは認めますし自覚してますよもちろん！）

　↑
　「蒼」と「華子」の頭部がこのようなハート形のラインになるようなデザインを目指したからなんです。
　「蒼」がハートの左側、「華子」がハートの右側なわけですね。
　色彩が薄い中でも一応このハートの形が何となく判別出来るようにはしたんですよ……サムネで読者様が見た時にハートっぽい何かに見えたら良いな……みたいな……どうでしょうか？　ハートに見えましたか？
　
　改良版ではよりハートっぽく見えるようになったら良いなぁなんて思っております。イラストの作り直し頑張ります。



　以上、解説でした！
　ここまで読んで下さり誠にありがとうございます。